私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

ホチキスのかっこいい使い方

 

私の名前はジロギン。


「特に意味はないけどかっこいいこと」がこの世には存在する。


例えば、ペン回し。
ペンを指でクルクル回す動作のことだ。正直ペン回しができることに意味はない。
けれども、なぜかかっこよく見えるし、真似したくなる。みんな一度は真似したことがあるはずだ。
実際にペン回しをマスターした人もいるだろう。私は恥ずかしいほどにできない。


それからテニス選手などを見ていると、ラケットを持ちながら手元でクルクル回転させているプレイヤーを見かけたことがあるかもしれない。
あれもそんなに意味はない。グリップチェンジという握り方を変えるための動作ともいわれているが、
あまりにクルクル回しすぎると自分の握りのベストポジションが分からなくなってしまう。

 

こんな感じで、意味はないけどかっこよく見える動作が世の中にはあり、
これができると、意味はないのだけれどもかっこよく見える。
私はついついこういう動作に憧れてしまう。そう、中二病だからだ。


そんな動作をまた一つ発見してしまった。そしてすでに実践している。
しかもこの動作はペン回しやテニスのラケット回しみたいに練習も技術も必要ない。
今すぐにできるかっこいい技だ。

 

それはホチキスを使う時にかっこよく見える技」。
正確には

ホチキスの針を替えた時にできるかっこいい技

だ。

 

 


方法は簡単。
まずは針が無くなったホチキスを用意する。そして替えの針も。

 

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普通にホチキスに針をセットする。そして・・・

 

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カチャっと1発針を打つ!!!紙も何も挟まずに!!

 

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これだけ!!既にお気づきの方もいるのではないだろうか?
この行為はすなわち

 

「銃の初弾を手動で排莢する」

 

ことと同じなのだ!!

 


「銃の初弾を手動で排莢する」と聞くと思いつくのは間違いなくこのシーン!!マイナーかもしれないが、この動画を見ればわかる!

 

youtu.be

 

『メタルギアソリッド3 スネーク・イーター』にて
主人公「ネイキッド・スネーク」の宿敵「リボルバー・オセロット」。
彼はその後愛銃となる「シングル・アクション・アーミー」というリボルバー銃を使用するようになるまでは、「マカロフ」というオートマチック銃を使っていた。
私もそこまで詳しくないのだが、「マカロフ」のような銃は弾倉を変えたときに弾が上手く薬室内に入り込まず、撃とうと思ったときに空撃ちしてしまうことがあるそうだ。空撃ちを防ぐために銃の上部をスライドさせて弾を1発無駄に排莢してでも、確実に次の弾を装填するという技術が存在するらしい。
しかし、オセロットはこの技術を訓練もなしに使用した為、ジャム(弾詰まり)を起こし、スネークにやられた上、
「お前はオートマチックではなくリボルバー向き」と敵から塩を送られてしまった。


このシーン!オセロットは失敗してしまったものの、この「初弾を手動で排莢する」というのは非常に中二病を刺激してくる!
これは感覚的な問題で、口では説明しにくいのだが、中二病はこういう小技に憧れるのだ!
ついつい真似したくなってしまう・・・そして現実に初弾を手動で排莢できるのが、そうホチキスなのだ!

ホチキスも空撃ちを防ぐために、あえて1発針を無駄にしてでも確実に装填させるのだ!リボルバー・オセロットが行ったのと同じ行為だ!
マカロフのような銃には意味のある行為であったが、ホチキスではどうなのだろう・・・多分意味はないが、やりたくなってしまうのだ!

 


でもたまにホチキスの針を空撃ちしてしまい、紙をギュッと挟み過ぎて、変な痕が残って汚くなってしまうことがある。
ホチキスの初弾を手動で排莢することでそんなアクシデントを防げるのだ。
もし会社の大切な会議に使う資料を留める時に、ホチキスを空撃ちして紙に痕を残してしまったとしよう。

 

部長
おいジロギン君!なんだこの資料の左上の痕は!ホチキスを空撃ちしただろう?

 


ジロギン
す、すみません部長・・・

 


部長
何度も言っただろう、ホチキスの針を入れ替えた後は、『使う前に初弾を手動で排莢しろ』と。

 


ジロギン
以後気をつけます・・・

 


部長
だがこの資料の内容は見事だった。良いセンスだ!

 


ジロギン
良い・・・センス・・・

 

こういうことになる。
会社の偉い人に怒られてしまうこともある・・・良いセンスだとほめてくれる上司だと良いけれども。

 

 

分かる人には分かる技術だと思うのだが、この記事を読んだ方はこれからホチキスを手動で排莢する人を見たらかっこいいと思ってもらいたい。
誰にでもできることだから、今度会社でやってみると良い。
意外に、ちょっとコミュニケーションの壁を感じていた同僚から「オセロットみたいでかっこいいですね!」と言ってもらえて、
そこから仲良くなるということもあるかもしれない!


ただ問題は、1発とはいえ、ホチキスの針を無駄にしているということ。
金属を無駄にし、ゴミを増やしている。環境に悪いことをしている。
あまり至るところで初弾を手動で排莢せず、お目当てのあの人の前でだけ、かっこつけてホチキスの初弾を手動で排莢するようにしよう。

 


ちなみに、ホチキス、またはホッチキスという名前は商標登録された名前であり正式名称ではない。
正式名称を『ステープラー』というそうだ。
日本で初めてアメリカから輸入したホチキスがE.Hホッチキス社製のものだったそうで、それからホチキス、ホッチキスと呼ばれるようになったらしい。
意外とホチキスの正式名称は一般に知られていない。


私の名前はジロギンだが、正式名称は「ホチキスの初弾を手動で排莢する人」だということも意外と知られていない。