平成生まれの私は物心ついた時からゲームが当たり前のように売られている時代の中で育ってきました。小学生くらいの時はゲームにどっぷりはハマっていた私でしたが、中学に入り部活動に熱中し、以降ゲームをすることがほとんどなくなってしまいました。私のゲーム熱は年をとるごとに冷めていってしまったのです。
ゲームをそんなに愛していない私ではありますが、唯一長くやっていたゲームがあります。それが
ドラクエ
です!「ドラゴンクエスト」という日本ゲームを代表するRPGシリーズで、主人公は勇者として(勇者ではない作品もありますが)世界を支配しようと企む魔王を倒すべく仲間たちと共に旅をするゲームです。キャラクターデザインを「ドラゴンボール」の作者・鳥山明先生が務めていることも有名ですね。
ドラクエは本当に大好きで、今はゲームをやってないものの、ゲームのプレイ動画などは見ちゃいます。一番ハマったのはドラクエ8ですかね。グラフィックの質が非常に高くなり、主人公のパーティ一行がどうやって戦っているのかまでわかるようになりました。ある意味ドラクエのターニングポイントになった作品とも言えます。ストーリーも王道のドラクエって感じで、ドはまりましたね。8のグラフィックで3のリメイクもしてくれないかなぁ・・・システムは3が好きです。
ドラクエ好きだった私は「ドラクエさながらの旅ができるのではないか?」と感じ、大学は「観光学部」という旅行について研究する学部を選んだほどです(全然旅なんてしなかったですけどね)。その気持ちは未だに残っています。ドラクエのように様々な職業に就く仲間とともに旅に出たいものです。
そこで今回は
ドラクエっぽい旅をする時に仲間として役立ちそうな現実の職業は何か?
について考えてみようと思いました!ドラクエに登場する職業は「戦士」「僧侶」「賢者」など現実には存在しない職業が多いです(まぁいるっちゃいますけど)。なので実際に旅をする場合は現実の職業の中から仲間を選ぶ必要があります。妄想全開の記事ですが、お付き合いください。
前提条件
ドラクエっぽい旅と一概に言ってもなかなか伝わりにくい部分がありますので、具体的にどんな旅とするのかという前提条件を決めておこうと思います。
・旅の期間は1年間で、その間は家に戻ることなどはできない。
・旅をするのは日本国内。各都道府県の県庁舎在地を回り、沖縄にいる自称・魔王(普通の人間、35歳男性、独身、身長170cm、体重60kg)と戦う。
・モンスターは出てこないが、野山の害獣などとは戦闘になる可能性あり。
・食事は自給自足。コンビニやスーパー、その他飲食店などに寄ってはいけない。
・車、自転車、電車、飛行機、携帯電話、カメラ、スマホ、パソコン、公衆電話、その他ゲーム機器などの利用は不可。船の乗船、腕時計の着用は可。
・宿泊施設、パチンコ屋、競馬場、スポーツ施設、宝くじ、服屋、靴屋、医療施設、薬局、美容院、公衆トイレ、銀行、ATMなどの利用は可能。
・民家に住む人と交渉して宿泊することは可能。
・仲間は自分以外に3人までで、途中で交代はできない。
・武器は自由だが、法律の関係もあるので銃などの所持・使用は許可が必要。基本的に銃刀法違反に当たらないものを武器にする。
・上記のように日本の法律は適用されるものとする。
条件としてはこんなところでしょうか。この条件の中で旅をするとして、仲間にいてくれたら役に立ちそうな職業を考えていこうと思います。
以下のような職業の仲間がいると頼もしそうですね。
医師・看護師
1年間の長旅ともあれば、確実に体調を崩したり、怪我をしたりします。寒空の下野宿をしなければならない時もあれば、危険生物と戦闘をすることも考えられますので。怪我や病気になったら救急車は呼んではいけないため、その場で応急処置をし、すぐに病院に行かなければなりません。適切な処置をするために、医療知識を持つお医者さんか看護師さんはパーティにいるととても役に立ってくれることでしょう。ゲームのドラクエで言うと回復呪文であるホイミ系の呪文を使ってくれる「僧侶」のような存在ですね。パーティ全員で守り抜き、最優先で活かすべき重要な職業の仲間になるでしょう。
お医者さんとはコネで出会い、看護師さんとは合コンで出会うのがいいでしょうか。まぁやっぱり「酒場」が重要になってきそうです。
武闘家
これはドラクエにも現実にもある職業です。武闘家。どんな武術でもいいんですけど、ボクシングとか柔道とか、空手とかコマンドサンボとかそういう心得のある人がパーティにいるといいですね。旅の途中でパーティを襲ってくるのは何も獣や虫だけではありません。コワ〜イお兄さん、お姉さんも襲ってくる可能性があるのです。彼らはボコボコにした上でパーティの所持金を奪っていく可能性もある非常に厄介な存在です。こういう怖い人たち対策に武闘家が一人は欲しいですね。格闘技の心得がある人がいるだけで脅しにもなりますし、実際襲われても戦ってくれます。
できれば身長185cm以上、体重85kg以上くらいの体格の良い仲間だとなお素晴らしい!ちなみに戦いになったら双方罪に問われる可能性もありますので、できるだけ戦わない方向で旅をした方がいいです。
猟師
野山に入り野獣を狩る猟師さんも仲間にしたいですね。旅の途中で山に入ることもあるでしょう。その中で食料に困っても猟師さんがいれば動物を狩ってくれて、良質なタンパク質を取ることもできます。また、猟師さんは猟銃を使えるので、害獣に襲われても銃で撃退するという最強の攻撃をできますし、その害獣を仕留めたことで地方自治体から表彰されるなんてこともあるかもしれません。そして「巨大熊を仕留めた!」なんて地方新聞に載るかも・・・?山の中での熊や猪対策として猟師さんもいてくれるとありがたいです。一般の人では銃は扱えないですからね。
ミュージシャン
基本的に歩きでの旅が続くので、パーティの疲労は日に日にたまり、疲れから喧嘩をしたりすることもあるかもしれません。そんな時のために素晴らしい歌でパーティ全体をリラックスさせてくれるミュージシャンがパーティにいてくれるといいですね。ドラムやベースの人だとその人だけでパーティを癒すということはなかなか難しいかもしれませんが、ボーカルやギタリストならば単独でも歌を歌ったり曲を演奏したりできるので、旅に連れて行く仲間、持っていく楽器も少なくて済みそうです。バンド形式にしてしまうとパーティ全員がバンドメンバーと化すので、ただの全国ライブツアーになってしまします。やっぱり仲間は個人でできる楽器奏者がいいかと。バイオリンとかキーボードとかもいいですね。
あとは、お金がなくなった時に路上で演奏してもらってお金を稼いでもらうこともできます。まぁこれには相当なレベルの技術と歌唱力が必要かと思いますが。もしかしたら1年間の旅の中で行ってきた路上ライブの武者修行でめちゃくちゃレベルが上がるかもしれませんね。
大道芸人
芸人さんと呼ばれる方ならばどのジャンルの方でもいいと思います。彼らにはもっぱらお金稼ぎをやってもらいたいですね。道端で芸を披露し、お金を集めてもらいます。まぁ微々たるものかもしれませんが、例えばパーティ4人で大掛かりな芸などをすれば他の芸人さんよりも目立ちそうですし、「僕たちね、旅しながらこういう大道芸もやってるんですよー。この前山で熊と戦ったんですけどね、その時のバトルシーンを再現しまーす。」とかやれば結構興味持ってくれる人も多そうですよね。注目を浴びればその分お金も集まるはず。そのお金で服とか、装備とかを買いましょう。
パソコンやスマホは使えないので、株やブログ、アフィリエイトで稼ぐことなどはできません。そうなると日銭を稼ぐ役割の人は必要となってくるでしょうから、大道芸人、またはミュージシャン的な稼ぎ頭がパーティに一人は必要でしょうね。
料理人
料理人は言わずもがな大切な職業ですよね。飲食店の利用はできないので、自給自足の旅になります。取ってきた食材をそのまま食べるよりもコックさんの手でうまく調理してもらった方が美味しく食べられます。また、料理人であれば栄養バランスなどにもある程度精通していらっしゃるでしょうから、限られた食材の中でも栄養バランスを考えた料理を作ってくれるはずです。より良い食事を取らなければ活動力もダダ下がりですから、命をつなぐ料理人となるでしょうね。
登山家
猟師の時に書いたように、旅をする上で越えなければならない山の一つや二つはあるっはず。素人が突然山に入っても遭難する危険性が高いです。そこでプロの登山家もいてほしいところです。登山家がいれば山に入っても遭難する可能性は下がるでしょうし、サバイバルや食べられる植物などの知識も持っていることでしょう。
「あー、このキノコ色が鮮やかで美味しそう!いただきます!」
と毒キノコを食べそうになっても登山家がいれば
「馬鹿野郎!すぐにそれを捨てろ!それは毒キノコだ!」
と止めてくれるでしょう。登山家の存在もかなり重要です。
また、普段の道を歩く時も「疲れないで長時間歩く方法」なども知っていそうなので、教えて欲しいです。
美容師
これは地味に必要な職業かもしれません。1年間の旅になりますので、髪などもそのままにしていたらもうモジャモジャになってしまいますよ。抜け落ちるかモジャモジャになるかですね。そうなったら髪を切ってくれる美容師さんもいてくれるとありがたいです。色々注文しておしゃれな髪型にしてもらえば女性も旅をしやすいですし。思えば思うほど美容師さんにも旅に来てもらいたいなぁ。髪が長くて害獣との戦闘中に「やべ!前髪が目に入って見えない・・・くそっ!タヌキに足噛まれた!」なんてことになり怪我をしてしまうかもしれません。そういう面でも美容師さんも必要ですね。見てくれだけでなく実用性としても髪の手入れはしておかなければなりません。
まぁ旅のルール上、美容院の利用はありなので、最悪いなくてもなんとかなるかな・・・お金があれば。
小説家
正直小説家が旅の道中で役に立ってくれることは少ないと思います。基本的に小説家となるとインドア派の人が多いでしょうから、「もう体力的にきつい」とか、「なんでこんな旅しなきゃならないんだ」とか、いろいろ文句を言うかもしれません。
しかし小説家を連れて行くメリットはあります。なぜなら、旅の道中の出来事を小説として書いてもらい出版、その小説が売れればとんでもない金額のお金になるからです。出版の前に共同執筆者として原作者に名前を連ねておくことを忘れないようにしましょう。印税をもらう権利を持ってかれてしまいますから。一見役に立たなそうな小説家ですが旅の終わりにその本領を発揮してくれる可能性があります。ドラクエで言うと役に立たないものの優秀な職業である「賢者」に転職できる「遊び人」のような後半追い上げ型の職業ですね。
映画監督とかYouTuberはカメラが必要となりますが、カメラの持ち込みはだめです。私のようなブロガーはブログに書いて自分だけ収入を得ようとするので良くないと思います。やっぱり小説家がいいでしょうね。
私が選ぶとしたら
私自身がパーティを組んで旅に出るとして、これまでに挙げた職業の中から3人を選ぶのならば
医者・看護師
武闘家
ミュージシャン
ですかね。医者・看護師さんにはやっぱり傷の治療をしてもらわないといけませんし、私はすぐに風邪をひくので、医療関係者はマストで仲間にいてくれなければ困ります。できれば女性のお医者さんがいいなぁ・・・なんてね。
武闘家さんは怖い人対策にいて欲しいです。ガチのボディーガードです。私はヒョロガリで喧嘩などはまず負けるでしょうから、めちゃくちゃ強いボクサーなどに味方になって欲しいです。元軍人とかならもっと理想的。
ミュージシャンにはお金を稼いでもらいたいですね。なんなら私もカスタネットくらいならできますので、必要とあらば一緒に演奏もします。日々路上ライブでお金を稼いでもらって、その活動が音楽業界の人の目に止まり夢も叶えられたなんてあれば一石二鳥です。
かくいう私は何をするかといえば・・・う〜ん「みんな頑張れ。僕は少し離れたところから応援してるから」みたいな指示を偉そうに出すことくらいですかね。でもそうやって偉そうに仲間たちばっかりに頼って何もしないでいると、仲間たちから
「ウルセェ!お前があの熊と一人で戦って来い!ほら早く行けよ!仕留めてこいよ!今夜はクマ鍋にしようぜ!ガンガンいこうぜ!」
と仲間たちに突き放されてしまう気がします。でも私ができることといえば・・・料理とか身を切ることくらいでしょうかね。料理といっても「切る・焼く・煮る」くらいしかできませんし、髪を切るにも「坊主」にしかできません。これでよければ役に立てるでしょう。
ただ私はブロガー。散々仲間に揶揄されて裏切られたとしても旅さえ終わればその経験をブログに書いて大儲けすることも夢ではないはず!私を馬鹿にしてきた仲間たちを見返してやるのだ!
・・・なんて妄想をしている私も今年で25歳。いやはや、いくつになってもドラクエは私を魅了し続けてくれます。