私は家にいることが多く、ほぼ毎日のようにブログを書いています。仕事はしてますけどね。土日などはコンビニに行く以外家を出ないこともあるほどです・・・こんな引きこもり気味な生活をしていると活動の幅も狭くなりがちですね。
ハンターハンターに登場する「ミルキ=ゾルディック」も引きこもりに近い生活をしており、家業である暗殺を積極的に行っているかというと・・・微妙なようです。仕事の多くを父であるシルバ、祖父であるゼノ、兄であるイルミが請け負い、ミルキはゲームなどをしている感じです。
でも作中では一部暗殺を行うようなことを言っているシーンもありました。全く仕事をしないというわけではないみたいです。ただいつも引きこもりっきりのミルキ。彼は
どんな方法で暗殺をしているのでしょうか?
今回考えてみました。
ミルキ=ゾルディックとは?
(引用:HUNTER×HUNTER 31巻69P/冨樫義博)
暗殺一家ゾルディック家の一員で、キルアの兄に当たります。長男イルミの弟なので次男です。家から出ずにゲームをしていたり、大量のフィギュアを集めていたりと他の兄弟たちとは別の活動に注力しているみたいです。初登場から家出したキルアにムチで懲罰を与えており、あまりいいイメージではないかもしれませんが、ミルキの行動はすべてゾルディック家とキルアの成長を願ってのことなのです。悪気はないのです。
10歳頃から数年にわたって家を出たことがないようで、ヨークシンシティで開催されるオークションに出展されるグリードアイランドを落札するべく、久しぶりの外出と暗殺の仕事を行う旨をシルバに伝えていました。引きこもり気質とはいえ、何らかの方法で暗殺は行っているようです。その方法を考えていきます。
遠隔で暗殺できる兵器の開発?
作中で唯一あったミルキの暗殺方法に「メズの蚊に爆弾を取り付けて、血を吸った瞬間に爆発する」という生物兵器のようなものを開発しているというものがありました。
(引用:HUNTER×HUNTER 5巻134P/冨樫義博)
しかしこの兵器は「爆発力が爆竹程度しかないから致命傷にならない」ことと「蚊がターゲットを識別できない」ということからかなり欠陥のある兵器のようです。ゼノからも「お前は頭はいいがバカなところが玉にキズ」と名言風のディスられ方をされていました。
ゼノの発言からするとおそらくミルキはこのような兵器をたくさん作ってはいますが、どれも欠陥ばかりで実用化には向いていないものばかりなのではないかと想像できますね。色々考えて開発するのですが、結果につながらないと。これでは暗殺できそうにないです。別の方法があるということでしょう。
爆弾?
先のシーンでミルキは
「今度の爆弾はすごいぜ」
とゼノに語っています。「今度の」ということは過去にも幾つか新型爆弾の製作に着手していたということですね。家から出ないミルキにとっては、遠隔で暗殺が行える方法として爆弾を活用するつもりなんでしょう。ミルキの体つき的にキルアやイルミのように近接戦闘を行うのは厳しそうです。となると爆破さえさせられれば使い手の強さに関係なく一定のダメージをあたえられる爆弾はミルキにうってつけの武器と言えます。
蚊につける小型爆弾は、より爆弾での暗殺を手軽に行うためにミルキが考えた方法だと思います。それまでは例えば、「相手の住所を調べて郵送物に爆弾を仕掛けて送りつけ、相手が開けた瞬間に爆発させる」などという暗殺方法を取っていたのかもしれません。しかしこれがミルキ的には面倒なので、より手軽かつ確実にターゲットを爆殺できる方法を考えていたのでしょう・・・まぁうまくいっていないようですが。
10歳まではキルアみたいな暗殺スタイル?
ミルキがヨークシン編以前で最後に外出したのは10歳くらいの頃とのことでした。キルアはゾルディック家始まって以来の天才と称されていますが6歳の時点で天空闘技場の200階までたどり着き、暗殺の仕事も行っていたようです。このゾルディック家の教育方針から考えるとミルキも10歳時点で暗殺の仕事をしていたとしてもおかしくはなさそうです。ゾルディック家は祖父のゼノからキルアまで、その多くが素手での戦闘を行っています。ということから、ミルキも幼い時は素手での戦闘を行っていましたが、仕事に失敗し挫折。その後も仕事はこなすものの、家から出ることなく遠隔で人を殺す方法を考えていた・・・なんていう過去があったかもしれません。
ちょっとね、メタボ気味な体型を見ると修行などはサボっているようですが、ミルキはミルキで別の方法でゾルディック家に貢献することを考えているみたいです。キルアが自分の手を改造して鋭い爪に変形させていた技術などはミルキが携わったいそうですね。
関連記事:【ハンターハンター】キルアの爪はシンプルな能力だけどかっこいい! - 私の名前はジロギン。
企業や組織の暗殺?
ミルキはネットに詳しい・・・と言いますか、ハッキングなども行っているみたいです。しかも基本的にハンターライセンスがなければログイン不可能のハンター専門サイトにも無断侵入できるかなり高いレベルでのハッキング技術を持っています。また「ネットポリスやハッカーハンターを敵に回すと仕事がやりにくくなる」とも発言していますので、ハッキングによって何らかの仕事をしているみたいです。
(引用:HUNTER×HUNTER 8巻110P/冨樫義博)
仕事っていうことはやはり暗殺ではないかと思うんですよね。ハッキングでの暗殺・・・で思いつく方法というと、例えば「とある企業の情報を漏洩させ倒産に追い込む企業の暗殺」という感じですかね。ミルキのハッキング技術ならば大抵の企業のセキュリティを乗り越えられそうですし、痕跡も残すことなく情報漏洩もできそうです。ミルキに依頼するのは安全かつ成功率も高い方法と言えます
ゾルディック家に企業や組織の重役を暗殺する依頼(イルミが十老頭を暗殺したみたいに)はありそうですが、その目的は対象となる企業や組織そのものの崩壊を狙ってのことです。重役を殺すのは組織の動きを停止させるためにすぎません。だとしたら「企業や組織を殺す」という意味での暗殺を見るきは請け負っている可能性もありますね。うん、これは可能性高いんじゃないかな?
家族の支援
ミルキはキルアのヨーヨーを作ったり(兄貴特注の合金で作ったヨーヨーとしか明言されておらずイルミが作った可能性もなくはないですが、こういったものづくりはミルキの方が得意そうなのでミルキが作ったのでしょう)、執事のツボネがつけているメガネにカメラを仕掛けたりとゾルディック家の家族が仕事をする上で必要となる備品の製作を多数行っているようです。このようにミルキは家族の支援という形で暗殺に手を貸しています。
ミルキも念を使えなくはないのでしょうが、戦闘には不向きな能力でサポートタイプか実生活で役立つ便利能力の可能性があります。そんなミルキは自ら前線に立つことなく家族のサポートをしているのでしょう。ミルキも実家にずっと住んでいるのならば、何らかの形で家族に貢献しないとシルバに「出て行けこの豚野郎!」と言われてしまうかもしれません。ですので家族がより暗殺をしやすくなるよう手助けをしているのでしょう。ターゲットの情報や居場所を調べて伝えるなんてこともしていそうですね。ミルキが後方支援してくれたらかなり仕事が楽になりそうですね。情報網は半端じゃなさそうですし。
以上のことから考えるとミルキは
自ら暗殺を行うときは爆弾を使っての暗殺を基本としているが、多くはハッキングによる企業や組織の崩壊を請け負っている。ただミルキ的に仕事以上にゲームなどがしたいので積極的に仕事をするよいうよりは家族の支援という形でゾルディック家の活動に貢献している。
という感じでしょうね。お金が欲しい時は自分で暗殺するけど、基本は家族の支援をして、お小遣いをもらっている感じでしょう。
キルアに舐められまくっていたことからもミルキの戦闘力は高くないものと思われます。ただキルアがグリードアイランドの情報やアクセス方法を聞いたり、戦闘用のヨーヨーを作ってもらったりしていたことからも情報面や製作面ではかなり信頼しているものと思われます。キルア自身も暗殺をしていた時はミルキに色々と支援してもらっていたのでしょうね。実際ミルキに頼めば大抵のことは解決しちゃいそうですからね。それくらいの情報力と技術力を持っていると思います。
ミルキが引きこもりきりになってしまった理由にはやはりいびつなゾルディック家の教育と暗殺の仕事が関連してきそうです。何かトラウマになる事件があって挫折してしまったのかもしれません。だからと言って両親や兄弟を憎んでいたりすることはなく、きちんと貢献しようとししているあたりはミルキの家族愛を感じます。直接暗殺はしないけど家族の助けになるミルキは会社でいうと営業事務みたいな感じですかね。いや、エンジニアか。
兄弟みんなが暗殺をするのではなくミルキのようなタイプがいることで家族全体としての発展に大きく影響すると思います。適材適所というやつですね。
ミルキの暗殺はあんまりうまくいく感じはしませんが・・・ちょっと見てみたくはあります。