私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

コミュニケーション術と暗殺術は対極の存在

 

私の名前はジロギン。

 

今回は、普段の私の生活についてお話ししたいと思います。

 

以前お話ししたのですが、私は会社に勤めてWebライターをしています。

本業は暗殺者なので、サイドビジネスですね。

 

会社勤めをしていると言っても、Webライターは孤独な仕事。誰かと協力して作業するということは少なく、ずっと一人で文章を書いています。

ですので、私も含めて、ライターさんは全員ビルのオフィスが入っている階とは別の階にある「ラウンジ」みたいなところで働いてるんですね。

 

そこはビル全体の共有スペースみたいな感じで、他の階で働いている人も使います。

 

朝来たらそのラウンジがある階に直行したいのですが、出勤の打刻をするためにオフィスがある階まで行ってからでないと打刻ができないのです。

(オフィスがある階の方がラウンジよりだいぶ上の階なので、ちょっと面倒)

打刻しなければ、いくら働いても出勤したことにならないという悲劇が待っています。

 

 

では打刻したらすぐにラウンジに向かうのかというと、そうもいかないのです。

ラウンジは朝の9時にならないと開きません。それまではオフィス内で待つ必要があります。

さらにここでも問題がありまして、9時になるとオフィスの方で社員さんたちの朝礼みたいなのが始まってしまうのです。

 

朝礼は社内のコミュニケーションをとる意味合いでやっているようです。社員さんたちが2人1組で近況報告を作る時間があります。

 

陰キャ・・・ではなく暗殺者の私は、2人組を作って話すのが苦手人には話せない仕事をしているもので、この朝礼の形式は難儀。

 

 

つまり私は毎朝、

オフィスに行き、9時の朝礼が始まると同時にオフィスを抜け出し、ラウンジに行く

必要があるのです。これが、なかなか骨が折れる作業でして。

 

 

短時間の行動が求められるシビアなミッションだと思われるでしょう。

しかし、本当の敵は時間ではなく、己の心です。

朝礼が始まる時間までオフィスにいると

「あ、一応朝礼はでなきゃダメなのかな?2人組作るのがちょっとアレだけど、いなきゃいけないのかな?」

という良心が芽生え始めてしまいます。これが難敵。

 

私たち暗殺者は、陰に隠れて生きる身分。できればコミュニケーションは避けたいもの。

時間を気にしつつ、自分の心に良心が芽生える前に行動しなければならないのです。

 

 

そこで役立つのが、暗殺術。

私が常日頃から鍛えている暗殺術が役立ちます。

 

まず、オフィス内に1人用の作業スペースがあるので、出勤して打刻したらそこに向かいます。だいたい朝は誰も使っていないので、確実に席が確保可能。

 

そこで気配を消し、9時に朝礼が始めったと同時に足音を消してオフィスを後にする。

ドアの開け閉めの音もしないように丁寧にやる。

 

ビルの移動はエレベーターは使わない。階段を使う。他の社員さんに朝礼を抜け出しているのがバレるかもしれないから。

 

音を消し、息を殺し、暗殺者の動きで朝礼を後にしているのです。

 

 

陰キャラではなく暗殺術ですね。

暗殺術を極めすぎた結果、ライフハック全てが暗殺術になってるみたいな感じです。

 

しかも、毎朝こういうミッションをこなしていることで、どんどん気配消しの技術が上がっていくという好循環もあります。

どんどん一流の暗殺者に近づいてますね。陰キャラにはなってないですよ。

 

 

で、今朝。

他のライターさんが、今私たちが携わっているメディアの編集長さんとエレベーターで会ったそうなんです。編集長は社員なので朝礼に参加しています。

 

ライターさんは「やっべ、今日は朝礼でなきゃかもな」と思ったそうですが、編集長は

「今日もラウンジで作業ですよね?いってらっしゃい!」

と声をかけてくれて、すんなり朝礼を避けられたそう。

 

コミュニケーション術があって、最初から編集長に「ラウンジ行っていいですか?」と聞いていれば許可が下りてたってことですね。

 

コミュニケーション術と暗殺術は対極にある技術ということでしょうか。

まぁ私はコミュ障じゃないですよ、暗殺術です。私は暗殺術を鍛えるために朝礼を避けていたのです。あえてね。

 

でも、そのライターさんの話を聞いたので、私も明日からはすんなりラウンジに行けそうです。