幻影旅団の元No.11、ウボォーギン。常人の倍はありそうな身長とゴリラのようにモリモリな筋肉はまさに「全身凶器」。ちょっとした動作が人間を殺す必殺技になり得る、幻影旅団でもずば抜けた戦闘力の持ち主でした。
個人的にウボォーギンの全身凶器っぷりを表しているのが、大声だけで陰獣・豪猪を殺すシーンだと思っています。
声だけで敵の鼓膜を破り、ショック死させてしまう……そんなウボォーギンがカラオケで歌ったらどうなってしまうのでしょうか?妄想してみたいと思います。
ウボォーギンの大声について
ウボォーギンはその体格だけでなく声もめちゃくちゃデカい。ウボォーギンの大声を近くで聞くのは非常に危険で、命に関わるほど。作中では、陰獣・豪猪が声を聞いただけで絶命しました。
神経毒で首から下が動かなくなったウボォーギン。しかも豪猪は体毛を自在に操り、クッションのように柔らかくすることで物理攻撃を無効化できます。ウボォーギンのパワーも豪猪の前では無意味。
そこでウボォーギンは「音の弾」と表現した大声を豪猪に向けて放ちます。間近でウボォーギンの声を聞いた豪猪は両耳と両目から出血。確実に鼓膜は破れてるでしょうし、目からも血が出ていたということは、豪猪の頭の中は文字通りぐちゃぐちゃになっていたかもしれません。
ちなみに、ウボォーギンから数十mは離れて観戦していたであろう旅団メンバーたちでさえ、耳を手で押さえウボォーギンの声を聞かないようにしていました。これだけの距離があってもウボォーギンの本気の大声は危険だということでしょう。
ウボォーギンがカラオケに行ったら
そんな殺人ボイスの持ち主であるウボォーギンがカラオケに行ったらどうなるでしょうか?
カラオケでは、間違いなくマイクを使って歌を歌います。幻影旅団内でも抜群の陽キャなウボォーギンは、率先して歌いにいくことも想像できますね。
しかし、普通に大声を出しただけで人が死ぬウボォーギンが、拡声するマイクに向かって本気で歌ったら……一緒の部屋にいる人は確実に死亡。手で耳を塞いでも貫通して鼓膜を突き破り、頭の中をぐちゃぐちゃにされてしまうと思われます。
そしてマイクを通したウボォーギンの声は店内のガラスを全て破壊。防音扉のガラスも割れて意味を成さず、他の部屋の客もショック死。大惨事になることは間違いありません。
ジャイアンリサイタルのほうが死者が出ないだけまだ可愛らしさがあります。ジャイアンは音痴で声がデカいだけですが、ウボォーギンは人間を即死させる声ですからね。レベルが違います。
小さな店ならウボォーギンの声+マイクの音量で文字通り店ごと潰れてしまうかもしれません。
ウボォーギンは飲酒量も凄まじい
陰獣の蛭によって体内にマダライトヒルを寄生させられたウボォーギン。マダライトヒルは体内に入ると膀胱に卵を産みつけます。卵の孵化には安定したアンモニア濃度が必要なため、オシッコをしまくって膀胱内のアンモニア濃度を下げれば孵化を防げ、そのうち卵はオシッコと一緒に排泄されます。
オシッコをいっぱいするためにウボォーギンは一晩中ビールを飲みまくっていました。
無事、マダライトヒルの卵を排泄できたウボォーギンは、すぐクラピカとの戦いに臨みます。
大量のビールを飲んでいたはずのウボォーギンでしたが、クラピカと戦う際は全く酔っ払っている様子なし。やはり体が大きい分、アルコールを摂取しても酔いが回りにくいのでしょう。
そんなウボォーギンがカラオケで歌いながらお酒を注文したらどうなるでしょうか?
全然酔っ払わずに大量のお酒を飲みまくるに違いありません。
そして店中の酒がなくなり、他のお客さんに回すお酒のストックがなくなってしまいます。
死人は出るわ、酒はなくなるわで、カラオケ店は完全にてんやわんや。『カラオケ潰しのウボォーギン』としてカラオケ業界でブラックリストに入り、A級首と扱われることでしょう。
ウボォーギンの大声は反則級
ウボォーギンがやって来たカラオケ店は確実に潰れ、同じタイミングで居合わせた客のほとんどが死ぬ。こんな妄想に行きつきました。
もしウボォーギンがカラオケに行くとしたら、少しかわいそうではありますが、聞き役に回ってもらうしかないでしょう。あるいは、マイクの音量を可能な限り低くして、ウボォーギンにも小声で歌ってもらう……って絶対に楽しくないだろうな!こんな気を遣ったカラオケ!
それにしても、ウボォーギンが声だけで人を殺せるのは本当に反則級だと思うんですよね。
クラピカとの戦いで「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」で拘束されたときも、鎖を引きちぎることにこだわらず「音の弾」を使えば逆にクラピカを殺すこともできたのでは……?
念能力者かどうか関係なくウボォーギンは強い。能力バトルものの根底を覆すような存在です。
メタ的な話ですが、早々に退場となったのも納得……