私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【SS】クロロ 「2人組作れ〜」ヒソカ「!?」

 

とある街のとある場所

かすかな光以外何も届かない所に、幻影旅団のアジトがある

 

クロロ
「今回は大仕事になると考えている。そこで、団員全員に集まってもらいたかったのだが…」

 

ウボォーギン
「集まったのはオレとフェイタン、ノブナガ、フィンクス、マチ、シャルナーク、パクノダ、それにヒソカ…
まぁ上出来じゃねーか?これだけ集まればよぉ」

 

ノブナガ
「いつも通り、暇してるメンツが集まったって感じだな」

 

マチ
「ちょっと!アンタと一緒にするんじゃないよ」

 

フェイタン
「そうね。お前みたいな4mとわたし違うよ」

 

ノブナガ
「おい!円の広さは関係ねーだろ!オレは4mで十分なんだよ!」

 

シャルナーク
「ケンカはよしなよ!初任務のヒソカだっているんだから、既存の団員がちゃんとしなきゃダメだろ!」

 

ヒソカ
(フフフ…ボクとしてはもっとケンカして欲しいんだけどなぁ…❤︎
そのスキに団長と一戦交えられるかもしれないからね♠︎)

 

クロロ
「シャルの言う通りだ。これからすぐ、情報収集に移ってもらいたい。
今回は、この街最大の銀行を襲撃する。しかしこの銀行、侵入者を阻む罠が何重にも施されていて、金庫もかなり頑丈な作りになっているそうだ…
これまで、200件以上の強盗事件がこの銀行で発生したが、全て発生から30分以内に犯人が捕まっている」

 

シャルナーク
「『世界で最も安全な金庫』なんて呼ばれてるらしいね」

 

パクノダ
「聞いたことがあるわ…しかもその銀行、背後にマフィアがついていて、裏社会ともつながっているとか…」

 

クロロ
「もし失敗すれば、そのマフィアとも交戦することになるだろう。敵に念能力者がいないとも限らない…
そこでどんな些細なものでもいい。銀行や関係組織の情報を可能な限り集めてくれ」

 

ヒソカ
(そうなんだ…もしかしたらそのマフィアの中に、青い果実がいるかも♦︎
ってことは、わざと任務をしくじって、戦闘を発生させるのがベストなんじゃない?)

 

フィンクス
「期限はいつまでだ?」

 

クロロ
「12時間後、今夜22時までだ。
22時になったらここに集合。集まった情報を元に作戦を立て、0時に決行する」

 

マチ
「かなり急だね…」

 

ノブナガ
「善は急げって言うだろ?待ってたって進展しねーんだから、さっさとやっちまった方がいい」

 

ウボォーギン
「じゃ、いつも通りでいいな?団長」

 

ヒソカ
(これが旅団か…面白そうだなぁ…これからもこういう任務がたくさんあると考えると…興奮しちゃうじゃないか❤︎)

 

クロロ
「ああ、ではいつも通り2人組を作ってくれ」

 

ヒソカ
(………え?♦︎)

 

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フィンクス
「オレはやっぱりフェイタンとだな。情報源の人間を捕まえようにも、オレだとつい殺っちまうから」

 

フェイタン
「捕まえてくれさえすれば、わたしが体に直接情報を聞くよ。ま、わたしが自分で捕まえてもいいね」

 

ヒソカ
(…え?もしかして、そういう『いつメン』みたいなの決まってるの?❤︎)

 

シャルナーク
「オレはパクと組もうかな。
情報を持ってそうなヤツらの目星はついてるから、そいつらの記憶を引き出して欲しい」

 

パクノダ
「わかったわ。いい情報が見つかったら、全員に共有してあげる」

 

ヒソカ
(どうしよう…このままだと一人になっちゃうかも♠︎)
「だ、団長…ボクと…♦︎」

 

クロロ
「すまないが、オレは今回単独で行動する。誰かヒソカと組んでやってくれないか?」

 

マチ
「………」

 

ウボォーギン
「………」

 

ノブナガ
「………」

 

ヒソカ
(えぇ…なんで誰も何も言わないの?♠︎)

 

クロロ
「誰か…仲間に入れてやってくれよ」

 

ヒソカ
「ボクまだ仲間として認められてなかったの!?♦︎
前任者殺して入ったよ!?ちゃんと蜘蛛のルールに従って入団したよ!?♣︎)

 

ウボォーギン
「オレぁマチと組むぜ!ノブナガは足手まといになるからな!
ヒソカはほら…嫌じゃねーが、まだ能力が未知数で、オレと相性がいいかどうかわからねーだろ?
だから組むなら、次回以降の任務がいいなって思ってよ」

 

ヒソカ
「ボ、ボクのオーラはガムとゴム両方の性質を併せ持つ…」

 

ウボォーギン
「………おう、だからどうした?」

 

ヒソカ
「………」

 

ノブナガ
「オレも組むならマチだと思ってたんだがな…ウボォーは時間にうるせーから、オレとは性格が合わねー。
でも、もしマチがウボォーと組むって言うなら、オレはヒソカと組んでやるぜ」

 

クロロ
「おお!本当か!?」

 

ヒソカ
(ノ…ノブナガくん❤︎)

 

マチ
「ウボォーは怪我しないから、わたしの出る幕なさそうなんだけど…
ここはわたしがウボォーと組んだ方が、丸く収まりそうだね」

 

クロロ
「よし、決まったな。早速任務に取り掛かってもらいたいが…
ノブナガ、ヒソカ、お前らはアジトで留守番を頼む」

 

ノブナガ
「はぁー!?マジかよ団長!?」

 

クロロ
「ヒソカは初任務だ。いきなり2人で動いても上手く連携が取れないだろう…
お前たちは情報が集まって、作戦が決まってから行動してくれ」

 

ノブナガ
「まぁ…そうか」

 

クロロ
「留守は頼んだ。それでは22時に再集合だ」

 

対話

 アジトで留守番中のノブナガとヒソカ

 

ノブナガ
「………」

 

ヒソカ
「………」

 

ノブナガ
「………」

 

ヒソカ
「………」

 

ノブナガ
(気まずっ…)

 

ヒソカ
「………」

 

ノブナガ
(派手な格好してる割に、あまりしゃべらねータイプなんだな。仕方ねぇ。何か話振ってやるか)
「あのよぉ…ヒソカってどこに住んでんだ?」

 

ヒソカ
「て、天空闘技場…♦︎」

 

ノブナガ
「天空闘技場!?お前あそこに住んでんの!?
確かあそこ、戦って勝ち抜かねーと上の階に上がれねーんだろ?
一度挑戦してみたいと思ってたんだよなー!
どうなんだ?強いヤツはいるのか!?」

 

ヒソカ
「別に…♠︎」

 

ノブナガ
「………そう…」
(終わってしまった)

 

ヒソカ
「………」

 

ノブナガ
「………」
(なんでもいいから話題…話題…)

 

ヒソカ
「………」

 

ノブナガ
「…好きな食べ物って…なんだ?」

 

ヒソカ
「………ガム…」

 

ノブナガ
「ガムって…食べ物なのか…?」

 

ヒソカ
「………」

 

ノブナガ
「………」

 

ヒソカ
「あ、あのさ…」

 

ノブナガ
「おっ!なんだ!?なんでも聞いてくれ!」
(ようやく心を開いてくれたか!?)

 

ヒソカ
「トランプ…持ってるんだけど…やる…?」

 

ノブナガ
「………お、おう…」

 

逃走

22時

情報収集に出ていた旅団全員がアジトに再集結する

 

クロロ
「みんな、収穫は?」

 

シャルナーク
「あったよ!かなりいい情報!」

 

パクノダ
「銀行の背後についてるマフィアのメンバーは、だいたい把握できたわ。念能力者もいるみたいね」

 

ウボォーギン
「オレたちは銀行の見張りを減らしてきたぜ!もちろんバレない程度にな」

 

マチ
「アンタ目立ちすぎなんだよ!結局わたしがほとんどやったんだから!」

 

フィンクス
「オレたちは銀行のセキュリティに関して情報を得たぜ。フェイタンが銀行マンの体に聞いてくれた」

 

フェイタン
「彼が今日、一番気の毒な人だたね」

 

ノブナガ
「いや違うな。一番気の毒だったのはオレだよ」

 

フィンクス
「?」

 

フェイタン
「何を言ってるか、ノブナガ?」

 

ノブナガ
「クロロよぉ、確かにヒソカの戦闘スキルは申し分ねぇ。オレも認めてる。
けど、それだけで蜘蛛に入団させるってのはどうかと思うんだが?」

 

クロロ
「どういうことだ?」

 

ノブナガ
「もっと人間性を見ろって言ってんだよ!
ほら、既存の団員と意気投合できそうかとか、協力し合えそうかとか!
12時間もヒソカと2人きりって…しんどすぎて切腹しようと思っちまったじゃねーか!」

 

ウボォーギン
「はぁ?おいおいノブナガお前…いい歳した大人が何を言い出すかと思えば…」

 

クロロ
「ウボォーの言う通り。それはお前がダダをこねているだけだ。
もう子供じゃない。団員同士でコミュニケーションすら取れなくてどうする」

 

ノブナガ
「お前らはその場にいなかったから好き勝手言えるんだよ!
コイツは…ヒソカは普通にコミュニケーション取れるヤツじゃないんだって!」

 

ヒソカ
「………」

 

シャルナーク
「おい!ノブナガ!さすがに言い過ぎだぞ!」

 

マチ
「アンタほんとデリカシーないね」

 

ノブナガ
「だってよぉ!」

 

フィンクス
「ププッ!団長、ヒソカくんが泣いてまーす」

 

フェイタン
「涙でメイクが落ちてるね」

 

パクノダ
「かわいそうに。わたしが化粧し直してあげようか?」

 

突如その場を立ち去るヒソカ

 

フィンクス
「……あーあ」

 

ウボォーギン
「…ノブナガ、お前のせいだぞ」

 

ノブナガ
「お、おいおい!オレは本当のこと言っただけで」

 

クロロ
「ノブナガ…少し黙れ
仲間だからといって、言っていいことと悪いことがある」

 

シャルナーク
「今なら間に合うから、謝りに行きなよノブナガ!」

 

マチ
「いや待って!ノブナガの言い方は確かに悪かったけど、この状況を生み出した原因は、団長にもあると思う!」

 

クロロ
「!?」

 

怠慢

 フェイタン
「どういうことね?」

 

パクノダ
「マチが団長に歯向かうなんて、珍しいわね」

 

ウボォーギン
「明日は雪か?」

 

マチ
「歯向かうとか、そんなつもりはないよ!
でも、前々からその『2人組作って〜』みたいなの、あまり好きじゃなくてさ」

 

シャルナーク
「…どうして?」

 

マチ
「だって、仲良いヤツ同士で組んじゃうでしょ?
ただ仲良いだけで組んでベストなペアになるかというと、そうじゃないと思うんだ!
今回だってそうだよ」

 

クロロ
「………」

 

マチ
「例えば、シャルとパクのペア!
2人は情報処理は得意だけど、戦闘面に不安が残らない!?
もしこの後ウボォーやフェイタンみたいな敵に出会ったら、やられるかもしれない!」

 

パクノダ
「確かに…そのリスクはあるかもね」

 

マチ
「あたしたちのペアはその逆!
情報収集に向いたタイプじゃないから、団長の『情報を集めろ』っていう司令は遂行できず、見張りを倒すだけになってしまった」

 

ウボォーギン
「ああ…そうだな…」

 

マチ
「こういう偏りが出ないよう、個人の能力を踏まえてペアの編成を考えるのが団長の仕事じゃないの!?
団長しか知らない団員個人の能力だってあるんだしさぁ!」

 

クロロ
「………」

 

フィンクス
「………団長、今回はマチの言い分が正しそうだぜ」

 

シャルナーク
「オレもそう思う。いや団長だけでなく、オレたちも考え方を改めないとだな」

 

クロロ
「…確かにそうだな。というか、オレはバカだな。どうかしてた。
オレたち蜘蛛は、小学校のクラスのような、ただの寄せ集めとは違う。
各々が能力を最大限に活かし、蜘蛛全体の目的を達成させる…
そのために集まった、いわば精鋭だ」

ウボォーギン
「精鋭って…そりゃ言い過ぎじゃねーか?うれしいけどよ!
元々は、それこそクラスメイトみたいな幼馴染だったじゃねーか」

 

クロロ
「いや、少なくともオレは、そう思えるくらいお前たちの能力を信頼している。
しかし、その信頼が、お前たちから目を背けさせていたのかもしれない。
『こいつらなら細かく指示せずとも上手くやってくれるだろう』と。
それは信頼ではなく、怠慢だな」

 

パクノダ
「団長…」

 

クロロ
「マチ、礼を言う。
オレは、2人1組を作らせ、生徒同士の交流を図るというカリキュラムを形だけこなしている教師ではない。蜘蛛の団長だ。
そのために何をやるべきか、団員たちとどう向き合うべきか、お前が気づかせてくれた」

 

マチ
「べ、別にそんなつもりじゃ…わたしはただ、思ったことを言っただけだよ」

 

ノブナガ
「なんか、団長が悪いみたいな流れになってっけど、オレもヒソカを傷つけちまった…あいつに謝らねーとな。
でも、今オレがあいつを追いかけたところで、見向きもしてくれねーだろうし…」

 

マチ
「………しょうがないね。あたしが行くよ。あいつを呼び戻してくる。
だからそれまで、今回の作戦は待ってもらってもいい?団長?」

 

クロロ
「もちろんだ。手間をかけるが、頼む」

 

マチ
「………とは言ったものの、あいつの居場所に見当がつかないのよね。誰か知らない?」

 

ノブナガ
「天空闘技場…そうだ!あいつ天空闘技場に住んでるって言ってたぜ!
もしかしたら家に帰ってるんじゃねーか!」

 

クロロ
「ノブナガ…ナイスだ」

 

マチ
「じゃ、ちょっと行ってくるよ。泣き虫ピエロを連れ戻しにね」

 

 帰還

天空闘技場200階クラス

ヒソカの試合が開催され、会場はヒートアップしている

 

実況
「ああーっと!ヒソカ選手!今日はいつも以上に好戦的!
普段は巧みな戦術と不気味な奇術で観客へのパフォーマンスを欠かさないヒソカ選手だがーっ!

今回は何かに対する怒りでも発散するかのように、相手選手をタコ殴りだーっ!!!」

 

ヒソカ
(あんなヤツら仲間じゃない!♠︎
ボクは幻影旅団になんか入ってない!♣︎
ボクは幻影旅団に入ったと見せかけているだけ!♦︎
入ってない入ってない入ってない入ってない入ってない入っていない入ってない入ってない入ってない入ってない入ってない入ってない入ってない入ってない入ってないーーーーっ❤︎)

 

実況
「決まったーーーっ!ヒソカ選手のフィニッシュブローーーーッ!
相手選手は立ち上がりません!審判が生死を確認していますが、これは医者でないわたしが見てもわかるほどの致命傷だーーーっ!」

 

試合が終わり、自分の部屋へ向かおうとするヒソカ

部屋へ続く廊下には、マチが立っていた

 

マチ
「お疲れ」

 

ヒソカ
「………今さら何の用だい?もう蜘蛛に戻る気はないよ♣︎」

 

マチ
「まぁわたしも無理にとは言わないよ。でも、ノブナガが謝りたいってさ」

 

ヒソカ
「………気持ちだけは受け取っておくよ♦︎
でも、いま彼の顔を見たら、つい殺しちゃいそうなんだよね❤︎」

 

マチ
「団長も認めたよ、『怠慢』だって」

 

ヒソカ
(タイマン…!?クロロがボクとタイマンしてくれるのかい!?❤︎)

 

グググ…

 

マチ
「ん?右腕、出血してるね。相手の攻撃食らってたんじゃない?」

 

ヒソカ
「あ、本当だ♠︎でも大したことないよ、これくらい…♦︎」

 

マチ
「いや、結構キズ深そうよ。ちょっと見せて」

 

『念糸縫合』バババババッ

 

ヒソカ
(こ、これは…❤︎)

 

グググ…ズギュ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ン!!!

 

マチ
「はい終わり!本当は1000万貰うところだけど、今回は初回サービス、タダでいいよ!
じゃ、アンタが戻りたくないなら、団長たちにはそう伝えておくから。
わたしは帰るよ」

 

ヒソカ
(………やっぱり………やっぱりいいよ蜘蛛は…❤︎)

 

ヒソカ
「ちょっと待ってくれるかな?マチ♦︎」

 

担当

翌日、夜22時

幻影旅団のアジト

 

クロロ
「今回の作戦に必要なメンバーが揃ったな。もちろんヒソカも」

 

ヒソカ
「せっかく機会をもらえたからには、全力で頑張るよ♠︎」

 

ノブナガ
「…ヒ…ヒソカ…すまなかった!
昨日は言い過ぎちまって!オレが悪かった…!」

 

ヒソカ
「………」

 

ノブナガ
「………」

 

ヒソカ
「………もう気にしてないよ♣︎
またトランプして遊ぼう♦︎」

 

ノブナガ
「ヒ、ヒソカ…!」

 

ウボォーギン
「へっ!ノブナガのヤツ、蜘蛛を結成してから一番いい笑顔してやがるぜ!」

 

ノブナガ
「なっ!テメェウボォー!バカにしやがって!」

 

フィンクス
「なんだかんだお前らも仲良いよな」

 

フェイタン
「ケンカするほど、なんとやらね」

 

ノブナガ
「テメーらまで!」

 

シャルナーク
「おいおい…まぁ何はともあれ一件落着だね、団長」

 

クロロ
「ああ、そうだな。
そして昨日の件を反省し、オレの方でペアの再編成も行なった。今回の作戦は、このペアで動いてくれ。

まずはシャルナークとフィンクス。武力面で劣るシャルナークをフィンクスがカバーする形だ。

そして、パクノダとフェイタン。このペアも同じ理由。

次にノブナガとウボォー」

 

ウボォーギン
「はぁ!?」

 

ノブナガ
「おいおい!こいつとかよ!?」

 

クロロ
「お前ら2人はケンカばかりだが、戦闘でタッグを組むと普段以上の力を発揮する。
もしかしたら、お前ら自身は気づいていないかもしれないが」

 

ウボォーギン
「そうなのか?」

 

ノブナガ
「いや、全然わからん」

 

マチ
「………ってことは」

 

クロロ
「残るマチとヒソカ、お前たちがペアだ」

 

マチ
「………まぁ別にいいけどさ、ウチらが組まされた理由は?何かあるんでしょ?」

 

クロロがマチの耳元に近寄って小声で話す

クロロ
「ここだけの話、ヒソカがお前以外と組みたくないそうなんだ。さっき相談されたんだよ。どうしてもマチじゃないきゃ嫌って言うから、ペアにしたんだ」」

 

マチ
「えぇーーーっ!?それだけの理由!?」

 

クロロ
「すまないが、そういうことだから。しばらくはヒソカ担当としてよろしく頼む」

 

ヒソカ
「よろしくね、マチ❤︎
またボクが怪我したら、治してくれるだろ?♦︎」

 

マチ
「………次は2億ジェニー請求してやるからな」

 

 

こうしてマチはヒソカのお世話係のような役割に就任し、任務をサボりがちなヒソカへマメに連絡するようになったのでした。

 

 

注:この話はファンの妄想であり、本編とは一切関係ありません。