私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】操作系念能力者が営業職だったら契約取り放題じゃない?

 

私は現在サラリーマンであり、営業職として働いております。毎日上の方の人から言われるのが「契約を取って来い」ということです。これまでに何度も言われてきました。この回数だけ「好き」と言われていたとしたらこの世で一番モテる男だろうと思うくらい言われてきましたね。

言うのは簡単なんですよ、言うのは。でも契約を取る側としてはそう簡単にはいかないのです。あーでもないこーでもないと試行錯誤したとしても結果に繋がらなければ気分もダウンしてしまいます。嫌になっちゃいますね。

 

そんな営業生活の中ふと思うことは、

ハンターハンターの操作系念能力者が営業職なら契約取り放題じゃない?

ということです。

どういうことか、書いていこうと思います。

 

 

 

操作系念能力者とは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻190P/冨樫義博)
ハンターハンターに登場する念能力の系統の一つ「操作系」能力を使う念能力者のことです。念の源になるオーラを使って人や物、動物などを自在に操ることができます。

今回取り上げるのは、操作系の中でも「他人を操作する能力者」です。作中でいうとイルミ=ゾルディック、シャルナーク、ヴェーゼなどが代表的です。彼らはある条件の中でなら他人を自在にコントロールし、思いのままに操ることができます。彼らのような操作系念能力者が営業職に就けば契約も取り放題だと思うのです。

 

 

操作して契約書にサインさせる

先述の通り操作系念能力者は他人をある条件下で自在に操作することができます。例えばイルミは「相手に自分のオーラを込めた針を刺す」ことで操作可能です。シャルナークは「オリジナルのアンテナを相手に刺し、ケータイで操作する(自動操縦も可能)」ことで操れます。イルミとシャルナークが針やアンテナを刺した相手を意識ごと完全にコントロールしてしまうのに対して、ヴェーゼは「キスした相手に180分間自分の言うことを聞かせる」という能力で、制限時間があることと、完全に相手の意識は奪えないという違いがあります。まぁどのみち契約は取れるのですが、ヴェーゼの方がイルミやシャルナークより契約は取れそうです(後述します)。

もちろん操作系能力を使ってやることは一つ。

商談相手を操作して契約書にサインさせる

これだけです。名刺を交換して、お互い席に着いたところで能力を発動。相手を操作し、そのまま契約書にサインさせればハイOK!あとは商談相手を上手く操作して先方社内の自席に戻し、そそくさと帰れば、即契約獲得です。

なかなか首を縦に振らない相手でも能力で操作してしまえば関係ありません。もし新卒の営業マンが操作系念能力者だったら初めての商談に行って即契約を取ってくるスーパールーキー扱いを受けるでしょうね。会社としては喉から手が出るほど欲しい人材でしょう。

 

 

商談相手が決裁者じゃない時は

残念なことに商談において、いきなり決裁権を持つ偉い方とお話をするということはそう多くないです。まずは窓口となる、言い方は悪いですが下っ端の方を通して決裁者に接触する流れが基本的です。そのため、窓口の方を操作してサインを書かせたとしても先方としては正式に契約したことにはならず、無意味にサインだけもらってきた色紙同然の契約書になってしまうのです。有名人ならまだしも、相手は一般の方ですからねぇ、売りさばくこともできないでしょう。

となると決裁者を操作しなければ真に契約を勝ち取れたとは言えないわけです。ならばどうするか・・・そう!窓口の方を操作して、決裁者の元へ案内してもらおう!となるわけです。操作系能力で商談相手であった窓口の方を先ほどの手順で操り、決裁者の元へ向かわせ、一緒について行き、決裁者も操作してしまうと。これで契約を取れます。

 

決裁者「な、なんだね君!誰だ!こんなところまできて!」

 

営業「いえいえ、ちょっとサインしてもらえればいいんですよ、ここに。」

 

決裁者「何を言ってるんだ!ふざけるのもいい加減にし・・・」

 

ヒュッ!!!

 

営業「・・・操作・・・完了!」

 

と手際よく決めるわけです。あとは引き続き窓口の方と決裁者の操作を続け、さも仲良く話しながら先方の方々に見送られるように会社を後にすれば商談成立です。決裁権を持つ偉い方が仲良くしている人であれば怪しまれることもないでしょう。もう営業術だの商談トークだの、そんなものは必要なくなりますね。羨ましいなぁ・・・

 

 

 

しかし問題が

決裁者まで操ったのはいいですが、例えばイルミの能力の場合、針を刺された相手はその瞬間から廃人になってしまうので、その後もずっと操作し続けなければ突如偉い人が鯨飲不明の再起不能に陥り、先方が倒産に追い込まれてしまう可能性も高いです。これでは契約しても意味がありません。ただ、操作し続けるにもオーラが必要ですので、あまりにも大量の取引先の人間をずーっと操作し続けるのには限界があります。シャルナークの場合も同じような感じがします。しかもシャルナークはアンテナが2本しかないので、2人までしか操作できません。

そこで役に立つのがヴェーゼの能力「180分の恋奴隷(インスタントラヴァー)」です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 8巻95P/冨樫義博)
先述の通り、この能力は相手を操作するのは一時的であり、操作された相手が廃人になることもなく操作中もその後も意識はしっかりあります。そのため商談の時だけ相手を操作し、あくまで合意を取った上で契約させることが可能というわけです。強制的に契約させることには変わりないですが、相手はハイと素直に言っているので、その証拠にボイスレコーダーなどを持っておけば言い逃れできないでしょう。180分で効果が切れれば、操作された人間も通常通りに生活できるので、その後も操作し続ける必要はありません。必要に応じて操作すればいいです(相手が操られている間の記憶を失うという効力もあれば最高なんですけどね)。

さらにインスタントラヴァーの方がイルミやシャルナークの能力より契約を取りやすい理由はもう一つあります。

 

 

色仕掛け

ヴェーゼのインスタントラヴァーの発動条件は「操作する相手とキスをする」というものです。なので例えばインスタントラヴァーの能力を女性の営業が持っていて、男性の決裁者に発動すれば、これはもう決裁者もいろんな意味で大喜びですね。多分ですね、効力が切れても言うこと聞くようになっちゃうんじゃないかと思いますよ。すぐに契約してくれるでしょうし、次回商談に行った際も

 

決裁者「ほら、あれだ、君・・・わかってるだろ?あれを!あれをしてくれれば何度でも契約するヨォ〜!」

 

という完全な恋奴隷となってくれるでしょう。手玉ですね。いつでも新商品を持っていけば契約が取れる状態になります。なんとか営業って言ったなぁこういうの。なんだっけなぁ。思い出せない。後で枕に頭を乗せながら考えてみよう。

ただ難点としては、どんな相手であっても操作するためにはキスをしなければならないということです。たとえ生理的に受け付けない相手であったとしても。まぁその辺割り切れればいいんですけどね、あまり安売りはしたくないですよね。

色仕掛けとしても効果絶大なインスタントラヴァーは営業にもってこいの念能力ですね。私もインスタントラヴァーが使えたら・・・いやいや、決裁者と呼ばれる人の多くがおじさまじゃないか!仕事のためにそこまでは・・・できねぇぜ!!!

 

 

 

 

という妄想をしながら「早く契約取って来い」と怒られる日々なのです。本当に操作系の能力が欲しくなりますよ、営業やっていると。

 

ヴェーゼのインスタントラヴァーは営業として非常に優れた能力だと思いますが、実際のところ営業って、特に新規営業は「商談にこぎつけるまで」が一番大変なんですよね。1日に100回以上のテレアポを数日やってやっと1件商談のアポイントが取れるとか、そんなレベルです(商材にもよりますけどね)。まず商談にこぎつけるためのテレアポを上手く成功させる能力こそが最強の営業向け念能力だと私は思います。

 

具体的には、

「自分の声を聞かせた相手を10分間操作する」

とか

「ある単語を言い、その単語を聞いた相手を10分間操作する」

とか

そんな感じの念能力があれば、テレアポの成功率は100%ですからね、もうこの世に存在していない超人、いや怪物が誕生しますよ。

本当にネテロの感謝の正拳突き一万回じゃないですが

苦しみのテレアポ一万回

みたいなことをやっていますので、声や言葉を聞かせただけで電w名護市の相手を操作できる能力があれば無敵ですね。

私自身がほしいというより、今年入社してきた新卒たちにマスターしてもらいたい能力です。

「新卒に『テレアポが100%成功する念能力』を教えてきま〜す」

とか言って仕事さぼれないかな・・・笑