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【ハンターハンター】パクノダの「記憶弾(メモリーボム)」は幻影旅団メンバーに秘密にする必要があったのか?

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ハンターハンターに登場する幻影旅団は、各メンバーが「奥の手」とも言える能力を保有し、その能力については互いに詳細を明かさず、秘密にしている場合が多く見られます。創設メンバー同士ですら知らない能力があります(団長のクロロは団員たちの把握している模様)。

旅団メンバーであるパクノダも他のメンバーには真の能力を秘密にしていました。一部明かしてはいましたが、能力の全容を把握していたのはクロロのみだったようです。しかし、パクノダの能力を考えると、

旅団メンバーに秘密にする必要があったのかな?

と疑問に思えてきてしまうのです。

 

 

 

パクノダとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻126P/冨樫義博)

幻影旅団のメンバーです。ショートヘアに背の高いスーツ姿の女性です。流星街出身で旅団の創設メンバーの一人でもあります。ヨークシンシティ編にて、クラピカにさらわれたクロロを取り戻すべく交渉を行いました。しかしパクノダは、クラピカがパクノダに対してクロロの解放と引き換えにかけた「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」によるルールを破り、死亡してしまいます。

団員たちが知っているパクノダの念能力は「触れた人物の記憶や思考を読み取る」能力です。この能力により捉えた相手を尋問や拷問などをせずとも情報を読み取ることができました(フェイタンが拷問するケースもあるようですが)。旅団的にもパクノダの能力はかなり重宝していたようで、パクノダの能力を頼りにする描写が複数ありました。

また、パクノダはクロロ以外のメンバーに明かしていなかった能力として、具現化した銃に弾を込め、対象者を撃つとその人物にパクノダが読み取った記憶を共有出来る「記憶弾(メモリーボム)」という能力も保有していました。この「記憶弾(メモリーボム)」については旅団メンバーに明かしておいても問題はなかった、いや明かしておくべきだった能力だと私は思うのです。

 

 

要するに

「記憶弾(メモリーボム)」の能力は要するに「他人と記憶を共有する」とか「他人に記憶を移行する」というものです。そもそもパクノダの他人の記憶を読み取る能力のおまけみたいな感じがします。「記憶弾(メモリーボム)」の能力そのものに攻撃性だったり、危険性があるわけではありません。隠す必要があるかというと特にないように思えます。

正直、「記憶弾(メモリーボム)」がなかったとしてもパクノダが自分の口で

「こうこうこういうことがあってかくかくしかじかで・・・」

という風に説明しても、他の人に伝わることは伝わるんですよね。まぁパクノダの説明力次第という面もありますが、パクノダ的に説明が面倒なくらい記憶内容が長かったり複雑だったりした時に「記憶弾(メモリーボム)」を使うみたいです。そして「記憶弾(メモリーボム)」を使えば、パクノダが読み取った記憶をそのまま(読み取られた人物が見た情景などもそのまま)共有できるので、より鮮明に伝えることができます。が、やはりパクノダにとって重要なのは「触れた相手の記憶を読み取る」能力の方である気がします。こっちこそ隠しておいた方が効果を発揮できそうです。触れば記憶を読み取れるとか脅威です。恐ろしいです。

 

 

むしろ話しておくべき?

「記憶弾(メモリーボム)」はその使用方法が相手に誤解を生んでしまいかねないものです。何せ記憶を共有するために相手を銃で撃たなければなりませんので。作中では、スクワラの記憶を読み取り、ノブナガとコルトピに共有する場面がありました。この時ノブナガもコルトピも「記憶弾(メモリーボム)」については知らなかったようですが、「5年10年の付き合いじゃない(から攻撃しようとしているわけじゃないこともわかる)」と弾を受けることを拒否しませんでした。

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(引用:HUNTER×HUNTER 12巻127P/冨樫義博)

しかしクラピカとの交渉後、パクノダの記憶を旅団メンバーに共有する際には、フィンクスから「能力で操作されて攻撃を仕掛けようとしているのではないか?」と誤解されてしまいました(ノブナガの一言でフィンクスも弾を受けました)。

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(引用:HUNTER×HUNTER 13巻62P/冨樫義博)

「記憶弾(メモリーボム)」はむしろメンバーに話しておかないと状況によっては弾を受けることを拒否されてしまう場合があるということです。その場合は先述の通りパクノダが口で説明すればいいのですが、「律する小指の鎖(ジャッジメントチェーン)」で心臓を縛られていた状況では、口で説明しようにも能力が発動し、すべてを話す前にパクノダが死んでしまったでしょう。そういう特殊な状況下のためにも団員たちに共有しておくべき能力だったと思います。

 

 

 

能力設定がうますぎる

少々メタ的な話になりますが、パクノダの「記憶弾(メモリーボム)」の設定はさすがは冨樫先生!と思ってしまうようなうますぎる設定なんですよね。

先述の通り、「記憶弾(メモリーボム)」は他人を撃つという行為から、攻撃を仕掛けようとしているのではないか?と誤解されてしまうこともあります。さらにパクノダはこの能力を仲間たちにも明かしていなかったのですから、なおさらです。しかしパクノダはクラピカとの交渉後「クラピカについて情報を明かした場合死ぬ」というルールを定められてしまいました。おそらくクラピカとのやり取りの冒頭部分を話した時点で能力が発動し、パクノダは死亡してしまうでしょうから、団員たちにすべてを伝えきれなかったでしょう。となれば瞬時に情報を伝えられる「記憶弾(メモリーボム)」を使わざるをえません。ただ、フィンクスやフェイタンなどパクノダに対して疑念を抱いていた団員に対して「記憶弾(メモリーボム)」を使うのは拒否されることもあり得る・・・

すべてを語らないながらも絶妙な信頼関係で成り立っている幻影旅団の関係をうまく表しているのが「記憶弾(メモリーボム)」の能力設定だと思います。信頼の度合いが「記憶弾(メモリーボム)」による団員たちのリアクションで測れるんですよね。パクノダも旅団メンバーですから、奥の手である能力はもっと強力なものでも良さそうでしたが、パクノダの死をもって全ての状況とパクノダの気持ちを団員たちに伝え、崩壊しかけた信頼関係を復活させるというヨークシンシティ編ラストシーンの感動を生むには「記憶弾(メモリーボム)」の能力がなければならないと思います。泣けるんですよこのシーンが。

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ラストシーンから逆算してパクノダの能力を設定した冨樫先生・・・すごいなと思います。まぁ私はハンターハンター大好きな冨樫先生信者ですので、賛否あるかとは思いますが感心してしまいます。最初はまさかパクノダがこんなに重要なキャラになるとは思わなかったです。

能力の性質として「記憶弾(メモリーボム)」は団員に説明しておくべきだったとは思いますが、ストーリー的には団員に秘密にしておくことで旅団の信頼関係を演出するためにも秘密の能力であるべきだったということでしょうね。