私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター384】幻影旅団VSマフィア?今後の展開をいくつか考察!

 

ハンターハンター384話では、カキン系マフィア「エイ=イ一家」組長・モレナ=プルードと幻影旅団による「抗争」が匂わされました。

 

今回は、カキンマフィアと幻影旅団の関係から、今後のストーリー展開をいくつか予想していこうと思います。

 

※以下の記事を読んでおくと、カキン系3大マフィアの名前と、各組をケツモチする王子たちなどがわかります。

関連記事:【ハンターハンター】カキン系3大マフィアもマフィアンコミュニティーに入っているのかな? - 私の名前はジロギン。

 

モレナについてはこの記事で簡単に説明しています。

関連記事:【ハンターハンター】ノブナガさん得意の「円」、やはり役に立たず・・・ - 私の名前はジロギン。

 

 

 

 

カキンマフィアの「喧嘩(カチコミ)の流儀」

まずは384話で明らかになった、カキンマフィアの間に存在する「喧嘩(カチコミ)の流儀」と、それに絡む幻影旅団の現状ついて簡単に確認しておきましょう。

 

f:id:g913:20181015210938j:plain

(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年46号/冨樫義博/集英社)

 

シャア=ア一家の若頭・オウ=ケンイの話では、

組員の独断で勝手に殴り込みやドンパチをやる場合、事前に自分の組長に相談し、組長同士で連絡を取り合う

という抗争におけるルールのようなものがあるそうです。これを「喧嘩(カチコミ)の流儀」と呼びます。

 

組員A

「ドンパチさせてください!」

組長A

「いいよー」

ドンパチ

組長A

「ごめんね、うちの組員Aが君の組員Bを殺しちゃた!てへぺろ!」

組長B

「まぁそういうこともあるよね!〇〇で手を打つよ!」

 

って感じです。

組員を殺された組長は「手打ち」として金、命、体の一部を要求するとのこと。

組同士の「均衡(バランス)」を保つためのルールで、殺された組員の役割や人数などに応じて、加害者となった組の戦力を削るってことですね。

 

組長同士の連絡はドンパチが起きた後に行われます(事後報告)。

その場合、ドンパチがあってから24時間以内に行うのが暗黙のルールとのこと。

 

事後報告で最も重要なのは、組長が縄張り(シマ)から離れた場所にいたかどうか。

組長が縄張りにいないうちに起きたドンパチだった場合、対応が遅れても仕方ないという配慮として24時間以内の連絡というルールが設けられているのでしょう。

 

モレナとその部下たちの行動(シャア=ア一家、シュウ=ウ一家の組員殺害)はこの「喧嘩(カチコミ)の流儀」に大きく反するもなのです。

 

 

モレナは第1・2層にいないため全面抗争

モレナが第1層、第2層にいた場合、モレナの縄張り(第3層)から離れていたことになります。

組長たちの自室は王妃たちと同じ第1層。モレナの部屋も第1層にあるはずです。

 

ただ、384話で3人の組長の自室と思われるシーンがありましたが、一室だけ無人でした。

これはおそらくモレナの部屋でしょう。モレナは第1層にいないってことですね。

 

f:id:g913:20181015211410j:plain

 (出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年46号/冨樫義博/集英社)

 

その後、ツェリードニヒの電話でモレナはV2にいないことが判明しました。

ということは、モレナは第3層(またはその下の階層)にいるということでしょう。

 

つまり縄張りにいる状態で、組員のドンパチがあったにもかかわらず他の組長に承諾の連絡をしなかったということになります。

 

ハイ全面抗争!勃発しちゃいますねぇ。でもこうでなければ面白くありません!

 

 幻影旅団にもケンカを売り、他のマフィアやツェリードにもケンカを売っていくモレナ姐さん!

他の組にできないことを平気でやってのける!そこにシビれるぅ!あこがれるぅ!

 

幻影旅団も抗争に参戦?

現在「喧嘩の流儀」について知っている幻影旅団メンバーは、ノブナガ、フィンクス、フェイタンの3人。

彼らはプオール一家など下級のマフィアを脅して使ってヒソカを探すつもりでした。

 

しかし、カキンの3大マフィアが抗争を始めてしまった場合、下級のマフィアは一切手出ししないとのこと。

すると下級マフィアを使ってヒソカを探すという作戦もできなくなってしまうんですね。

これではヒソカ探しが難航してしまいます。

 

そこでノブナガ、フィンクスは、マフィア間の関係をかき乱しまくっているモレナおよびルイーニーなどのヒットマンを殺害する方針に決定。

 幻影旅団がエイ=イ一家のヒットマンを殺害した場合、エイ=イ一家とも全面抗争となります。

しかし、ノブナガやフィンクスは全くもって動揺していません。むしろ組ごと壊滅させる気でいます。

 

オウ=ケンイらが幻影旅団を危険視する一因は、念能力を隠すつもりもなく、マフィアをも潰す気でいて、それができてしまうことにあるでしょう。

・・・ノブナガにもできるのかどうかはわかりませんが、ウボォーギン抜きでマフィアンコミュニティを壊滅させた旅団なら余裕そうですね。

 

関連記事:【ハンターハンター】マフィアンコミュニティーが旅団対策にプロハンターを雇わなかったのはなぜ? - 私の名前はジロギン。

 

幻影旅団とエイ=イ一家がぶつかるのは想定通り?

シュウ=ウ一家の組長・オニオール=ロンポウと、シャ=ア一家の組長・ブロッコ・リーは初登場時に電話で連絡を取り合っていましたね。

会話の内容は、幻影旅団とエイ=イ一家を衝突させること。そのために幻影旅団が探すヒソカを先に捉えようと各組の若頭を下層に向かわせました。

 

2組の目的通り、このままいけば幻影旅団とエイ=イ一家は抗争を始めそうですね。

しかし、問題は幻影旅団のコントロールができないこと。オウ=ケンイが心配しているように、旅団は敵味方を考えず、勝手に動いても自分たちの思い通りにことを運ぶ力を持っています。

 

場合によっては幻影旅団の矛先が下層を仕切るマフィア全体に向く可能性も0ではないでしょう。

フランクリンさんは最初、3組全てを敵にまわそうとしてましたし。

 

確かにシュウ=ウ一家とシャ=ア一家の想定通りに進んではいるものの、幻影旅団の目的であるヒソカを確保しない以上は、安心できません。

ヒソカを捕まえれば旅団と様々な取引ができるかもしれませんからね。

 

 

 

今後の展開をいくつか予想

幻影旅団とマフィアが手を組み始めた今、いくつかの展開が予想できます。

普段このブログでは今後の展開予想はやらないのですが、個人的にめちゃくちゃ気になって朝も起きれないのでやってみます。

 

幻影旅団とツェリードニヒが接触?

384話で、ノブナガのセリフに

「代わったが組長トラブルメーカーならまた代えりゃいい。第4王子と新組長の関係が良くないなら感謝されるかもな」

とありました。

 

f:id:g913:20181015211757j:plain

(出典:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ2018年46号/冨樫義博/集英社)

 

新組長とはモレナのことですね(モレナはブラックホエール号内で組長就任式を行ってました)。

 

オウは、ツェリードニヒはモレナのことを警戒している可能性を示唆しました。

各組は上層階への直通路を持っているが、ルイーニーがシャ=ア一家の直通路を狙っているのはツェリードニヒが直通路を教えていない(または通ることを許可していない)と考えたためです。

 

フィンクスはシャ=ア一家組長暗殺のためではないかとも推測していましたが、ツェリードニヒの室内での態度を見るとオウの推測も間違ってはなさそうですね。

 

モレナはツェリードニヒの執事を抱え込み、上層階に入るようカムフラージュしていた様子(ツェリの部屋でグチュグチュの肉塊になっていたのはこの執事かな?☆)。

これはツェリードニヒも想定外だったようですね。

 

ツェリードニヒはテータに「オレが嫌いなのは嘘をつく女」って言ってましたよね。

モレナ姐さんは完全にツェリさんの嫌いなタイプです、残念ながら。

 

関連記事:【ハンターハンター】カキン帝国第4王子「ツェリードニヒ」の念能力や魅力をまとめた! - 私の名前はジロギン。

 

厄介なモレナを旅団が消してくれたのならば、ノブナガの推測通りツェリードニヒから感謝されるかもしれません。

これがツェリードニヒと幻影旅団という巨大な悪党たちが接触する機会となる可能性も考えられますね!

 

ツェリードニヒと旅団は「緋の眼」の関係がある

ブラックホエールが出港する前のツェリードニヒを思い出してください。

ツェリードニヒが座る椅子の後ろに大量の「緋の眼」がありましたよね?クラピカが探している同胞たちの眼です。

 

そもそもこの眼を盗んだのは幻影旅団。クルタ族を虐殺し、緋の眼を闇の市場に流通させたものと思われます。

ヒソカの話だと、クロロは盗んだものをひとしきり愛でた後、売り払ってしまうそう。

幻影旅団が盗んだ緋の眼をクロロが売り、その一部をツェリードニヒが手に入れたのではないでしょうか?

 

ネット上では、ツェリードニヒの指示で幻影旅団が緋の眼を盗んだことも考察されていました。

しかし、旅団とツェリードニヒに面識がなさそうなので、この線は薄いと思われます。

 

ツェリードニヒが大切に持っている緋の眼を世に流通させ、手を焼いていたモレナまで殺してくれたのが悪名名高い幻影旅団だと知れば、手を組みたがる可能性は高そう。

 

旅団としても第1層に堂々と侵入し、お宝を奪うチャンス。緋の眼がつなぐ悪の絆が生まれそうです。

 

クラピカと幻影旅団の共闘はあるか?

仮に幻影旅団がツェリードニヒと手を組んだとしても、確実に一時的なものでしょう。

旅団の目的はヒソカ殺害と王子の宝ですから、それさえ果たせればツェリードニヒと組続ける意味はありません。

確実に裏切るでしょうね。コーラを飲んだらゲップが出るってくらい確実に。

 

一方で、クラピカが狙うのもツェリードニヒ。というよりはツェリードニヒの持つ緋の眼。

もしツェリードニヒが緋の眼を船内に持ち込んでるとすれば、クラピカと幻影旅団の目的は一部重なります。

 

ツェリードニヒを無力化し、緋の眼を手にれるためにクラピカと旅団の共闘が見られるかも?

クラピカにとっては因縁の敵である旅団。でも仲間の眼を取り戻すためならなんでもするクラピカは旅団と手を組むことを選ぶでしょうね。

(旅団も緋の眼は一度盗んだことありますし、クラピカに譲ってくれる可能性が微レ存・・・?)

 

 

王位継承戦の継続は危うい?

ツェリードニヒと幻影旅団が手を組むにしても、お宝に手を出すのはまだ先の話。

まずヒソカを片付けないと、旅団は先に進めません。

 

ヒソカと戦うことになったら、大規模な戦闘になって大勢の犠牲者が出るんじゃないでしょうかね?

特にフランクリンが「俺の両手は機関銃(ダブルマシンガン)」を乱射した日には、数千人の死者が出ることでしょう(フェイタンの「許されざる者(ペインパッカー)」もやばいね!)。

 

関連記事:【ハンターハンター】フェイタンの強さや魅力、伏線をまとめた! - 私の名前はジロギン。

 

そうなればブラックホエール号内は大パニック。

下層で起きた騒ぎが上層にも影響し、王位継承戦を続けることもできなくなるのでは?

 

まぁ、最終的に旅団は第1層で盗みを働くつもりですし、こそこそ盗んで脱出するのは旅団のやり方ではないでしょうから、王位継承戦そのものが死亡フラグビンビンなんですよね・・・

マフィアのオークションを襲ったように、真正面から攻撃しそうです。

 

 

 

暴動が起きれば幻影旅団VS十二支んもあり得る?

ヒソカ、あるいはエイ=イ一家と幻影旅団の戦いが起きれば、暴動は過激化するでしょう。

こうなれば犯罪ハンターのミザイストムら十二支んのメンバーも鎮圧に動かなければなりません。

 

となれば、幻影旅団のメンバーと十二支んメンバーが接触する可能性も!?

こうなったらバトルは避けられないでしょう!

 

ヒソカの採点では、十二支んのカンザイ、ピヨン、ギンタはイルミ以下。

ジンやパリストンが抜けた今、十二支んは幻影旅団にも潰されかねない・・・?

ヒソカの採点がここにきて回収されるかも?

 

 

モレナの暗殺はイルミの仕事?

モレナたちエイ=イ一家の縄張りは第3層です。

ノブナガとフィンクスはモレナを殺す気満々ですが、上層階にいけない今、直接接触する方法がありません。

 

そこでフィンクスは「他の団員に連絡してヒットマンを狩る」と宣言。

もしモレナが第3層にいた場合、モレナ殺害ができるのは、同じ3層にいるイルミとカルトでしょうね。

 

しかも、抗争を大規模化させず穏便にモレナだけを殺害するなら、暗殺者であるイルミとカルトに任せるのがうってつけ!

ついにゾルディック家の真面目に仕事してる兄弟の連携ビジネスが見られるか・・・?

 

関連記事:【ハンターハンター】カルトはどういう経緯で幻影旅団に入団したのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

さいごに

正直、先の展開を考察しても多分無意味だと思います。

登場人物が多すぎて、あらゆる可能性を考えなければなりませんからね。

ヒソカがイルミになりすましている説もありますし、展開のパターンが多すぎます。

 

 

いろいろと考察してきましたが、まぁ余計なことを考えず流れに任せて読んでいくのが一番楽しいでしょう。

個人的には、幻影旅団が大暴れして王位継承戦を中断させる展開希望です(ややこしすぎるので)。