私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】カキン系3大マフィアもマフィアンコミュニティーに入っているのかな?

ブラックホエール1号内で姿を現した幻影旅団の面々。

フィンクス、フェイタン、ノブナガ、フランクリンの4人は、カキン帝国王子達のお宝を狙うべく情報収集を始めていました。

 

情報を吐かせるためにボコボコにした「プオール一家」所属のチンピラ達の話では、王子達がケツモチをしているカキン系の3大マフィアも船に乗り込んでいるとのことでした。

 

4人は王子達とつながるマフィアを利用して、お宝に接近を試みようとしているようです。ヨークシンシティ編に続き、また幻影旅団とマフィアとの戦いが始まるんでしょうかね・・・?

 

マフィアということは、カキン系3大マフィアもマフィアンコミュニティーに所属していたんでしょうかね?

だとしたら幻影旅団とコミュニティとの争いの件も知っているでしょうし、旅団には手が出せないことになってしまいますが・・・

気になったので考察してみようと思います!

カキン系3大マフィアとは?

f:id:g913:20180203214524j:plain

出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年9号/冨樫義博

カキン帝国の王子達と独自のパイプを持っている3つのマフィアです。

それぞれ

  • シュウ=ウ一家・・・第3王子・チョウライ
  • エイ=イ一家・・・第4王子・ツェリードニヒ
  • シャ=ア一家・・・第7王子・ルズールス

と繋がりがあります。

組織の規模や構成員に念能力者がいるのかどうかなどはまだ明らかになっていませんが、資金力や数でいうと、シュウ=ウ一家が最も勢力が強いようです。

2023年追記:2022年の連載分から徐々にカキンマフィアの念能力者が、その能力を発揮し始めました。

www.g913-jiro.com

www.g913-jiro.com

www.g913-jiro.com

3つのマフィアは新大陸での縄張りを決めるために渡航中とのこと。もちろん協力体制にあるわけではなく、王子達同様抗争を続けているような状態です。

組長格はブラックホエール1号内にてVIP待遇を受けています。

 

ちなみにこの3つのマフィアの組織名を並べると「集○社」になります。

一体どういうことなんでしょうかね。ご想像にお任せします。

マフィアンコミュニティーとは?

世界中のマフィアによって構成されている組織のことです。裏社会を支配する組織として絶大な力を持っていました。

作中では、ヨークシンシティで行われる世界最大のオークションを主催。通常のルートでは入手困難なお宝を数多く出品していました。

 

幻影旅団はオークションを襲撃し、お宝全てを盗みました。幻影旅団とマフィアンコミュニティーとの抗争は過激化し、コミュニティーを仕切る「十老頭」や、十老頭お抱えの武闘派集団「陰獣」は全員殺され、実質的にコミュニティー側の敗北、お宝は旅団に盗まれるという結末になりました。

 

クラピカが若頭を務めるノストラード組もマフィアンコミュニティーに所属しています。

www.g913-jiro.com

幻影旅団とマフィアンコミュニティーとの関係

以前幻影旅団とマフィアンコミュニティーの関係については記事にしました。詳しくは以下の記事をお読みいただければと思いますので、今回は簡単に説明します。

 

 

マフィアの構成員は、「流星街」という地域の出身者が多いです。流星街は世間的には無人の地域とされていますが、約800万人が暮らしています。

流星街の人間たちは生まれて間もなく捨てられた過去を持つ者も多く、彼らは国籍や登録データを持たず、社会的に存在しないことになっています。

犯罪をしても足がつかず、マフィアとしては最高の人材になるので、コミュニティーは流星街に武器を提供する代わりに人材を得ていました。

 

幻影旅団のメンバーの多くも流星街出身者です。本来蜜月関係にある流星街とコミュニティーですが、旅団の襲撃によって関係性が崩れたかのように見えました。

しかし、流星街は、街の外で出身者が死ぬと、殺した者やその関係者全員に報復のテロ行為を仕掛けてきます。コミュニティーは流星街との関係が切れることと、報復を恐れて幻影旅団への攻撃もできなくなりました。

カキン系3大マフィアもコミュニティーに所属しているとしたら

もしカキン系3大マフィアもコミュニティーに所属しているとしたら、流星街と旅団との関係は知っているはずです。すると、今回旅団が接触してきたら、おとなしくカキンの王子の情報などを明け渡さざるをえなくなります。

 

一応、ヨークシンシティ時点では、マフィアンコミュニティーは世界中のマフィアが所属しているという設定でした。

f:id:g913:20180203205625j:plain

出典:HUNTER×HUNTER 8154P/冨樫義博

 

f:id:g913:20180203205637j:plain

出典:HUNTER×HUNTER 10163P/冨樫義博

 

ウボォーギンやダルツォルネの話では全世界のマフィアが属していることになっていますので、カキン系のマフィアもコミュニティーのメンバーであるはず。

 

ただ、だからと言って旅団に屈するかというと微妙なところですよね。そうするとケツモチしてくれている王子達を敵に回すことになってしまいますから。

一国を敵に回しかねないと考えると、コミュニティーに入っていても旅団と抗争しそうな気がしますね。

マフィアンコミュニティーに入るメリットは何?

そもそもマフィアンコミュニティーに入るメリットはカキン系のマフィア達にとっては微妙です。

コミュニティーに入れば、他の組との連携も取りやすくなるのでしょうが、カキンのマフィア達は一家同士で争ってるようですので、他の組と結託すると、実はその組が敵対する一家とも繋がっている可能性があり危険です。王子をも危険にさらす恐れがありますので。

 

またコミュニティーに入っていると、オークションで落札したものの5%が手数料としてコミュニティーへ入ります。これが上納金となり、他のマフィアや十老頭へ経済力を示すことにもなるのです。

 

こんなもんでしょうね・・・横のつながりができることと、裏社会で出世が見込めることがメリットです。

カキン帝国の王子という桁違いの資金力を持つ人間がパトロンとして付いているのであれば、わざわざコミュニティーで力を見せつける必要はなさそうですよね。

王子にさえ認められていればいいわけですし。

オークションの「緋の眼」から推測する

クラピカがノストラード組に入った目的は、裏社会で売買されている同胞たちの「緋の眼」を手に入れる確率を上げるためでした。

ノストラード組のボスであるライト=ノストラードの娘・ネオンは人体収集家で「緋の眼」が転がり込む可能性も高かったです。

案の定、緋の眼はオークションに出品され、クラピカは29億という大金を使って入手しました(コルトピが作った偽物でしたが)。

 

もし、カキンのマフィアもコミュニティーのメンバーとしてこのオークションに参加していたとしたら、特に第4王子・ツェリードニヒが支援するエイ=イ一家は「緋の眼」を何としてでも手に入れようとしていたと思います。

なぜなら、ツェリードニヒも人体収集家で、緋の眼を収集していたからです。

手に入れれば献上品となり、より支援してもらえたことでしょう。

 

クラピカと最後まで競ったマフィア「ゼンジ」は、自ら十老頭直系組と言っていました。ゼンジは組のためやツェリードニヒのために緋の眼が欲しかったわけではなく、突っかかってきたクラピカに対する敵対心で張り合っていた様子でした。

f:id:g913:20180203215500j:plain

出典:HUNTER×HUNTER 11巻34P/冨樫義博

もしかしたら十老頭にエイ=イ一家のボスや他のカキン系マフィアのボスがいて、ゼンジが構成員だった可能性もあります。

ここら辺は情報が足りないですが、ゼンジがノストラード組を敵対視していていたことを考えると、カキン系マフィアではないのかなとは思います。3つ巴の抗争にノストラード組は無関係ですからね。もっと優先すべき敵がいるはず。

 

エイ=イ一家がこの緋の眼の争いに参戦している様子がないことからも、コミュニティーに属している可能性は低そうです。

www.g913-jiro.com

ツェリードニヒと幻影旅団が繋がっている可能性も低そう

私の考えるところでは、カキン系のマフィア達はコミュニティーに所属している可能性は低いのではないかというところです。

カキン帝国自体がかなり異質な国で、ずっと大陸間の協定(V5)にも参加しない状態でした。そういう意味では国の主軸である王子たちと繋がりの強いマフィアたちも、他のマフィアとは異なる方針で動いていそうです。

 

あと、もう一つわかりそうなことがあります。

ツェリードニヒと幻影旅団が繋がっている可能性はかなり低いということですね。

ネット上では、「ツェリードニヒが幻影旅団に頼んでクルタ族を襲撃させたのではないか?」説もありました。そして緋の眼を大量に回収したのではないかと。

 

だとしたらもっと簡単に王子達と接触できそうなものです。ツェリードニヒとの接触手段もありそうですし、フランクリンの話ではツェリードニヒがケツモチするエイ=イ一家も敵に回す気満々ですからね。以前協力関係があったとは思えません。

f:id:g913:20180203220219j:plain

出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年9号/冨樫義博

今回顔を見せたメンバーは皆、旅団の初期メンバーで、クルタ族襲撃にも参加しています。その時の事情も把握しているはずなので、ツェリードニヒが依頼していたとしたら、今回無反応なのも少し違和感があります。

 

正確に把握しているのは団長のクロロなのでしょうが、単純に考えて、幻影旅団とツェリードニヒの関係はなさそうですね。

まとめ

今回の考察はまだ不明点も多く確証が持てません。しかし、少ない情報から想像するに、カキンの3大マフィアはマフィアンコミュニティーには属していないような気がします。

 

これですんなり旅団を王子の元に通しちゃったら話が盛り上がりませんしねぇ・・・

とはいえ、突如現れたマフィアと旅団との抗争で話が長引くのもちょっと勘弁です・・・

 

まぁカキン系のマフィアがコミュニティーに入っているかどうかは、

正直それほど重要ではない気がします。

旅団の目的が完全に王子のお宝からヒソカの殺害に変わってますからね。

いろいろ考えてみましたが、深く考えなくてもいい気がしました。なんだか今回の考察は時間の無駄だった気がします・・・