私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

ばいきんまん「アンパンマンを始末するのだ!」シルバ「了解した」

 

アンパンマン
「ア〜ンパ〜ンチ!!!」

 

ばいきんまん
「ばいばいき〜〜〜ん!!!」

 

今日も空の彼方へ吹き飛ばされたばいきんまん

なんとかアジトに戻り、アンパンマンを倒し、美味しいパンを手に入れる作戦を考え直す

 

ばいきんまん
「クソォ〜!全然勝てないのだ!なんでこう毎回やられちまうんだオレ様は!!」

 

ドキンちゃん
「アンタが弱いからでしょ〜ばいきんまんくん。ねぇ〜え〜、また今日もご飯なしなの〜?」

 

ばいきんまん
「ごめんなのだ、ドキンちゃん………こんな不甲斐ない彼氏で…」

 

ドキンちゃん
「………」

 

ばいきんまん
(無視か………)

 

ホラーマン
「ホラ〜お困りですか?ばいきんまん?ドキンちゃん?」

 

ばいきんまん
「うるさいぞお前!不死身のお前にはわからんだろうな!
日々飯を食わなければ命尽きてしまう、か弱いオレ様たちの気持ちは!」

 

ホラーマン
「たしかに、あなたたち雑菌の気持ちはわからんホラ〜」

 

ドキンちゃん
「言うねぇ」

 

ホラーマン
「でも、一緒に暮らす友達がアンパンマンに負け続ける姿を見るのは、心が痛むホラ〜。だから、こんなものを持ってきたホラ〜」

 

ばいきんまん
「ん?名刺…?ゾルディック家……ってなんだ?」

 

ホラーマン
「世界最強とも名高い、伝説の暗殺一家ホラ〜。
家族全員が、どんな相手でも確実に仕留める超一流の暗殺者らしいホラ〜
以前ちょっと縁あって、この一家の人に会ったのを思い出して。
彼らにアンパンマンを始末してもらうのはどうホラ〜?」

 

ドキンちゃん
「なんだか物騒な話持ちかけてきたじゃない?
暗殺って、殺すことでしょ?いくらアンパンマン相手でも、そこまでする必要は………」

 

ばいきんまん
「いや、ナイスなのだ!ホラーマン!
アンパンマン相手に手抜きは不要!むしろ命を奪う気で戦わないと勝てない!
このゾルディック家にアンパンマンの暗殺を依頼してみるのだ!」

 

ドキンちゃん
「ちょっとばいきんまん!わたし、そこまでしてパン食べたいなんて思ってないし…」

 

ばいきんまん
「見てるのだドキンちゃん!すぐにパンを持ってくるのだ!
そう、アンパンマンの首という名のパンをね………!」

 

依頼

ゾルディック家の名刺に書いてある電話番号に電話するばいきんまん

 

ゴトー
「はい、こちらゾルディック家でございます。私、執事のゴトーがお受けいたします。ご用件をどうぞ」

 

ばいきんまん
「あの〜、オレ様ばいきんまんという者なのですが、名刺を見て電話したのだ。暗殺の依頼をしたくて……」

 

ゴトー
「暗殺のご依頼ですね。かしこまりました。
それでは、当家の暗殺担当シルバにおつなぎいたしますので、このままお待ちください」

 

保留音♪

 

シルバ
「お電話代わりました、こちらはシルバ=ゾルディックという者だ」

 

ばいきんまん
「(な…なんなのだ…このすさまじい気迫と自信…電話越しでもわかるほどだ)オ、オレ様はばいきんまん!暗殺してほしい男がいるのだ!
アンパンマン!アンパンマンという男の首をとってほしいのだ!」

 

シルバ
「………?アンパン…何だって?そんなふざけた名前の人間がいるのか?」

 

ばいきんまん
「ふざけてない!そして人間でもない!パン!アンパンマンという、どちらかというとパンなのだ!」

 

シルバ
「イタズラ電話か…?悪いが、相手にしていられないな。
最近仕事が減ってきて、久しぶりの依頼だと思ったのだが………」

 

ばいきんまん
「イタ電でもない!オレ様はイタズラ好きだけど、今回は本気なのだ!
もう電話じゃラチがあかん!明日直接依頼しに行くから、朝11時ごろに打ち合わせをお願いしたいのだ!」

 

シルバ
「………直接来るということは、ただのイタズラではないということか……
いいだろう。明日11時、ククルーマウンテンにあるゾルディック家の屋敷で待っている。住所は名刺に書いてあるだろう。屋敷の前に重たい門があるのだが……」

 

ばいきんまん
「門?そんなのオレ様には関係ないのだ!ばいきんUFOで飛び越えればいいのだ!
それじゃ明日、よろしくなのだ!」

 

ガチャ

 

シルバ
(UFO…?飛び越える…?終始何を言っているのかわからなかったが、このばいきんまんという男、嘘は言ってなさそうだった…
どうやら、只者ではないようだな…)

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承諾

翌日

ゾルディック家の屋敷

 

シルバの部屋にあるソファに腰掛け、交渉を始めるばいきんまん

 

ばいきんまん
「とにかくアンパンマンというお邪魔虫を始末したいのだ!
けど、オレ様は軽く1,000回以上は負けていて…正直勝てる気がしない…
そこでゾルディック家の力を借りたいのだ!」

 

シルバ
「昨日の時点では断ろうかとも考えていたが…
試しの門やミケ、執事たちを乗り越えて、今こうしてお前がオレの前にいる事実。お前は何も嘘は言っていないということだ。
アンパンマンの暗殺、請け負おう」

 

ばいきんまん
「ほ、本当か!?」

 

シルバ
「ただしオレの報酬金は少々高めだぞ…とりあえず今回は、20億ジェニーで請け負おうと思う。払えそうか?」

 

ばいきんまん
「金か?よくわからんが、うちにある金目のものは全部くれてやる!
それでもオレ様にとって、アンパンマンの死はお釣りがくるほど価値があるのだ!」

 

シルバ
「ほう…お前ほどの男がそこまで言い切るか…
では早速、アンパンマンというヤツの情報をもらいたい。
オレの直感だが、普段以上に警戒した方が良さそうなターゲットだからな」

 

ばいきんまん
「アンパンマンはその名の通り、顔がアンパンでできた男!
真っ赤な服で茶色いマントをつけてるからすぐにわかるはずなのだ!
アンパンマンの居場所は知ってるから、オレ様が教えるのだ!」

 

シルバ
「ターゲットの居場所があらかじめわかっているのは助かる…
戦闘能力はどんな感じだ?なるべく直接戦闘は避けたいのだが、いざという時のために知っておきたい」

 

ばいきんまん
「接近戦を得意としていて、必殺技はアンパンチとアンキック!
両方ともものすごい威力で、オレ様が開発した兵器でも空の彼方へ吹き飛ばしてしまうのだ!」

 

シルバ
「兵器を空の彼方へ吹き飛ばすだと…そんな力…」

 

ゼノ
「恐らく、強化系の使い手じゃろうな」

 

ばいきんまん
「誰なのだ!?(全く気配がなかった…こいつもゾルディック家なのか?)」

 

シルバ
「オヤジ…帰ってたのか?今日は仕事の予定だっただろ?」

 

ゼノ
「たまたま早く終わってな。ところでこの話、ワシも噛ませてくれんかのぉ?
話を聞く限り、アンパンマンという輩はかなりの手練れ…興味が湧いた。
ただ、ビジネス以外で殺しはしたくないのでな。仕事という形で関わりたい」

 

シルバ
「ああ、オヤジがいれば成功率も上がるだろう。
今回オヤジが関わるのは、こちら側の都合だ。報酬金額はそのままで構わない。
不満はないか?ばいきんまん?」

 

ばいきんまん
「はひふへほー!どんな手段であれ、アンパンマンがいなくなればそれでいいのだ!」

 

シルバ
「では契約成立だ。契約書にサインをもらったら、早速仕事に移る」

 

偵察

ジャムおじさんのパン工場

中ではアンパンマン、ジャムおじさん、バタコさん、チーズが楽しそうにパン作りをしている

 

その様子を、100mほど離れた草がげから双眼鏡で覗くシルバとゼノ

 

シルバ
「あの顔デカ男がアンパンマンか?
よく似た顔をした老人もいるが………年齢的に、若い方がばいきんまんの話にあったアンパンマンだろう。
赤い服に、マントをつけているしな」

 

ゼノ
「ここから見る限りでは、ごく平和なパン工場にしか見えんが…」

 

シルバ
「オヤジ油断するな。ああ見えて、ヤツらはばいきんまんを何度も退けている猛者…
確実に仕留められる瞬間を待って、その隙に…」

 

アンパンマン
「ん?」

 

とっさに草の中に身を隠すシルバとゼノ

 

ジャムおじさん
「どうしたんだい?アンパンマン?」

 

アンパンマン
「すみません、誰かに見られている気がして…」

 

ゼノ
「バカな…」

 

シルバ
「この距離でオレたちの気配に感づいただと…
絶を使っていたにも関わらず…」

 

ゼノ
「恐らく、ワシらのオーラのかすかなゆらぎを感じ取ったのじゃろう。
シルバ、これは相当ハードな仕事になるぞ」

 

アンパンマン
「やっぱり何かおかしいなぁ…ボク、ちょっとパトロールに行ってきます!」

 

バタコ
「またばいきんまんかしら?」

 

アンパンマン
「いえ、今まで感じたことのない、もっと強い気配を感じるんです。
街のみんなに危険が及ばないよう、ボクが見てきます」

 

ジャムおじさん
「そうかい…十分気をつけるんだよ」

 

ジャム・バタコ
「それいけ!アンパンマン!」

 

チーズ
「アンアン!」

 

アンパンマンがパン工場の煙突から飛び立つ

 

シルバ
「なに!?アイツ空を飛べるのか…?
しかも羽があるわけでも、機械を使っているわけでもなく…」

 

ゼノ
「念じゃな。ただの強化系ではないということか…
追跡するが、十分な距離を置かないと気づかれるし、地上からでは追いつけんな…」

 

龍頭戯画(ドラゴンヘッド)

 

オーラでできたドラゴンに乗って、ゼノとシルバはアンパンマンの追跡を始めた

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実力

パトロールをするアンパンマン

その後ろ200mほどを追跡するシルバとゼノ

 

シルバ
「オヤジ!もっとスピードは出せないか!?
このままだと距離が離れ過ぎてしまう!」

 

ゼノ
「これが限界じゃ!そもそもワシの龍頭戯画(ドラゴンヘッド)は飛行用の能力ではない!スピードもそれほど速くないんじゃ(しかし、これ以上離れすぎるとワシの円でも探知できなくなってしまう…)」

 

シルバ
「アンパンマンというヤツ、かなりの速度で飛んでいるな…
制約をかけている様子もない…本来ならありえない能力だ」

 

シルバ、ゼノに並走するようにばいきんUFOが現れる

 

ばいきんまん
「おい!暗殺はまだなのか!?
お前らが凄腕の暗殺者というから期待したというのに…鬼ごっこしてるとは何事なのだ!?」

 

シルバ
「うかつに近寄れば勝機を逃す。オレたちは確実に仕留められる時まで行動はしない」

 

ばいきんまん
「プロならクライアントの意向に沿って仕事しろ!!
そんなんじゃいつまでたってもアンパンマンはやれんぞ!!」

 

UFOの中にはホラーマンも乗っている

 

ホラーマン
「ホラ〜、あまりプロのやり方に口出ししないほうが…」

 

ゼノ
「おお!いつかの骨男くんじゃないか!去年のコミケ以来じゃな」

 

ばいきんまん
「え?コミケ………?
ホラーマン、お前コミケでゾルディック家と知り合ったのか?」

 

ホラーマン
「実はそうホラ〜」

 

シルバ
「オヤジ…コミケなんて行ってたのか…」

 

ゼノ
「ワシが行きたかったわけじゃないわい。ミルキのヤツが付き添ってほしいと言うから行っただけじゃ」

 

ばいきんまん
「ええい!もうお前たちには任しておけん!
こんなちんたらやってるなら、オレ様が自分でやったほうが早〜い!」

 

シルバ
(こいつ…早死にするタイプだな…オレの見込みはハズレだったか)

 

地上にはカバオくんの姿が

 

カバオくん
「お〜い!アンパンマ〜ン!」

 

アンパンマン
「カバオくん!どうしたんだいこんなところで?」

 

カバオくん
「いやぁ、お腹すいちゃって、何か食べ物ないかな〜って………
うわぁ!アンパンマン!後ろからばいきんまんが!」

 

ばいきんまん
「気づいたかお邪魔虫!ここであったが107年目!
今日こそお前をぶっ飛ばしてやるぞ!」

 

アンパンマン
「ばいきんまん!!!」

 

その様子を静観するシルバとゼノ

 

シルバ
「オヤジ…」

 

ゼノ
「チャンスじゃな。依頼人を囮にするのは癪じゃが、このスキに身を隠すとするかの」

 

ばいきんまん
「まずはオレ様がーーー…と思ったけどまずはお前がいけホラーマン!」

 

UFOからアンパンマンに向かって投げ飛ばされるホラーマン

 

ホラーマン
「ホラ〜〜〜〜〜〜こんな役ばっかり〜〜〜」

 

アンパンマン
「ア〜ンパ〜ンチ!!!」

 

ホラーマン
「ホラ〜〜〜〜〜〜」

 

空の彼方まで吹き飛ばされるホラーマン

 

シルバ
「ばいきんまんの話は本当だったか………骨だから人間より質量は軽いとはいえ、あれほど吹き飛ばすとは」

 

ゼノ
「こんな強化系能力者は見たことがない。一発の威力なら、ネテロのジジイの百式観音をはるかに上回るのぉ」

 

スキをついて、ばいきんまんが仕掛ける

 

ばいきんまん
「バカめ!スキを見せたなアンパンマン!食らえ必殺の水鉄砲!」

アンパンマン
「ウワァァぁぁ…顔が濡れて力が」

 

カバオくん
「ア、アンパンマン…!ボク、助けを呼んでくるよ!」

 

ばいきんまん
「させるかぁ!カバの子供めぇ!!!」

 

ゼノ
「シルバ、今じゃ!やれ!!!」

 

ザシュッ

 

どこからともなく現れたシルバが、一瞬にしてアンパンマンの首を切断した

 

シルバ
「ばいきんまん、任務完了だ」

 

ばいきんまん
「……い、今さらなんなのだ!でしゃばりやがって!
しかも、アンパンマンは首を落としても意味ない!!!」

 

シルバ
「…どういうことだ?」

 

その場にやってくるアンパンマン号、カレーパンマン、しょくぱんまん、メロンパンナちゃん

 

ばいきんまん
「って来るの早っ!!!カバオ優秀すぎか!?」

 

カレーパンマン
「ばいきんまん!…と知らないヤツが2人か」

 

しょくぱんまん
「直感ですが、あの2人かなりの使い手ですよ。カレーパンマン、メロンパンナちゃん、油断しないように」

 

メロンパンナ
「私はばいきんまんをなんとかするから、あの2人は任せたわ」

 

ジャムおじさん
「アンパンマンの顔を焼くまで時間がかかる…みんな、少し時間を稼いでくれないか!」

 

ゼノ
「シルバ、サポートせい。ヤツらの動きを止めたらワシもろともで構わん…殺れ!」

 

シルバ
「了解」

 

ばいきんまん
「こうなったら全面戦争だ!覚悟しろよパン戦士ども!」

 

双方が臨戦態勢に入る

 

ゼノ
「龍頭戯画(ドラゴンヘッド)…そして、牙突(ドラゴンランス)!」

 

カレーパンマン
「カレービュー!!!」

 

オーラのドラゴンとカレーがぶつかり合い、激しい衝撃波が起こる

 

バタコ
「ウワァ!」

 

ジャムおじさん
「集中だよバタコ!今回はかつてないほど厳しい戦いになる!」

 

ゼノ
(オーラを高熱のカレーに変えて吐き出す能力か…変化形に放出系、双方をかなり高いレベルで習得している)

 

シルバ
「オヤジの技を相殺するとは…なんてカレーだ」

 

カレーパンマン
(へぇ…少しは遊べそうじゃん!)

 

ゼノのドラゴンがカレーパンマンを襲うが、華麗に避けつつカレービューで反撃する

それもかろうじて交わし続けるゼノ

 

そして、空中のばいきんUFOに向かって飛ぶメロンパンナちゃん

メロンパンナ
「食らえばいきんまん!メロンパンナのメロメロパ〜ンチ!!!」

 

ばいきんまん
「あ〜〜〜〜!!その技には弱いのぉぉ〜〜〜」

 

メロンパンナのパンチが当たり、メロメロになるばいきんまん

 

ばいきんまん
「メロメロ〜メロメロ〜」

 

シルバ
(ばいきんまんが完全に戦意喪失している………操作系か?恐ろしい能力者たちだ)

 

シルバの前にしょくぱんまんが立ちはだかる

 

しょくぱんまん
「あなたの相手はボクです!」

 

シルバ
(こいつに関しては、まだ能力を見せていない………
確かに…秘めた能力が未知数である以上、命を賭して動きを止めなければ確実には仕留められない)

 

バタコさん
「みんなありがとう!アンパンマンの顔ができたわ!
行くわよ!それーーー!」

 

バタコさんがアンパンマンの顔を投げる

凄まじいスピードとコントロールで、アンパンマンの顔と体がつなぎ合わさる

 

アンパンマン
「元気100倍!アンパンマン!」

 

ゼノ
「オーラの絶対量が増えとるのぉ…」

 

アンパンマン
「お前たち!よくもやってくれたな!
まずはお前からだ!スキだらけのばいきんまん!」

 

ばいきんまんに向かって飛来するアンパンマン

シルバ
(速い…!頭を交換したことで、体術も向上してると見て間違いないな)

 

ばいきんまん
「メロメロ〜」

 

アンパンマン
「ア〜ンパ〜ンチ!!!」

 

ばいきんまん
「ばいばいき〜ん!!!」

 

空の彼方に消えるばいきんまん

 

ゼノ
「………」

 

シルバ
「………」

 

カレーパンマン
「さぁ、残るはお前たちだ!」

 

シルバ
「オヤジ、あれじゃばいきんまんは助からないだろう。もう終わりだな」

 

ゼノ
「そうだのぉ…勝手で悪いが、ワシらはここで引かせてもらう。
依頼人がいなくなった以上、お主らはもうターゲットではないのでな」

 

カレーパンマン
「………そう…か…戦わなくていいの?」

 

ゼノ
「…ワシはタダ働きもタダ死にもまっぴらじゃわい」

 

カレーパンマン
「………ひとつ聞いていいかい?サシでやったら、オレとアンタどっちが勝つ?」

 

ゼノ
「そりゃ十中八九ワシじゃろ。お主が本気で、ワシを殺ろうと思えば話は別じゃがな。
全くなめたパンじゃ」

 

立ち去るシルバとゼノ

 

アンパンマン
「なんだったんでしょう?彼ら」

 

カレーパンマン
「さぁ?ばいきんまんの仲間じゃねーのか?」

 

しょくぱんまん
「でもその割には、すんなり帰って行きましたね」

 

ジャムおじさん
「何はともあれ、全員無事だったのだから一安心だよ」

 

アンパンマン
「そうですね!」

 

後日

電話をするばいきんまん

 

ゴトー
「はい、こちらゾルディック家。私、執事のゴトーが…」

 

ばいきんまん
「こちらばいきんまんと申しますがァァーーーア!!!
シルバくんに代わっていただけますかァァーーーー!?」

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保留音♪

 

シルバ
「ばいきんまんか…あれだけ飛ばされて、よく生きてたな」

 

ばいきんまん
「何が『よく生きてたな』だ!お前らあの後、すぐ帰ったそうだな!!
中途半端な仕事しやがって!それでも世界一の暗殺一家かぁ!?」

 

シルバ
「依頼人がいなければ、仕事を続けても仕方ないだろう。
それに、あのまま戦っていたら、オレたちは殺されていた可能性がある」

 

ばいきんまん
「ぐぬぬ…結局暗殺は無理だったってことか?!
もうゾルディック家には依頼しない!ばいばいき〜〜ん!!!」

 

シルバ
「ああ、オレもお前の依頼を受けるつもりはない」

 

双方、電話を切った

 

 

息子たちを自室に集めるシルバ

 

イルミ
「父さん、どうしたの?」

 

キルア
「浮かない顔してるね?なんかあった?」

 

ミルキ
「(オレが内緒でコミケ行ったから怒ってるのかな…?パパも一緒に行きたかったのか?)」

 

カルト
「………」

 

シルバ
「割に合わない仕事だった………お前ら」

 

キルア
「?」

 

シルバ
「パン工場には手を出すな」

 

こうしてゾルディック家に新しいルールが生まれた

 

 

注:これはファンが考えたストーリーであり、ハンターハンターおよびアンパンマン本編とは一切関係ありません。