私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ヒトコワ】ネトストのB

私の名前はジロギン。

 

今回紹介するのは、私の大学時代の同級生『B君』の話。

憶測の域を出ない部分もあるのですが、もし私の想像通りだとしたらゾッとするヒトコワ話だったので、記事にしました。

 

ネトストのB

2年ほど前。

大学時代の同級生(女性)から連絡があり、私は飲み会に参加することになった。

当時の面子と飲むのは数年ぶりだ。

誰が来るのか、何人来るのかなど具体的なことは知らされず、日時と場所だけ伝えられた。

 

当日、集合場所に電車で向かっている時のこと。

時刻は17時ごろ。ある駅に到着。

乗り降りする人が多かったため、一旦車両を降り、乗り口にできた列の最後尾に並んだ。

スマホを操作して乗車順を待っていると、私の顔とスマホの間に人の手がシュッと入ってきた。

びっくりして顔を上げると、目の前に『B君』がいた。

 

B君と会うのは大学卒業して以来だったと思う。

偶然の再会だったが、B君とは仲が良かったわけではないので、特別うれしいという感情はなかった。

B君は周りの人から好かれていたタイプでもない。

 

そしてB君は左足を剥離骨折していた。

 

B君は私と一緒に電車に乗り込むと、ずっとついてきた。乗り換える駅も同じ。

私は「B君も飲み会に誘われていたのかもしれない」と思い、一緒に集合場所へ向かうことにした。

 

B君は21時から別の飲み会があるとのことで、それまでいるつもりだと言っていた。

左足を剥離骨折しているにも関わらず、妙にタフであった。

 

この日は私とB君以外に5人が参加。

同級生の男女4人、1年下の後輩の女子が1人。

そのまま飲み会が始まった。

 

飲み会の最中、B君がトイレに立った。

その際に後輩が、

「なんでBさんを呼んだんですか?」

と私に質問してきた。

 

「えっ?」と疑問に思った。

その場で確認したところ、誰もB君を誘っていなかったらしい。

 

つまりB君はこの日、偶然にも私と会い、偶然にも飲み会が開催される日であり、偶然にも予定が空いていたということになる。

これほど偶然が重なるものだろうか。

あるいは、B君は左足を剥離骨折したことで運を呼び寄せていたのだろうか。

 

21時から飲み会と言っていたのに、17時ごろから出歩いていたのも気になるところだ(用事があったのかもしれないが)。

しかも、21時を過ぎてもB君は「飲み相手はいつも遅刻してくるヤツだから」などと言って一向に帰ろうとしない。

そのまま23時くらいまで居続けた。

 

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ここからは私の憶測になるが、B君は誰かのSNSか何かで飲み会のことを知ったのだろう。

その上で飲み会の当日、開催しそうな場所付近を徘徊していたのではないだろうか。

 

ちなみに私は飲み会についてSNSに投稿していない。

しかしB君に遭遇したのは私であるため、何らかの方法で私の行動を把握していた可能性が高い。

そして偶然を装い遭遇した。

 

本当はB君に「21時から飲み会」なんて予定はなかったのではないだろうか。

「それまでの時間つぶしのため」という嘘の口実を作り、飲み会に参加したのではないだろうか。

B君は誘われていなかったけれど、どうしても会いたい人がいたのだろう。あの日参加した人の誰かに。

 

いわゆるネットストーカー。

B君は「ネトストのB」になってしまったのかもしれない。

 

B君へ

Bよ。

もし私のSNSを見ていて、私の行動を把握していて、このブログも読んでいるのだとしたら言っておくぞ。

もうこんなことはやめにしないか。気味が悪すぎるぞ。

 

飲み会のことを知ったのなら、参加者の誰かに連絡を取って「自分も行きたい」と言えば良かったじゃないか。

別に断られなかっただろう。Bよ。そんなにネガティブに考えるな。参加できたさ。自信を持て。

 

ネトストのBになるくらいなら、正々堂々と、飲みたい意思を伝えれば良かったんだ。

会いたい人がいるなら、会いたいと伝えれば良かったんだ。

 

もうネトストはやめなさい。

インターネットを楽しく使いなさい。

大学時代の同級生からの、最後のアドバイスだ。

 

……はっ!つい熱が入ってしまいました。

この記事をお読みいただいているB君以外の方、申し訳ございません。

 

お詫びと言ってはなんですが、別の記事では真剣にヒトコワ話を紹介していますので、ぜひお読みいただければと思います。

www.g913-jiro.com