私の名前はジロギン。
クリスマスを前にして、
何らかの勧誘を目的に近づいてきているとみられる女性と一戦交えようとしている私。
女性が何目的で近づいてきているかわからない。
もしかしたら宗教的な目的かもしれない。
「宗教は自由なものであるがゆえにとても複雑。
軽い気持ちで首を突っ込んではダメだよ。」
と幼少期に周りの大人たちから教え込まれた私は、これで宗教的なものにはなるべく関わらないようにしてきた。
宗教がダメだとは全く思わないのだが、接点もそれほどなかったので、必然的にかかわる機会も少なかった。
私の家の宗派が何かも知らない私。
両親曰く「うちらも知らん」とのこと。
何か特別な宗派に属している家系ではないようだ。
最近、先述の勧誘まがいのことがあったため、思い出したことがある。
私が中学生の時の事だ。
同じクラスの男の子が、「将来的に教祖になりたい」と言っていた。
これだけ聞くと「ヤバいやつなんじゃないか?」と思ってしまうが、
その彼はとても頭が良くて、それゆえに話も面白くて、スポーツもできるという、
未だに私が一番尊敬している人物だ。
もし彼が本当に教祖になっていたら、私は熱狂的な信者になっていると思う。
今彼は何をしているのだろうか・・・?教祖になっているのだろうか・・・?
宗教というのはビジネスにおいてもすさまじい勢いがある。
人間の信仰心というのはすさまじいエネルギーを持っている。
未だに信仰心が戦争を引き起こすのだから、ビジネスに利用できたら、最強じゃなかろうか。
宗教とか信仰を謳ってなくても、「あの芸能人が使っているのだから、自分も買おう!」みたいな考え方って、
広義には信仰になるのではないかと思う。服やスポーツ用品のブランドも同じだ。
この製品なら信用できるというように。
私も中学の頃、教祖になりたかった彼に憧れのようなものを抱いていた。
私の勝手な思い込みかもしれないが、頭もよくて面白くスポーツもできるという彼を
自分の中でブランド化していた。彼がやることなすこと「すごい」と思っていた。
ということはだよ。
上手いこと私自身をブランド化して、一定数の人々に認めてもらい、
「ジロギン教」
を作れば、信者のみんなは私が右と言えば右に、左に行けば左に動く、そんな状況を作り出せるということだ!
私を慕ってくれる人物をたくさん見つければいい!!
・・・しかしいるか・・・いやいない。
さらに私をブランド化できる要素はあるか・・・
ないぞ!何もない!ハトの脳みそのようにすっからかんだ!
身長→平均よりちょっと高いくらい。
職業→ただの会社員。
容姿→オードリーの若林さんに似てると言われる。
保有資格→普通免許、英検および漢検準2級
睡眠時間→7時間
持病→腰痛、高血圧
実に平凡!思い当たる節がない!
現状私を慕ってくれているのはそう・・・
我が愛魚・キラーフィッシュくらいなものだ。
そのキラーフィッシュについても、私を慕ってくれているのはエサをくれるからであり、 キラーフィッシュから私への愛みたいなものを感じたことはない。
金魚だから当然ではあるのだが、私とキラーフィッシュの関係はこんな感じだろう。
ジロギン
「おいキラー(私はキラーと呼んでいる)、エサだぞ。
お前は俺がいなかったらどうやって生きていくんだ?
ええ?お前の命は俺が握っているようなもんだぞ?」
キラーフィッシュ
「へへ、すいやせん、ジロギンの旦那。いつも感謝してますぜ(これもエサをもらい生き続けるためだ、俺がこいつに依存している風を演じ続けてやるぜ。
こいつは少し水面でパクパクしていれば自分を慕ってくれていると思う単細胞の愚か者!
こいつは所詮利用される側の人間!社会では頭を下げてばかりの搾取される側の人間!
媚びへつらうのも、しっぽを振るのも金魚としてのプライドが許さないが、全ては生きるためだ)。」
打算による打算。こんな付き合いな気がする。
ってことは「ジロギン教」は今のところ
成立し得ないってことじゃないか!!
布教活動っていってもなぁ・・・
信仰してるものもないし、活動の目的も特になし。
こんなふわっとした教団では誰もついてこないよ。
ダメだ、とりあえずできそうにはないな。
ブログ書くのが精いっぱいだ。
あと、自分で宗教やってるとか言いだしたら、人間関係がいろんな意味で大変そうだな。
また1から作り直しなんてこともありえる。
こりゃ無理だ。
教祖になるというのはかなりハードルが高いことなんだなということは分かった。
でも私のようなブログを書くことが生きがいの寂しい人間は心の拠り所が欲しくなってしまう。
教団ではなく
「ジロギン軍団」
みたいな、暇だなーってときに一緒に遊んでくれる人たちが欲しいなと思う。
そういう寂しさを紛らわせる、人と人とのつながりっていいね。
・・・こういう心の隙間を狙われて、勧誘とかされちゃうんだろうな。
いかんいかん!気をしっかり保つのだ!