私の名前はジロギン。

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腹痛の原因【5分で読める不思議な物語】

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私の名前はジロギン。


私はもう丸2日、原因不明の腹痛に悩まされている…
元々私はお腹が弱く、季節の変わり目などは腹痛に見舞われがちだった。
大抵は腹巻をして1日寝れば治ったものの、今日で3日目。いつもの腹痛とは違うなと感じ始めていた。

 

家の近くの病院に行くことにした。
病院はそんなに好きじゃない。待合室は何だか空気が重く、ケータイをいじっても良いんだか悪いんだかわからない雰囲気があるし、自分では軽い病気と思ってお医者さんに診てもらったら突如手術を言い渡されるなんてこともなくはない。病室にはマイナスのイメージが強い。


それでも医療知識に乏しい我々庶民はお医者様に頼るしかない。高い治療費も、命を買っていると思えば安いものだ。

 

 

病院に着き、待合室で30分ほど待った後、診察室に呼ばれた。
50歳くらいの男性の医師に診てもらったが、私の腹痛についてはその場ではわからないという診断だった。
このパターンはあまり良くない。経験上、良くない病気が見つかるパターンだ。


私はCTスキャンをし、腹痛の原因を探ることになった。あのでかいドーナツのようなものの中に2〜3回通された。

 

 

診断の結果が医師から伝えられた。

 

医師
「ジロギンさん、腹痛の原因がわかりました。にわかには信じられないでしょうが…」


ジロギン
「信じられない?何ですか?胃の中にスイカの芽でも生えてたんですか?」


医師
「植物ではないですが、生命という面でなら当たっています。いいですか、あなたのちょうど胃の中に、人間の赤ちゃんがいます。」


ジロギン
「人間の赤ちゃん…?な、何だってっ!?」

 

こんなことはありえない…
私は男だ…身体の作りからして、子供を身ごもるということはまず無い…
医師がからかっているのかと思ったが、そうでもない。CTの画像を見たら、赤ちゃんと思しき影が映っていた。

 

医師
「大きさ的に、妊娠7ヶ月目くらいの大きさです。この子が胃の中で動くことで胃がストレスを感じ、腹痛を引き起こしているのでしょう。いかがなされますか?開腹手術をすれば摘出できなくもないでしょうが…」


ジロギン
「ぜひ…ぜひお願いします!!」

 


私は即日手術となった。
手術は怖いが、手術しなければ治らないのならば喜んで受ける。


全身麻酔が施され、一瞬にして手術室から病室に移されていた。時間を吹き飛ばしたような感覚だ。

 


医師と女性の看護師が私の病室にやってきた。看護師の腕の中でタオルに包まれた赤ちゃんが抱きかかえられていた。

 

医師
「ジロギンさん。手術自体は無事に終了しました。しかし問題はこの赤ちゃんです。大きさは7ヶ月目くらいと言いましたよね。本来なら保育器などに入れなければならないのですが、自らしっかり呼吸も出来ていて、恐ろしいことに既に肉や魚、お菓子などを食べることもできています。」


ジロギン
「そんなことが…普通は母乳を飲みますよね?」


医師
「これまでにない事例ですが、今ならこの子の命を間引くこともできます。正直、何か異常な…不気味な感じがしてならないのです。」

 

私は迷った。確かに医師の言う通り、不気味すぎる。間違いなく普通の赤ちゃんではない。しかし、まだ「そんな感じがする」程度で生きている命を奪うのは良くないと私は思った。

 

ジロギン
「…一応…私から生まれてきた赤ちゃんですから、私が育てますよ。なぁに、食べ物が私と同じなら少しばかり食費がかかるってだけですから。」


医師
「そうですか…」


医師は納得し、看護師は私に赤ちゃんを抱くように促した。

 

赤ちゃんは目を閉じている。起きているのか寝ているのかはわからない。私に似ている気がしないでもないが、胃の中から産まれた赤ちゃんが似ていてもそんなに嬉しくない。

 

ジロギン
「これからよろしくな。あとで名前考えてやるよ。」


赤ちゃん
「こちらこそよろしく。今度あれ食わしてくれよ、ラーメン♡」

 

不思議で奇妙なパートナーができた。

 

 

 

 


このストーリーはフィクションです!
現在私自身が腹痛が治らないので、もしかしたら「お腹に赤ちゃんがいるのでは?」なんて妄想をしてしまったので、短いお話にしてみました。本気にしないでね!

 

 


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