私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

社員の副業は会社にもメリットがあるのではないか?

 

私の名前はジロギン。

 

今回は仕事の話。現在私が働く営業職のサラリーマンとしての話をしようと思う。

正直、仕事の話はもう書くまいと思っていたが、ありのままを書くぜ。

 

最近私の仕事で起こった出来事から、私は

社員が副業をすることは会社にもメリットがあるのではないか?

と思ったのだ。

企業が副業を認めるメリットについて考えてみた。

 

 

 

私に起きた出来事

数ヶ月前になるのだが、私はとある仕事を任されることになった。

私の会社では、取り扱っている事業が複数あるのだが、1つの事業につき3〜5人、多いと10人以上の営業がチームとなって運営していく。

私が任された仕事というのが、会社で取り扱っている事業の1つを担当していたチームの営業が全員辞めてしまったため、後任としてその事業を担当して欲しいというものだった。会社の上の方から言われたのである。

 

本来は3人〜5人くらいで回さなければならない事業を1人で担当しなければならない。

しかも私が現在所属するチームは、今回私が引き継ぐことになったような、担当者がいなくなった事業をすでに複数受け継いでいて、私も2つ兼任していた状態。さらに3つ目が追加されてしまうことになる。

そして私が新たに任された事業というのが、販売のプロセスや管理・運営方法が他の商材と全く異なり、営業の仕事とは思えない内容。かつもはや売り上げにもならないと判断された事業なのだ。

こんな感じで、まぁひどい状態のものを任されてしまった。

 

この事業は、私が新卒で入社した時に半年ほど担当していたこともあり、社内では私しか売り方などがわからないので、後任者として私に白羽の矢が立ったのだ。

それでも2年弱ほど関わっていなかったので、部分的にわからないことも多い。

 

「断ってもいい」とのことだったのだが、残念なことに会社と言う組織において「断ってもいい」なんていうのは建前にすぎず、私にこの話が持ちかけられた時点で「やれ」ということなのだ。全くもって汚い世の中である。

悪条件にもほどがあったが私は

あっ、いいっすよ。

 と引き受けた。

即決したのには私が「副業をしている」ことが大きく関わってくる。

 

 

インセンティブの問題

ご覧の通り私はブログを書いていて、収益を得ている。会社の給料以外の収入がある。

会社の給料と副業の収入を合わせれば、自分一人生活していくのであれば全然困らない金額になる。そうなると、精神的な余裕もだいぶあるのだ。

 

今回新たに見放された事業を受け継ぐにあたり、大きな問題が「売り上げにならない」という点だった。今後私がやるべき作業は、事業の生命維持のようなもの。

本来売り上げにならない事業ならば運営などはせず永久凍結させるか潰すべきだと思うのだが、そうはならない。わけがわからないのだが、会社はそうしない。となると私は現状維持の作業をしなければならないわけだが、その作業は確実に他の作業時間を奪う。

 

私たち営業は、成果に応じて「インセンティブ」がもらえ、給料に幾らか上乗せされた額を受け取れる。その成果とは獲得した契約の数だったり、売り上げの数に依る。トップの成績を残せればそれだけインセンティブも増える。

このインセンティブは営業のモチベーションになり、皆、トップを取ろうと毎月競い合っている。

しかし、私は新しく売り上げにならない事業を受け継ぐことでこのインセンティブにつながる作業時間が逼迫されてしまうわけだ。つまりインセンティブのトップ争いにおいて非常に不利になる。

 

もし私が副業をしておらず、他の営業社員同様インセンティブをモチベーションに仕事をしていたとすると、今回の話は絶対に受けていない。インセンティブをもらえる可能性が少なくなるからだ。

はぁ?なんで私がやらなきゃならないんだよ!クソクソクソクソ&クソ!

 ってことになっていた。会社には強気な私。

全社員の平等を訴えて、受け継ぐのを拒んだか、

成績にかかわらず確実に一定のインセンティブがもらえるよう担保しろと要求したと思うのだ。

そうしなかったのはブログで副収入を得ていたから。現状、営業成績1位になってもらえるインセンティブの2〜3倍くらいは稼げているからだ(こう書くと結構副収入があるようだけれども、そもそもインセンティブでもらえる額がお察しなので、私の副収入もお察し)。

 

追記

さらに私としては、どれだけ頑張っても成果にならない仕事を受け継いだことで、

「そんなに頑張って営業しても報われない仕事をしている」

と周りにアピールでき、営業の成果が低くても言い訳になるし、ガツガツ営業しなくてもいい大義名分にしていきたいのだ。

あー、僕いくらやっても成果にならない仕事してるからなー!みんなに敵わんわー!あー、この仕事なければもっと頑張れるんだけど、僕が蹴ったら誰もわからない仕事だから、僕がやらなくちゃいけないしなー!

トップをとろうとすればそれだけ仕事が増え、残業の機会も増える。おそらく今回私が事業を受け継ぐよりもきついはず。

私はインセンティブが期待できない以上、早く帰ってブログを書いていた方がいい。

より仕事に割く時間、労力を減らしてブログに費やせるような、大義名分にしたいのだ。

 

 

会社にとってもメリットがあったはず

今回の私のケースの場合、社員が副業をしていたことで会社にとってのメリットがあったはずだ。

・誰も担当者がいなくなった事業をすんなり受けてくれた

・受け継ぐにあたり余計にインセンティブを払う必要もない

・新しくチーム編成を変えたり、社内のインセンティブのシステムを変える必要もない

などなど・・・

本来会社的には社員が副業をしていることは、できれば避けたいところ。本業のモチベーションが下がってしまうためだ。

しかし、社員が副業をしていることでお金の面での問題を避けられるケースもあると思うのだ。

 

そもそもの話、私自身副業があることで、最悪インセンティブがもらえなくても基本給だけで文句はない。

インセンティブは営業のモチベーションを上げるためにあるが、会社としてはコストになるはず。しかもお金を払ったところで社員がやる気を出すとも限らない。

どのみち私はやる気ないからね。早く家に帰りたいとしか考えてない。

社員が副業をしていることで、余計なコストをかけなくて済む。今回のケースにかかわらず、社員には副業を許可しておいたほうが、後々会社のメリットになるのではないかと私は感じた。

まぁもちろん会社によって考え方もあるし、国の機関では副業をさせるわけにはいかないだろうが、今回の件から社員が副業していることの会社側のメリットを感じずにはいられなかった。

 

 

 

しかし私に問題が

かっこつけて仕事を引き受けてしまったが、新たなる問題が私に生じた。

参ったな。仕事増えて会社辞めにくくなっちまった・・・

もし今私が辞めれば、私が引き継いだ事業は私のチームの先輩や後輩たちでフォローすることになるだろう。

しかし、先輩も後輩も現状私同様複数の事業を兼任しており、さらに新しい作業が増えるとなると、相当困惑すると思うのだ。少しだけ経験した私が担当しているからこそ、なんとか回っている。これ以上任せるとパンクしてしまうメンバーも出るかもしれない。

ブログの収入があるうちに、私がやるしかないのだ・・・

あっ、勘違いしないでもらいたいのが、私が会社に残りその事業を今後も続けるということではない。

 その事業はもう存続させる価値はないのだと会社の上の方に判断させて、完全凍結させるということだ。息の根を止めさせてもらう。

売り上げにならない事業の息の根を止めるか・・・どうやろうかね・・・いやはや、楽な仕事じゃないよ。