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【ハンターハンター】幻影旅団と流星街とマフィアとの関係性の謎について考えてみた!

 

私はハンターハンターのストーリーの中で「ヨークシンシティ編」が一番好きです。

シリアスな雰囲気が一層強まり、まさにハンターハンターらしい展開が続きます。ヨークシンシティ編からキャラクター同士の駆け引きが増え、バトルだけでない楽しみが増える作中のターニングポイントになっていると思います。

 

ただヨークシンシティ編から話が難しくなるのも事実です。

私も子供の頃は何となくかっこいい雰囲気だけを楽しんでおり、きちんとストーリーを理解できていなかったと思います。

ゴンたち、マフィア、幻影旅団と多数の勢力が同時に動き合うので、話がかなり複雑な動きをします。。

 

何度も読み返したのでヨークシンシティ編のストーリーは理解できてはいるのですが、

幻影旅団と流星街とマフィアとの関係性

については未だ謎な部分があります。

 

今回はその謎に対して考察してみようと思います。

 

 

 

 

蜜月関係にあるマフィアと流星街

世界中のマフィアが構成する「マフィアンコミュニティー」と、ありとあらゆる人種が住み、廃棄物などが集まる謎の国「流星街」。

この2つはクラピカとレオリオの話では蜜月関係、つまり協力関係にあります。

 

関係の実態は、マフィアは廃棄物の中に大量の武器を仕込ませ、流星街に提供しているというものです。

流星街の人間は、流星街に手を出した人間に対して(国外の流星街出身の人間に対しても)報復と称したテロを行いますので、そのための武器を提供しているのです。

 

そしてマフィアは武器提供の見返りとして流星街から戸籍情報を持たない人材を提供してもらっています。

流星街は国名こそあるものの正式に認められた国ではなく、その出身者たちの身分などは一切管理されていません。

そのため犯罪をしても身分が割れないので、マフィアとして流星街出身の人間は使い勝手のいい人材なのです。

 

武器提供と人材提供、この関係がマフィアンコミュニティーと流星街の間で成り立っています。

 

 

その関係を無視して攻撃した幻影旅団

幻影旅団の創設メンバー(クロロ、マチ、シャルナーク、ノブナガ、ウボォーギン、フランクリン、フェイタン、フィンクス、パクノダ)は全員流星街の出身者とされています。

 

流星街出身ということは旅団もマフィアと流星街との関係は知っていたはずです。

しかし団長のクロロはマフィアンコミュニティーが開催するオークションの品を盗みのターゲットにしていましたし、ウボォーギンがマフィア関係者であるクラピカに殺害された際にも、マフィアンコミュニティーを報復の対象にしました。

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 11巻76P/冨樫義博)

 

後にマフィアは旅団メンバーが流星街出身者であることを知り、旅団メンバーにかけていた懸賞金を撤廃し、旅団を追跡することを断念しました。

幻影旅団の行動は本来ならばマフィアと流星街との関係をぶち壊し、双方を衝突させるような行為です。

 

また旅団としてもただ単にウボォーギンの報復をしただけでは済まず、マフィアからも流星街からも攻撃されてしまいかねません。

 

しかし、マフィアは旅団に対しても流星街に対しても攻撃をしませんでしたし、流星街も旅団に攻撃したわけでもなさそうです。

このことを考えると、マフィアと流星街は対等な関係ではなく、さらに流星街と旅団についても特別なつながりがあるのかもしれません・・・

 

 

マフィア<流星街<幻影旅団?

まずマフィアが流星街及び旅団に攻撃をしかけなかったことを考えると、マフィアとしては何があっても流星街は攻撃対象にするべきではない相手ということになります。

 

単に流星街出身者である旅団を狙えば、流星街から報復される可能性を危惧したこともあるでしょう。

が、やはり「戸籍情報を持たない人員を提供してくれる」という流星街とのつながりを切りたくなかったことが大きい理由だと思います。

 

武器は材料さえあればいくらでも作り出せますが、戸籍情報を持たない人間を調達するのはそう簡単にできることではないはず。

今後マフィアにとって貴重な人材となりうる流星街の人間を攻撃するわけにはいきません。

 

一方で流星街の人間は国外の流星街出身者が殺害されたり傷つけられたりした際も報復します。

旅団が流星街出身であることからも、マフィアが旅団に攻撃した場合、流星街は総力をかけてマフィアを潰しにきた可能性が高いです。

 

さらに旅団は流星街にキメラアントが侵入した際も駆除に駆けつけていました。

ヒソカがクラピカに語っていた旅団がたまに行っている「慈善活動」が「流星街を危険から守る活動」だとすれば、流星街にとって旅団とのつながりはマフィア以上に大切な関係になるでしょう。

 

ニュアンスとしては、

マフィア<流星街<幻影旅団

という力関係になっているのかなと思います。

 

マフィアにとって旅団は大切な流星街というお客さんのさらに大切なお客さんだったって感じですかね。

しかしこの関係があるのであれば、なぜ旅団はあえてマフィアに手を出そうと思ったのでしょうか?

 

 

 

かわいそうなマフィアンコミュニティー

クロロがこのマフィアと流星街との関係を何も知らずにオークションの宝を盗んだり、報復を仕掛けたりしたとは思えません。

クロロはヒソカ戦で流星街の長老の能力である「番いの破壊者(サンアンドムーン)」を使っていたことからも、流星街の上層部とのつながりもあったと思われます。

 

関連記事:【ハンターハンター】「番いの破壊者(サンアンドムーン)」と「一握りの火薬(リトルフラワー)」の性能差をまとめた! - 私の名前はジロギン。

 

むしろクロロはマフィアンコミュニティーと流星街の関係を知っていたからこそ手を出したと私は考えます。

マフィアンコミュニティーを攻撃しても幻影旅団の構成員が流星街出身者とわかり、さらに旅団が流星街を守っている存在でもあると分かれば、マフィアンコミュニティーは旅団に攻撃できないと踏んで、クロロはマフィアンコミュニティーをターゲットにしたのではないでしょうか。

 

関係性が見えているからこそ、安全にことを運べるターゲットだったということですね。

 

ウボォーギンの報復後に、コルトピ能力で自分たちの死体のフェイクを作り出したのは、「死体から得られた情報に合致する個人情報がない=幻影旅団は流星街出身者」だということをマフィア連中に認知させ、マフィアンコミュニティーの行動を抑え込むためでしょう。

 

クロロとしては、マフィアンコミュニティーにちょっかいを出し、世界中のマフィアを敵に回しても流星街とマフィアの関係がある以上は反撃されない確証があったわけですね。

 

マフィアンコミュニティーで最強の戦闘力を持っていたのが陰獣程度ですから、旅団がコミュニティーと戦ってもまず負けるはずはないです(流星街にもっと強い念能力者がいそうですけど、マフィアンコミュニティーには提供していなかったのでしょうか?)。

 

そして旅団の素性はマフィアが手出しできない流星街出身。そんな状況だったわけです。

 

例えるならば、営業で訪問した取引先企業のエントランスで掃除していたおじさんに「邪魔だ!」と悪い態度を取ったら、実はその掃除のおじさんが取引先の社長だったみたいな。

そんな感じですかね。

 

めちゃくちゃ攻撃を受けたのに何も手出しができない、かわいそうなマフィアンコミュニティーなのでした。

 

 

幻影旅団と流星街の関係については謎

ここまでの考え方からすると「旅団は自分の国を守ってくれている英雄のような存在。だからお得意様であるマフィアンコミュニティーに手を出しても流星街は旅団に何も言えない」というのが私の意見です。

 

が、クラピカは旅団を「異質都市である流星街の中でもさらに異質な存在」と称していました。流星街のルールや常識すら通じない存在なのだと。

 

このことからすると、そもそもクロロは「流星街とマフィアンコミュニティーの関係をぶち壊す」くらいの考えでマフィアに手を出したとも取れます。

こっちのほうがかっこいいですけどね。保身を考えていない感じがして。

 

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻22P/冨樫義博)

 

旅団は流星街に侵攻したキメラアントを討伐し流星街を助けていましたが、流星街を守ることが旅団の使命かというとそういうことでもなさそうなので、明確に流星街にとって旅団が大切な存在かというと、これもまた微妙なんですよね。

 

これまでの考察はあくまで私が作中描写から考えたものにすぎません。幻影旅団の過去が作中でもっと描かれない限りは明確にならない部分が多々あります。

 

もしこれでクロロがお宝を売って得た金で、流星街の恵まれない子供達に服とか食べ物とかを買ってあげていたみたいな、そういう描写があれば確実に旅団は流星街としても大切な存在になるんですけどね。

 

マフィアは武器をくれますが、その武器を扱う人間は武器があるだけでは生きていけませんので、生活面を支えてくれるクロロや旅団の方が大切です。

 

 

 

マフィアにとっての流星街と幻影旅団との関係性は、メインキャラクターであるクラピカがマフィア側についていたので明らかになったものの、流星街にとっての旅団、マフィア、そして旅団にとっての流星街、マフィアの存在価値の比重がわからない以上は、憶測に過ぎません。

 

まぁ私が何が言いたいかというと・・・

幻影旅団の過去編が読みたい!!!!

ってことです。

 

なぜ旅団を結成したのか?

なぜ流星街を後にしたのか?

流星街と喧嘩別れしたのか?

流星街のために国外で活動しているのか?

マフィアを狙うにあたり流星街との確執は生まれなかったのか?

 

など、私がこの記事を書く中で芽生えた疑問の数々は幻影旅団結成の過去を読めれば、すべてつながってきそうな気がします。

旅団と流星街との関係も含めて。なのでうまくストーリーと絡めなくてもいいので、別途でもいいので単行本か何かで旅団の過去を冨樫先生に描いて欲しいです。

 

それに付随して、

・クロロが団長になった理由

・クルタ族と旅団の真相

・ヒソカの旅団入団の経緯(映画ではオモカゲという前任者をヒソカが殺害したことにより入団が決まったようですが、映画のストーリーですし、オモカゲは死んだふりをしていてヒソカの格下げになってしまいましたし、改めて描いて欲しい・・・)

・シルバとシズクの前任者、そしてクロロとの戦い

 

関連記事:【ハンターハンター】シルバVSクロロはどのような戦いだったのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

 

ここら辺お描いてくれるといいなぁ・・・なんて。ちょっと欲張り過ぎかもしれませんが、ハンターハンターファンとしてはもう何年も解消されていない疑問ですので、冨樫先生にはもうひと頑張りして欲しいです。

 

もう最悪暗黒大陸編は描けなくても、旅団の過去だけはなんたか書いて欲しいです!お願いします!私のこの気持ち、冨樫先生に届け!!!

 

今回のマフィアと流星街、幻影旅団との関係はコミックス11巻、12巻を読むとわかりやすいです。