カキン帝国の王子のうち、年齢が若い下位王子たちが暗黒大陸へ渡る道中の護衛を公募。
クラピカは、同胞であるクルタ族の「緋の眼」を所持する第4王子ツェリードニヒに少しでも近づくべく、自身で応募しました。
しかし、どの王子の護衛につけるかは募集段階では不明だったため、接触の確率を上げるために、クラピカは信用できる仲間を集めて同じように応募。
そのメンバーが、
- ハンゾー(クラピカの同期プロハンター)
- イズナビ(クラピカの師匠)
- センリツ(クラピカが所属するノストラード組の構成員)
- バショウ(クラピカ所属するノストラード組の構成員)
- ビスケ(キルアからの紹介)
です。
このうち、クラピカと直接的な接点がなかったのがビスケ。
おそらくクラピカは、護衛にキルアを誘おうと思って連絡したものの、アルカとの旅行中だったキルアが断って、代わりにビスケを紹介されたのだと思われます。
しかし、キルアはビスケをクラピカに紹介するのは不本意だった様子。それでもビスケを紹介したのはなぜか、考察していきます。
クラピカが直接コンタクトを取れそうなメンツ
まずはクラピカが自分で直接コンタクトを取れ、護衛に誘えそうな人物を挙げていきましょう。
- ハンター試験の同期メンバー(ゴン、キルア、ハンゾー、ヒソカ、イルミ)
- イズナビ
- ノストラード組構成員
キルアは正確には同期ではありませんが、一応同じ期に受験したため、同期に含めます。
もともとクラピカたちクルタ族は、外界との接触が少なく、クラピカも家族や同胞以外との付き合いはほとんどなかったと思われます。
さらに、その家族や同胞たちは幻影旅団に殺されたため、クラピカの現在の交友関係の多くは、ハンター試験後にできたものでしょう。
そう考えると、クラピカが誘えそうなメンバーは、上記にリストアップした者たちになります。
そして、実際に声をかけたのがキルアと、本記事冒頭で紹介たメンバー(ビスケを除く)。
同期のゴンを誘っていないのは、キメラ=アント討伐直後で病み上がりだったからでしょう(ゴンが重症だった件はプロハンターたちに広く知られていたため、クラピカの耳にも入っていた可能性は高い)。
クラピカはヨークシンシティ編でヒソカとも連絡を取り合っていたので、ヒソカにも依頼できたかもしれません。が、何をやらかすか分からないヒソカに護衛の協力を仰ぐのは、リスクが高すぎます。
残りの同期はレオリオ、イルミですが、レオリオは十二支んメンバーとして医療班に参加するため、護衛どころではない。
イルミにはクラピカから連絡を取れるか不明ですし、もしキルアを誘うなら、ゾルディック家の内情を垣間見ているクラピカは、キルアの家族を誘うのは控えるのではないかと思います。
アレ?あと1人クラピカには同期がいたような…あっあっあっあっ
キルアが紹介できそうなメンツ
クラピカの誘いを断ったと思われるキルア。
少しでも人手が必要なクラピカとしては、自分が信頼しているキルアが、さらに信頼している人なら声をかけたいと思うでしょう。
そこで、キルアに誰か紹介してくれないか頼んだことが、ビスケに護衛を依頼をすることになった背景だと思われます。
ビスケの紹介を渋っていたキルアですが、キルアが紹介できそうな人物で、護衛もこなせる実力者の候補を考えると、ビスケが妥当なんですよね。
キルアが紹介できそうな人物
- ゾルディックの家族
- ビスケ
- ゴレイヌさん
- ツェズゲラ
- モラウ
- シュート
- ナックル
- ノヴ
- パーム
- イカルゴ
- メレオロン
ゾルディック家はアルカの一件で揉めたばかりで、護衛の相談なんて出来そうにない。
ゴレイヌさんとツェズゲラは戦闘タイプではなさそうなので、強さが求められる護衛にはやや不向き。
モラウ・ノヴは、十二支んが暗黒大陸へ渡航する手段として別の仕事がある。
シュート・ナックルは、強さは申し分ないものの、キメラ=アント討伐後で疲弊中かと。特にシュートは重傷でした。あるいは、モラウとノヴの手伝いをしている可能性も考えられます。
パーム・イカルゴ・メレオロンはキメラ=アントのため、説明するのが大変だし、クラピカは警戒しそう。
となると、やはりビスケしかないかなと。
しかも、キルアはビスケとの修行中にビスケの真の姿を見て、その力を味わっています。
強さに関していえば、キルアが連絡を取れる人物の中で、ビスケは間違いなくトップでしょう。
キルアの選択肢の中から護衛として最適なのは、消去法でビスケとなるのは自然だと思います。
キルアは、言葉ではビスケのことを厄介者みたいに言うけど、実力は認めてるからこそクラピカに紹介したんだろうなぁ
結論:消去法でビスケ
結論しては、現状のキルアが紹介できそうな人のうち、消去法で考えていくとビスケが護衛にベストだったからでしょう。
ハンターとしての経験も戦闘能力も、ビスケほど高い人はなかなかいません。
キルアは紹介するのを渋ってましたが、腕っぷしの強いビスケは護衛にピッタリです。
真の姿になったら、ウボォーギン並みの体の硬さで銃弾すら弾いてしまいそうですし。攻防共に隙がありません!
キルアもクラピカも、友達が多いタイプじゃなさそうだから、人集めは苦労するよね…