私の名前はジロギン。
アンパンマンに登場するキャラクターに「ホラーマン」というキャラがいるのはご存知でしょうか?しゃべるガイコツのようなキャラです。
毎回ストーリーに関わってくるわけではありませんが、準レギュラー的な立ち位置で、ばいきんまんとともに登場しますね。
このホラーマンですが、実は「不死身」という能力を備えています。
ホラーマンの体に衝撃が加わるとバラバラになってしまいますが、バラバラになった体を自分の意思で元に戻すことができるのです。
そう、これこそがホラーマンの不死身能力。
この能力を使えば、ばいきんまんはもっと簡単にアンパンマンたちから食料を奪えそうなぃがするんですよね。
今回は、ホラーマンの不死身能力を使った、食料強奪の方法を考えてみたいと思います。
- ホラーマンとは?
- ホラーマンに特攻させる
- ホラーマンの骨でアンパンマンを拘束する
- 骨を散弾銃のように発射する
- 見せしめにホラーマンをボコボコにする
- ホラーマンの体の骨だけを利用する
- ホラーマンの優しさがあればすぐ食料はもらえそう
ホラーマンとは?
全身が骨という、映画の敵キャラクターなどを除くとちょっと怖い姿をしているキャラです。
でも、ホラーマンの性格は全然怖くありません。どちらかというと気弱で、他人を怖がらせようという考えは基本的にないようです。
時には勇気を出して戦うこともありますが、全然強くないので、負けることばかり・・・
見せ場はあまりない、少しかわいそうなキャラでもあります。
ホラーマンの過去については明かされておらず、謎の多いキャラクターです。
ホラーマンはドキンちゃんに一目惚れしたことから、いつもばいきんまんサイドの味方をします。
ただ、ホラーマンには善悪の価値観がないようで、本人としても「ばいきんまんの味方、アンパンマンの敵」というような考えはなそうです。
時には人助けもする、意外といい人(骨)なんですよね。
必殺技は「ホネブーメラン」。胸についた2本のホネをブーメランのように投げて攻撃します。
ホラーマンの遠距離攻撃用武器ですが、攻撃力はかなり低く、相手にダメージを与えることはほぼありません・・・
そんなホラーマンですが、作者のやなせたかし先生にとってはお気に入りのキャラだそうです。
本当は1回だけ登場させる予定でしたが、思った以上に人気が出たので準レギュラー化したのだとか。
それでは考察をしていきましょう!
ホラーマンに特攻させる
不死身のホラーマン。例えばアンパンマンの必殺技「アンパンチ」を食らってバラバラになったとしても、また組み替えることくらいすぐできるはず。
物理攻撃をしてくる相手に対して、ホラーマンは無敵に近い強さを誇ると思います。何度でも立ちはだかる、骨の壁です。
これを利用し、ばいきんまんはまずホラーマンを特攻させるべきでしょう。
ホラーマンが捨て身で突っ込んでアンパンマンの足止めをする。その隙にばいきんまんが食料を奪う!という作戦!
・・・でも、「アンパンチ」はちょっと特殊なパンチでしたね。相手を空の彼方まで吹き飛ばす効果があります。
ホラーマンがアンパンチを食らった場合、バラバラになっても各パーツ全て吹き飛ばされてしまう可能性があるでしょう。
強制的に戦線離脱させられてしまうのであれば、ホラーマンの不死身が活かせません・・・
この作戦は却下!
ホラーマンの骨でアンパンマンを拘束する
体の骨を自在に操れるホラーマン。ならば、バラバラになって元に戻るタイミングで、アンパンマンの体を巻き込んで、そのまま拘束してしまう、なんてこともできそうです!
ジャムおじさんの取り巻きたちは、アンパンマンさえ封じてしまえば、戦闘力はほとんどありません。
ホラーマンの体に組み込まれてしまったアンパンマンは何もできず、そのままばいきんまんが食料を奪うのを見ているだけになってしまうことでしょう!
・・・でも、ホラーマンって力が全然ないんですよね。
ホラーマンの「ホラブーメラン」も、非力すぎて相手に大したダメージを与えられないことがほとんど・・・
ホラーマンの力では、アンパンマンのパワーを抑え込むことはできないでしょうね・・・
この作戦も却下!
骨を散弾銃のように発射する
私は幼い頃から、ばいきんまんの攻撃はとても直線的だと思っていました。
UFOから伸びた腕でパンチしたり、ハンマーなどの武器を使う。
たまに水鉄砲で攻撃することもありますが、決定打にはなりません。やはりあの腕の攻撃を確実にヒットさせなければ、アンパンマンには勝てないでしょう。
そこでホラーマンの不死身能力の出番です。
あらかじめバラバラにしておいたホラーマンをアンパンマンに向かって投げる。
アンパンマンが骨で前が見えなくなっている隙に、ばいきんまんは背後に回り込み、腕の攻撃を当てる・・・
これでいけるはず!ばいきんまんの勝利!
・・・でも、アンパンマンってめちゃくちゃ戦闘慣れしてますよね。
骨の破片が飛んできたら、当たらないように大回りに飛んで、骨を避けながらばいきんまんに近寄ってきそうです。
こんな「子供だまし」みたいなセコイ作戦が、歴戦の猛者であるアンパンマンに通じるとは思えませんね・・・
だめだ、この作戦も却下!
見せしめにホラーマンをボコボコにする
これまでばいきんまんの作ってきた兵器は、ことごとくアンパンマンに攻略されてしまいました。
おそらく、今後もばいきんまんの兵器がアンパンマンに勝つことはほとんどないでしょう。
ならばどうするか。この原因を考えましょう!
ばいきんまんの兵器を直接アンパンマンに使ってしまうから、攻略されてしまうんです!
まず、ばいきんまんが「オレ様の作った兵器がどんな威力か!まずはこのホラーマンを実験台にして証明してやる!」などと言います。
そして兵器をホラーマンに向かって使うのです。
ホラーマンは不死身なので、まず命に別条はないはず。しかし、バラバラになるホラーマンを見たアンパンマンやジャムおじさんは「自分たちもこうなるのでは?」と、最悪のパターンを想像することでしょう。
下手な争いは避けたほうがいいと、大人な判断をしたジャムおじさんがばいきんまんに食料を渡す・・・
これだ!これは完璧でしょう!
・・・でも、そう簡単にばいきんまんに恐れをなすアンパンマンじゃないですよね。
しかも、ホラーマンって基本的にばいきんまんの味方をしますし、アンパンマンが
「ホラーマンがやられたところで、そいつはボクたちの仲間じゃないからなんとも思わないよ」
なんて思ってしまったら、この作戦は意味をなしません・・・
やっぱり却下!
ホラーマンの体の骨だけを利用する
でも、ホラーマンを使って脅しをかけるっているのは、結構有効な方法だと思うんですよね。
直接戦闘では、ばいきんまんはアンパンマンに勝てませんから、少し頭を使う必要があると思います。
先ほどの作戦の問題点は、「ホラーマンがアンパンマンの味方ではないからボコボコにしても効果がない」ということですね。
ならば、アンパンマンの味方がひどい目にあったと思わせるのはどうでしょう。
まず、不死身の能力を使って、ホラーマンが自分の頭と体を分離します。
そして、ばいきんまんは体の骨だけを持ってアンパンマンの前に向かうのです。
そしてアンパンマンに向かって、
「オレ様の新兵器を食らうとお前もこうなるぞ、アンパンマン・・・そう、この骨だけになったカバおのようにな!」
とホラーマンの体のみを見せつける!
ホラーマンの頭があると、骨格の関係からカバおくんやその他の住民たちでないとバレてしまうでしょう(ホラーマンは人間に近い骨格ですが、アンパンマンワールドのキャラはほとんどが動物や食べ物をモチーフとしており、骨格が完全に違います)。
そのため体だけを持っていくのです。
アンパンマンはカバおくんを骨だけにする兵器の威力に驚愕。さらにカバおくんを救えなかったことに絶望。
ばいきんまんに敗北を認め、食料を明け渡すことでしょう!
よし来た!この作戦こそ完璧!
・・・でも、アンパンマンがカバおくんの復讐に燃えてしまったらどうしよう。
本気でばいきんまんに攻撃を仕掛けるかもしれませんね。
さらに、アンパンマンが
「カバおくんはもういないが、これ以上犠牲者を出さないためにもばいきんまんを倒す!」と前向きな方に考え方に変えてしまったら・・・火に油を注ぐだけになってしまいますな。
やはりこの作戦も却下か・・・まずいぞ、全然ホラーマンの不死身を活かせない!
ホラーマンの優しさがあればすぐ食料はもらえそう
ホラーマンの不死身能力を使った食料の奪い方・・・
いろいろ考えてきたのですが、いい作戦が思い浮かばない・・・
アンパンマン考察も、ここまでか・・・
なんて諦めかけていた私でしたが、ホラーマンの不死身能力なんて使わなくても、もっと便利、いや、素晴らしい能力で食料を手に入れるのに役立ってくれるのです。
ホラーマンがばいきんまんの味方をする理由は、「ドキンちゃんが好きだから」なんですよね。
ドキンちゃんがばいきんまんサイドについているので、ホラーマンもばいきんまんの味方をしているだけです。
ホラーマン自身には善悪のこだわりはほとんどないようで、時にはアンパンマンたちの味方になったり、人助けをしたりする事もあります。
意外に優しい面も持ってるんですよね。顔は怖いですけど。
例えば、ホラーマンがジャムおじさんやバタ子さんの手伝いをすれば、そのお礼に食料を分けてもらえる気がします。
ばいきんまんは、ホラーマンを戦闘に利用せずとも、もっと平和的に食料をもらうことができるはず。
ばいきんまんが自分からジャムおじさんたちの手伝いをすることはないでしょう。
一方で、ばいきんまんにない部分を持っているホラーマン。
ばいきんまんがそこに気づければ、本当の意味で、ホラーマンを有効に利用できそうです。
今回はちょっといい話で終わりにします。