先日書いたこの記事
これはさも私が大学時代に経験したかのように見せかけた捏造記事!
これからたまにこういうフィクション記事を書くと思いますが、必ず最後に「ウソだよ」って正直に白状しますので許してください。
でも今回は本当にあった話!
私が大学1年生の時のことです。
その日はとても暑い夏の日。
息も焼けるし肌も焼けるような暑さだったので、私はビーチサンダルで大学の授業に向かいました。
そこそこ履き古していたビーチサンダルでしたが、まだまだ現役でいけるぜ!なめるんじゃねぇ!と自分に言い聞かせて履いていました。
しかし物には寿命があるものです。
1限目の授業を受け、座席を立った瞬間に
ブチッ
と左のビーチサンダルのあの親指と人差し指を挟む鼻緒?みたいな部分が切れてしまったのです。
「うわー、鼻緒的なところ切れちゃったよ!
縁起悪いんだっけ?確かそんな言い伝えがあった気がするけど、下駄の鼻緒が切れたら縁起悪いだけで、ビーチサンダルは関係ないのか…いや、このじゃあこそまさに縁起が悪い!
このままでは…歩けない!!」
ビーチサンダルは鼻緒に指が引っかかるから歩けるわけで、鼻緒が切れてしまえば、かまぼこ板に足を乗っけているだけも同然です。
歩けません。
足の指で切れた鼻緒をギュッと握り、さも普通のビーチサンダルっぽく装い、とりあえず私はトイレの個室に避難しました。
とりあえず今日の授業は乗り切りました。
授業中に動くことはないので鼻緒が切れていようがいまいが関係ありません。
けれど問題は帰り道。
私の大学は、キャンパスから最寄り駅まで徒歩約20分ほどの距離でした。
この徒歩20分を鼻緒が切れたサンダルでどうやって歩き切るか…
鼻緒を指で握ったまま20分歩くのはまず無理だし、いっその事脱いで歩くか…いや、おかしすぎるし、夏のコンクリートは熱したフライパンの上のごとく暑い!火傷する!
大学の周りは田舎すぎて新しい靴やサンダルを変える場所もない…どうすればいい…?
私はトイレの個室で荷物を開け、今持っているものでなんとかこの事態を解決するしかないと思いました。持っていたものは、
シャーペン
ボールペン
消しゴム
定規
修正テープ
シーブリーズ
ケータイ
財布
教科書
ノート
家の鍵
くらいなものでした。
ここにあるものでなんとかしなければ…
考えろ…考えろ…と必死で考えました。
はっ!!思いついたぁぁぁぁ!!!
私は閃きました。この時が人生で一番頭良かったのではないかと思います。ゴキブリが自らの死を覚悟するとIQが300まで跳ね上がると言われているように、追い込まれた私のIQも跳ね上がっていたと思います。
私は修正テープを解体しました。
そして中身のテープをすべて引きずり出し、テープで左足とサンダルをグルグル巻きにして一体化させたのです!!
足の動きにサンダルが連動することで歩ける。
鼻緒が切れると足とサンダルが離れてしまい歩けない。ならば足とサンダルを紐状のもので縛り付けて、離れないようにすれば歩ける!!!
自分の中では完璧な作戦でした。
現状できる最善策だと思いました。
満を持して私はトイレの個室を後にしました。
しかし!!!
テープの耐久力はそれほど高くなく、ものの数歩歩いただけで無惨にも切れてしまいました。
そりゃそうです。何かを結びつけるためのものではありませんから。
結局私は、「左足を怪我した」ように見せかけ、左足を引きずるようにして家まで歩きました。これしか方法はなかったです。
帰宅時間はいつもの倍くらいかかりました。
靴紐が切れたくらいならなんとか乗り切れますが、サンダルの鼻緒が切れるとかなり致命的です。
これからの時期サンダルを履くことが多いと思いますので、皆さん注意してください。
特に履き古したサンダルはより注意ですよ!!
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