私の名前はジロギン。
今回は、当ブログの作成を手伝ってもらっているカケル=ウォンツテルミさんの友人が体験した話。
仮にAさんとします。20代の女性です。
怖いというよりは、不思議に感じるオカルティックな話だったため、ぜひとも考察したいと思いました。
別の人から同じ質問をされる
ある日のこと。
Aさんはコンビニで買い物をしていた。
コンビニから出ると、40〜50代くらいのおじさんに
『何買ったの?』
と質問された。
まったく見知らぬおじさんだし、気味悪く感じたので、Aさんは無視してその場を立ち去った。
数日後、別のコンビニで買い物をしていたAさん。
コンビニから出ると、おじさんから
『何買ったの?』
と質問された。
以前とまったく同じシチュエーションだったが、質問してきたおじさんは別人。
強いて共通点を挙げるとするなら、2人ともハゲていたということ。
それはさておき、別の人から同じ質問をされるという少し不思議な出来事だった。
考察
例えば、学校のクラスメイトに「テストの結果どうだった?」や、会社の同僚から「休日何してた?」などと質問されるのは、ごくありふれたシーンだと思います。
このような質問を複数の人からされたとしても、不思議だとは思いません。
しかし、別のコンビニで違うおじさんから同じ質問をされたとなれば話は別。
かなり限定的なシチュエーションが立て続くと、何か不思議な力が働いているのではないかと感じてしまいます。
偶然という言葉で片付けることもできますが、こんな不思議な現象!考察せずにはいられない!!
ということで、私なりの考察をまとめてみました。
バイロケーション現象?
この話を聞いた時、私は最初「バイロケーション現象」ではないかと思いました。
バイロケーション現象とは、簡単に言うと「ある人が別々の場所に同じタイミングで存在する現象」のことです。
エミリー・サジェという女性の事件がバイロケーション現象の事例として有名です。
ただ、今回のコンビニに出現したツインおじさんは、バイロケーション現象とはちょっと違うようです。
Aさんの話によれば、おじさんは別の人。ハゲていたという点を除けば完全に別人とのこと。
バイロケーション現象なら、おじさんの見た目もまったく同じになるはず。
そうではなかったということは、バイロケーション現象の可能性は低いと考えられます。
テレパシーで思考を共有していた?
別のおじさんがまったく同じ質問をしてくる、しかもかなり限定的なシチュエーションで……
このことから、2人のおじさんは思考を共有していたとも考えられます。
何らかの方法で思考を共有し、同じ行動(『何買ったの?』と質問する)をとったのではないか、という考察です。
例えばテレパシー。何もせずに他人に自分の考えを伝える現象のことです。
おじさん同士がテレパシーでAさんに声をかけるよう連絡を取り合っていた……?
そんなように感じてしまいます。
ただ、おじさん同士が思考を共有する方法はテレパシーでなくても可能です。
おじさん同士が知り合いで連絡先を知っていれば、Aさんを見つけた時点で電話などで連絡すれば相手の行動を操ることは可能。
2人のおじさんを24時間見張って、何のコンタクトもなしにAさんに『何買ったの?』と質問したとしたら、テレパシーの可能性も生まれるでしょう。
しかし、Aさんがおじさんに遭遇する前に彼らがどんな行動をしていたかが不明のため、事前に同じ行動をとるよう口裏を合わせることは十分可能です。
テレパシーという可能性も低いのではないかと考えられます。
同じナンパの手口?
オカルト的な視点だけでなく、現実的な視点からも考察してみましょう。
Aさんに声をかけたおじさんの目的は不明ですが、おそらくナンパではないかと思われます。
Aさんに振り向いてもらいたかったのでしょう。
そのきっかけとして、コンビニで何を買ったのか聞いた。
もしかしたらこういうナンパの手口が「ナンパ師界隈」で蔓延しているのかもしれません。
今時ナンパなんて……と思う方もいるかもしれません。
しかし、世の中には想像以上にたくさんのナンパ師がいるのです。
私はよく東京の新宿駅を利用するのですが、駅の中を歩いていると若い女性に声をかけている男性がゴロゴロいます。
駅で待ち合わせのために數十分いようものなら、ナンパの場面を2〜3回は見かけるものです(だいたい失敗しています)。
ナンパ師の多くは20〜30代くらいの男性が多いですが、中にはおじさんと呼ばれる年齢の人もいます。
単独のナンパ師もいれば、複数人で行動しているナンパ師もいるようです。
女性に声をかける時点では単独ですが、それ以外の時間はナンパ師同士で喋っています。
おそらくその間に「こういう声のかけ方をしたら成功した」などの情報共有を行なっていると考えられます。
Aさんに声をかけたおじさん達もナンパ師でコンビニ周辺を縄張りとしており、直接の面識があったかどうかはわかりませんが、ナンパ師界隈で流行っている『何買ったの?』という声かけをAさんに行なった。
この考察なら筋が通っているように思われます。
まとめ
別の人から同じ質問をされる。しかもそれが見知らぬ人で、まったく異なる場所だった場合、オカルト的なものを感じてしまいます。
しかし、おそらくその大半は何かしらの勧誘かナンパ。
ある手口がハウツーとして出回っていて、別の人から同じ手口で声をかけられたという可能性が高いのではないでしょうか。
Aさんの体験も、これと同様のケースだと思われます。
実は私にも同じような経験があります。ナンパではないですが。
ある本屋さんで買い物をしていた時のこと、2人組の男性から
「この辺で美味しいラーメン屋さん知りませんか?」
という質問をされました。
本当に知らなかったので「知らない」と言うと、「どんな本が好きか?」とか「どこ出身か?」とか色々聞かれました。
当時は「何だったんだろう?」と思うだけでしたが、別の日に同じ本屋で買い物をしていたら、違う男性から
「この辺で美味しいラーメン屋さん知りませんか?」
と質問されました。
こんな偶然が立て続くか?と不思議に思い調べたところ、どうやら個人情報を収集する手口だったということが判明。
何の目的で個人情報を収集しているのかわかりませんが、こういうやり方がセオリーになっているのでしょう。
見知らぬ人に声をかけられたからといって無視するのは心無いように思いますが、怪しい勧誘であることも少なくありません。
もし「怪しいな」という疑念が湧いたら、まともに対応しないのが吉でしょう。