私の名前はジロギン。
毎週土日になると悩まされることがあります。それは自分があまりにも無趣味すぎることです。ブログが趣味といえば趣味ですが、ブログは何か別のテーマがあって、それについての活動報告的に記事を書いた方が絶対に捗ると私は思っています。その別のテーマとなる趣味がないので、私は毎日ブログネタを探す苦しみを味わっているのです。
何か趣味はないか・・・と色々探してみたり考えたりしたのですが、よく考えると
趣味を探す活動報告としてブログを活用する
という手があるじゃないかという結論に至ったのです。
無趣味過ぎるというのが色々と悪い気がする。趣味探しとその活動報告としてブログを活用していこうと思う。もちろんハンターハンターの考察もするけど。
— ジロギン@はてなブログ (@akiramenaiuta) 2017年4月10日
また、私以外にも無趣味であることに困っている人は世の中にも多いと思うのです。私の趣味探しの活動報告が、どなたかの趣味を見つける機会にもなればいいなと考えています。
まず第1回目として、
一人オセロ
をやってみようと思います。
私にはオセロをしてくれる友人も同僚も彼女も彼氏も家族もいないので、一人なのです。寂しいのです。
己との戦いです。いや正確に言うと己の幻影(ファントム)との戦いなのです。つまり今回の対戦相手は「ファントム・ジロギン」といったところでしょうかね。
それでは、ファントム・ジロギンとの一局の様子を書いていこうと思います。皆さんの趣味探しのお役にも立てると幸いです。
・・・の前にオセロのルールも説明しておきましょうか。
オセロ(リバーシ)は、2名のプレーヤーが白と黒の石を8×8=64マスのボードに置いていき、最終的により多く自分の色の石を置いた方が勝ちという陣取り合戦のようなゲームです。
縦横斜めで自分の色の石で相手の石をはさむと、その間にある相手の石をひっくり返し自分の石にすることができます。ひっくり返す石があるマス目に必ず石を置かなければなりません。1回ずつ交互に石を置いていきます。置き場所がなくなったらパスになり、相手のターンになります。
ボードの横列をa〜h、縦列を1〜8で表します。例えば一番左上のマス目はa1と表されます。
ルール説明はこれでいいでしょう。わざわざ説明しなくても、みなさんオセロのルールくらいはご存知ですよね。
それでは初めてみたいと思います。
私が黒
ファントム・ジロギンが白
で、私が先行です。
お願いしま〜す。
序盤はまだ探りあいといったところ。オセロは基本的に真ん中に近いマス目を取っていった方が有利になるそうです。。真ん中真ん中を狙っていきます。まるでAKB48のように。
ほうほう、ファントムよ。そうくるか・・・うん、いいのか悪いのか全然わからん。
なにぶん私もオセロに関しては詳しくないものでして。これまでに50回もやったことないですね。47回くらいだと思います。なのでオセロに関しちゃど素人です。
若干展開し始めました。四隅に黒い丸が見える真ん中の4×4マスは最初のバトルフィールドで、そこでの勝負が終わるとさらに外側に展開していくのです。この小さい16マスの中でも真ん中の取り合いを行います。今の所、白黒の数は同程度。ほぼ互角ってところですかね。まぁファントム・ジロギンの頭も私と同じですので当然ですね。
ここまでの打ち方がいいのかどうか・・・全然わかりません。しかし、自分自身の幻影に負けるわけにはいきません。全力でやります。私は働くことの次に負けることが大嫌いなので。
ふふふ・・・どんどん私のマスが増えていくぜ!ファントムよ、お前はその程度の打ち手ってことだよ。所詮お前は、主人にはかなわない運命なのさ。まさに影のように地に這いつくばりながら、生きるがいいさ!
ここで一発かましてやるぜ!g6に脅威なる一打!喰らえ!
神の鉄槌(ゴッド・ブレイカー)!!!ドゴーンッ!
必殺技だ!先手必勝!神の一手!これでファントムをだいぶ牽制できたことだろう。ビビっている顔が目に浮かぶ!勝ちが見えてきてるぜ!負けたくないという精神は必ず勝利を呼び寄せる!
などとのたまっていたらファントムに右上の角を取られたか・・・
オセロは角を取ると有利になりとされています。角を起点に攻めやすくなることと、角は絶対に取られない石になるからです。このような取られない石のことを確定石と呼ぶそうです。四角全てを取ると勝つ確率は非常に高くなります。
まぁ、まだ1個角を取られただけだし余裕でしょ!調子にのるなよファントム小僧!青二才が!こっちには47回の実戦経験があるんだ!
ほうら見たことか!黒の帝国が出来上がっているよ!暗黒の帝国だ!白の反乱軍は押されているのさ。
この白と黒の比率がもしパンダだとしたら、それはもう一部分だけが白いクマだよ!それくらい黒が有利だ!この状況、ひっくり返せるかぁ?
・・・あれ?おかしいな・・・?僕の取れるマスないよ?なんでかな?g7もダメだし、h7もダメだし・・・ってことはパス?じゃあどうぞファントムさん、引き続き打ってください。あれ?なんでだろ?さっきまで黒優勢だったのに。
あっれー?戦局がだいぶ狂ってきたよ!これがファントムの本気なの!?角3つも取られちゃったし、絶体絶命じゃないのかこれはさすがに!?
何ぃぃぃぃ!?
あと3箇所しか打てなぃぃぃぃ!?
しかもこの石の配置からして、私、つまり黒い石を置けるのはb2のみだ・・・
これは負ける・・・47回の実戦経験がそう言っている・・・
くそ・・・考えろ・・・考えるんだ!何か勝つ手段があるはずだ!
ファントムは自分自身なんだ。ファントムに勝つことは自分自身に勝つことなんだ!
いつだって自分自身に打ち勝ってきたじゃないか!
仕事に行きたくない月曜の朝!
熱が37.2度という休めるっちゃ休めるけど学校に行けなければならない日!
受験では使う予定はなかったけど勉強しないと赤点で先生に怒られるから勉強した期末試験の理数系科目!
全部自分との戦いだった!そして打ち勝ってきた!だから勝てる必ず勝てる!自分を信じて打て!打つんだ!再び神の一手を!さっき無駄遣いしちゃった神の一手をもう一度!
勝てませんでしたー・・・
圧倒的大差で負けてしまった・・・ファントム強ぇ・・・本当に私の分身かよ・・・強すぎるだろ・・・
いや・・・まだ勝つ手段はあるぜ・・・勝負はまだ終わっちゃいないんだ!これは己との戦い、すなわちファントムの勝利は私の勝利でもある。ならばこうやったって結果は変わらないのだ!
完・全・勝・利!!
見たかファントムよ!貴様は初めから詰んでいたのだ!貴様が勝ったとしても私の勝ちでもあるのだ!動物に主従関係を教える時にはまず噛み付いたり押さえつけたりして教え込むという。そういう荒い方法は好きではないのだが、致し方ない。ファントムはファントムとして、圧倒的敗北を以ってして私の心の闇の部分に住み着いてくれればいいのだ、大人しく、影のように。自分でも何言ってるのかわからないけど、これで私の勝ちだ!・・・でもファントムが負けたってことは私も負けたってことになるのか・・・まぁいい、この勝負
勝者、ジロギン(本体)!!
ということで、意外と白熱した一人オセロ。
考え込む時間はもちろんあるのですが一戦するのに30分くらいしかかからないので、手軽にできると思います。まぁ自分相手にやっているので、結局どっちが勝つかは自分でコントロールできちゃうんですけどね。でもそこそこ頭を使いますよ。いい頭の体操にはなると思います。
今はアプリゲームでオセロのゲームが山ほどあるのでそれでもいいと思うのですが、個人的にはこうやってリアルなボードでやる方が楽しいと思います。本当にオセロしている感がありますよ。
できれば相手をしてくれる友達や恋人、家族がいるといいんですけどね。そうでなければ私のようにファントムと戦うしかないです。何やってるんでしょうね、私。第三者から見たらお医者さん呼ばれちゃいそうです。一人でオセロしてはしゃいで「神の一手!」とかやっているなんてね。
肝心な私の趣味として一人オセロが良いかというと・・・そうですね・・・1回遊ぶだけなら楽しいのですが、毎日自分自身と勝負し続けるのは確実に飽きてしまいますね。本当に極めるレベルにまでやるのであれば毎日自分でオセロをする必要もあるかと思いますが、私は趣味レベルでいいので、もうお腹いっぱいです。
でも悪くないですね。思い出した時にまたやろうと思います。
自分一人でやるのは寂しいですが、誰か相手がいると楽しい趣味になるとは思いますよ、オセロ。試しにいかがでしょうか?