これまでハンターハンター考察記事を幾度も書いてきましたが、このキャラクターについて書くのを忘れていました。なんてミスを犯していたんだ私は。
誰かって?もちろん、ゴレイヌさんです!
ゴレイヌさんについての記事を書くことを怠っていました・・・
ハンターハンターファンの間では何かとネタにされがちなゴレイヌ。そして作中でもレイザーの投げる球によって1発で気絶させられてしまうという扱いで、あまり良い印象を持たれないゴレイヌ。
しかし、私は、ゴレイヌは強くて優しくて優秀なハンターであると思うのです!
そこで今回は、ゴレイヌが優秀なハンターであることを証明する根拠をまとめてみました!
ゴレイヌさんとは?
主人公・ゴンそしてキルアと時を同じくしてグリードアイランドに入り込んだプロハンター。短い髪にゴリラのような風貌の男性です。
グリードアイランドに入り込んだ目的は、依頼主バッテラ氏から払われる報酬。
序盤は活躍こそ目立った活躍はありませんでしたが、レイザーの出す課題をクリアし、グリードアイランドクリアに必要不可欠な「一坪の海岸線」を手に入れるためにゴンと協力します。
レイザーとのドッジボール対決では序盤こそ活躍したものの、レイザーの球を顔面に受け気絶するというなんとも悲しい結果に終わってしまいました。
ゴレイヌさんが強くて優秀なハンターである根拠
では、ゴレイヌさんがいかに強くて、優秀で、心優しいハンターなのか。そう言える根拠をまとめます。
1.念の高等応用技術
ゴレイヌさんの念能力は
「白の賢人(ホワイトゴレイヌ)」
「黒の賢人(ブラックゴレイヌ)」
です。白と黒のゴリラ型の念獣を具現化します。
3匹が並んだら、もうどれがゴレイヌさんだかわかりません。
ホワイトゴレイヌは白のゴリラとゴレイヌの位置を入れ替えます。
これによりレイザーの豪速球を避けました。変わり身の術のようにゴリラを利用できるようです。
ゴリラはレイザーの球で消滅してしまいましたが、もし弱い敵相手なら意表をつくこともできそうです。
またブラックゴレイヌは、黒のゴリラと自分以外の対象者の位置を入れ替えることができます。
ゴレイヌさんがゴリラを攻撃しようとした瞬間に敵とゴリラの場所を入れ替えれば、何が起きたのかわからない相手に確実に攻撃をヒットできますね。
レイザーもボールを避けられませんでした。
それから、ゴリラを海中に沈めたりして、敵と場所を入れ替えれば一瞬で相手を海中に引きずり込むことも可能です。
おそらくゴレイヌさんのゴリラも念の有効範囲があると思うので、限界があるでしょうけど。
まるでワープに近い能力を持つゴレイヌ及びゴリラたち。
本来念能力は「人間の力を超えた能力は作れない」はずでしたが、そんなことは御構い無し。
いや、ゴレイヌさんが優秀だということでしょう!
さらに念獣を操作するには、具現化系、操作系、放出系の3つの能力を使う必要がります。ゴレイヌはゴリラに特殊能力を付加しつつ、3系統を同時に操るという離れ業もやってのけているのです。
これは間違いなく念の扱いに長けた優秀なハンターである根拠になるでしょう!
2.グリードアイランドを一人でプレイ
さらにゴレイヌさんのすごいところは、ゴンたちと出会うまでグリードアイランドを一人でプレイしていたという点です。
念能力者しか入れないグリードアイランド、ということは出会うプレイヤー全てが何かしらの念能力を持っており、危険な相手も多いでしょう。実際にボマーもいましたし、幻影旅団も入り込んでいましたから。
その中で一人でプレオイしていたゴレイヌは、相当腕に自信があったということでしょう。
直接戦闘する描写はありませんでしたが、当時のゴンキルアよりはるかに強かった可能性があります。
さすがにゴンキルアでも、一人でグリードアイランドクリアは無理でしたでしょうから。
最終的にゴレイヌはツェズゲラチームに入りましたが、途中でゲームをリタイアしてます。考えあってのことです。プロは無茶なこともしないのです。
3.報酬よりも仲間との関係が大切
グリードアイランドが進行する裏で、バッテラ氏は、グリードアイランドのクリアで現実に持ってこられるカードで治療したかった恋人の死を理由にグリードアイランドのクリアを断念してしまいます。
ゴレイヌさんもゲームを降りることになりましたが、交渉の結果40億ジェニーを報酬としてもらいました。
実質ゴンたちへのバッテラ氏からの報酬はなくなってしまいましたが、ゴレイヌさんは40億を自分、ゴン、キルア、ビスケの4人で山分けすることを提案。
理由は「自分一人で得られた報酬ではないから」とのこと。
ゴレイヌさんが持ち逃げしてもバレなかったでしょうが、きちんと仲間で分ける姿勢を見せました。
これは、仕事仲間に対する姿勢、まさにプロ意識でしょう。
報酬に目がくらむことなく、冷静に仲間との成果と考えられ、そして仲間との関係を壊さないようにする。
これによって次からも一緒に仕事をしやすくする。一流の考え方と言えます。
さらにゴレイヌさんは、ゴンたちの希望でボマーたちの傷を癒すために「大天使の息吹」のカードも渡しています。
本来このカードは非常に貴重なカードで、現実に持って帰ることもできた超いいカードなのです。
それでも仲間のためならば明け渡す。まさにゴレイヌの優秀さ、何より優しさを示すシーンでした。
4.いいハンターは動物に好かれる
これはカイトの言葉ですね。いいハンターは動物に好かれるそうです。
おそらくゴレイヌはゴリラを具現化する修行をしたはず。具現化の修行は、具現化する物の実物を触ったり、舐めたり、遊んだりすることでイメージが具現化するようになってきます。
つまりゴレイヌはゴリラに対してこれらのことをしていたはずです。
この修行にはゴリラ側の協力も必要でしょう。
ゴリラもゴレイヌさんが好きでないと舐めさせてりしてくれないはず。
ゴリラが好きになるほど、ゴレイヌさんはいいハンターだということです。
優しさも兼ね備えたハンターなのです。
5.えげつねぇな・・・
グリードアイランドで「一坪の海岸線」のカードを手に入れるためには、15人の仲間が必要でした。
一坪の海岸線はグリードアイランド内で3枚までクローンを作ることができるのですが、これではカードの枚数が足りずに仲間割れしてしまいます。
この事実に気がついたのはゴレイヌさんとキルアのみでしたが、キルアよりもはるかに早くゴレイヌさんは「一坪の海岸線」を手に入れるえげつなさを把握していました(キルアも気がついたのはゴレイヌの発言を受けてです)。
ゴレイヌさんの頭の回転の速さは、キルアやダブルハンターで経験豊富なビスケをも上回るということでしょう。
6.左利き
これはあまり優秀さとは関係ないのですが、ゴレイヌさんは左利きです。
上記の画像でボールを投げているのも左手ですし、食事するときも左手でお箸を持っています。
投げるのも食べるのも左手でやっているのだとしたら、ほぼ間違いなく左利きでしょう。
まぁあまり関係ないですが、豆知識程度に。
やっぱゴレイヌさんは最高だぜ!
- 念の高等応用技術
- 単独でグリードアイランドをプレイ
- 仲間を大切にする
- 動物に好かれる
- 頭の回転の早さ
- (あと左利き)
これらの要素から、ゴレイヌさんは強くて優しくて優秀なハンターであると言えます。
戦闘描写がなかったことと、唯一戦いを描いた相手がレイザーという旅団よりも強そうな相手であり、あまりにも差が開きすぎて強さがいまいちわからなかった点が残念でした。
ゴレイヌの強さは、なんとなくツェズゲラあたりと同じくらいな気がします。
ブシドラ=アンビシャスさんとも同じくらいかなと思います。
全体を通してゴレイヌさんは常に優しい男です。
ゴンやキルアに対してお兄さん的な立場からアドバイスしたり協力してくれたりしました。イメージとして体育の先生みたいな感じですね。
優しい男はもてるといいますので、私もゴレイヌさんのように優しい男になりたいなと思います。ルックスは・・・うん・・・
ゴレイヌさん登場!ハンターハンター16巻!