会社での新人教育に関する記事です。
新人の意識改革できる超能力があれば、教育も楽なのになぁ〜という記事です。
まぁもちろんそんなことはできませんので、
自力で何とかしなければなりません。
ただ、教育というものは難しいです。
一朝一夕で何とかなるものでもありません。
地道に段階を経て、ようやく完成するものだと思います。
今回は、新人教育をするその前に、まず自分自身が教育する立場としてどのような意識で取り組むべきなのか、その例を紹介しようと思います。
本当に新人が悪いのか?
「本当にお前は飲み込みが悪いよなぁ。」
会社によってはすでに研修が終わり、新卒たちも実務に入っていると思います。
そんな中で、新卒の教育をする立場の先輩からこんな言葉が漏れ聞こえることも多々あるのではないでしょうか?
自分が上の立場である、教育する側であるという意識が強すぎると、
新人が出来ない=新人の能力が低い
と考えてしまいがちです。
果たしてそれが全てでしょうか?
私は、教育する側にも問題があるのではないかと考えています。
すなわち教育する側がうまく教えられていないから、新人もうまく出来ない。
こういうことが全くないわけでもないと思うのです。
だとしたら、教える側も傲慢にならず、真摯に、そして謙虚に教える側としての意識を持たなければならないと思うのです。
山本五十六の名言
私も今年より教える側となりました。
そこで教える側として謙虚な意識を持つべく参考にしたのは、山本五十六さんの名言です。
山本五十六さんは明治時代から昭和初期にかけて生きた海軍の軍人です。
戦時中に多くの功績を残し、軍の上層部に立った人の1人です。
正直に言うと、私は特段山本五十六さんを尊敬しているということはありませんし、
どのような人でどのような活躍をした人なのかなんて詳しく知りません。
しかし「この言葉」だけは新人教育を行う上で大切な意識を私にもたらしてくれたなと感じています。
その言葉とは…
やってみせ、言って聞かせて、させて見せ、褒めてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、
任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。
これです。
主には「部下を持つ上司が上手に部下を遣い、育てていくための意識」を語っています。
わかりやすくすると、
実際に上司がやってみせて、こうやるんだよと説明して、部下にやらせてみなければ、部下は行動を起こさないぜ。
部下と話し合って、部下の意見を聞き入れて、じゃあそれでやってみろと任せてあげないと、部下は育たないぜ。
部下がやっている姿をに感謝して、こいつには任せられると見守ってあげなければ、部下は成功を残せねーぜ。
といった感じです。
私が一番共感したのは冒頭の
やってみせ、言って聞かせて、させてみて、
褒めてやらねば、人は動かじ。
の部分ですね。
頭ごなしに新人に「やれ!」というのではなく、まず上司が手本を見せてあげ、部下にしっかり説明してあげる必要があると説いているこの部分が大切だなと思いました。
いきなり新人にやらせて「こんなこともできねーのか!飲み込み悪いな!」
というような教え方は、正直あまり好ましくないなと思います。
まず上司として、教育する立場として手本を示すことこそが上手な教え方だろうと私は考えます。
教育する側としてまず自分自身の意識を変えること、これも新人教育を成功させるポイントだと思います。
最初の段階で手本を示し、新人がうまくこなせるようになったら、山本五十六さんの言葉の続きのように、部下の意見を受け入れたり、責任ある立場として行動させたりすることで、一人前に育っていけると思います。
山本五十六さんについて深くは知りませんが、
この言葉については深く共感させられたので、新人教育に臨む意識の1つの例としてご紹介させていただきました。
みなさんにはみなさんの考え方、やり方があるかと思います。
まぁ、1つの例としてこの記事を参考にしていただけたら幸いです。