私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

【ハンターハンター】ベンジャミンの有利すぎる状況は逆に死亡フラグ?

クラピカが護衛をしているカキン帝国第14王子・ワブルは、自身の護衛の中に多数のスパイが紛れ込んでおり、王位継承戦開始時点ですでに半数以上が死亡することとなってしまいました。

 

一部実際に手を下したのはワブルに取り憑いた念獣だと思われます。単純に護衛の数が減るのはワブルの身に迫るリスクを増大させることになりますが、スパイをそのまま野放しにしていたとしたらそれはそれで不利になってしまうので、仕方のないことだったとも思います。

 

ワブルのように圧倒的不利な状況になってしまう王子がいる一方で、第1王子のベンジャミンはかなり有利な状況で王位継承戦に挑めています。しかし私としては、

ベンジャミンの有利すぎる状況は逆に死亡フラグでは?

と思えてしまうのです。

そのことについて書いていこうと思います。

第1王子・ベンジャミンとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号 /冨樫義博)

カキン帝国の第1王子です。一番最初に生まれたお兄さん。

ブラックホエール1号内での王位継承戦に挑んでいます。

 

非常に野心家な面を見せており、王になるつもり満々です。

しかも、他の王子達全員を排除する気でもいるようですので、ベンジャミンは武力行使にも厭わない姿勢を常に見せています。

 

ベンジャミン自身、ライオンを素手で殺すほどのパワーを持っていましたので、普通に戦っても常人では敵わないでしょう。

またベンジャミンは軍事最高副顧問という、おそらく兵役を経験していそうな地位に就いていることからも、直接戦闘で制圧するのは熟練の念能力者でなければ厳しそうです。

 

 

念を使える

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号 /冨樫義博)

なんといってもベンジャミンが有利な点としては、他の王子が使えない念を使えるということがありますね。

念能力者とそうでない者との戦闘力の差は歴然です。オーラを込めたパンチ一発ですら致命傷になりかねません。

念を使えるだけでも、仮に他の王子と直接戦闘になってもまずベンジャミンが負けることはないでしょう。

 

さらに言うならば、王子達の護衛の中にも念を使える者はごくわずかなようです(各王子15人の護衛をつけていますが、護衛が誰も念を使えない王子も存在しています)。

王位継承戦は、王子に宿った念獣は直接他の王子達を攻撃できないので、護衛をうまく使うことが戦いを制するポイントになってきます。が、ベンジャミン相手に勝てそうな護衛はかなり限られそうです(クラピカやビスケなら勝てそうですが、そのレベルの護衛はまずいないでしょう)。他の王子が護衛を刺客として送り、ベンジャミンの命を狙おうとしても、成功率は非常に低いものと思われます。

 

ただ、ベンジャミンにも王子に取り憑いた念獣は見えないことはひとつ救いかもしれませんね。手の打ちようはありそうです。

部下も念能力者

ベンジャミンの部下である私設兵隊長・バルサミコ、そしてクラピカとワブル王子らの命を狙ってきたビンセントなど、ベンジャミンの護衛である私設兵たちは念能力者であることが判明しています。

 

他の部下に関してはどうかわかりませんが、全員が念能力者と考えるのが自然ですかね。同じベンジャミンの私設兵のメンバーですから。特にバルサミコは念能力者であると同時にかなり冷静に物事の判断を下せる、No.2的な役割をしています。

バルサミコは王子の念獣を視認できますので、彼が念獣の動きを見てベンジャミンに的確な指示を下せることを考えると、ベンジャミン自身のみならず部下もだいぶ厄介な存在です。

 

念について知らない護衛しかいない王子に比べると、ベンジャミンの護衛たちは非常に優秀だと言えるでしょう。

他の王子を暗殺するための刺客としても念が使えるのであればかなり強力ですからね。

スパイがいない

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号 /冨樫義博)

王子達のお母さん、すなわち王妃は複数名います。王子達は兄弟と言っても腹違いの兄弟です。

王子自身だけでなく王妃も自分の息子(娘)を王位につけるべく画策しています(ワブル母・オイトは継承戦から逃れたいと思っていますが)。

 

王妃は自分より順位が下の王子が生まれた時、その王子の護衛として1名ずつ自身の部下を忍び込ませることが認められます。

そのため、ワブルの護衛にはオイトを除く王妃7名全てのスパイが1名ずつ忍び込んでいました。それを感知してワブルの念獣は排除してしまったわけです(推定)。

 

このルールからすると、生まれた順位の早い王子ほどスパイの数は少ないということになります。ベンジャミンの場合は第1王子、すなわち自分より早く生まれた王子はいません。ということは自分の護衛にスパイを忍び込ませる権利を持つ王妃はいないというわけです。15人の護衛全員が自分の息のかかった人物で固められます。これは非常に有利です。自分の護衛以外と接触しなければ、他の王子から暗殺される可能性はまずないわけですからね。

 

ただ、自分が信頼している護衛たちが必ずしも最後まで自分に従順かというと、その限りではありませんが。

軍事最高副顧問という地位

先述の通り、ベンジャミンは「軍事最高副顧問」という地位にもつく王子です。

詳細は不明ですが、まぁ「カキン帝国の軍隊の偉い人」という感じでしょう。

 

王室警護兵として各王子たちに配属できる人員は、正式な国王軍兵のみ。カキン帝国の軍人のトップであるベンジャミンの部下は全員が国王軍兵であるため、唯一他の王子たちに対して正式に部下を派遣し、接触させることが可能です。

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(引用:HUNTER×HUNTER 週刊少年ジャンプ32号 /冨樫義博)

これにより全王子の護衛に自身の部下を配置し、監視及び状況によっては防衛権の行使(すなわち王子とその護衛たちの殺害)をも許可されています。現にビンセントは反撃に出たクラピカに対して防衛権を行使しようとしていました。

 

ベンジャミンのみ認められたこの権利は、他の王子たちの牽制、暗殺が堂々と行える手段といえますので、それを持っているベンジャミンは非常に有利な立場にあると思います。

有利故に死亡フラグ?

王位継承戦においてこれだけ有利な立場にあるベンジャミン。

しかし「有利すぎるが故に死亡フラグが立っている」のではないかなとも思います。

だいたいこうやって武力行使に出るような敵キャラが有利な時というのは、逆転負けを喫してしまうのが物語のセオリーですよね。

むしろ追い込まれまくっているクラピカたちこそ勝利に近づいているような気がします。

 

感覚的な話だけではなく、ベンジャミンは現状として部下の多くを他の王子たちの護衛に向かわせてしまっており、自分の身辺にはバルサミコくらいしかいない状況です。

それでも負けないという自信があってのことだと思いますが、他の王子の念獣の能力やハンターたちの能力がわからない現状で自分の護衛を分散してしまうのはリスクが高いと思います。

直接的に攻撃しようという意思が先行しすぎていて、防御がおろそかになっていると思います。

ベンジャミンは有利な状況にあるが故に攻め続けた結果、足元をすくわれてしまいそうな状況に自分を追い込んでいるとも考えられますね。ツェリードニヒなどはその隙を見逃さなさそうです。

 

まだ私の考えにすぎませんが、あまりにもベンジャミンの状況が良すぎるので、これはむしろ死亡フラグなのではないかな・・・?と感じています。続きが気になりますね!

ハンターハンタークイズ!

最後はハンターハンタークイズで終わりますが・・・今回で最後にしようと思います!お楽しみにしていた方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。が、私のブログで取り上げるキャラは作中での活躍が少ないキャラが多いので、クイズのネタ切れになってしまったのです・・・すみません!

ということで前回の答えのみ発表して終わりたいと思います。

前回の答えは

A.一刀流

でした!(無限四刀流の人が1本ナイフを取り出した時、ヒソカが「進歩がない」と言っていたため)

www.g913-jiro.com

それではまた次回!