休載前最終話で、なかなか異形な能力が登場しましたね。
能力名は「11人いる!(サイレントマジョリティー)」
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ40号/冨樫義博)
なんだかどこかで聞いたことのあるような名前ですが、おどらく冨樫先生がはまっているのでしょう。
クラピカに念を教わりにきた者、およびクラピカを始末するために何者かが発動した能力です。しかし、まだ誰が発動した能力なのかはわかりません。
情報がまだ足りない部分はありますが、「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の能力について考察してみたいと思います。
- 11人いる!(サイレントマジョリティー)の能力
- ウッディーを襲ったのは呪唇白蛇(ツチボッコ)?
- 「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の使い手は下級王子を狙っている?
- 誰が「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の術者なのか?
- 「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の元ネタ
- 「11人いる!(サイレントマジョリティー)」を取り巻く要素は複雑
11人いる!(サイレントマジョリティー)の能力
まずは現在明らかになっている「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の能力をまとめます。
・術者は座敷人形(黒ぼっこ)と蛇のような生き物・呪唇白蛇(ツチボッコ)を操り攻撃を仕掛けます(具現化系、操作系、放出系能力の併用か特質系)。
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ40号/冨樫義博)
・座敷人形(黒ぼっこ)が見えるのは術者自身と座敷人形(黒ぼっこ)が取り付いた者(現在は第10王子・カチョウの従者であるロベリー)の2名だけ。
・攻撃をするのは4体の呪唇白蛇(ツチボッコ)。対象者を締め付け、体についた口で血を吸う。1匹で44秒、4匹で11秒で人間一人の血を吸い尽くす。
・座敷人形(黒ぼっこ)が一人も殺害できないと術者に呪いが返ってくる(術者が命を失うのかなど、具体的にどうなるのかは不明)
こんな感じです。
かなり暗殺に向いた能力ですね。座敷人形(黒ぼっこ)が術者と取り憑かれた人にしか見えない点からも、堂々と暗躍できそうです。
イメージとしてはクラピカのイルカに近いかもしれませんね。
ただ、呪唇白蛇(ツチボッコ)は第3王子・チョウライの警護兵・サカタも視認できていたので、術者や呪われた人、念能力者以外でも見ることができるようです(サカタは非念能力のはず)。
(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ40号/冨樫義博)
ウッディーを襲ったのは呪唇白蛇(ツチボッコ)?
血を吸って対象者を殺害する呪唇白蛇(ツチボッコ)。
そういえばブラックホエール号の出港直後に血を抜かれて死亡したキャラがいましたね。
そう、ウッディーです。
(引用:HUNTER×HUNTER 34巻176P/冨樫義博)
しょっぱなから殺されていました。
ウッディーの死に方は今回死んだ第13王子・マラヤームの警護についていたバリゲンと同じような死に方でした。
ウッディーは第14王子・ワブルの念獣が無意識に敵と捉え(ウッディーは他の王妃が送り込んだスパイでした)、殺害したものと思われていました。
しかし今回明らかになった呪唇白蛇(ツチボッコ)の攻撃方法を考えると、念獣の仕業ではなく「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の使い手による攻撃だったのかもしれません。
「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の使い手は下級王子を狙っている?
もしウッディー含むワブルの護衛を序盤に複数名殺害したのが「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の使い手だったとすると、下級の王子から狙っている可能性が高いですね。
今回死んだバリゲンも第13王子・マラヤームの護衛でした。力が弱く、人材も揃っていない下級の王子から始末しようというハラがあるように思えます。
ただ、この使い手は、クラピカのもとに集まった能力者たちも殺す気満々みたいです(第1王子の部下・ヒュリコフに対しても強気な姿勢でしたので)。
下級の王子から狙っているものの、結局は全王子の暗殺または戦力の削減を狙っているものと思われます。
誰が「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の術者なのか?
「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の術者が誰なのかは今の所わかりません。
ヒュリコフとバビマイナの能力でないことは間違いなさそうですが、ヒントが少なすぎます。
ただ、クラピカの「念能力を使える者は挙手しろ」という問いに対してヒュリコフと、殺害されたバリゲンと同じく第13王子の護衛についていたハンター協会員のベレレインテが手を挙げていました。その場で念能力を使えば自分が怪しまれる可能性がありますので、ベレレインテが能力者の可能性も低そうです。
しかし、クラピカとバビマイナ以外はどの王子かの念獣の仕業だと思っているので、発動してもごまかせなくもないですが・・・ハンター協会員は護衛を依頼されているだけで、危険を覚悟で暗殺に乗り出すメリットはあまりないんですよね(金で暗殺の依頼までされていたら別)。
となると、ヒュリコフ、バビマイナ、ベレレインテ(まだ暫定)、そして呪われている第10王子・カチョウの従者ロベリー以外の人物が能力者となりそうです。
が・・・まだ候補者が十数人いるので誰だかわかりませんね。
ただヒュリコフはすでに自分とベレレインテ以外に念能力を使え、それを隠している人物4人を見切っているみたいなので、その4人の誰かの能力でしょうが、まだノーヒント同然で、この状況で術者を見つけるのは無理でしょう。
ただ術者の1人称は「オレ」のようですので、男だと思われます。
「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の元ネタ
「11人いる!(サイレントマジョリティー)」はいろんなネタを詰め込んでいますね。
まず「11人いる!」というのは、そういうタイトルの漫画が昔あったみたいです。SF系の漫画ですね。
さらに「サイレントマジョリティー」とは襷坂46の曲です。テレビなどでもよく流れています。「物言わぬ多数派」という意味の言葉です。
また座敷人形(黒ぼっこ)というのは宮沢賢治さんが書いた「ざしき童子のはなし」が元ネタのようです。童子と書いて「ぼっこ」と読みます。
その中で、「子供達10人が手をつないで座敷でぐるぐる回っていたら1人増えて11人になっていた」という話があります。この部分を基にしたのだと思われます。
バビマイナが今回の一件を受けて動じなかったクラピカを「一所懸命」と評していまいしたが、これも「ざしき童子のはなし」の中にあるフレーズです。
結構いろんなネタが詰め込まれています。冨樫先生の興味の幅が広すぎますね。
人気漫画家は情報量が違うなぁ・・・
「11人いる!(サイレントマジョリティー)」を取り巻く要素は複雑
いやぁ・・・ややこしい笑
ややこしすぎるよこれは!
もう自分で書いてても誰が誰だかわからないし、「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の能力も複雑すぎるでしょ!何食べたらこんな能力を作ろうと思うのだろうか・・・
何にしてもまた面白くなりそうな場面で休載になってしまいましたね。
「11人いる!(サイレントマジョリティー)」の能力しかり、バビマイナやヒュリコフの動向しかり、気になることが多すぎます。
それに加えて王位継承戦がどんどん複雑化してきていますので、わかりやすくなるような記事も書こうかなと思います。