最近は歴史上の人物についてたくさん紹介してきましたが、もちろんそれも面白いんですけど、「人を紹介する」こと自体が結構面白いなと感じている次第です。そこで、もうこれからは歴史上の人物に関わらず、私が興味を持った人物を、今生きている人でも、あるいはマンガやアニメのキャラクターでも、なんでも紹介したいと思います!紹介しちゃう!プレゼンプレゼン!
今回は、最近読破しましたジョジョ7部SBR〜スティール・ボール・ラン〜に登場します悪役、ディエゴ・ブランドーです!
こいつが悪役ながら味のあるキャラクターでして、読むと好きになります!ちょくちょく何を言っているのかわからない場面がありますが、ジョジョのキャラクターの中で私が1番好きなキャラクターかもしれせん!
ディエゴ・ブランドーとは?
20歳のイギリス出身の男性。競馬界では天才と称されるジョッキーです。敵対する馬の癖を見抜き、そこから導き出した弱点を利用することで幾多のレースで勝ってきました。
頭には大きくDIOという文字が書かれた帽子を被っています。ジョジョで最も有名なキャラクターの1人に同名のディオ・ブランドーというキャラクターがいます。「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ー!!」の人です。ディエゴとディオは名前や見た目がかなり近く、ディエゴもDIOと呼ばれていますが、実際2人は別人です。7部の世界はそれまでのジョジョの世界とは別のパラレルワールドとされています。同名のキャラクターでも設定が全く異なるのです。
ディエゴは非常に狡猾で残忍な性格。人を利用するこも、殺すことも躊躇なく、悪役らしい悪役として活躍します。7部主人公のジョニィとジャイロの前に幾度となく立ちはだかりますが、敵対すれど目的は同じだったので、最終的にはその目標に向かって各々進む形になります。
基本的にディエゴは個人で行動しており、仲間はいません。時折誰かと組むことはあっても一時的なもの、あるいはディエゴが利用しているだけに過ぎず、仲間という意識はありません。
スタンド能力
「スケアリー・モンスターズ」
スタンド能力とはいわゆる特殊能力みたいなもので、ジョジョの登場キャラクターの多くが何かしらのスタンド能力を持っています。
ディエゴの能力は「スケアリー・モンスターズ」という能力です。全身、あるいは体の一部のみをオビラプトル、またはディノニクスと思われる恐竜に変化させることができる能力です。
また、爪で引っ掻いた生き物を恐竜化させ、使役することもできるというチートじみた能力でもあります。
元々はフェルディナント博士という人物の能力でしたが、彼の死後、ディエゴの能力として引き継がれました。ディエゴはより応用して能力を使うことが出来、触れた相手を恐竜を模したランプに変化させていますちなみに、ディエゴは警備員2名をランプにするのですが、この時に放ったセリフ、
「保護色か?ランプは好きか?明かりはつかないという意味だが。」
は、ファンの間でも「ちょっと何を言っているのかわからない」と波紋を呼びました。考察としては「(恐竜にしたのがばれないように警備員の体を)保護色にしようかな?やっぱりランプにするのがいいかな?(ランプといっても)偽物だから明かりはつかないけどね」というような解釈をされているようですが、これでも意味がわからないです。
序盤こそ全身を恐竜化させていましたが、終盤に行くにつれ、体の一部のみを恐竜化させるのみになり、最終的に爪と牙を伸ばすくらいにまで落ち着きました。恐竜のパワーは出せているのでしょうが、割とシンプルな能力に収束します。凝った能力が多いジョジョの中だからこそこういうシンプルな能力が意外と目立ちますね。
ディエゴの意味不明なセリフ
先ほどの
「保護色か?ランプは好きか?灯りはつかないという意味だが。」
というディエゴのセリフは、意味不明セリフの最たるものです。ディエゴはスケアリー・モンスターズの能力を得た際、キャラ崩壊というか頭がおかしくなってしまっている描写があります。ですので言語能力も下がってしまったのではないかと思われます。その他にも
「切り裂いた首のその傷は、俺がいた「人間世界」の悲惨の線!」
うーん、これもよくわからない。
おそらくユリウス・カエサルの言葉「ここを越えれば人間世界の悲惨」から取ったのでしょうが、ディエゴがいた人間世界ってのは一体どういうことなのでしょうか?一説には、作者の荒木先生のはからいで、この人間世界とは、先述のディオ・ブランドーがいた世界のことを指しているのではないか何て言われています。設定上ディエゴとディオにつながらはないものの、作者は同じですから、ディエゴはディオをモチーフに描かれたキャラクターであることは間違いありません。
最高のファンサービス?
ディエゴは最終ボス「大統領」ことファニー・バレンタインを追い詰めますが、胴体を真っ二つにされて死亡します。しかし物語終盤戦で、まさかのディエゴ復活!
理由は、大統領のスタンド能力にありました。大統領は自分がいる世界とは別の次元の世界に移動して、その次元にいる自分を含む人間を自在に別次元に移動させることができるのです。これにより別の次元から生きているディエゴを連れてくることで、ディエゴの復活劇を成立させました。
さらに、これも荒木先生のファンサービスかもしれません!復活したディエゴのスタンド能力は、スケアリー・モンスターズではなく、なんとディオのスタンド能力と同じ「世界(ザ・ワールド)」になっていました!
ザ・ワールドの能力は5秒間だけ時間を止めることができる能力です!ディオのザ・ワールドはジョジョを知らない人でも名前くらいは知っている、ジョジョの作品の看板のような能力です!それを再度描いてくれました!
まぁ結果的に別次元のディエゴも死ぬんですけどね。
悪いやつかと思いきや、そうでもなかったり、でも悪い奴だったり…で最終的に悪い奴、それがディエゴ・ブランドーです!ジョジョは絵が苦手な人が多いですが、7部あたりだとだいぶ読みやすくなってる気がします!
私もディエゴみたいになりたい。特にスケアリー・モンスターズの能力欲しい…いろんな生き物を恐竜に変えて高く売りさばいてやるぜ!
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