2018年10月4日、ハンターハンター36巻が発売となりました!
ジャンプで読んでいる方はもちろんのこと、単行本派の方にとっては待ちに待った日になったのではないでしょうか?
こんなに早く読めるなんて信じられないねぇ・・・冨樫先生、仕事頑張ってくれて、ありがたいねぇ・・・
表紙の絵からもわかる通り、36巻に収録されている話では幻影旅団が登場します。
この表紙の可愛い旅団メンバーは、12巻のセルフオマージュですね!
昔からのファンからすると、懐かしくもあり、また斬新でもある・・・冨樫先生も粋なことをしてくれます!
しかし、12巻の時とは顔ぶれがだいぶ異なりますね。
真ん中にいる方はもしかして・・・?
ということで今回はハンターハンター36巻の紹介をします!
ハンターハンター36巻の見どころ
36巻の見どころはですね・・・
ええ、もちろんわかってますよ、まだ読んでない方もいらっしゃることは。
ご安心を。ネタバレしすぎず、それでいて読んでみたくなるくらいの内容のみ紹介します。
表紙のイルミが持っている花の意味
とか言っておきながらいきなりネタバレしちゃうんですけど、イルミが幻影旅団に入団します。
まぁ表紙を見れば明らかですし、表紙裏で冨樫先生が「ネタバレ。あえてね。」っていいてますから、セーフということで(すみません)。
でもこのイルミ、ちょっと意味深じゃないですか?お花を持っています。
イルミがいつも持っているものといえば、他人を操作する針ですが・・・暗殺者のイルミが感謝を伝える花を持っているのはだいぶイメージは異なります。
この表紙のイルミに一体どんな意味があるのかたくさんの憶測が流れています。
- イルミがヒソカor幻影旅団に花を手向ける(始末する)?
- イルミに口がない→死人に口無し→イルミ死亡?
- イルミがウボォーギンの代わりに入団したことの暗示?
こんなところですかね。
個人的には3番目の説を推したいです。理由もあります。
個人的に36巻表紙のイルミが花を持ってるのは、「ウボォーギンの後釜としてイルミが入団する」って意味だと思います。単純ですが。 pic.twitter.com/QNpYIhf7Vt
— ジロギン@はてなブログとテニスブログ (@akiramenaiuta) 2018年10月4日
イルミが持っているような花が他に3つあります。これはウボォーギン以外に死亡した旅団メンバーの数(シャルナーク、コルトピ、パクノダ)と一致しますよね?
12巻の表紙でで死亡したメンバーが立っている位置と、花の場所も一致します(位置が一致する・・・)
そしてイルミはウボォーギンの後任としてNo.11になりました。
だからウボォーギンの位置にあった花を摘み取って入団しているのを暗示しているのではないかと。
一方でカルトもヒソカの後任として旅団入りしましたが、ヒソカは生きている(一回死んで生き返った)ので、カルトは花を持っていない・・・
表紙の花にはこういう意味があると思います。
ですので、この表紙は今後の展開を予知しているというより、単なる36巻のネタバレが表紙になっているのだと。
これで表紙裏の冨樫先生のコメントとも一致します。
幻影旅団が久しぶりに集結&フルネーム発覚
ヒソカを倒した後、クロロが入っていた通りカキン帝国王子たちの宝を狙う幻影旅団たちはブラックホエール1号内に乗り込んでいました。
幻影旅団が集結するのはヨークシンシティ編以来ですね。作中時間だと2年ほどですが、私たちの時間だと十数年経ってます・・・当時生まれた子供が高校生くらいになってるんじゃないですかね?
フィンクス、フェイタン、ボノレノフ、カルト、シズクはキメラ=アント編でも登場しましたが、それでも10年以上前だと思います。
久しぶりって声かけたくなりますね。
そして、現存する幻影旅団メンバーのフルネームも明らかになります。
これまでわかっていたのはクロロ、ノブナガ、マチ、シャルナーク、コルトピ(ヒソカ)だけでしたね。これで死亡したパクノダとウボォーギン以外フルネームが判明したことになります。
注目はボノレノフのファミリーネームですね!見逃さないように!
イルミが幻影旅団に加入、ヒソカを狙う
幻影旅団の目的はお宝、そしてもう1つあります。シャルナークとコルトピを殺害したヒソカ、を殺害することです。
イルミはヒソカ自身の依頼でヒソカを暗殺する予定の模様。これにあたり、先述の通りイルミも幻影旅団に加入しました。
果たして誰がヒソカと戦うことになるのか、先が気になります。
動き出すカキン系マフィアたち
カキン帝国王子たちとその護衛、クラピカたちプロハンター、幻影旅団、ヒソカ、十二支ん、ビヨンド勢・・・
多くの勢力が絶妙なバランスで攻防を繰り広げる中、新たなる勢力が登場します。
カキン帝国を根城とするカキン系マフィアたちです。
3つの巨大マフィアがブラックホエール号内で暗躍を始めました。その中には王子に強い因縁を感じている者もいる様子。
マフィアの動きにも注目・・・なんですけど、マフィアの登場でめっちゃキャラ増えました!ややこしすぎる!
謎に包まれた守護霊獣たちの能力
王子たちに憑依した守護霊獣たちの能力。やはりこれらが王位継承戦の大きなポイントとなるでしょう。
さらに、ベンジャミンやカミーラの能力も発覚し、王子たちの能力+霊獣の能力との組み合わせで、これまでにないほど強力で凶悪な念能力が生まれそう。
特に、念を練習中のツェリードニヒの潜在能力は凄まじく・・・
一方で全く念獣の能力が明らかになっていないのがベンジャミン、ツェリード、ワブル。
— ジロギン@はてなブログとテニスブログ (@akiramenaiuta) 2018年10月4日
この3人はストーリー的にも重要そうだから終盤まで生き残る可能性も高い。
つまり念獣能力が明らかになる者=ストーリー的に重要でないから早々に退場。
…みたいな考察をしてます。
っと、見どころはこの辺にしておきましょう!
気になる方はぜひ36巻をお読みください!
ハンターハンター36巻ですごく気になる点
ここからは、36巻の内容で私がどうしても気になっている点を紹介したいと思うのですが・・・ここから先はネタバレせずにはいられない!
これ以上のネタバレを防ぎたい方は、読み進めないことをおすすめします。
でも・・・読んでくれるとうれしいな♡
クロロはイルミがヒソカと協力関係だったと知ってるの?
昔からハンターハンターをお読みの方はご存知の通り、イルミとヒソカは友達協力関係にありました。お互いにやりたいことがあった時、仕事として協力依頼してましたよね。
イルミの入団を許可したのはクロロでしょうが、ヨークシンでのヒソカの裏切り、そしてクロロの念がクラピカに封じられてしまったこと件にはイルミも一枚噛んでいます。
イルミとヒソカが現在も協力関係にあるとしたら、イルミが旅団を裏切ってヒソカに加担する場合も考えられます。
クロロとイルミもビジネスライクな関係にあったとはいえ、イルミとヒソカの関係を知らないまま入団させるのは危険そうですが・・・
この考察については、以下の記事で詳しく書いてますので、よろしければどうぞ!
ボノレノフって知的キャラかと思ってたけど微妙
私はですね、ボノレノフさんに対して勝手なイメージを抱いていたかもしれません。
キメラ=アントの兵隊と戦ったボノレノフさんは
「所詮は獣の戯言、オレの心には響かない」
なんて、ポエマーさながらの知的セリフをおっしゃっていました。見た目とのギャップがあってかっこいいですね〜
しかし、幻影旅団がヒソカを探し始めた直後、シズクとともにクロロへと相談を持ちかけたボノレノフさん。
その内容は、「自分はヒソカの能力と相性が悪いこと」そして「能力の『変容(メタモルフォーゼ)』を使う頭がない」ということ・・・
もし『変身(メタモルフォーゼ)』が文字通り誰かに変身する能力だとしたら、至る所で人混みができているブラックホエール号内では超絶強い能力だと思うんですけどね・・・
変身してヒソカを探して、不意打ちとかいくらでもできそうなものですが、ボノレノフさん的には思いつかないようです。
まぁ相手はヒソカですから、そう単純にはいかないのでしょう。
でもボノレノフさんってもしかしてア・・・?
ハンゾーの念能力発動!他にも種類があるのかな?
ついにきました!ハンター試験編で登場して以来、ほとんど能力について語られて来なかった忍者のハンゾー!
36巻ではハンゾーの念能力が発動します!
やっぱり忍者らしく、能力は「分身の術」!ハンゾー本体から抜け出た分身が特定の条件下で行動できます。
そこできになるポイントが。能力の名前が「ハンゾースキル4」ということです。
4ということは能力が1〜4まで存在する、あるいはそれ以上ある可能性も考えられますよね?
やっと明らかになったハンゾーの能力ですが、実はまだまだ奥が深そうなのです。
早く全部の能力見せてくれぇ〜ハンゾ〜!
ハンゾーの念能力については、以下の記事でしつこい程に考察しています。
行動力の高いカミーラさんが好き
正直なことを言います。不快に思う方はすみません。
35巻以降の話は王位継承戦がテーマで、カキン帝国王子たちがメインキャラをしてストーリーが進んでいます。
でも、昔からハンターハンターを読んでいた立場からすると、つい最近出てきた王子たちやその護衛のことに触れられても、あんまりワクワクしないんですよね・・・
やっぱりクラピカ、ハンゾー、幻影旅団、ヒソカ、ジンなど古株のキャラたちがどうなるのかの方が気になります。
もっと言うと「早く王位継承戦は終わって欲しいな」というのが本音です(だってややこしすぎるんだもん・・・)。
でも、私は王子たちの中で唯一好きなキャラがいます。第2王子のカミーラです。カミィです。
腹の探り合いをし、均衡状態を保とうとする王子が多い中で、カミィは護衛もつけずにベンジャミンを暗殺しに行きました!
女性の王子なのにこの度量!威勢!気概!素晴らしい!
行動を起こさない王子たちが多い中で、カミィの行動はもう惚れ惚れしいなと思います!
捕まりましたけどね!あっけなく!
わがまま言ってきた報いかもしれません。
チート能力持ちだと思ったら、ベンジャミンにすんなり攻略されてしまい、かわいそうなカミィ・・・
ただ、モモゼのように死亡している王子が出ている中で、(ベンジャミンもとい冨樫先生に)生かされたという点は気がかりです。
まだカミィが活躍する可能性が消えたわけではありません。
カミーラの能力の弱点は「相手が攻撃してこないこと」。念獣の能力は強制型の操作系。
— ジロギン@はてなブログとテニスブログ (@akiramenaiuta) 2018年10月4日
ってことは、
対象者を念獣の力で操作→カミィを攻撃させる→ネコノナマエでねるねるねるね
というパターンが想像できる。
問題は対象者を操作する条件。
もしカミィの念獣が対象者を操作する条件が「針を刺す」くらい簡単だったら、カミィと念獣のコンボ攻撃はサシでの勝負において最強クラスかも。
— ジロギン@はてなブログとテニスブログ (@akiramenaiuta) 2018年10月4日
カミィ!また嵐を起こしてくれカミィ!今回のは小さかったから、もっと大きい嵐をお願い!
カミィとベンジャミンの能力については以下の記事で考察しています。
マッチョビスケ好きが現れてくれてうれしい
王子たちの霊獣が猛威を振るう中、未だに冷静なハンターがいます。そう、我らが師匠・ビスケさんですね。
念を習得して40年以上、そろそろ還暦間近なビスケさん。でもその経験と真の姿から繰り出される戦闘技術からか、異常事態でも全く動揺していません。さすがですね。
ビスケといえば、普段はかわいい少女の姿で周りの人間を騙し続けています。
この姿のビスケはやっぱり人気が高く、男性読者からも女性読者からも愛されています。
でも私はですね、美少女ビスケより一発殴ると大抵相手を殺してしまうマッチョビスケの方が好きなんですよ。ええ。
恥ずかしげもなく言いますけど、そうなんですよ。
今までこの話を友人たちにしても「君は人格形成期に何か問題があったとしか思えない」などと言われることばかりでした。
明らかに少数派、いや、この世に私しか存在してないのではないかと思うほど。
しかしついに!ついに私にも仲間ができました!
ウェルゲー兵隊長!あんただ!
(出典:HUNTER×HUNTER 36巻101P/冨樫義博)
マッチョビスケを見て興奮する様子・・・わかるぜ!
ウェルゲー兵隊長とはうまい酒が飲めそうだ!
ワイに一番似てるのは、ウェルゲー兵隊長。
— ジロギン@はてなブログとテニスブログ (@akiramenaiuta) 2018年10月4日
ビスケも独り身ですから、もしかしたらウェルゲー隊長と恋に進展するかも・・・?
ハンターハンターには貴重なラブコメ要素!これはオレでなくても見逃せない!
ベレレインテさんイケメン…♡
ハンターハンターにはたくさんのイケメンが登場しますが、また新しいイケメンが登場しちゃましたよ。
そう、ハンター協会員のベレレインテさんですね。
(出典:HUNTER×HUNTER 36巻114P/冨樫義博)
暗殺者の容疑をかけられそうになっているクラピカを擁護し、冷静に状況分析をするツルの一言、
「敵地に来て小便ってどーよ?ウカツすぎない?」
なんてことない一言なのに、奇妙な重みがあります。
この一言から繰り出されたベレレインテさんの論理に、その場にいる全員が黙り込んでしまいました。
なにこのイケメン・・・追い詰められているクラピカ助けてくれるし、見るからに有能だし・・・なんなの?
でもまぁ、ジャンプ作品に登場するオカマ口調キャラは、義理と人情に溢れてるってのはセオリーですけどね。
それにしても、着実にベレレインテさんが頭角を現してますね。
クラピカやハンゾーたちとともに、生き残って欲しいキャラの一人です。ベレレインテさんの今後にも注目ですな!
第10王子護衛・キーニの「円」の広さ
多分、「キーニ」って名前を出されても、ピンと来る人はいないのではないでしょうか?だとしたら36巻を飛んだほうがいい!(キッパリ)
キーニは第10王子・カチョウの護衛をするハンター協会員です。センリツと一緒に護衛しています。
(出典:HUNTER×HUNTER 36巻132P/冨樫義博)
このキーニが「円」を使って、カチョウのベッドに親友してきたフウゲツの気配を感じ取ってるんですよね。
しかも「円」を使うのがしんどいって、ゼノと同じことを言ってます(「円」って年取るとしんどいんですね)。
「円」を使う人が出てくるときになるのがその広さ。
バビマイナも使ってましたが広さが明らかになってませんので、この2人の「円」がどの程度のレベルなのか、ものすごく気になります!
(キーニの「円」は99%広さは語られないでしょうが)
キーニやバビマイナのように「円」を有効活用しているキャラがいる中で、やっぱり「円」をうまく使えていない「4mさん」もいるようでして・・・
いや、4mさんはきっと「発」を見せてくれる!
長年隠し続けてきたノブナガさんの「発」!期待して待ちましょう!
おまけ モレナの2本傷が追記されてた
カキン系マフィアのエイ=イ一家。その組長・モレナ=プルードさんの左目には、大きな2本傷がつけられています。
しかし、少年ジャンプ掲載時には、一部のコマでモレナの傷が消えていたんですよね。
それが36巻だと修正されています。
(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年16号/冨樫義博/集英社)
(出典:HUNTER×HUNTER 36巻157P/冨樫義博)
まぁ、書き忘れだと思いますので、そんなに問題はないんですけどね。
さすがの冨樫先生といえど、ミスはあります。
さいごに
こんなに早いペースでハンターハンターが読めるのは夢のようですね。
私はジャンプでも読んでいますが、単行本がサクサクと発売されてくれると嬉しいです。
ジャンプだと、1週間間が空いてしまって、前週の内容を忘れてしまうこともあるんですよね・・・
しかも、王位継承戦編はかつてないほどのキャラクター数で超複雑!単行本で一気読みしないとわからない部分もたくさんあるのです・・・
36巻を読んで改めて理解できた部分や、忘れてた部分を思い出したりできました。
ジャンプ派の方も、単行本派の方も、ぜひ買ってみてください!