私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

ハンターハンター連載再開!ベンジャミンの部下たちがかなり有能な件!

 

私の名前はジロギン。

 

否、

 

ジロロ=ルシルフルだ!

 

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9月になって寒くなり・・・って話はどうでもよくて!

本日9月22日は、そう、

 

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ハンターハンター連載再開!

 

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・・・待っていたよ、この時を。

と言っても、今回の休載期間は半年足らずで、すごく早い再開だった。こうも早いと、感覚が麻痺してしまいそうだよ。

半年に1回は連載再開するのが当たり前になってしまいそうだ。

 

世の中的にもそれが当たり前になっているのか、ハンターハンター再開もそんなに大きな話題にはならなくなってしまった感じもある。

それはちょっと悲しいな。

  

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表紙でも、右上にクラピカがいるだけ・・・

恐ろしく小さい取り上げ方、オレでなきゃ見逃しちゃうね。

集英社的にも大きな話題にするつもりはないのかもしれない。

 

 しかも、これだと完全にクラピカが主人公だよね。

だいたい、ジャンプの表紙って主人公キャラが描かれるんだけど、ハンターハンターはゴンがもう何年も登場していないという状態・・・

今から読み始めて人は、ガチでクラピカが主人公だと思っちゃいそうだな。

 

一応、センターカラーではゴン、キルア、レオリオが久しぶりに登場!

年単位で主人公が登場していない作品はそうあるまい。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年43号/冨樫義博/集英社)

 

まぁ形はどうであれ、ハンターハンターのファンであり、コスプレまでしてブログを書いてあるオレにとって、連載再開はよろこばしいことだ。

そこで今回は、ハンターハンター連載再開の感想などを書いていこうと思う。

 

単行本派の方はややネタバレがあるので、ちょっと注意してほしい(ストーリーのネタバレはしないよ)

 

 

もはや小説に近い文字量と複雑なストーリー

相変わらずというか、現在のストーリーでは仕方がないことなのだろうが、凄まじい文字量だ・・・

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年43号/冨樫義博/集英社)

 

漫画のはずが、絵の上に文字が書かれちゃってるからね。キャラの顔が背景みたいになっちゃってるからね。

 これほどまでに文字量が多いジャンプ漫画は、「DEATH NOTE(デスノート)」以来では?

1話読むにも、「ONEPIECE(ワンピース)」の倍くらいかかったよ。

もはや軽い小説に近い気がする。

 

でも、これがハンターハンターなのだろう。

絵の上手さはもちろんだが、ストーリーの複雑さ、それでいて面白さを欠かさないのがハンターハンターの魅力なのだろう。

 

いやはや、ちゃんと読んでいてもよくわからなくなるほど複雑なストーリーを考えている冨樫先生。何を食べて生きてきたらそんなことができるんだ?

冨樫先生の担当編集さんは大変だろうな。今のストーリーを理解して助言するなんて、本物のクロロ並みに頭良くないとできない気がする(ジロロには無理)。

 

ベンジャミンの私設兵たちが頭回りすぎ

今のストーリーが複雑化してるのは、カキン帝国王子たちの護衛の影響だろう。

14人の王子に1人につき十数名の護衛がついていて、数が多い。

 

しかも、モブキャラみたいなやつの心理描写までしっかり描かれていて、1人1人が主要キャラ並みに有能。

特にギドの「竜巻独楽」並みに頭が回りすぎているのが、第1王子・ベンジャミンの私設兵たち。

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 6巻109P/冨樫義博/集英社)

 

彼らがストーリーをだいぶ厄介にしている。全員念が使えるのも1つの要因と言えるだろう。

 

これまでのハンターハンターなら、王子の護衛のモブキャラみたいなやつらは、グリードアイランドの「ハメ組」みたいな無能に描かれたと思う。

それが今回は全くの逆だ。冨樫先生としても今まで以上のクオリティに挑戦してるんだろうな。

 

とりあえず、どれだけベンジャミンの私設兵たちが有能なのか見ていこう。

 

参謀のバルサミルコ(マイト?)曹長さん

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(出典:HUNTER×HUNTER 35巻59P/冨樫義博/集英社)

 

見るからに有能なのが、バルサミルコ曹長(彼の名前がマイトなのかバルサミルコなのか、バルサミルコ=マイトなのかマイト=バルサミルコなのかよく分からない)。

 

怒りに任せて行動するベンジャミンを説得し、私設兵のリーダー的な役割として指示も出す様子は、参謀のよう。

 

まだ本人が目立った行動をしていないため念能力は不明。頭が切れるのでサポート系の能力を使いそうなイメージだが、バルサミルコ曹長も軍人ということを忘れてはならない。

頭が切れる上、戦闘までこなせたとしたら、めっちゃ優秀だ。

 

クラピカも警戒するバビマイナさん

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(出典:HUNTER×HUNTER 35巻146P/冨樫義博/集英社)

 

クラピカとともに第14王子・ワブルを護衛中(他に秘密の任務がある様子)のバビマイナさん。

彼の行動目的はまだ謎が多く、ややクラピカに協力するような姿勢を見せているものの、クラピカはまだ警戒中。

 

念能力はカウンター型ということだけ判明しているが、詳細は不明。でも、カウンター型の能力って結構強力なものが多いから、バビマイナの能力も強いかもしれない。

第2王子・カミーラの能力もカウンター型で、完全にチート能力だ。

 

 

www.g913-jiro.com

 

バビマイナは、王子に与えられた広い部屋全体をおおえるくらいには「円」も広い。「円」の広さで実力が決まるわけではないが、広域まで「円」を張れる能力者に弱い者はいない。

・・・ノブナガのことは何も言うな。

 

第8王子・サレサレの念獣を見抜いたリハンさん

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年43号/冨樫義博/集英社)

 

今週号では、第8王子・サレサレを見張るベンジャミンの私設兵・リハンの能力の高さが目立った。

念獣の能力を見切り、自身の能力「異邦人(プレデター)」で対処してしまった。

 

ただ立って王子や周囲の護衛たちを観察していただけなのに、能力までを見抜いてしまうとは・・・

リハンの能力の性質上、普段から念の分析に離れているのは頷けるが、モブキャラのような見た目からは想像もつかないくらい的確に分析する様子はちょっとかっこよすぎな気もする。

 

・・・でもそう簡単にいくのかな?

リハンの心理描写が過剰な一方で、「異邦人(プレデター)」の能力を受けたサレサレの心理描写は一切なく、何を考えているかはわからない。

 

これは少年漫画のほぼセオリーなのだが、心理描写が多いキャラほど負ける。

読者にキャラの手の内や考え方を明らかにさせるのは、その思惑通りにいかないことで読者にとって想定外のストーリー展開に持っていきやすいためだ。

 

特に、リハンというストーリーの根幹に関わってこないキャラが、今回の王位継承戦の主役とも言えるサレサレの念獣をそうやすやすと凌駕できるとは思えない・・・

 サレサレの念が「操作系」に近い能力であることから、リハンが生み出した「異邦人(プレデター)」自体が操られてしまう。なんて展開になる可能性も0ではなさそうだ。

 

まぁどちらにせよ、リハンの分析力はかなり高い。

 

強者の余裕を見せるヒュリコフさん

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(出典:HUNTER×HUNTER 35巻186P/冨樫義博/集英社)

 

バビマイナとともにワブルの部屋にいるヒュリコフさん。

念を使えないふりをしている王子の護衛を見抜きドヤ顔強者の余裕を見せている。

さらにクラピカの銃の構え方やオーラの特徴から得意系統を推測するという謎の考察も披露していた。

 

正直言うと、オレはヒュリコフがかなり好きだ。

こういう、「ちょっとした違和感から相手の実力を測れる」キャラがたまらなく好き。

 

  • 念能力者を見極めるには顔を横から見たときに眼球周辺に揺らぎが生じるかどうかでわかる
  • 銃を利き手と逆の手で構えたのは、利き手を自由にしておきたい証拠。操作系・具現化系にままいるタイプ
  • 強化系・変化系は、手練れほど攻撃を発する部位の『纏』が弱く(静かに)なる
  • 放出系・操作系は『纏』で覆うオーラの体積が大きくなり、意図的に縮めようとしても色が濃くなる
  • クラピカは右手周りの『纏』が強い。これは具現化系に見られる特徴

 

何このヒュリコフの地味に豊富な情報量!

ワクワクするんだけどっ!

 

こういう能書きが多いキャラに興奮してしまうんだよなぁ。

団長の手刀を見逃さなかった人にも同じものを感じる。

 

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君はこの手刀を見逃さずにいられるかい?

 

また冨樫先生がこの手のキャラを描くのがめちゃくちゃうまいんだよ。そしてそれに魅了されてしまったのがオレなわけだ。

 

実際、ヒュリコフは咬ませ犬フラグ立ちまくりだし、カミィに銃で頭を撃たれて出血したりとそんなに強い印象はない。

でも、この妙な情報量の多さから、念にはかなり精通していると見える。

 

死んだけど頑張ったムッセさんとビンセントさん

残念なことに、すでにお亡くなりなられた私設兵もいる。ムッセとビンセントだ。

だが彼らも十分な働きをしている。

 

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 (出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年11号/冨樫義博/集英社)

 

ムッセはカミィの監視を行っていたが、カミィの能力でネルネルネルネされて死亡。

しかし念能力の「裏窓の鳥(シークレットウインドウ)」はベンジャミンに引き継がれ、自分を殺したカミィを監視しするために役立っている(ベンジャミンの能力もチート)。

 

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 (出典:HUNTER×HUNTER 35巻81P/冨樫義博/集英社)

 

そしてクラピカたちを襲撃したビンセント。2対1の状況でしたがあっさりと敗北。

しかし、クラピカたちに情報を渡すまいと、敗北の直後に服毒自殺。ベンジャミンや他の私設兵に関する情報を守ったのだった。

 

・・・クラピカはビンセントの能力「虚空拳(エアブロウ)」を盗んだの、覚えているのかな?忙しすぎて忘れてそう。

 

活躍の場こそ少なかったものの、彼らも間違いなく有能さを発揮した。

他にもベンジャミンの私設兵は多々いるが、主だった動きがあったのは彼らくらいだろう。

彼らがもうちょっと無能だったら、こんなにストーリーも複雑化しなかったと思う。

 

まだ暗黒大陸に行く途中

現在の王位継承戦編は、「暗黒大陸編」だということを忘れてはならない。

今は暗黒大陸に行く道中の話なのだ。

 

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・・・古代兵器ブリオンのこともたまには思い出してほしい。

ブリオンが初登場した時はネットを中心にすごく盛り上がったのに、最近はさっぱりだ。

 

双尾の蛇・ヘルベルとか、不治の病・ゾバエ病とか、めちゃくちゃ気になる五大厄災だが、今はそれどころじゃなくなってしまっている。

 

本当に暗黒大陸に到着できるのかな・・・?

まぁね、我々幻影旅団はね、暗黒大陸に行くのは目的じゃないからいいんだけど、ちょっと気になるよね、やっぱり。

 

イルミ、ヒソカ、幻影旅団の結末は?

かれこれ20年近くハンターハンターファンなオレ。正直言うと、王子達の動きがわかるパートより、昔から登場しているキャラが動くパートの方が好きなんだ。

だから、王子やその護衛が云々より、イルミ、ヒソカ、幻影旅団がどうなるのかの方が気になるんだよ・・・

 

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王子達のパートでももちろん古株キャラは登場するよ、クラピカとか、センリツとか、ビスケとか。

でも、彼らは単純に護衛として船に乗っていて、できれば王子達が争わずに均衡状態が続いた方がいいと思っているはず。

だから、登場しても動きが全然ないんだよね。

 

一方で、イルミ、ヒソカ、幻影旅団の方はお互いに戦い合うき満々。

絶対に激しいバトルに展開するだろうから、読んでてワクワクする。

まぁ、オレもクロロのコスプレするくらいだし、この三つ巴の関係は個人的にも大好きなんだよね。

 

どういう結末を迎えるのか、そっちの方が知りたい。

 

イルミとヒソカに戦ってほしい

ヒソカと戦うのはイルミかクロロになると思う。ヒソカとしても因縁のある2人だろうし、クロロ以外の旅団メンバーはヒソカと戦う気持ちはそれほど強くなさそうだし。

 

すでにクロロとヒソカの戦いは描かれたから、イルミとヒソカの戦いが見たいなと考えている。

ほぼ同格のように描かれてきた2人の勝負は、昔からのファンとしてめちゃくちゃ気になるところだろう。

ヒソカとイルミの関係って、ゴンとキルアとも似てるんだよね。ハンター試験で意気投合した者同士って意味では。

 

ちなみに個人的には、

 

カルトの能力でヒソカ発見

イルミとヒソカがバトル

イルミ敗北

船内は大騒動になり、幻影旅団もヒソカ狩りを一時中断

イルミの死を知ったシルバとゼノがヒソカ暗殺に乗り出す

 

みたいな展開になると、謎に包まれていたイルミ、シルバ、ゼノ全員の強さがわかるので面白いなと思っている。

 

・・・でも、イルミも好きなキャラだからなぁ。ヒソカにも勝ってほしいがイルミにも生き残ってほしい気持ちもある。イルミはキルアとの因縁もあるからね。

 

おそらく今回も10週で休載になるだろうが、それまでにイルミ、ヒソカ、旅団の方に大きな動きがあってほしい(できれば戦ってほしい)。

 

その時間がたまらなく好きだ・・・

ということで、オレの文章もだいぶ長くなってしまったが、連載再開はうれしい。

また毎週月曜日が楽しみな日々が続くだろう。

 

だいぶストーリーはややこしいし、ベンジャミンの私設兵の動き次第でもっとややこしくなるだろう。

でもそれだけストーリーが複雑化してもやっぱり、ハンターハンターを、毎週ジャンプで読む・・・

 

 

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(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ 2018年43号/冨樫義博/集英社)