ハンターハンターで再登場した、バショウというキャラクター!
ヨークシンシティ編で登場後、全く音沙汰のなかったバショウは、所詮使い捨てキャラクターなのかと思われていましたが、クラピカと未だ繋がっていて、この度暗黒大陸に乗り込むこととなりました。
このバショウについても作中では多く語られておらず、名前もあり、念能力もあるキャラクターの割に謎が残っています。
特にバショウの念能力「流離の大俳人(グレートハイカー)」は議論の余地がまだまだあり、もしかしたら暗黒大陸でも大いに役立つ能力なのではないか?と思います。
今回は、バショウのグレートハイカーがあれば暗黒大陸の生物も思いのままに操れるのではないか?という観点で考察していこうと思います。
バショウとは?
クラピカが緋の眼を探すため、人体収集家・ネオン=ノストラードの護衛の採用試験を受けた際、同じく試験を受けていた男。
プロハンターであり、最初は新米のクラピカをおちょくるような態度を取っていたが、徐々にクラピカの力を認めて、相互に協力関係になっていった。
試験として、ダルツォルネから高入手難易度の品を入手するよう言われた時、バショウは「生まれたての赤ん坊の…」と、クラピカにもっと危険な何かを手に入れるミッションをこなしたことがある風なことを言っていました。バショウはハンターの影の部分も知っているのでしょう。
念能力は「流離の大俳人(グレートハイカー)」。
後述しますが、バショウ曰く「オレが読み記した句は実現する」というもので、俳句の内容を現実にする能力です。
ちなみにバショウは、俳句のことを「オレの祖国が誇る文学」と言い、俳句にも自分の名前を「芭蕉」と書いているので日本人だと思われます。
グレートハイカーなら何でも実現できる?
先述の通り、グレートハイカーはバショウが読んだ俳句の内容を現実にする能力です。
この能力でバショウは
「オレ様が 殴ったモノは みな燃える」
と読み、イスを殴ったところ、
発火しました。
さらに
「我が問いに 空言人が 焼かれ死ぬ」
という俳句を詠むことで、試験官の1人として紛れ込んでいたスクワラを脅し、白状させました。
もしバショウの言うことが本当ならば、グレートハイカーは上手いこと575に抑えればその内容全てが本当になるということです。
だとしたら、暗黒大陸で、
「オレ様の 目に映るモノ みな服従」
みたいな句を読めば、暗黒大陸の生物をバショウが目にしただけで操ることができるかもしれません。
暗黒大陸の生物はその巨大さ故にネテロですら逃げ帰るほどです。
さらに五大厄災についても、どれか1つが人間世界に入り込んでも世界的な危機に陥る可能性がある脅威の存在。
しかしそんな暗黒大陸の生物たちもグレートハイカーならば操作できる可能性があります!
だとしたらバショウが暗黒大陸の生物や厄災を束ねて、突如として最強キャラに君臨するかもしれません…。こんな展開になったら、冨樫先生攻めまくりですね…
実は炎しか出せない?
グレートハイカーには諸説あり、バショウは「何でも実現する」ようなことを言っていましたが、実は炎しか出せないのではないか?ともされています。
理由はやはり、能力を披露するために読んだ2つの俳句が両方とも炎を実現する内容だったことから。
ただ、これにはちゃんと理由があり、最初の句でイスが燃えることをアピールしたのですから、次の句でも燃える内容の句にしないと、最初のアピールの信頼性が落ちて、スクワラを白状させる効力が半減してしまうから。
イスを燃やした意味が無くなってしまいます。
事実として作中でバショウはこの2つの句しか読んでいないので、本当に何でも実現できるのかは判明していません。
以前、バショウは特質系とされていましたが、変化系とする説も出てきており、オーラを炎に変えているだけだとも推測されています。
オーラを炎に変えるのだとしたら、俳句を読まなければならないというのは制約としてかなり厄介なように思えます。
キルアが充電するように、バショウも「1日20本タバコを吸わなければならない」くらいでいいかと。
バショウならメルエムも倒せた?
グレートハイカーが何でも実現するのなら、理論上メルエムすら倒せた可能性もあります。メルエムが死ぬ俳句を読めばいいわけですから。
「オレ様が 殴ったモノは みんな死ぬ」
みたいな句を読んで、メレオロンの「神の共犯者(パーフェクトプラン)」で近づいて、メルエムを殴れば、メルエムを倒せたかもしれません。
ただ、メルエムほどの圧倒的なオーラ量を持つ存在に対してバショウのグレートハイカーは通用するのかどうか…「き、効かねぇ!」みたいな展開になって、メレオロンもろともバショウも殺されてしまいそう…
結論:バショウの俳句のクオリティ次第だけど限界はある
バショウのグレートハイカーは俳句の出来によっても威力が変わってくるようです。良い句が読めないと効力も低下してしまう描写がありました。
暗黒大陸の生物や厄災を操ろうと思ったら、後世に残るくらいの超良作を作らなければならないかもしれません。
バショウは、どちらかというと川柳に近いものを俳句と言っているくらい文学に疎そうですが、それでも良い句は読めるのでしょうか?
さらに、ヨークシンシティ編でバショウは当時の旅団にビビりまくりで、戦闘は避けようとしていました。このことからも、グレートハイカーには限界があり、自分より圧倒的な強者に対しては通用しないのかもしれません。そもそも暗黒大陸に行くのも大丈夫なのかと心配です。
それでも、自分本位でゴンのお見舞いにもいかないほど冷徹になってしまったクラピカのために協力してあげる優しいバショウさゆには、死ぬことなく暗黒大陸から帰ってきて欲しいところですね。結構好きなキャラなので。
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