私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

怖い話にありがちな幽霊のズルすぎるチート能力7選

私の名前はジロギン。

 

私は「怪談話」や「怖い話」などが大好きで、夏だろうが冬だろうが構わず背筋がゾッとする話を読んだり聞いたりしてしまう。

その割には結構な怖がりで、昼間の墓地を歩くだけで怖いなぁ怖いなぁと感じてしまうような人間なのだが、怖い話にはとても興味がある。

 

怖い話の定番といえば、「幽霊が出てくる話」だろう。

「引っ越した先が、以前の住人が自殺した事故物件で、その幽霊の怨念にさらされた」や、「病院の看護師さんが夜勤の際に恐ろしい心霊体験をする」など、ある程度パターンは決まっているのだが、わかっていても私はついつい怖いなぁと感じてしまう。

こういった「幽霊が出てくる話」の多くが創作話だとは思うのだが、ゆえにリアリティが重要で、あまりに常識はすれな設定にしてしまうと創作だとバレてしまう可能性も高まる。

 

私も怖い話を見聞きしている中で「この幽霊の能力チートすぎるだろ!そんなわけない!絶対作り話だ!」と思う時は数多くある。

そこで今回は怖い話にありがちな幽霊のズルすぎるチート能力7選を紹介していこうと思う!

 

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ステルス能力

幽霊は基本的に「霊感が鋭くないと目に見えない」という場合が多い。

霊感が鋭い人というのはごくわずかで、だいたい怖い話で登場する3〜6人くらいのグループに1人いるような割合だ。

多くの人間にとって幽霊は目に見えない、すなわち幽霊は「ステルス能力」を備えていることになる。

景色に溶け込むというより、ほぼ存在していない状態になれる。いるんだけどいない状態だ。

なんだか嫌な気配がするけど、何かは認識できないなんていう完全なステルス機能を幽霊は備えている。

 

自分からは見えないけど、幽霊から自分は丸見えという状況下で呪われたり、不可解な現象に巻き込まれるのが怖い話のパターンだ。このステルス機能は幽霊が自ら解除して登場人物の前に姿を現さない限り看破されることはまずないので、プレデターもびっくりなチート能力だと思う。

物理攻撃無効

幽霊は魂がその地に残っているようなもので、形あるものではない場合が多い。

そうなると人間の物理攻撃は一切受け付けない。

幽霊にいくら攻撃してもすり抜けてしまう。殴っても、モノを投げてもダメージを与えることができない。防御面においても幽霊はチートじみた能力を持っている場合が多い。

 

ただ、除霊師の攻撃(念仏、お札、塩を撒く)などは幽霊には効果抜群で、すり抜けることもできない。

ごく稀に除霊師の能力を上回る霊力を持つ幽霊もいて、霊媒師の攻撃すら無効化してくる場合もあり、そういう類の幽霊が登場する怖い話だと、幽霊は成仏しないまま「あのアパートは今もまだ、取り壊されてはいないようです。」みたいな、解決しないままエンディングを迎えることが多い。

除霊師の力を以ってしても倒すこともできないという強すぎる幽霊もいる。

瞬間移動能力

怖い話で幽霊に出会った登場人物は、ひとまず幽霊の魔の手から逃れるべく逃げ出すことが多い。

しかし「そのまま逃げ切りました」なんていうことはなく、だいたい幽霊が「瞬間移動して先回り」している。

この瞬間移動能力もだいぶチートじみていて、どれだけ振り切っても幽霊は先回りしており、壁などを隔てたりしても無視して透過してくる。

さらに車などで数キロ〜数十キロ離れた場所に逃げたとしても、先回りしていたり、車のスピードに合わせて追跡してきたりもする。

瞬間移動ができる距離、そして移動スピードが少年漫画の能力そのものなのだ。

 

孫悟空の瞬間移動やドラえもんの「どこでもドア」並ではないだろうか。

瞬間移動能力が過ぎると、話のクオリティも下がってしまう気がする。

憑依して行動をコントロール

これも怖い話でありがちなのだが、「登場人物が自分の意思とは関係なく行動をしてしまい、その間の意識がない」というパターン。

これは「幽霊に取りつかれて行動をコントロールされてしまっている」状態にある。

幽霊は人間に憑依することで自分の好きなように操ることまでできるのだ。

これはハンターハンターの操作系念能力にも匹敵する力だろう。

関連記事:【ハンターハンター】最強の念系統は強化系ではなく操作系?「操作系最強説」を検証! - 私の名前はジロギン。

 

取り憑いた人間を利用して他の人間を攻撃させたり、幽霊の目的地まで誘導したりとだいぶ使い勝手がいい能力だ。

しかも人間を操作するために満たすべき条件はおそらく「幽霊が人間に接触すること」というかなりハードルが低いものだ。

これは操作系念能力としてもだいぶレベルが高いチート能力と言えるだろう。

人間に憑依すれば幽霊は他の人間に疑われることなく行動ができるので、好都合すぎる能力だと言える。

死因不明の即死攻撃

怖い話における幽霊の被害者は遺体となっている場合もある。

幽霊に殺害されてしまたっということだ。

だいたい死因は不明で、呪い殺されたり、人間業とは思えない惨殺のされ方をしていることも多い。

幽霊の攻撃の多くはこう言った「即死効果」が付加されており、攻撃を受けたものは往々にして死ぬことになる。

脅かしてくるだけや気絶させるだけの幽霊もいるが、それは幽霊の目的が「人間を追い払うこと」であり、殺害までは狙っていないためだと思われる。

 

さらに死因も不明という、証拠を残さない徹底っぷり。

姿もなく、痕跡もなく、ターゲットを始末する様はまさに殺し屋そのものだろう。

いや殺し屋でもそこまで完璧に仕事をこなせるとは思えない。

しかもターゲットとなった人間は幽霊に攻撃もできず一方的にやられてしまう。恐ろしいほどにチートな攻撃能力だ。

 

さらに「金縛り」などの人間の動きを止める補助能力まで持っていたりもして、相当な戦闘能力を誇っていることもある。

様々な現象を自在に引き起こす

幽霊は「現象」までも引き起こすことができる。例えば、

  • 家屋が大きく揺れる(ポルターガイスト現象)
  • 正体不明の音がなる(ラップ現象)
  • 気温が下がる
  • 天候が変わる
  • 時空が歪んで同じところを何往復もしてしまう

などなど・・・

幽霊はターゲットとなる人間だけでなくその人間を取り巻く環境にまで働きかけいわゆる「心霊現象」を巻き起こすことも可能である。

ラップ音くらいは幽霊一人でできないこともないが、家屋を揺らすには凄まじいほどのパワーが必要だし、天候や気温や時空の操作なんてできるのはもはや神様の領域と言っていいだろう。

たかだか一個人の幽霊がやるには無理なことすぎると思うのだ。いくら幽霊が超常的な存在だとしても、これらはチートすぎる。

電子機器を使いこなす

これはチート「過ぎる」能力というわけでもないのだが、幽霊は意外と電子機器の使用を心得ていることも多い。

 

エレベーターを操作するなんていうのは普通にやってのけるし、ケータイに電話をかけてくるなんてこともある。幽霊も電話くらいは使えるのだ。

まぁ元人間だったわけだし当然と言えば当然なのだが、最近は公衆電話も少なくなってきているし、ケータイは死んでも持ったままなのかもしれない。

利用料金とかはどうやって払っているのだろうか。ひっそりとどこかからお金を盗んできて、自分の銀行口座にお金を入れているのだろうか。

それか誰か別の人のケータイを「電話したい人がいるのでちょっと借りますね、すみません」と使っているのかもしれない。幽霊も最先端を生き続けなければならないというわけだろう。

 

着信に出てみたら、かけてきたのが子供の幽霊であることもある。

子供がケータイを使うのは結構大変そうに感じるが、現代っ子だからすぐに慣れるのだろうか?

まとめ:チート過ぎる幽霊はもはや怖くない

ということで、怖い話にありがちな幽霊のチート能力をまとめると

  • ステルス能力
  • 物理攻撃無効
  • 瞬間移動能力
  • 憑依して行動をコントロール
  • 原因不明の即死攻撃
  • 現象を引き起こす
  • 電子機器を使いこなす

という7つになった。

幽霊が登場する漫画やアニメを含めると、「変なエネルギー弾を飛ばす」とか「炎、雷などの属性攻撃をする」とか「災害を引き起こす」などさらにチートな能力もあるのだが、これはもはや「幽霊の」というより創作物のキャラクターとしての能力になってしまうので、あくまでも「実体験のような怖い話に登場する幽霊の能力」に限定させてもらった。

 

幽霊も元人間のはずなので、電子機器を使えるくらいはなんとなくわかるのだが、あまりにも幽霊となったことで得たチート能力を使いこなしすぎていると話にリアリティがなくなってしまうと思う。

確かに「普通の人間の手には負えないことによる恐怖」を聞き手に感じてもらうにはある程度幽霊にチート能力を付加させるのは仕方がないことだろう。

しかし、いろいろ付けすぎると「んなわけない」とも感じさせてしまうので、怖い話を考えると気には注意が必要だなと思った。

もし怖い話を考える際にはこの記事の内容を参考にしてもらえたら幸いである。

 

ただ、「これらのチート能力を持っている幽霊が出てくる話=作り話」とも言い切れないのは事実。

本当にその人が体験した実話の可能性も否定はしきれない。幽霊の正体が特定され、その能力についても解明されない限りは。