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【ハンターハンター】イルミ=ゾルディックの強さや魅力を紹介する!

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「兄貴」というのは何かと大変です。親からは弟、妹の面倒を見るように言われ、そんな弟妹はわがままを言いたい放題。「生まれながらの中間管理職」とも言える板挟みの人生を歩むことになるケースが多いです。

かくいう私も兄弟がおり、兄の立場です。兄という立場でハンターハンターを読むと、

イルミ=ゾルディック

に共感してしまうというか、近しいものを感じてしまうのです。

イルミは作中では憎まれるべき悪役なのですが、個人的にはすごく好きなキャラでもあります。

そこで今回は、イルミの強さや魅力について紹介していきたいと思います。

 

 

 

イルミ=ゾルディックとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻192P/冨樫義博)

暗殺一家・ゾルディック家の長男で、ゴンの親友キルアの実の兄にあたります。キルア以外にも、引きこもり気味でアニメやゲームが好きな次男ミルキ、暗黒大陸に存在する「アイ」という厄災の力を持つ四男アルカ、幻影旅団に入団してしまった五男カルトといった個性豊かすぎる弟たちがいます。

親の言いつけを守らない弟たちとは相反するように、イルミはゾルディック家の本来の仕事である暗殺の仕事に精力的に取り組んでおり、仕事のために必要なハンターライセンスを取りに行ったり、家族と協力して任務に就いたりと、兄として一家に貢献しています。

いつも冷淡で、感情の起伏も少ないイルミですが、家族のことは異常なまでに大切に思っており、家族が危険にさらされるとわかると、どんな方法を使ってでも阻止しようとします(アルカのことは家族とは思っていないようで、最初はむしろ家族に危険が及ぶものとして考え、排除しようとしていました)。特にキルアに対する愛情は度を超えており、キルアを殺害すると口にしたヒソカに強い殺意を向けたり、キルアを守るため、洗脳に近い歪な戦闘教育を施していました(しかし、アルカの力をノーリスクで使えるキルアを完全に木偶人形状態にしても利用したいとも考えていたので、イルミの愛はキルア個人に対するものというより、家族全体に対するものだとも捉えられます。キルアはゾルディック家始まっての天才ですので、イルミはアルカの力とキルアの関係性を知るまでは、「キルアを暗殺者として育てる=ゾルディック家の繁栄につながる」と考えており、キルアに愛情を注いでいた可能性もあります)。

イルミの念能力は「針を刺した人間を操作する」能力です。針からイルミの強力なオーラが注入され、針を刺された人はイルミの指示に従う「針人間」となります。刺された人は廃人になってしまい、助かることはありません。この方法でイルミは大量に戦力を確保でき、自身の強さに加えて物量作戦も取ることができます。針を1本刺すだけで操作できるので、発動条件の簡易さ、操作対象の多さなどからも操作系能力で最強クラスの能力とも思えます。

躊躇なく人を殺害し、何か悪巧みをしていそうなイルミは怪しげでもありますが、意外と人気のあるキャラクターです。

 

それではイルミの強さや魅力について紹介していきます。

 

 

ヒソカ的に「95点」

イルミは戦闘シーンが少なく、今だに強さの底が知れないキャラクターでもあります。プロアマ混同した名もなきハンター軍団数十人を壊滅させていましたが。

イルミの強さを測る指標としては、ヒソカがイルミのことを「95点」と評価していたことくらいですね。このヒソカの「採点」も何を基準につけているのかわかりませんが、強者と戦いたいヒソカの採点ですので、やはり強さも基準に含まれていると思うのです。100点を最高得点としたのであれば、イルミの95点は非常に高得点です。ヒソカと同等程度の力があると思われます。まぁ、メタ的な考え方をしてしまうと、33巻まで実力を殆ど隠しているイルミが弱いはずがないんですよね。そんながっかり展開はないと思います。イルミは暗殺者として仕事もバリバリこなしていますし。

関連記事:【ハンターハンター】ヒソカとイルミはどちらが強いのか?考察してみた! - 私の名前はジロギン。

イルミの戦闘力は高いのは間違いないです。しかし、ヒソカの点数を鵜呑みにすると、ハンター協会のトップである十二支んのギンタ(90点)、カンザイ(85点)、ピヨン(77点)よりもイルミの方が強いことになります。特にカンザイは自身の発言的に戦闘に向いたハンター(ボディーガードなどを生業としている)のようですので、イルミより弱いっていうのはどうなのかなと。イルミには強くあって欲しいのですが、ハンター協会トップと差がありすぎな気もします。

 

 

キルアがビビりまくり

自信家のキルアは、相手を見て「たいしたことないな」と生意気とも取れる発言をすることも多く、作中序盤は相手をなめてかかるようなシーンが数多く見受けられました。しかしイルミに対しては強い恐怖心を抱いており、ハンター試験時では向き合うだけで完全に気圧されてしまいました。おそらくこれはイルミがキルアに仕掛けた針の影響(強い敵からは逃げるように念を込めた針)や、キルアが幼少期にイルミによって施された歪な戦闘教育によるトラウマが大きな原因かと思います。キルアにとってイルミは恐怖の対象なのです。

さらにイルミの針を抜き、「神速(カンムル)」の力で作中屈指のスピードで動けるようになったキルアでさえも、アルカを守るためにイルミと相対した時は精神的に追い詰められ、涙していました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻192P/冨樫義博)

キメラアント編でキルアは致命傷は与えられないまでもユピーをタコ殴りにしたり、プフの分身を圧倒したりしていましたので、実力的にはトップハンターにも劣らないくらいにはありそうなのです。そんなキルアでもイルミには相変わらず恐怖していたので、イルミにはまだまだキルアが敵わないと感じる奥の手があるのかも知れません。まぁそちらかというとキルアはイルミに対して実力差というよりもやはり先述のトラウマから恐怖を感じているようですが。

ゾルディック家では家族間の殺し合いはご法度ですが、キルアは家出の際に母のキキョウと兄のミルキを傷つけてますので、今更自分を追い詰めるイルミと戦うことはできないってことはないかと思います。キルアがビビる存在としてイルミの底知れぬ不気味さがにじみ出ていますね。弟は何歳になっても兄貴は怖いということでしょうか?

 

 

幻影旅団のアジトに乗り込む自信

イルミがヒソカの要望で、自身をヒソカの姿に変えて幻影旅団のアジトに乗り込むシーンがありました(イルミは顔に針を刺すことで骨格を変えられます。針を刺さなくても顔を変えることはできますが、その場合は数時間しか変装が持続しません)。イルミがいかに強いとはいえど、幻影旅団メンバーはキルアの見立てでは全員がヒソカ程度の実力があり、当時はクロロ、パクノダ以外の9人のメンバーがアジトにいました。イルミの変装は完璧でしゃべらない限りバレることはなさそうですが、バレたら確実に戦闘になり、まず殺されてい可能性も高い状況下でした。そんな危険なところにも乗り込むあたり、イルミは自分の実力に自信もあると考えられます。普通は旅団ほどの実力者であると並みの使い手では相対しただけで萎縮してしまうほどです。念を使える者ならば尚更です。イルミは旅団と戦闘になっても逃げ切れることはできるくらいには考えていたのではないでしょうか。・・・そしてお金さえもらえれば命の危険を顧みず仕事に臨むあたりもイルミのプロ意識を感じますね。

 

 

 

お兄ちゃんとして一生懸命お仕事

以前記事にしたこともあるのですが、イルミは5人兄弟の長男として一生懸命活動しています。

関連記事:【ハンターハンター】イルミ=ゾルディックが長男として抱える苦労とは? - 私の名前はジロギン。

弟たちは各々好き勝手に行動してしまうので、お兄ちゃんのイルミにかかる負担は非常に大きそうです。キルア、ミルキ、カルトが行うはずだった仕事の多くをイルミが代わりに請け負っていそうですね。いつ独立してもやっていけるくらいのクライアント量でしょう。非常に冷酷なイルミですが、兄弟のため、家族のために必死で仕事をいるのだと思うと、完全に悪い奴とも言えないんだろうなという気持ちになります。イルミの行動は全ては家族のためなのです。だいぶ歪んではいますが、それがイルミなりの愛情表現なのです。

ハンターハンターの世界で兄弟がいる描写があるキャラクターは多くないです。イルミはハンターハンターを代表する兄貴キャラですね。

 

 

数少ないヒソカの友達

ヒソカは殺人鬼であり、その異常性から周りの人からは不気味に思われたり、嫌われたりしています。ヒソカに関しては露骨に嫌われている描写が多いのです。例えば

・ハンター試験中は受験生のほぼ全員がヒソカを常に避けており、最終試験でも多くの受験生が戦いたくない相手にヒソカを選んでいた。

・ヒソカと同じく数多くの殺人を犯しているであろう幻影旅団メンバーのほとんどからも嫌われている(フェイタンは率直に「嫌い」と言い放ち、ノブナガ、フィンクス、マチはヒソカに対して殺意を示し、フランクリンは「たいしたことねぇよあんなやつ」と軽んじ、クロロはつきまとうヒソカにうざいと感じている)。

・グリードアイランドではゴレイヌに初対面で変態扱いされる。

・十二支んにも殺人鬼認定されており、「(選挙に興味がないなら)帰れ」と言われる。

など、ヒソカは嫌われまくっています。

そんなヒソカがハンター試験中に一緒に行動したり、その他の機会でも協力を仰いでいた存在がイルミです。イルミはヒソカにとって数少ない頼れる存在なのです。逆にイルミもアルカを暗殺するためにヒソカに協力してもらっていました。

イルミの考え方としては「暗殺者に友達はいらない」ということのようで、イルミにとってヒソカは友達という認識ではないはずです。イルミがヒソカに協力するときはお金を取っているようですので、ビジネスパートナー的な面が強いと思います。でもヒソカとしてはイルミとはかなり仲が良さげなので、友達感覚なのかも知れません。なんだろう、「レンタル彼女」みたいな悲しさがありますが、そんな関係みたいです。

でもイルミも互いに仕事を依頼し合う者としてヒソカにはそれなりの信頼は抱いているようです。「友達はいらない」と言ってはいますが、本当のところはどうなのでしょうかね・・・友達がおらず、嫌われまくっているヒソカと協力関係にある辺りはなんだかイルミの優しさ?みたいなものを感じます。これはもう、2人は友達です。「友達になるのに資格はいらない」っていうのは、ハンターハンター序盤のテーマの一つでもありましたから。イルミとヒソカにも同じことが言えると思います。そう2人は友達・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻122P/冨樫義博)

友達・・・

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(引用:HUNTER×HUNTER 31巻198P/冨樫義博)

友達だよね・・・?

 

 

 

まとめ

イルミはそのミステリアスな風貌と、今だに実力を隠しているあたりから、不気味な印象を抱かれがちです。でも家族のために一生懸命仕事をしている働き者でもあります。

もちろん戦えば強いでしょうし、今後イルミの戦闘シーンが描かれるのであればとても楽しみです。キルアかヒソカと戦って欲しいですね。

ただ、イルミの根本的な部分、どういう目的で、どういう感情で行動しているのかも謎です。イルミの行動原理は基本的には全て「家族のため」なのですが、イルミにとっての「理想的な家族像はどのようなものか」などは作中描写だけでは完全につかみきれない部分がります。イルミがそういった自身の目標や企みを吐露してくれるシーンがあるのであれば、個人的にはそっちの方が楽しみかもしれません。ハンターハンターの「お兄ちゃんキャラ」の生き様は、リアルでお兄ちゃんをやっている私には見逃せません。ハンターハンターは私にとっての「人生の教科書」ですので。