当時の私は21歳。大学4年生になりたての頃でした。ちょうど就職活動中でしたね。
私が就職活動を始めた頃は、若干就職氷河期を脱し始め、前年に比べ就職が楽になったタイミングでした。
私はサークルの同級生の男と就活の情報収集と称して2人で飲むことにしました。
まだ飲み始めて30分も経たない頃だったでしょうか?私たちの飲んでいるテーブルの隣にカップルがやってきたんです。
彼氏の方が「ちょっとトイレ行ってくる」と席を離れたのですが、その時私の同級生が彼女の方をじーーーーーーっと見つめているんです。
「いやいや何やってるんだコイツ!就活で頭イかれちまったんじゃあないだろうな?」
と私も驚愕しました。彼氏いなくなったからってここまで見つめちゃダメだろと。
その時彼女の方が店員さんに
「すみません、席替えてもらっていいですか?」
と言い、別の席に移動してしまったのです!
「絶対にお前のせいだろっ!」
と私は同級生に言いましたが
「いやいや、そんなことないってー!」
と謎の反論!いやお前のせいだろと。
今でも覚えています…同級生のあの…サメのような目を…
なぜサメの目になってしまうのか?
今回はそれを考察してみようと思います。
なぜサメの目になってしまうのか?
サメといえば「血に飢えた肉食獣」というイメージがあります。
そのイメージに違わぬサメの性質として、サメは
25mプールに血が一滴入るだけで血の匂いを嗅ぎ取れる
と言われるほど血に反応するのです。
すなわちすぐさま臨戦態勢に入ることが可能なのです!
同級生もおそらく臨戦態勢に入ったのでしょう!彼氏がいるのわかってる女性に対して臨戦態勢に入るってもうサメ以上に飢えているとしか思えませんが、その飢え故にサメの目になってしまったんでしょうね。
白目が見えないんですよ。黒目しかないんですよ。真っ黒でした。コンクリートロードより真っ黒でしたよ。
サメが水に入ったわずかな血の匂いに反応できるように、私の同級生は空気中に混じった化粧品の匂いに反応できるのかもしれません。
それくらいの飢え!まさに陸上のサメ!
もし身近にサメの目をしている人がいたら…まさに飢えている方なので気をつけましょう!
その同級生のサメの目はそれからも5〜6回見かけました。もうその目つきはダメだよと言っても、止められないんですね。飢えは。
社会人になってから会っていませんが、今日も彼はサメの目をしているかもしれません…そう、あなたの後ろでね!!!