私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】イルミの働き方は理想的で憧れる!

 

私は現在サラリーマンでもありブロガーでもある二足の草鞋を履くような生活をしています。サラリーマンとしての収入に加えてブログからの収入もちょこちょこ発生しつつあるため、だいぶ生活面が楽になりました。

ブログからお金を得られるようになるとやはり考えてしまうのが、「ブログやその関連の仕事だけしてサラリーマン時代以上の給料を得られないかなぁ」ということです。いわゆるフリーランスになることですね。私も365日考えています。

 

そんな私の理想の働き方は、ハンターハンターに登場する

イルミ=ゾルディックの働き方

そのものなのです。

今回はそんなイルミの理想的な働き方について記事を書いていこうと思います。

 

 

 

イルミ=ゾルディックとは?

f:id:g913:20170426201245j:plain

(引用:HUNTER×HUNTER 31巻55P/冨樫義博)

当ブログでも数多く取り上げてきましたイルミ。キルアの兄で暗殺一家ゾルディック家の一員というのは紹介するまでもないでしょう。

イルミはハンターライセンスを持つプロハンターでありながら、暗殺者として殺しの依頼も請け負ってもいます。ゾルディック家自体が暗殺一家ですので、家の仕事を継いでいる感じです。基本的にイルミと他の家族との関係は仕事上のギブアンドテイクで成り立っているみたいですから、イルミはほとんど自分の裁量で仕事をしているようです。現実で言う「フリーランス」のような働き方をしていると考えられます。

イルミの仕事は暗殺ということで、人の命を取る仕事。さすがに暗殺を生業とするというのは非現実的ではありますが、イルミのような働き方はフリーランスを志す者としては憧れてしまうのです。

 

 

「ゾルディック家」という看板

ゾルディック家は同業の殺し屋たちも一目置く伝説の暗殺者集団です。その一員であるイルミはおそらく「ゾルディック」という苗字を名乗れば、父や祖父、そのさらに上の世代の家族たちが挙げてきた実績から仕事も受注し放題でしょう。というより自分で仕事を取りに行かなくても仕事が常時入り込んでくるはずです。依頼人が「金は可能な限り出すから最優先でやってくれ」と逆に頭をさげるレベルかもしれません。それくらいゾルディック家の功績はデカイのです。

フリーランスにとって営業活動は必須で、最近はSNSや交流会などを利用すればだいぶ仕事を受注しやすくはなったものの、苦しんでいる方は多いはず。イルミにはゾルディック家という看板がありますので仕事を取る手間や苦しみはほとんどないと思います。

 

 

業界トップクラスの実力

イルミもゾルディック家の教育方針の下育ってきたのだとすれば、キルア同様幼い頃から暗殺の英才教育を受けているはずです。ハンター試験受験当時のまだ念を使えないキルアですら大量殺人鬼「解体屋ジョネス」を遊び半分で仕留められるほどの実力でした。

関連記事:【ハンターハンター】解体屋ジョネスは念能力者だったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

キルアはゾルディック家始まって以来の天才なので12歳という若さでも異常な強さを誇っていましたが、同じ教育を受けてきたであろうイルミももちろん並の人間では相手にならない実力を持っていることでしょう(年齢もキルアよりもっと上ですし)。

・・・っていうか持ってます。イルミは念能力も非常に高いレベルで使いこなせるので、暗殺のターゲットが一般人ならばまずしくじることはないでしょうし、念能力者相手でも幻影旅団レベル以上の相手でなければ余裕で仕留められるでしょうね。

厳しい訓練の賜物ではありますが、イルミは暗殺者としても業界トップクラスの実力を持っています。その実力に加え、ゾルディック家の看板がありますから、仕事が途切れることはないでしょう。

 

 

ニーズの途絶えない職業

あまり褒められた感情ではないですが「誰かを殺してしまいたい」と思うことって生きていれば誰しもありますよね。殺意というやつです。怒りなどの個人的な感情が原因の場合もありますし、「その人間がいると自分の地位などが脅かされる危険性があるので殺してほしい」という政略的な考えも原因になります。いつの時代も人間は必ず誰かを殺したいと思って生きてきており、争いは絶えません。

もし暗殺者が正式な職業として現実に認められていたとしたら、これはニーズ、あるいはウォンツの途絶えない職業と言えます。殺意がこの世にある以上、殺しを代行してくれる業者がいるのであれば、使い続ける人は必ずいます、もちろん理論上ですが。おそらく殺意が人間の感情から消えることは永遠にないでしょう。人間が存在する限り。

私は暗殺者という職業にはならないですし、なりたいとも思いませんが、ニーズ、ウォンツの途絶えない職業で、しかもその業界トップにいるイルミの立ち位置は非常に羨ましいなとは思います。いずれブログも飽きられたり必要とされなくなる時が来るでしょうから。イルミは需要の絶えない仕事をフリーでできているわけです。いいなぁ・・・

 

 

 

煩わしい人間関係がない

イルミは仕事上の仲間や協力者はほとんどいません。一部家族やヒソカに協力を仰ぐことはあるものの、基本的に人手が必要な場合は「針人間」を使います。「針人間」とはイルミのオーラを込めた針を刺し、イルミの思い通りに動かせる人形と化した一般人のことです。イルミのオーラは強力なので、針を刺された人間はその瞬間廃人になってしまいます。

f:id:g913:20170426202033j:plain

(引用:HUNTER×HUNTER 31巻161P/冨樫義博)

人を強制的に使役し、ほぼ死に至らしめる非人道的な能力ではありますが、自分の思い通りに動かせる人間を必要なだけいつでも集められるというのはいいですよね(本当は良くないけど)。人間関係でぎくしゃくすることもないです。会社での人間関係、外注業者との人間関係、そんなものはイルミには関係ないのです。これは正直羨ましい・・・仕事上の人間関係が嫌でフリーランスになったり、起業したりする人も多いと聞きますので、イルミは煩わしい人間関係のないストレスフリーな環境で仕事ができていると言えます(まぁゾルディック家がだいぶ煩わしい家族関係ではありますが)。

また針人間ならば外注費などもかかりません。全部タダでやってくれます。強いて言うなら一般人に刺す針のコストがかかるくらいでしょうか。でもそんなものは数十円くらいなはず。仕事効率のアップとコスト削減にもなりますね。

 

 

 

間違いなく高収入

作中でイルミの弟であるミルキが、父のシルバに対して

「15人殺るから150億ほど貸してくれ」

と交渉していました。報酬の前借りですね。ミルキは普段仕事をせずに家でゲームなどをやっていそうなので、暗殺の依頼はまず来ないはず。現役で仕事を受けている父シルバの仕事の手伝いを買って出たという感じでしょう。あまり仕事をしていないと思われるミルキでも1人暗殺するにあたり10億ジェニーの報酬を与えられるくらい高単価でゾルディック家は仕事を請け負っているということです。これがバリバリ仕事をこなしていて、しかも暗殺者としての実力も非常に高いイルミの場合、もっと単価が高くなるはず。1件仕事をこなしただけで少なくとも数十億単位でお金が入ってくると想像できます。

しかもイルミはヒソカくらいしか友達がいないので、交遊費も必要なくお金の使い道もさほどなさそうです。だから貯金もたんまり・・・いや、イルミが稼いだお金も全部シルバに預けていて、シルバが広大なゾルディック家の維持費を払う分に充ててるかもしれません・・・まぁイルミは家族のために暗殺者をしている面が強いので、本人はそれで満足だとは思いますが・・・う〜んもったいない。私なら自立して全部自分のものにしちゃいますけどね!

 

 

 

確定申告してるのかな・・・?

イルミもフリーランスであるならば、毎年確定申告をしなればならないはず!ハンターハンターの世界の税金システムがどうなっているかわかりませんが、公共機関なども発達しているので税金制度自体は存在しているでしょう。フリーランス、個人事業主は年間の所得に応じて納税しなければならず、その手続きを自分で行わなければなりません。企業に属していれば会社の経理がやってくれるのですが、フリーランスにはその手間がずべて自分にかかります。イルミも納税義務があるはずです。

でもどうでしょう、イルミはお金を持ってますので、外部の税理士でも雇って全部やってもらっているか、それかゾルディック家の執事たちに任せてそうですね。ゴトーとかいかにも経理部って感じの雰囲気出してますし。

f:id:g913:20170426202615j:plain

(引用:HUNTER×HUNTER 31巻92P/冨樫義博)

まぁ最悪納税しなくても、税務署の人が来てもイルミなら返り討ちにできますし、ゾルディック家に尋ねてきても番犬のミケが食い殺しちゃいますからね。払わなくてもなんとかなります。でも絶対いそうですよね、納税しなくて税務署の人が来たら念能力使って追っ払ってしまうハンターとか。そう考えると税務署の人も念能力者がいないと脱税に対抗できなくなっちゃうわけですね。もし税務署の人が念能力者だったら・・・恐ろしい!今年は私も確定申告をしなければならなくなりそうなので、ちゃんとやります!

 

 

 

このようなイルミの働き方に私は憧れてしまうのです。最悪確定申告をしなくてもいいっていうのは羨ましい・・・自分の得意なことを極めて、さらに仕事もじゃんじゃん入ってきて、自分のペースで働けるっていうのは理想ですね。邪魔する人もいないし、煩わしい人間関係もないしで、もう最高ですね。

 

ただ、フリーランスになると、例えば会社終わりに「飲みに行こう」とか、仕事で悩んでいる時に相談できるような、そういう相手も減ってしまうということですよね。仕事がうまくいけばいくほど仕事面でのストレスが減るのはいいことだと思いますが、人間関係が希薄になってしまうのは不安な部分ではあります。私がフリーランスになりたいけど、恐れている要素の一つにこの「人間関係が希薄になってしまう恐れ」があります。本当に誰ともしゃべらずに1週間とかすぎちゃいそうですもん。特にフリーランスになり始めの仕事もない時なんか。私は孤独が好きなくせに寂しがりやという非常に厄介な性格をしているので、フリーランスになれたとしても、いろいろと弊害を感じてしまいそうです。

 

まぁ、イルミも所詮は漫画の世界の人間ですからね。こんなにいい条件が揃っている状態でフリーで働けている方なんてまずいらっしゃらないですよね。0から関係作って、営業かけて、作業して、打ち合わせして・・・って並々ならぬ努力がなければフリーランスとしてやっていくのは厳しいと思います。やっぱり憧れは憧れ、夢は夢ですよね。誰しもがイルミのようにはいかないです。世知辛い。

今の私はフリーランスの良い面だけしか見れていないと思います。もっと根本と言いますか、裏側にある部分に目を向けなければフリーになっても自滅するだけだと思います。・・・でもやっぱりイルミみたいなスマートで無駄のない働き方がしたいなぁ・・・暗殺者は無理ですけどね。