裏社会ではその名を知らぬ者などいない盗賊団・幻影旅団。
彼らは2人1組のペアに分かれて行動することが多い様子。ヨークシンシティ編では、クロロ以外のメンバーはペアを組んで鎖野郎(クラピカ)の捜索に当たっていました。
このペアはクロロによって決められるようです。
無責任に「はい2人1組作って〜」と言うだけで、人数が奇数ではないかとか、誰とも相性が合わなくて組めない子はいないかとかを全く考えない学校の先生と違って、ありがたいですね(陰キャ感)
もしあなたが幻影旅団のメンバーになって、クロロからペアを指定されるとしたら、誰と組みたいですか?
そんな妄想を加速させるべく、団員ごとのタイプを主観混じりでまとめてみました(オモカゲを除く、幻影旅団に所属していたキャラが妄想対象です)。
- 勢いで引っ張ってくれそうな「真・陽キャ」ウボォーギン
- 相手に合わせてくれそうな「良識人」シャルナーク・マチ
- 気に入った相手なら超親しくしてくれそうな「男気大好き」ノブナガ
- 大人な付き合いをしてくれそうな「アダルティ」フランクリン・ボノレノフ・パクノダ
- 純粋がゆえに誰とでも組めそうな「マイペース」コルトピ・シズク・カルト
- 好き嫌いが激しそうな「過激派」フェイタン・フィンクス
- 自他共に認める人見知り「ツートップ陰キャ」ヒソカ・イルミ
- 正直クロロがベスト!だけれども…
勢いで引っ張ってくれそうな「真・陽キャ」ウボォーギン
作中の描写からすると、幻影旅団の中で圧倒的陽キャなウボォーギン。人間離れした巨体に、人の命を奪えるほどの大声、そして単純一途な強化系。これだけの要素がそろったウボォーは、陰キャになりようがありませんね。団員たちの幼少期、流星街にいたころから、ガキ大将っぽい立ち位置でした。
そんなウボォーギンは、誰とペアを組んでも、その勢いと図体で引っ張ってくれると思います。コミュニケーションが得意ではない人でも、ウボォーからいろいろ話しかけてくれそうです。ウボォーのような「真の陽キャ」は、私たち陰キャがペアを組む相手として理想に近いのではないでしょうか?
ただし、ウボォーは時間に厳しい性格。遅刻した人と揉めることが多く、相手をボコることもあるそう。時間にルーズなノブナガやフランクリンは、いつもウボォーとケンカになり、ノブナガはボコられっぱなしと言っていました。
時間にルーズな人がウボォーと組んだら、顔面に「超破壊拳(ビッグバンインパクト)」を食らう覚悟をしておいたほうがいいかもしれません……
人並みの社会性があれば、ウボォーさんと組むのは楽しそう
相手に合わせてくれそうな「良識人」シャルナーク・マチ
シャルナークとマチは、幻影旅団の中でも中立的で、どのメンバーとも分け隔てなく会話しているイメージがあります。彼らなら、仮に苦手なタイプと組むことになっても、最初から「嫌だ」と拒絶することなく、まずは相手に合わせようとしてくれそうです。
頭脳派ながら、子どもの頃はお調子者っぽい性格だったシャルナーク。冷静な側面と明るい側面を持つシャルナークは、対人関係においても柔軟性が高そうに感じます。
そしてマチは何といっても、幻影旅団の厄介者・ヒソカへの連絡担当をしており、団長であるクロロを殺そうとしていたヒソカを最後まで気にかけた優しさの権化。ヒソカときちんとコミュニケーションが取れるというだけで、大抵の人と良い関係性を築けそうです。
ちなみに私はペアを組むなら、マチたそ一択です。クロロに土下座して、賄賂を渡してでもマチたそと組ませてもらいます
気に入った相手なら超親しくしてくれそうな「男気大好き」ノブナガ
ヨークシンシティ編では団員と衝突することが多かったノブナガですが、気に入った相手になら積極的に話しかけ、距離をめちゃくちゃ縮めてきてくれそうな感じがします。
作中では、ウボォーギンと似た性格(そうでもない気がするけれど)で、旅団のほぼ全員にケンカを売ったゴンを気に入り、キルアと共に幻影旅団入りを提案していました。一度はゴンとキルアに逃げられたノブナガでしたが、その後もクロロに2人を推薦するなど、全くへこたれる気配なし。ノブナガも強化系なだけあって、だいぶ単純一途ですね。
他にも、ブラックホエール1号内でエイ=イ一家を捜索中に、自らアジトへの潜入役を買って出たヒンリギと共に、ノブナガも危険を犯してアジトに侵入しています。ノブナガは自分の命を顧みない、男気あふれた人が大好物みたいです。
目的遂行のために命をささげる覚悟ができる人ならば、ノブナガと上手くやっていけるでしょう。なんなら、ノブナガが自分の体を張ってでも守ってくれて、最終的にノブナガだけが死んでしまいそうです。
ノブナガさん頼もしいっすね
大人な付き合いをしてくれそうな「アダルティ」フランクリン・ボノレノフ・パクノダ
一見すると寡黙で、少しとっつきにくそうな印象のあるフランクリンとボノレノフ。特にボノレノフは全身包帯まきまき状態で、普段は表情が全く見えません。
でも2人とも話してみると、ちゃんとトークしてくれるタイプ。見た目と佇まいがちょっと怖いだけで、この2人はビジネスライクな、割り切った大人な付き合いをしてくれそうです。
フランクリンは初登場時、いきなりノブナガと殴り合いのケンカをするなど、やや血の気の多い面もありますが……ヨークシンシティ編の後半では、クロロがさらわれたことで意見が割れた旅団をまとめ上げる、冷静な面が見られました。
そしてパクノダ。彼女は子供の頃から大人びていて、自分より年上であるクロロのことを良く理解し、その才覚を見抜いていました。
正直、クロロのような天才児からすると、流星街には対等なレベルで話せる同世代の子供は少なかったでしょう。流星街の大人たちもクロロの知能や発想の柔軟性に頼っていた部分があったようなので、クロロがいかに突出した能力を持つ子だったかは明らか。
もちろん、心優しきショタクロロは「周りの子たちのレベルが低い」なんて言うことも、心に思うことすらなかったでしょう。が、やはり自然と話が合う人を友達に選んでいたと思います。そんなクロロが気に入っていたのがパクノダです。パクノダは10歳前後で、精神的にはクロロと同じく、すでに成人の域を超えていたのでしょう。
そして当時、サラサ、シーラというおとなしい子集団にいたと思われるパクノダは、どちらかというと物静かな人に対して理解を示してくれそうです。
ペアと過度に仲良くしたいとは思わないけど、相手から嫌われたくないという人は、フランクリン・ボノレノフ・パクノダと組むと、相性バッチリかなと。
パクノダだけめっちゃ文章長くなった…まぁ旅団の過去編読んだ後だとね、しょうがないね
純粋がゆえに誰とでも組めそうな「マイペース」コルトピ・シズク・カルト
旅団の中では年少者と思われるコルトピ・シズク・カルト。この3人は、まだ何者にも染まっていないといいますか、非常に純粋な面が目立ちます。
純粋がゆえにマイペースで、基本的に相手に合わせないからこそ誰とでもペアを組める。そんな感じが、この3人からはしますね。
カルトは年齢の割にかなりしっかりしていそうですが、末っ子ということを考えると実は甘えん坊さんなのではないかと、個人的に予想しています。ブラコン・引きこもり・家出・暗黒大陸の厄災というヤバめな兄たちを抱えるカルトは、家だとなかなか甘えられないので、しっかり者の多い旅団内でのほうが甘々モードになるのではないかと。
旅団の年少組と相性が良さそうなのは、自分が引っ張っていくような先輩気質の人ですかね。特にシズクはかなりマイペースなので、主体的に動ける人がコントロールしてあげないと、全然仕事してくれなさそうです。
少なくとも彼らは、ペアのことを厄介者扱いはしなそうです。後のメンツを考えると、それだけでも良心的に思えてしまう…
好き嫌いが激しそうな「過激派」フェイタン・フィンクス
ペアが気に食わないと超不機嫌になりそうだし、なんなら殺してしまいそうな可能性すら感じさせるのが、フェイタンとフィンクス。
幻影旅団には「団員同士のマジギレ禁止」というルールがありますが、ヨークシンシティ編で団員の意見が割れた際、フェイタンとフィンクスは他の団員たちとバチバチに殺り合おうとしてましたよね……
特にフェイタンは極端な性格をしてそうです。人が触った食べ物は食べられないと言っていましたし、上手く接するのは難しそう。
そしてこの2人は、旅団にあまり馴染めてなかったヒソカに対してもかなり冷たい感じでしたよね。フェイタンは初登場時から早々「ヒソカ嫌いね」と言い切ってましたし、フィンクスはグリードアイランドでヒソカと顔を合わせた際「ここでオレがぶっ殺しておきたい」と言っていました(フィンクスに関しては、ヒソカが裏切った直後だったので仕方なし)。
人の好き嫌いが激しそうなフェイタンとフィンクスは、この2人で組んでもらうのが一番平和そうです。幸いにも、フェイタンとフィンクスは気が合うのか、子どもの頃からバイクにニケツし、大人になってからも2人で行動している姿が多く描かれています。
フェイタンとフィンクスは好き嫌いが激しいがゆえに、お互いを「気が合う貴重な存在」だと認識してそう
自他共に認める人見知り「ツートップ陰キャ」ヒソカ・イルミ
残すはヒソカとイルミ。この2人は作中きっての陰キャで、自身でも「人見知り」「仲間はいない」と言う個人主義者。ヒソカ、イルミと組める人は、世界広しといえど限られるかもしれません。
そしてこの2人と組むなら、命の保証はないことも理解しておかねばならないでしょう。
高い戦闘能力や知力などの魅力的な部分、あるいは潜在能力を有していないと、少し気に入らないことがあっただけで殺してきそうなヒソカ。プロハンター界隈でも有名なシリアルキラーです。
「殺し屋に友達はいらない」と言い放ち、人手が必要なときは自身の針で操作できる針人間を使うイルミ。針人間にされた人は、イルミの強力なオーラで廃人化します。
今ハンターハンターの人気キャラクターランキングをやれば、確実にトップ10入りするであろうヒソカ・イルミですが、現実に学校のクラスなどにいたら、どう接するべきか考えさせられるタイプしょうね……あまり書きたくないのですが、たぶん放課後に公園で野良⚫️とかハ⚫︎とか⚫︎して楽しんでいるタイプ……いや、もうやめておきましょう。
正反対な性格をしているウボォーギンのような人なら、この2人のことも強引に巻き込んで、引っ張ってくれそうな感じがします。圧倒的陽キャならきっと、この2つの陰を照らせる……はず。
ヒソカとイルミは、陰が広くて濃すぎるんだよなぁ…そこが彼らの魅力でもあるのが悩み所さん…
正直クロロがベスト!だけれども…
個性が強すぎる幻影旅団の面々。誰とペアになっても、少なからず苦労する部分はあるかもしれません。
正直、こんな個性派集団を十数年にわたってまとめ上げてきたクロロが、ペアとして最も理想的だと思うんですよね。
幼少期のクロロは、シャルナーク・フランクリンと仲が良かった様子。3人でウボォーの縄張りであるゴミ山からVHSを見つけ、一緒に逃げているシーンがありました。男子グループとしては、シャルナーク・フランクリンとよくつるんでいたのでしょう。
そして、パクノダ・サラサ・シーラという女子グループとも仲が良かったと思われるクロロ。最初にカタヅケンジャーのアテレコしていたのは、この4人でした。
男女ともに顔が効く、恐ろしく隙の無い交友関係。オレでなきゃ見逃しちゃうね。
その後クロロは、ヤンチャグループだったウボォー・マチ・フェイタン・フェイクスともしっかり打ち解けることに成功。クロロが意図したわけではなかったものの、クロロの演技が彼らの心を動かした形でしたね。
そして、元々どこのグループにいたのかよく分からないけれど、なんやかんや合流したノブナガさんも忘れてはなりません。
また、幻影旅団の中途加入メンバー採用はクロロがやっていたそうなので、クロロは創設メンバー以外とも何らかのコミュニケーションを取り、勧誘に成功しているということです。「犯罪者集団ではあるけれど、幻影旅団に入りたい」と思わせる、巧みな会話・交渉をしたのだと思われます。
このようにクロロは、めちゃくちゃコミュ力が高く、いろんな人から好かれる魅力を備えた人物。もちろん、気に入らないからといって理不尽に他人の命を奪うこともありません(理由があれば殺るときは殺る殺人中毒者ではある)。
クロロなら、ガチで誰とでも上手くペアを組めるでしょう。できればクロロと組みたいと考える人も多いはず。
でもですね、幻影旅団メンバーは基本的に13人で、奇数。クロロが単独行動をすることで、残りの12人が上手くペアを組めているのです。もしクロロが旅団内で誰かとペアを組んでしまったら、余り物になるのは、あなたかもしれない……
うっ!頭が…!嫌な記憶がよみがえってくる…!