私の名前はジロギン。
否、
ジロロ=ルシルフルだ!
暑い日が続いているが、熱中症は大丈夫だろうか?
暑い日・・・暑い日に件の客の仲介で、逆十字の男と二人きりになれるだろう・・・
そろそろ、「ヤツ」と戦う時が来る気がする。
突然だが、オレは盗賊。命を狙われることは多い。
だから、ブラックリストハンターや殺し屋・・・いろんな敵と戦わなければならないんだ。
もちろん念能力を使えば、ほとんどの敵は問題なく倒せる。
しかし、できれば能力を使わず、能力の詳細をバラさないようにしたいとも常に考えているんだ。
ハンターハンター作中のクロロは、「ベンズナイフ」を持っていたな。
シルバの硬い皮膚でも切り裂く切れ味。さらに「0.1mgでクジラをも動けなくさせる薬」を刃に塗って強化していた。
相手がシルバだったから致命傷にならなかったものの、クロロのベンズナイフは、能力を使わずに戦う武器としては、とても威力が高いだろう。
ベンズナイフがあれば、オレも能力を温存しながら戦えるはず・・・
しかし、本物ナイフは危ない!
ということで、オレはダンボールのベンズナイフならぬ
「ジロズナイフ」
を自分で作ることにした!
ベンズナイフとは?
まずは、ハンターハンター作中に登場した「ベンズナイフ」について簡単に説明しておこう。
(出典:HUNTER×HUNTER 10巻42P/冨樫義博)
ベンズナイフは、作中時間で100年ほど前に存在した、刀鍛冶の「ベンニー=ドロン」という男が作り出したナイフ。
ベンニーは大量殺人鬼でもあり、人を殺した記念に、番号入りのナイフを作っていた。かなり危険な男だな。
ベンニーの言葉によると、「犠牲者の悲鳴や表情がオレにインスピレーションを与えてくれた」とのこと。殺人によって得た快感をもとに、ナイフを作っていたようだ。
ベンズナイフは、ベンニーが経営している店に、他の剣やナイフと同じく商品として売られていた。
ベンズナイフの数は全部で288本。つまりそれだけの数の人間を殺害してきたということになる・・・盗賊のオレでも、この数には恐ろしさを感じる。
ベンズナイフは殺人鬼が作ったナイフということで、美術品として正当な評価は受けていない。しかし、熱狂的なコレクターがいて、番号によって価値は変わるが、安くとも500万ジェニーの値が付く。
ベンニーの異常な精神が作り出した、異常なナイフである「ベンズナイフ」・・・
そのためなのか、ベンズナイフを「凝」で見ると、かすかにオーラをまとっている。
作中で登場したベンズナイフは2本。
1本はゴンが値札競売市で見つけたもの。
もう1本はクロロが持っていた中期型のナイフだ。
ジロズナイフを作る
それでは、ダンボールを使って「ジロズナイフ」を作っていこう。
ベンニーのように、288本作るのを目指したいが・・・
オレにはそんなにインスピレーションを得るチャンスがないからな、できるかどうかはわからない。
まぁ、いい感じのナイフの形が思いついた時に作るとしよう。
それでは、第1作目となるナイフを作っていこう。
ジロズナイフに必要な道具
ジロズナイフを作るためには、以下のような道具をそろえよう!
・ダンボール
・えんぴつ(シャーペン)
・ポスカ(黒、銀、オレンジ)
・ダンボールカッター
文房具屋さんや、Amazonですぐに買えるだろう。
実はジロロ、過去にもダンボールを使っていろんな武器を作ったことがあるんだ。
その時は普通のカッターを使っていたのだが、今回はダンボール専用のカッターを買った!
カッターを買った・・・
ダンボールカッターの「ダンちゃん」だ!
もはやこれが「ジロズナイフ」でいいんじゃないかってくらい便利なナイフだよ。
ちょっと見えにくいが、刃がギザギザになっていて、ノコギリみたいにダンボールが切れるんだ。
上下に動かしながら切ると、力もあまり必要ない。
それから、普通のカッターで切るよりも切り口がまっすぐになる。ダンボール工作をするときにもキレイにできるだろう。
本当はダンボールを捨てるとき、バラバラにするためのナイフなのだが、工作にも使える。
夏休みの工作などでダンボールを使う子どもたちは、1本持っておくと便利だぞ!
(手を切ると痛いから、お父さん、お母さんと一緒に使おうな)
ジロズナイフの作り方
それでは実際に作っていく。30分くらいあれ作れるだろう。
すっごく簡単に作れるのが、ジロズナイフの一番いいところだ。
まずは頭に思い浮かんだインスピレーションに沿って、ダンボールにえんぴつ(シャーペン)で形を下書きをしよう。
力を入れすぎると、ダンボールを傷つけてしまうので、軽く書いたほうがいいぞ。
この日のオレの頭には、「トカゲ」が思い浮かんだ・・・トカゲっぽいナイフを目指して下書きを書く。
次は、ジロズナイフを作る一番楽しいポイント!
ダンちゃんを使ってダンボールを切っていく!
下書きに沿ってダンボールを切ろう!
手は切らないように注意しような。
最後は色ぬりだ。ポスカでナイフの色をぬっていこう。
床が汚れないように、ダンボールや新聞紙を下に引くことを忘れないようにな。
色はなんでもいいのだが、ナイフの刃の部分と、持つ部分の色は別にするとナイフっぽさが出るぞ!
刃の部分は全部「銀色」でもいいのだが、切れる部分だけ銀、切れない部分を黒に色分けしてもいいだろう。
「ワンピース」に登場するナイフや刀みたいに、マンガっぽくなる。
表をぬったら5分くらい乾かして、裏も同じようにぬろう。
そしたら完成だ!
ジロズナイフNo.001「サラマンドラ」
トカゲをモチーフにしたジロズナイフNo.001
名前は「サラマンドラ」だ。
火を吹くドラゴン(トカゲ)サラマンドラ・・・
持ち手の部分がトカゲの体っぽくないか?
全体的にくねくねしている感じが、トカゲの動きっぽくないか?
もはやオレには、ナイフというよりトカゲにしか見えないほどなんだが、どうだろうか?
「サラマンドラ」は完全に戦闘用のナイフだ。
広い刃で、敵のナイフと斬り合っても折れにくい作りになっている。
もちろん、大きな刃は相手に与える攻撃も大きくなる。接近戦で役に立つだろう。
ただ、このナイフで料理をしたり、小さなものを切ったりするのは向いていない。
サバイバルに持っていく時は別のナイフがいいだろうな。
さいごに:これが26歳男の休日
ジロズナイフ第1作目は、個人的にはかなりいい出来になったと思う。
そして、これからもっとクオリティが上がっていく・・・はずだ。
とりあえず1本、戦いに役立つナイフを作り出せたことが、うれしいな。
これからは、念能力だけでなく、ナイフを使った戦闘スキルも向上させていくとしよう。
これが、今年26歳になる男の休日の過ごし方だ!