時間が有るので日本史でも勉強しようかなぁと思いましたが、挫折しました。その時間わずか30分!勉強嫌いすぎますね。
それでも聖徳太子が出てくるあたりまでは頑張りました!ここら辺から少しずつ難しくなって来るんですよね、日本史は。
学生の頃は苦労しました。

聖徳太子といえば、実は日本を代表する超人です。様々な伝説が語り継がれていますね。
例えば…
聖徳太子は馬小屋で生まれた!
あのイエス・キリストと同じ誕生の地、馬小屋!一部では神と崇められるキリストと同じ経歴をもつ超人です!
1度に10人の話を聞いた!
聖徳太子は10人から同時に話しかけられた時に、すべてを聞き分けて適切な対応をしたとされている超人です!
まず無理ですね、10人の話を同時に聞くなんて…私なんか「人の話聞け!」ってよく言われます。1人聞くのもやっとです。
空を飛んだ!?
こちらは諸説あるのですが、空を飛んだのではないかともされているとか何とか…
これは見紛うことなき超人です!
伝説、というより都市伝説のような聖徳太子の逸話。どれも常人ではまずこなせないことですよね。
ええ、そうなんです。もう都市伝説が超人過ぎて
「聖徳太子なんていなかったんじゃない?」
とさえ言われているのです…
確かに「冠位十二階」や「十七条の憲法」を制定したという功績はあります。
しかし文献によっては、当時考えたとは考えられない表現がされていることもあり、これらの功績は聖徳太子の後付け設定なのではないかと考えられています。
このような理由から「聖徳太子はいなかった説」が騒がれ始めました。
とすると先述の数ある聖徳太子伝説も作り話に過ぎなかったということになりますね。
もちろん「聖徳太子はいなかった」ということも確定したわけではありません。いた可能性もまだ残されています。
では何故、聖徳太子にこのような伝説が作られたのか…
これについても諸説あるのですが、私が最も共感した説は以下の説です。
当時日本は、中国、すなわち隋と国交を結ぼうと必死でした。遣隋使として小野妹子が隋に派遣されていたのは有名ですね。
隋と交流していく中で、隋よりも優位な立場で取引を進めたかった日本は、
「うちには聖徳太子っつぅ超人がいるんだ。
キリストと同じ馬小屋で生まれ、10人の話を同時に聞き、何なら空も飛べるんだぜ〜。
スゲェだろ?そんな奴がお前らに目をつけたら、どうなる?ビビったか!?隋さんよぉ〜?」
と、隋に対してちょっと脅しをかける意を込めて、聖徳太子という超人を作り上げた。
こういう説もあります。
何だかありえそうな説だと感じたので、私は一番共感してます。
聖徳太子の存在そのものが都市伝説と化してきている昨今…
もしかしたら聖徳太子という人はいたのかもしれませんが、その伝説や逸話に関しては作り話という可能性もありますよね。
私たちが当然のように学んできた歴史が、どんどん変わっていくことに、嬉しいような悲しいような微妙な気持ちになりました。