私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】No.405『芝居』の感想!やっぱりヒソカさんは下ネタの王だ

ハンターハンター405話『芝居』は、401話から続いてきた王位継承戦パートから幻影旅団&マフィアパートに移りました。

カキンマフィア・エイ=イ一家の動きが加速。幻影旅団との接敵が近づいている気配です。

今回はNo.405『芝居』の感想を書いていきます。

※ジャンプ本紙の画像は貼っておりませんがネタバレを含みますので、ぜひ本紙を先にお読みください。

我らが下ネタ王・ヒソカさん、普通(ノーマル)だった

ブラックホエール1号の第1層VIPエリアのカジノで、「SQX(スクエアエックス)」というトランプゲームに興じる者あり。そう、我らがヒソカさん。

「SQX」はポーカー以上のリターンが見込めるものの、ゲームから絶対に降りられないため資金を失い昇天(ゴートゥへブン)してしまう人も多いゲームなのだそう。しかし、自称最強のヒソカさんにそんな常識は通用しない。見事に手役をそろえ、莫大なリターンを得た様子。

さらにスロットでは777を引き当て大勝ち。

ヒソカさんにとってカジノは遊びにもならない……

 

カジノに退屈したヒソカさんは突如、性癖語りを始めます。ヒソカさんは自分の性癖を普通(ノーマル)だと認識しているそう。なぜなら人間相手に一対一で愛し合う(壊し合う)ことでしか興奮できないヒトだから!

キメラ=アントとかいう蟻の討伐なんてまったく興奮しない。

第1層で感じた鳴動(第9王子ハルケンブルグの念能力)にはちょっと興味がわいたけど、守護霊獣のサポートにより実現した集団行動型の能力だと知りガン萎え。

 

ヒソカさんは「一人の人間との愛し合い」にしか興味がないのです。だから一般的に言う普通(ノーマル)なのです。それでいて一人喜悦りも嫌いではない、と……

 

ヒソカさん、のっけから下ネタ全開です。

  • 心=アソコ
  • 壊し合い=愛し合い(意味深)
  • 一人喜悦り=マスベ(マスターべー🌑ョン)

ちょっとヒソカさん!アナタ、少年誌の登場人物ですよ!なのにこの自重しなさ!……素晴らしい♥

これこそ、我ら下ネタ好きの王・ヒソカさん!

健全な青少年たちが読むジャンプの誌面で下ネタ発言することこそ、ヒソカさんの真骨頂なのだ!

カキン王子と接触済みのヒソカさん

ヒソカさんの下ネタラッシュに気を取られがちですが、彼は重要なことを私たち読者に伝えています。

第9王子の鳴動の正体、そして守護霊獣の存在を知っていること。つまり王位継承戦に参加している王子とすでに接触しており、船内で連絡を取り合っている可能性が高いということです。

第1層にいるのも、王子の招待客だからでしょう。

 

ヒソカさんが王子と接触していることはクロロも予想していたようですが、どの王子と関係があるのかは見当がついていない様子でした。

ヒソカさんが第9王子の守護霊獣の能力を知っているということは、第9王子本人か、第9王子の部屋に部下を送り込んで調査していた第1王子ベンジャミンとつながっている可能性が高そうです。

あるいは、この2人の王子のママである第1王妃ウンマとつながっているという線も考えられます。

 

詳細はまだ不明ですが、これで何らかの形でヒソカさんが王位継承戦に関わってくる可能性が生まれましたね。継承戦に参戦するのが先か、幻影旅団と接触するのが先か……?

第3層にいたヒソカさんはボノレノフだった

第1層で下ネタ交じりにカジノをしているヒソカさんの陰に、もう1人のヒソカさんが……そう、偽ヒソカさんがいるのです!

実は第3層でシュウ=ウ一家若頭・ヒンリギと交渉し、第1層に行くよう指示されていたのが、この偽ヒソカさん!その正体は、自身の念能力の1つである「変身(メタモルフォーゼ)」を使って化けていたボノレノフでした。

 

ボノレノフはクロロの作戦でヒソカに変身し、第3層をうろついていました。狙いはカキンのマフィアたちがヒソカさんと接触し、「幻影旅団の手が届かない第1層にヒソカさんを隔離した」と誤認させるため。

クロロはカキンマフィアが「均衡(バランス)」を何よりも重んじることを知っており、均衡を崩しうる幻影旅団とヒソカさんの動きを封じたいと考えると予想。さらにマフィアが旅団とヒソカさんの動きを封じるなら、単独行動をしていて動かしやすいヒソカさんに接触し、隔離。その裏でヒソカさんのいないエリアを旅団に探させようとすることまで読み切っていました(頭の切れ良すぎだよクロロくん)。

 

マフィアはクロロが予想したとおりの行動を取りました。そこでボノレノフの出番。ヒソカさんに変身して見事にヒンリギ(というかシュウ=ウとシャ=ア)を騙し、第1層に侵入。そして下ネタ王・ヒソカさんを発見したのでした。

 

いやはいや、ボノレノフがヒソカさんに変身しているとは、予想できませんでした。

事前にボノレノフの口から変身する能力を持っていることは明かされていましたが、ヒソカさんに変身するとは思いませんでしたね。

というか、クロロがここまでカキンマフィアの内情に詳しいと思いませんでした……!マフィアたちが「均衡」を重んじた行動をすることを知らなければ、偽ヒソカさん作戦には思い至らないでしょう。

クロロはカキン王子たちの宝を狙うにあたり関係者を全て調べ上げ、その過程でマフィア同士の関係性や内情まで把握していたのか……?用意周到なクロロならやりかねません。

いや、もしかしたらヨークシンシティでマフィアンコミュニティの宝を盗む際に、コミュニティにカキンマフィアが与していないことを知り、すでに調べ上げていたのかも……?いずれにせよクロロのリサーチ能力ヤバすぎる!!

幻影旅団に骨の髄まで利用される陰獣・梟

クロロはボノレノフに、ヒソカさんを発見したら別人に変身して待機するよう命じられていました。その別人としてボノレノフが選んだのは、なんと陰獣のメンバー・梟!!

マフィアンコミュニティが誇る最強の実行部隊(だった)陰獣の梟が、ボノレノフの変身ではありますが、原作に再登場です!

もう二度と出てくることはないと思ってたのに……冨樫先生、陰獣ファンへのサービス、ありがとうございます……

www.g913-jiro.com

ボノレノフの「変身(メタモルフォーゼ)」は、対話した相手の姿を再現する能力。そして変身を維持できる時間はその者との対面した時間とほぼ等しいそう。

おそらくボノレノフにとって、長時間変身を維持して待機できる人間が梟だったのでしょう。梟は幻影旅団に捕まってアジトでフェイタンに拷問されていたので、その場にボノレノフもいたのだと思われます。

もしかして梟はまだ捕まってて、梟の見張りをボノレノフがずっとやってて、年単位で変身し続けられるくらい対面している……なんてことはさすがにないか。

 

梟は念能力「不思議で便利な大風呂敷(ファンファンクロス)」をクロロに盗まれてますし、拷問されて見ず知らずの鎖野郎(クラピカ)の情報を吐かされそうになるし、今度はボノレノフの変身に利用されるし……ってどこまで梟を利用するんだ!幻影旅団!

もう梟さんは幻影旅団のオモチャですよ……

ボノレノフもやっぱり幻影旅団

偽ヒソカさん作戦が上手くいき、シュウ=ウの構成員、リンチとザクロがボノレノフ(偽ヒソカさん)に接触してきました。

しかしボノレノフは、リンチの能力「体は全部知っている(ボディアンドソウル)」で殴られ、ヒソカさんに変身していることがバレてしまいます。

 

上手くカウンターを入れてリンチを気絶させ、一緒にいたザクロも気絶させることで何とか誤魔化すことに成功。さらに念には念を入れ、気絶中のザクロに変身し、リンチが変身に気付いたかどうか確認します。案の定、リンチはボノレノフが変身していることを確信していました。そこでボノレノフはその場でリンチを殺してしまったようです。

あっさり「殺す」という判断ができてしまうあたり、ボノレノフさんもやっぱり悪逆非道な幻影旅団のメンバーなんですね……改めて実感しました。

 

でも、リンチが殺されたことがシュウ=ウ一家にバレるのは時間の問題でしょうから、ボノレノフが懸念していた「リンチの仇討ちにシュウ=ウ一家が第1層にやって来てヒソカさんを殺そうとする」なんて自体にもなりかねません……そうしたら偽ヒソカさん作戦もバレてしまいかも。

ボノレノフの判断は悪いほうに転びそうな気配がしますね。

 

さらに、クロロが団員(シャルナークとコルトピ)の死にショックを受けていること、それを他の団員たちが察していると感づいたクロロが必死で隠そうとしていることを「悪循環」と捉えているボノレノフ。このあたりに気が回るのも幻影旅団員だからこそですよね。

ボノレノフは創設メンバーではありませんが、それでもわかるくらいクロロは憔悴しているのでしょう。

「お宝」の意味

クロロの狙っている「お宝」が「ヒソカを確実に殺すための能力者(から能力を盗むこと)」だとを解釈しているボノレノフ。特にボノレノフは「確実に」という部分を誇張しています。これは私の予想ですが、例えば「死を利用した強い制約と引き換えに対象者を確実に殺す能力」のようなことを示唆しているのかもしれません。

 

実際に王位継承戦には「つじつま合わせに生まれた僕等(ヨモツヘグイ)」を習得している第2王子カミーラの私設兵や、ビヨンド=ネテロが実子に施した呪いなど、死をトリガーに対象者を殺す念能力が登場しています。このような能力の獲得をクロロは狙っているのかも。

クロロが「自身の死をきっかけに発動する強い能力」を使ってヒソカさんを殺そうとしているからこそ、ボノレノフはフィンクスたち他の団員が先にヒソカさんを始末することを望んでいるのではないか。そんなふうに私は考えました。

 

ただクロロが言う「お宝」は、念能力だけでなく単純に「王子たちが所有する宝(金品)」を指しているとも思います。

クロロは天空闘技場でヒソカさんと戦った直後、シャルナークにカキン王子のお宝を狙うことを伝えています。このときのクロロはヒソカさんを殺したと思ってたはずですから、ヒソカさんを殺す念能力の暗喩として「お宝」と表現したとは考えにくいです。

「お宝=ヒソカさんを確実に殺すための念能力者」というのは、シャルナークとコルトピノ死を受けたクロロの気持ちをくみ取ったボノレノフや他の団員たちなりの解釈と捉えるべきでしょうかね。

『芝居』の意味

クロロの気持ちを慮るボノレノフが、今話でとても意味深なことに触れました。

『もう終わりにしようぜ、この芝居』

この『芝居』というのが何を表すのかはいろんな捉え方ができますが、『幻影旅団という組織そのもの』という捉え方が1つあると思います。

 

幻影旅団は元々、クロロたち流星街に住む子どもが作った劇団でした。しかし、当時の流星街で人狩りが横行していたことと、団員の女の子・サラサが人狩りたちに斬殺されたことをきっかけに方向性を大きく変更。流星街に手を出す者に報復する集団と化しました。

流星街が危険にさらされなければ、少なくともサラサが犠牲にならなければ、幻影旅団は今もただの劇団のままだったかもしれません。いや正しく言えば『流星街に手を出す者に報復する集団』という演技をしなくて済んだかもしれません。

団員たちは皆、貧しい環境ながらも一生懸命生きる、たくましくて心優しい子どもたちでした。しかし流星街の状況を変えるべく、残虐集団としての道を歩まざるを得なくなったのです。その責任を強く感じていたのがクロロでした。

団員たちにとっては、幻影旅団として活動し続けることこそ、本心とはまったく別物の『芝居』なのだとも考えられます。

『芝居』に言及した部分のみボノレノフが「団長」ではなく「クロロ」と呼んでいるのは、幻影旅団員という芝居の中ではなく友達として思っていることだったからではないでしょうか?

……というか、中途加入のボノレノフも幻影旅団が劇団という認識があったんですね。

 

あるいはボノレノフは、クロロの団長としての所作を『芝居』と表現しているとも捉えられます。

クロロは、自身はもちろん仲間でさえ切り離す鉄の掟を作り、もし欠員が出れば新しい団員を探して幻影旅団という組織を維持するという姿勢を貫いてきました。これだけ聞くと非情な集団のように思えますよね。

しかし幼少期のクロロは、こんなにも非情な掟を作るようなタイプには見えません。友達思いで、どんな状況でも仲間を守ろうとする少年だったように見えます。それでも流星街全体のために、自分と自分に近い仲間たちを危険にさらし続けている。そんなクロロの姿勢や振る舞いを、ボノレノフは『芝居』と表現したのかもしれません。

 

団員No.9、つまりパクノダの代わりのメンバーを補充せず、永久欠番としていることにクロロの心境が現れているとボノレノフは、いや他の団員たちは気付いている様子。クロロにとってパクノダは、鉄の掟を後回しにしてしまうくらい思い入れのある友達だったのでしょう。劇団としての旅団を結成する前から2人は仲が良かったみたいですからね。

 

作中の描写だけを見ても、クロロに限界が来てるのは間違いありません。ウボォーギンが死んだ時点で、ネオンの占いを見た拍子に涙を流していました。平静を装いきれなくなっている証と考えられます。

これ以上の犠牲者が出たら、クロロは本当に耐えられなくなってしまうでしょうね。

サラサを殺害の実行犯に報復済みの幻影旅団

おそらく第3層と思われるエリアの大型映像装置で、ある人物の死から10年経つとのニュースが流れていました。その人物は、リスノースという男性。恵まれない子どもたちの支援・救済に尽力した『子供の未来(ママヘルプ)』という財団の理事長でした。

 

誰やねん!と思いますよね。私もそうでした。

 

このリスノース氏、実はクロロたちが幼い頃の流星街で人狩りを行い、サラサを殺してスナップビデオを撮影したと思われる人物です。

リスノース氏を殺害した犯人はまだ捕まっていないとのことですが、間違いなくクロロ(幻影旅団)が殺したのでしょう。つまり幻影旅団としてのサラサの報復はすでに終わっていると考えられます。だからボノレノフも『芝居を終わりにしよう』と思っているのでしょうね。

 

ただ、クロロとしてはまだ『芝居』を終わらせるわけにはいかないはず。サラサを殺したリスノース氏は人狩りの現場に出てきていたような下っ端で、命令を下した黒幕がいるに違いありません。もちろん、人狩りをしていたのはリスノース氏の一派だけではないでしょう。

クロロが幻影旅団を発足したのは、サラサの報復をするためだけではなく、流星街全体の平和を確保することも含まれます。その本懐を成し遂げるには、まだまだ幻影旅団という存在は必要なはず。

 

では本当にクロロの本懐が成し遂げられるかというと……難しいところ。悪いことを考える人間は次々に現れます。その全てをたった十数人の集団で牽制し続けられるでしょうか。

終わりのない無謀な戦いに身を投じている。そんなクロロを団員たちは案じているのでしょう。クロロ自身はやめるつもりなど微塵もなさそうですが。

ノブナガが確認したかったこと

404話の最後にノブナガが、「エイ=イについてシュウ=ウとシャ=アに確認したいことがある」と言っていました。それは「今ブラックホエール1号に乗っているエイ=イは本物なのか」ということ。

ノブナガは実際にエイ=イの構成員を観察する中で、主に以下の2点に違和感を覚えた様子。

  1. 構成員が好き勝手に動いているのかと思いきや、統制の取れた動きも見せること
  2. 他のマフィアを潰したいのかと思いきや、一般の乗客まで無差別に殺し回っていること

特に2の行動についてノブナガは引っかかり、「本当に他の組と敵対しようとしているエイ=イなのか」が知りたかったようです。

 

ノブナガの問いかけに対し、シャ=アの若頭・オウ=ケンイは「形式上Yes」と回答。その前提で考えた場合、ノブナガは「エイ=イが一般人も巻き込んでいるのは、それが他の組を含むカキンの全てを壊す力(=念能力)に目覚める条件だから」と予想しました。

ノブナガさんも頭キレッキレ。この予想は大当たりですね。

エイ=イの組長・モレナの能力「恋のエチュード(サイキンオセン)」は、ざっくり言うと他人に固有の念能力を発現させる能力で、発現の条件はモレナが「感染」させた者が人を殺し、自身のレベルを上げること。そのために現在エイ=イの構成員たちは手当たり次第に乗客を殺しまくっています。

 

改めてノブナガが確認したかったことの答えをまとめると、

  • 乗船しているのはエイ=イで間違いない
  • エイ=イは他の組だけでなくカキンの全てを壊そうとしている
  • 一般人まで殺しているのは念能力が発現するための条件を満たすため

という感じでしょうか。

これでノブナガたちも、ここまでのエイ=イ動きの全容を把握できたことになります。

オウ=ケンイさん、エイ=イ一家のスパイか?

ノブナガの予想を聞いてエイ=イが想像以上にイカれていると認識した、シャ=ア一家組長補佐のタハオ。ノブナガたちを上層へつながる秘密通路に案内します。「さっさと上に行ってエイ=イを壊滅させてくれ」ということですね。

 

その様子を見ていたオウ=ケンイさんは「モレナ…ヤバイぞ」と警戒。

まさかのオウさん、エイ=イ側の人間でした。

もしかしたらボノレノフのような変身能力者がオウさんに化けている可能性もありますが、現状の描写だけで見るとオウさんがエイ=イのスパイとしてシャ=アに潜り込んでいたということになるでしょう。

組の若頭が敵対組織の人間だなんて……マジで「ヤバイ」のはシャ=ア一家では?メタ的なことを言えば、ノブナガたちを上層に案内したらお役御免で、オウさんが手引きしたエイ=イの構成員に潰されちゃうかも……?

 

シュウ=ウの若頭・ヒンリギと比べて動きが少なかったオウさん。まさか裏切り者だったとは……しかも「ジョーカー」という謎の存在まで匂わせております。オウさんだけでなく、さらなる切り札的な存在がエイ=イ側にいるということでしょう。

この「ジョーカー」とは誰のことを言ってるのか……ヒソカ?イルミ?後述するエイ=イが拉致しようとしている人?

あーん!もーわけわからん!!

進行するエイ=イ一家の計画

エイ=イ一家は全てを壊すための計画を進行中。その肝となる存在だと示唆されていた構成員・ドッグマンの能力が明らかになりました。

ドッグマンは嗅覚を使って半径5m以内の人間の得意系統を識別でき、2m以内に近寄れば念を習得しているかどうかまで判別可能。さらに頭の臭いを嗅げばその精度は100%になるというもの。歩く水見式って感じですね。ちょっとハズレっぽい能力。

 

エイ=イは、第9王子の葬送に大勢の人が集まるのを利用して、そこにドッグマンともう1人の構成員・ソドムを紛れ込ませる。そしてドッグマンの能力で集まった人の中からお目当ての念系統の人物を識別し、ソドムの能力で拉致しようとしているようです。

エイ=イの目的を達成するために必要な能力者を探しているのでしょう。正しくは、目的達成のために必要な能力を発現できる者でしょうかね。

ソドムの能力は詳細不明ですが「念能力を習得していない者なら拉致できる」そうなので、念を使えない者をさらってモレナの能力で感染させ、念を発現させるつもりなのだと思われます。

ただ、モレナの能力によって念を発現させるには殺人が必要なので、エイ=イの目的に乗ってザックザク人を殺してくれる人物をさらう必要があるでしょう。そうなると拉致の対象となる人物はかなり限られそうですが……殺人を強制させるのは操作系の能力者がいれば難しくないのかな?

 

また構成員の中にはレベル51を超え、オーラ量が大きく増大している者も出てきてます。オーラ量の多寡だけで念能力者としての強さは決まりませんが、量が多いほど戦いでは優位になるでしょう。

パワーアップしたエイ=イの構成員たちはヒンリギを狙っているようですが……幻影旅団とも接敵することにもなりそうですね。

集約していく主要人物たち

ヒソカさんは王位継承戦が行われている第1層におり、ボノレノフも第1層に到着。ノブナガたちも上層エリアにつながるシャ=アの秘密通路に入りました。

下のエリアにいた主要人物たちが着々と第1層にあつまりつつありますね……!

ただノブナガたちは今話の最終コマで、秘密通路内の「何か」を発見した様子。もしかしたらすぐには上層にたどり着けない「何か」があるのかもしれません。

 

はたしてどう転んでいくのか……個人的に一番気になるのがボノレノフです。

 

まだヒソカさんには気付かれてなさそうとはいえ、幻影旅団の中でボノレノフがヒソカさんに最も近づいています。最初にヒソカさんの餌食となるのは、ボノレノフなのでは……?

しかもボノレノフが変身した梟は、ヒソカさんもヨークシンのアジトで見てる可能性がありますよね?

ヒソカさんは自分が戦ったカストロのことですらすぐに忘れちゃう人なので大丈夫かもしれませんが、面が割れてる可能性がある人物に変身するのは危険ですね……

 

王位継承戦だけでなく、幻影旅団側も動きが加速!目が離せなません!!