私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

祖母から届いた怪しいメール

私の名前はジロギン。

 

近年、ショートメールを使った詐欺が増えているとのこと。

「未払金の請求」や「郵送物の不在通知」を装ったメールが届くそうです。

www.itmedia.co.jp

私も過去に、このようなメールを受け取ったことが何度かあります。

しかし、文面が変だったり、身に覚えがない内容だったりするので無視してきました。

 

ただ、先日届いたショートメールがかなり巧妙でちょっと怖かったので、ご紹介したいと思います。

 

生配信中に届いた祖母からのショートメール

私は、金曜日の22時ごろからツイキャスというアプリを使って生配信をしています。

その最中のことでした。

スマホに1通のショートメールが届いたのです。

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「〇〇(祖母が住む市の名前)のおばあちゃんです。・・・」という通知が表示され、祖母からのメールだと気づきました。

祖母とはこれまでもショートメールで連絡を取っていたので、通知を見た時点で特に疑うことはありませんでした。

 

祖母から連絡があるのは年に1〜2回ほど。

あるとしたら、何か大きな事が起きた時なので、少し心配になり、配信を中断しメールを読んでみたのです。

 

一部隠してありますが、そのスクショがこちら。

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この文面を見て3つの違和感を覚え、祖母からのメールじゃないかも…と疑いました。

 

違和感1:URL

スクショにあるように、文章と共によくわからないURLも送られてきました。

まるで、このURLを踏んでほしいかのように思えます。

迷惑メールの手口そのものです。

 

実の孫に謎のURLを踏ませようとする「ネット犯罪ババア」なんているのでしょうか。

「100キロババア(時速100キロで走るババア)」「ボンネットババア(車のボンネットに飛び乗ってくるババア)」など、都市伝説として様々なババアが語り継がれていますが、ネット犯罪ババアは聞いたことがありません。

 

しかも、私の祖母は50年以上経営してきた自分の定食屋で、レジスターがあるのに手計算で会計をしていた筋金入りの極・アナログ派です。

そんな祖母が、齢80を目前にしてネット犯罪に目覚めるでしょうか。

いや、考えられません。

 

まずこの点から、今回のショートメールを怪しいと思いました。

 

違和感2:変換がきちんとできている

祖母は2年前に初めてメールの送り方を覚えました。

それまでケータイやスマホを使って文章を打ったことはほとんどなく、今でも漢字の変換は苦手な様子。

 

祖母からはいつも、ひらがなだけのメールが送られてきます。

今回のショートメールよりよっぽど怖い、怪文書や脅迫文のようなメールです。

受け取ると、妻と娘とダックスフンドを人質に取られ、10億円を要求されている気分になります。

結婚もしてないし、ペットもいないのに。

 

今回送られてきた、文章は漢字の変換がきちんとできてます。

それでもAIか何かが作成した文章っぽさは否めないのですが、これでも普段の祖母からすると凄まじいほどの上達ぶりです。

 

怪しさが薄まっていて逆に怪しいので、祖母が送ったメールではないかもしれないと思いました。 

 

違和感3:祖父は亡くなっている

もっとも強く違和感を覚えたのが、「お父さんが〜顔をケガをしたみたいです。」という一文。

この「お父さん」とは、祖母の父親ではなく旦那、つまり私の祖父のことでしょう。

 

しかし、祖父は3年前に他界しています。

ケガなんてレベルを超越して、焼かれた後です。

 

もし祖母に、今は亡き祖父の姿が見えていてるのだとしたら、オカルト好きな私としては興奮もの。

 

でも、自分の祖母という近しい人からマジものの怖い話を聞くのは、ちょっとヘビー過ぎます。

祖母の友人の息子が経営する会社近くのアパートに住む浪人生くらい遠い人の経験として聞くのが、ちょうど良いような話です。

 

死んだはずの祖父がケガしたなんて、祖母本人から送られてくる方が、詐欺メールより怖い…

さすがにそんなことはないだろうと思い、私の中でこのメールは95%くらい詐欺となりました。

 

詐欺メールかどうか判別できなかった理由

ここまで違和感がそろっていながら、私はこのメールが100%詐欺だと思いきれませんでした。

理由は2つ。

 

まず、スクショでは隠している「市の名前」が祖母の住む場所と一致していました。

さらに、亡くなった祖父はバイオレンスな武闘派であり、私が生まれるより前は顔に傷を作ることもしばしばあったそう。

 

妙に当てはまっている要素も多く、詐欺メールだと確信できませんでした。

 

翌朝、祖母に確認したところ、このメールを送った覚えはなく、メールを送った時間は寝ていたとのこと。

それを聞いて、ようやく詐欺メールだと確信できました。

 

詐欺の手口が巧妙化?知人のしわざ?

「顔のケガ」は誰にでも起こりうることだとしても、祖母の住む場所を当てているのがとても気がかりです。

 

何らかの方法で、私か祖母の端末から、過去のやりとりを盗み見た人がいるのか…?

そうだとしたら、詐欺の手口がかなり巧妙化しているように思えます。

 

しかも、端末から情報が抜かれているリスクも考えなければなりません。

二次、三次的な被害の可能性もありますが、何が起きるかわからない現段階で対策は難しいです。

 

あるいは、祖母の住む場所を知っていて、私の電話番号が孫のものだとわかっている人がメールしてきたのか…?

この場合、送り主は私と祖母の共通の知人、いや、身内の可能性すらあります。

 

そうだとしら、見つけ出してブログのネタにするしかないですね。

「祖母を名乗って詐欺メール送ってきた犯人も身内だったので対談してみた」

みたいな記事を書こうと思います。お楽しみに。

 

いずれにせよ、今回のメールは怪しいものに違いありません。

うかつな行動をしなくてよかったです。

 今後、何か不審なことが起きないか、しばらく警戒しようと思います。

 

この記事を読んでいるあなたにも、身内を名乗る者からメールが届くかもしれません。

しかも、妙に思い当たる部分の多い内容が送られてくるかも。

 

少しでも怪しいと思ったら、返信したりURLを踏んだりしないようにしてくださいね。

 

さいごに送り主へ

身内を装うなんて卑怯だ!正々堂々と名乗り出て詐欺をしろ!

いや詐欺なんてヤメろ!

 

お金か?お金が欲しいのか?

お金が欲しいなら働け!!!

みんな真面目に働いてお金稼いでるんだよ!!

私だってそうだよ!!

 

だからなぁ、私の代わりに仕事やってくれお願いします!

給料の取り分は7:3でいいので!7割を私の口座に振り込む形でどうかよろしくお願いします!