ハンターハンターの主人公・ゴンの育ての親であるミトさん。
ミトさんは本当のゴンの母親ではなく、ゴンの父・ジンの従姉妹にあたります。ゴンにとってミトさんは、お父さんの従姉妹なので・・・ちょっと離れた親戚って感じです。
ミトさんは、生まれたばかりのゴンの養育権を裁判でジンから奪い取り、12歳になるまで祖母とともに育て上げてきました。
そこで気になる点が1つあります。
ゴンも人間ですから、育てようと思えばお金がかかります。
しかし、ミトさんがお金を稼ぐための労働をしているシーンは作中にありませんでした。
そこで今回は、ミトさんの収入源は何なのか?について考えていこうと思います。
漁船の手伝い?
ゴンとミトさんが暮らしてきた「くじら島」は漁師町みたいなものがあり、漁船が拠点としていたり、旅の途中で船が立ち寄ったりするような島です。
長い航海で漁船も損傷するでしょうから、船や備品の修繕などをミトさんなど漁港の女性たちを中心に行っていた可能性が非常に高いと思います。ニーズは高そうです。
魚を捕獲するネットなどは壊れやすいそうですからね。
(引用:HUNTER×HUNTER 1巻34P/冨樫義博)
ミトさん自身が漁に出ていたわけではないともいます(普段家にいることが多いため)。漁港ならば間違いなくこういった漁師たちのサポート的な仕事はあると思いますので、ミトさんも少なからずやっていそうです。
雑務に近いので給料は高くなさそうですけどね。1ジェニー=0.9円なので、日給4,000〜5,000円くらいかもしれません。漁は数日に及ぶこともあるでしょうから、毎日仕事があるわけでもなさそうですし、これだけではゴン、ミトさん自身、そしておばあちゃんまで養うのは難しいでしょう。
おばあちゃんもミトさんと一緒に漁師の手伝いをしていたとしても、
日給5,000ジェニー×約20日勤務=10万ジェニー
10万ジェニー×2人=20万ジェニー
20万ではゴン一人養うのが限界でしょう。ゴンは通信制ながら学校にも通っていましたので、教育費だけでも月5〜10万ジェニーはかかると予想できます。漁港の手伝いだけでは厳しそうです。
(引用:HUNTER×HUNTER 33巻91P/冨樫義博)
夜のお仕事?
あまり考えたくないのですが、ミトさんが夜のお仕事をしていた可能性もあり得るんですよね。根拠はゴンの発言です。
ゴンは、パームとデートすることになった時、キルアとの会話の中で、漁船に乗ってやってきた女性の中で、年下好きとくじら島をデートした経験があると語っていました。
そう語るゴンにキルアは衝撃を受けていましたね。
(引用:HUNTER×HUNTER 21巻98P/冨樫義博)
ただこれは冗談などではなく、長い船旅の中でやはり性的欲求を果たせずに苦心する人も多いと思うのです、正直な話。そういう人は漁港に立ち寄った時にそういう性的なサービスを求めると思います。
ゴンは「年下好きの女性」に対してそういうサービスをし、ミトさんは大人の女性が好きな男性などにサービスを提供していた可能性はありますよね。
ゴンがハンターになる決意を固めた日の夜、だいぶ強そうな酒を一人で飲むミトさん・・・このお酒の強さは夜の仕事で培ったものかも・・・?
(引用:HUNTER×HUNTER 1巻31P/冨樫義博)
夜の仕事はだいぶ稼げそうですし、何ならゴンもデートしてくれたお小遣いという形で少額ながらお金をもらっていたかもしれません。
少年マンガなので直接の描写はもちろんないですが。
自給自足でなんとかなる?
ゴンの住むくじら島は、自然豊かな島です。森の中には危険な猛獣もいますが、果物や野菜、魚や食用となる動物などもたくさんいます。
ゴンは森をよく出入りしていたようですので、その最中に食べられそうな食材を採ってきてその日のご飯にしていたことでしょう。これは絶対にやっているはず。
ゴンはクジラ島にいるときからハンターみたいなことをしていたわけですね。
そうすれば、ミトさんは夜のお仕事をしなくても、漁師さんの手伝いだけで生活できそうな気がします。食費がほぼタダになるわけですからね。家庭菜園なども加えれば、安定的に食材の調達ができます。
ただ家に電気は通っているようでしたので、光熱費を払う必要はありそうですし、結構家具も良さげなものが多かったので、節約しているというよりは、やはり何かもっとまとまった収入源があるような気がします。
そう、もう一つ忘れてはいけない金脈がミトさんにはあるのです。
ジンから振り込まれるゴンの養育費
これですね。日本の法律ではありますが、子供が未成熟の時に親が離婚した場合、どちらかに養育権が移りますが、法律上は離婚しても親には変わりないので、養育権がない方の親も養育費を支払わなければならないそうです。
ミトさんとジンの場合、両者は夫婦関係には当たらないので、もしかしたらジンにも養育費を支払う義務は発生しないの可能性もありますが、人道的に考えたら、生みの親であるジンはゴンが成熟するまでの間、ミトさんに養育費を払わなければならないと思います。
ミトさんの意地っ張りな性格を考えると、ジンから養育費は受け取らなさそうです。
ただ、ミトさんはゴンの養育権を奪った際に、ジンに「2度と島に入るな」と泣き叫びながら言い放ったそうです。ジンなら
「わかった、くじら島にはもう来ないから、その代わりにゴンの養育費を払わせろ」
と条件を突きつけそうです。
(引用:HUNTER×HUNTER 8巻27P/冨樫義博)
ジンもミトさんのことは決して嫌いではないと思いますので、ゴンを預ける以上は、最低限のお金の工面だけはしようと考えるはず・・・です多分。
意地を張るミトさんについてはおばあちゃんが説得してくれそうです。「ゴンの幸せも考えれば〜」的な風に。それでジンの養育費を受け取る運びにはなると思います。
ゴンの通信学校に払う学費を、先ほどの月5〜10万ジェニーほどと想定すると、やはり年間で100万近くは学費でもっていかれるでしょう。さらに生活費もありますね。ゴンが小学校と同じ期間、6〜12歳までの6年間通信教育を受けていたとすると、約600万はかかっているはず。生活費込みで、ゴンの0〜12歳までの養育費には1,000万ジェニー近くはかかっているのではないでしょうか?
だいたい、日本では子供が生まれてから大学を卒業するまでの間(0歳〜22歳)に養育費として2,000万〜3,000万ほどかかる言われています。ゴンもこの基準に当てはまるかというと微妙なところですが、やはり1,000万近くはかかっているでしょう。
うん、ジンにとっては全然余裕な金額ですね。
ゴンが生まれた当初のジンの資金力はわかりませんが、当時借金をして養育費を払っていたとしても、今のジンは見ず知らずの人間(しかも数十人)に30億ジェニーをその場で振り込めるくらいの資金力を持っていますので、1,000万の借金なんてとうに返済していることでしょう。
ミトさんにはジンという金脈がいましたので、ジンにゴンの養育費、なんなら自分とおばあちゃんの生活費分まで多めに出してもらっても生活できちゃいそうですね。ジンにとっては端た金でしょうから。
今後はゴンのお金で生活?
ゴンも一人前のプロハンターになりましたので、正直、もうジンの養育費がなくてもミトさんとおばあちゃんをまとめて生活させられるくらいの収入を得られると思います。
現状すでにゴンは、グリードアイランドクリアの報酬として、ゴレイヌがバッテラに交渉して得た40億ジェニーのうちの取り分10億ジェニーを持っていますし、キメラ=アント編での功績から、ハンター協会からも億単位の報酬をもらっていると思います。
ゴンのキメラ=アント討伐参加は当時の会長だったネテロも認めていましたし、ハンター協会全体にも知れ渡る功績でしたので、さすがに協会としてもゴンに相応の報酬を支払わないわけにはいかないでしょう。
これだけのお金をすでに保有しているので、3人で生活するにも全然余裕でしょうね。
どこかに土地でも買ってアパートなどを立ててしまえば、さらに家賃収入も見込めます。
サラリーマンの生涯年収が2〜3億円と言われる世の中で、ゴンは中学生くらいの年齢で十数億は稼いでいるわけですね。さすがはプロハンターってわけです。憧れてしまいます。
ジンの親族という立場を利用しないわけにはいきませんなぁ
やはりミトさんの収入源としては、
ジンからゴンの養育費(プラスαで自分とおばあちゃんの生活費)を受け取っている分
が大きいと思います。おばあちゃんは年金も出ているとも思いますが、それだけでは生活は厳しいでしょう。
そしてそれを補う形でミトさんは漁港での仕事もしている感じだと思います。夜の仕事については・・・ご想像におまかせします。
ミトさんの生活はだいぶ苦しそうだなと思ってましたが、意外と豪遊できそうですね。さらにゴンは育ての親であるミトさんのためであればお金を使うことも惜しまなそうですので、今後利用しがいがあります。
私がミトさんなら、利益率の高い収益物件を作って安定収入を得るか、または10億ジェニーを利回りの良い銀行に預けて、その利息で生活していく資産運用なんてのも良いですね・・・
もし10億ジェニーを年率5%でお金が増えていく銀行(そんなところがあれば)に預けたら、年間で5,000万ジェニーの利子が得られるということですかね・・・?(ちょっと勉強不足でわからないですが)預けているだけで毎年5,000万増えるのか・・・すげーな・・・すげーよ・・・プロハンター・・・
資産運用か!よし私も勉強しよう!(単純一途)