今週からジャンプで連載が再開したハンターハンター!前回の休載から間がかなり空いていて、いろいろ忘れている部分も多いかもしれませんが(一応ハンターハンター34巻もあわせて買えば休載直前の話まで読めます)、ブラックホエール1号内で行われている王位継承戦の最中です。王子達に取り憑いた念獣たちが動き始めましたね。
そんな念獣に早速操られてしまった、クラピカとともに第14王子・ワブルの護衛についたハンターのサイールドさん。
連載再開話では、彼の能力「裏窓(リトルアイ)」の詳細が明らかになりました。
普段使用する上ではかなり使い勝手が悪そうな能力な気がするのですが、もはや「ブラックホエール号内でクラピカに奪われるために開発された能力なのではないか?」と思ってしまうくらい、この王位継承戦では役に立ちそうではあるです。
「裏窓(リトルアイ)」とは?
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ30号/冨樫義博)
「おヒマ?」と念獣に尋ねられ、「ヒマだ」と答えてしまった結果、操られてしまったサイールドさんの念能力です。
実際に能力を使ったわけではありませんが、クラピカが能力を一時的に奪い取り、解析していました。
サイールド自身は放出系の能力者ですが、「裏窓(リトルアイ)」の能力は操作系に近いようです。ボール型の念で小動物を捕まえることで、その動物を操作できます。
操作した動物が見聞きした情報を使用者も共有できる偵察向きな能力です。
ただし念獣は捕まえることはできません。実在する動物に限られます。
狭く、密閉されたブラックホエール号内で情報収集を行うのであれば、小さな動物の手を借りるのはかなり有効そうです。こんな便利そうな能力を盗めたクラピカはラッキーかもしれません。
が、サイールドが自分の念能力として「裏窓(リトルアイ)」を開発したのだとしたら、なかなか使い勝手の悪い能力にしてしまったとも思うのです。
制約というか制限の多い能力
念獣による洗脳が解けたサイールドの話では、「裏窓(リトルアイ)」は最大でハムスターくらいまでの小動物は操れるそうです。虫も操れます。
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ30号/冨樫義博)
蚊やハエならば、人間からすると視認しにくいので、気づかれることなく対象者から情報を盗み出せそうです。ただ、「裏窓(リトルアイ)」を使用する上での制約とは言えないまでも制限が多々あり、
- 蚊やハエなどを操作した場合、殺虫剤などで殺される危険性あり
- 小動物の天敵に襲われて殺される危険性あり
- 能力者のサイールド自身すばしっこい生き物は捉えられないことがある
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ30号/冨樫義博)
などなど・・・そのほかにも、「操れる対象の数」や「操作時間」などの制限もある気がします。だいぶ使いにくそうな能力ですよね。
針を刺せば人間を操れるイルミやシャルナークに比べると、操れる対象が小さいですし・・・
ブラックホエール号に乗り込む以前から、サイールドはこの「裏窓(リトルアイ)」を開発し、使っていたのでしょうが、かなり効率が悪いと思います。
もっと大きなものや大量の対象を同時に操れる操作系能力者がいることを考えても。
まぁサイールドは放出系にもかかわらず操作系の能力を編み出しちゃってるくらいですからね(隣り合う比較的得意な系統とはいえ)、サイールド自身それほど念能力者としての実力は高くないものと思われます。
ただ先述の通り、「裏窓(リトルアイ)」はブラックホエール号内では偵察の上で、かなりクラピカの役に立ちそうです。
小さな動物を操れば、通気口の中を通って船全体を移動でき、王子達を監視できますからね。でも小さな動物ってブラックホエール号内にいますかね?念獣は操れないし、乗っているのは人間ばかりだし・・・
よく読み返すと・・・
ブラックホエール号内にサイールドの能力で操れる小動物なんていない・・・わけがないんですよね!ちゃんといます!
ヒントはサイールドが言った「ハムスターくらいの小動物まで操れる」という発言。実は王子の中にしっかりと「船内にハムスターを持ち込んでいる王子がいる」のです!
それは第13王子・マラヤームくんです!ワブルより少し年上のようですが、まだまだ小さい少年王子です。彼は作中での初登場時、ハムスターを飼育している描写がありました。
(引用:HUNTER×HUNTER 33巻172P/冨樫義博)
さらにちゃっかり船内にもゲージに入れてハムスターを持ち込んでいる模様。
(引用:HUNTER×HUNTER 34巻157P/冨樫義博)
はい来ました!私の「今後の展開予想レーダー」がビンビンですよ!
この先クラピカは、この第13王子マラヤームの買っているハムスターを「裏窓(リトルアイ)」で操作して、船内の王子達の様子を探ることになる!・・・って感じに能力を活用していくと思います。
まぁもちろんミスリードの可能性も否めませんけどね。まさか冨樫先生がそんな単純なことはしてきませんよね。
でもサイールドの証言にぴったり当てはまるハムスターを持っているキャラがいるっていうのはやっぱり怪しいです・・・今後の展開に期待です!
「裏窓(リトルアイ)」は王位継承戦にどう役立つのか期待
サイールドでは小動物を逃してしまうこともあるようですが、「絶対時間(エンペラータイム)」でどの系統も100%の精度で使えるクラピカなら、サイールド以上に「裏窓(リトルアイ)」の能力を使いこなしてくれるかもしれません(使えるのは1回限りのようですが)。「
裏窓(リトルアイ)」はクラピカのターゲットである第4王子・ツェリードニヒに近づくための手助けになるのでしょうか?次週以降に期待ですね!
ハンターハンタークイズ!
最後はハンターハンタークイズで締めくくります!
前回の答えは
A.クロロ、マチ、ウボォーギン、ノブナガ、シャルナーク、フェイタン、フィンクス、パクノダ、フランクリン
でした!
では今回の問題!「クラピカの鎖」に関する問題!
Q.クラピカの「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」の発動には3系統の能力を同時に使わなければなりません。それは何系と何系と何系でしょうか?
難易度:星1(シングル)
ヒントは12巻!
答えは次回!それでは〜