全国区プレーヤーの跡部様率いる、氷帝学園テニス部。
部員数は200名以上。その中からたった7名が正レギュラーとして団体戦に出場します。
非常に選手層の厚い氷帝。過去の実績も輝かしいもので、テニスの王子様作中1年前の関東大会では準優勝を果たしています。
しかし、翌年の関東大会では1回戦で青学に敗北。前年度の準優勝校がまさかの初戦敗退という驚きの事態が勃発したのです。
そこで今回のテーマ。関東大会で氷帝が青学に勝つためにはどのようなオーダーを組むべきだったのか考察したいと思います(青学のオーダーは作中のまま固定とします)。
私は氷帝を推しているわけではないので、特に忖度するつもりは…つもりは…帝…氷帝…氷帝!氷帝!氷帝!氷帝!勝つのは氷帝!負けるの青学!
- ダブルス2:忍足・向日ペア(原作通り)
- ダブルス1:宍戸・鳳ペア(原作通り)
- シングルス3:芥川慈郎(原作から変更)
- シングルス2:跡部景吾(原作から変更)
- シングルス1:樺地崇弘(原作から変更)
- 氷帝が青学に勝つためのオーダー完成
ダブルス2:忍足・向日ペア(原作通り)
まずは初戦のダブルス2から。
ここは作中と変わらず、忍足・向日ペアでいきます。
この試合は、正直捨て試合です。もし勝ってくれれば最高!負けても後続でなんとかするオーダーを考えます。というか負ける前提で考えていきます。
忍足くんと向日くんは、相手を舐めてかかり油断する癖があります。これが非常に厄介で、作中では試合直前で初めて組むことになった急造コンビの菊丸・桃城ペアに足元をすくわれました。
しかも、この試合は本来、青学からは大石・菊丸ゴールデンペアが出場予定で、氷帝側からすると菊丸・桃城ペア以上に勝つのが厳しいマッチアップだったのです。
さらに、向日くんは接戦になるとスタミナ切れを起こしてしまいます。これは向日くんの無駄な動き、否、ムーサルト殺法が原因です。序盤からムーサルト殺法でアクロバティックプレーを連発し、試合を決める速攻型の向日くん。試合が長引くほど体力が削られ、終盤にはガス欠を起こしてしまいます。
急造コンビに負けてしまう忍足・向日ペアの安定感の低さを考えると、氷帝はダブルス2にあまり期待せず見守るしかないでしょう。
ダブルス1:宍戸・鳳ペア(原作通り)
ダブルス2試合目。ここはやはり宍戸・鳳ペアで確定ですね。
ペアを組んだ期間こそ短いものの、忍足・向日ペアを倒し、氷帝最強になった宍戸・鳳ペアを外すわけにはいきません。
実際に原作でも、乾・海堂ペア相手に勝ち星を上げています。
宍戸・鳳ペアを抑えられるダブルスは、青学にはゴールデンペアしかいないでしょう。
もしダブルス2で忍足・向日ペアがゴールデンペアと当たってくれれば、続くダブルス1の宍戸・凰ペアの勝率は高まり、氷帝側は安定的にダブルスで1勝できます。
宍戸・鳳ペアが確実に勝つために、忍足・向日ペアには犠牲になってもらいましょう
シングルス3:芥川慈郎(原作から変更)
シングルス3には、不二くんの弟・裕太くんを15分で倒したジローくんに出場してもらいます。対戦相手は青学のパワープレーヤー・河村隆くん。
ジローくんファンの方、申し訳ありません。すでに察しているかもしれませんが、このシングルス3も捨てます。
原作では氷帝のシングルス3に出場したのは樺地くんで、河村くんとの波動球対決になり、腕への負担から双方棄権。結果は引き分けとなりました。
しかし、樺地くんには後半に重大な役割があるため、河村くんとの波動球対決はジローくんに頑張ってもらいましょう。
波動球はフルパワーを込めた超重量ショット。打つ本人の腕に大きな負担がかかりますが、打ち返す相手も怪我をする恐れがある諸刃の剣です。
おそらく、河村くんの波動球を打ち返せる選手は、氷帝では樺地くんのみでしょう。華奢なジローくんは一発で手首をやってしまうと思われます。
この試合、河村くんは波動球砲台と化すことで、ジローくんをKO。
でもジローくんは天性の手首の柔らかさを持つ選手ですので、手首の怪我ならすぐに回復できると思われます。だから大丈夫!……手首の怪我なら。
シングルス2:跡部景吾(原作から変更)
シングルス2には、氷帝が誇る最強プレーヤー・跡部様の登場です。対戦相手は青学の天才・不二周助くん。
氷帝には、シングルスの不二くんを確実に抑えられる選手が、跡部様か樺地くんくらいしかいません。
原作だとジローくんはボロ負けしましたし、他の選手でも青学No.2から確実に勝利を奪えるかというと、難しいと思われます。
氷帝のNo.2っぽい雰囲気を醸し出している忍足くんも、全国大会で桃ちゃんと同格くらいということが判明しましたし、次期部長の日吉くんもまだ経験不足かなと。
不二くんと対戦するのは樺地くんでも良かったのですが、関東大会時点では手塚くん以上に不二くんから勝利を上げる方が、氷帝としては難しいと思います(理由は後述)。
そのためシングルス2には、不二くん自身も「自分より強い」と評価していた跡部様に確実に勝ってもらいましょう。
当時の不二くんであれば、単純な実力差で跡部様は無理なく勝てたはずです。
シングルス1:樺地崇弘(原作から変更)
ラストのシングルス1には、純粋であるが故に相手の技を吸収してしまう樺地崇弘くんに出場してもらいます。対戦相手は青学最強の男・手塚国光くん。
この試合、樺地くんには原作の跡部様と同じく持久戦をやってもらいます。
当時の手塚くんは、長年抱えていたヒジの怪我からは復帰したものの、ヒジを庇うあまり肩に負担をかけているという致命的な弱点がありました。
手塚くんの腕はガタガタの状態だったのです。
跡部様はこの事実に気づき、持久戦で手塚くんの肩をぶっ壊しました。
同じことを樺地くんにもやってもらいます。さらに樺地くんを手塚くんと戦わせるメリットは他にもあり、樺地くんのパワーに手塚くんは対抗できません。
氷帝との試合前に青学の乾くんは、樺地くんのパワーについて「タカさんと桃ちゃん以外は、打ち合えば怪我をするのがオチ」と評価しています。つまり手塚くんも樺地くんと打ち合うのは危険ということ。
実際に全国大会で樺地くんと手塚くんが試合をした際は、体格差で手塚くんが不利な状況に追い込まれました。
また樺地くんは手塚くんの技を全てコピー可能。
樺地くんのパワー、そして全ての技を吸収された上に持久戦を仕掛けられた手塚くんは、跡部様と試合をしたとき以上に追い込まれてしまうでしょう。
当時は、怪我をしていない不二くんより、古傷が開きかけている手塚くんの方が勝ちやすかったと思います。
樺地くんとのラリーで手塚くんの怪我が深刻化するリスクを考えると、竜崎先生は棄権させるかもしれません。
氷帝が青学に勝つためのオーダー完成
これで、氷帝が青学に勝つためのオーダーが出来上がりました!
- ダブルス2:忍足・向日ペア(敗北)
- ダブルス1:宍戸・鳳ペア(勝利)
- シングルス3:芥川慈郎(敗北)
- シングルス2:跡部景吾(勝利)
- シングルス1:樺地崇弘(勝利)
以上、3-1により勝者・氷帝学園!!!
なんて妄想をしてみました。これはあくまで青学側は原作通りのオーダーだった場合の勝ちパターンであり、竜崎先生が氷帝のオーダーを予想して変更してきた場合は、また話が変わってきます。
氷帝はあともう1人、跡部様・樺地くん並みのシングルスプレーヤーが欲しいですね……ジローくん、日吉くんあたりでは、関東・全国強豪校のシングルスプレーヤーに勝ち続けるのは難しい……
来年の氷帝は主力メンバーがいなくなるので、さらに厳しい戦いになるかも