私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

【テニスの王子様】中学生ダブルス強さランキングトップ10(全国大会まで)

f:id:g913:20240108150315j:image

テニスの試合には、1対1で戦うシングルスと、2対2で戦うダブルスの2つがあります。

シングルスで強いプレーヤーがダブルスでも強いとは限らないのが面白いところで、ダブルスはシングルスと違う戦い方が求められるのです。

『テニスの王子様』でも、ダブルスの強さでランキングを作るなら、シングルスとは違う顔ぶれになるでしょう。

そこで本記事では、『テニスの王子様』で組まれたダブルスペアの強さランキングを考え、まとめました!

全国大会までの描写を参考にランキングを作成しています。作中で試合描写がなかったペアと、変則シングルスになったペアは除外。筆者の主観がかなり入ったランキングであることをご承知の上、お読みいただければと思います。

10位:乾・海堂ペア(青学)

第10位は、スタミナの鬼同士が組んだ青学の乾・海堂ペア!

大石・菊丸ゴールデンペア以外にダブルスプレーヤーがいない青学が、試行錯誤を重ねた結果見出された、安定的に勝利できるダブルスですね。

 

乾くんは元青学No.3、海堂くんは2年生にして青学レギュラーと、2人ともテニスプレーヤーとして高い能力を備えています。そんな2人が初めて組んだ関東大会氷帝戦のダブルス1では、氷帝最強シルバーペア相手に奮闘。敗北したものの、ダブルスとしての可能性を示しました。

その後、緑山戦・比嘉戦・氷帝との再戦で勝利を重ね、「ゴールデンペア以外のダブルスが穴」という青学の弱点を補うペアとして急成長。

 

しかし今回のランキングに入るペアと比較すると、実力がやや劣るのは否めません……

そもそも、乾くんも海堂くんもシングルスプレーヤー。2人が組んだきっかけは、海堂くんの必殺技・ブーメランスネイクの指南を乾くんが行い、ダブルスコートにしか入らなかったブーメランスネイクを実践で試すため。やはり2人とも、シングルスでこそ真価が発揮される選手です。

特に海堂くんのプレースタイルは、左右に曲がるスネイクで相手を走らせ、体力をじわじわ奪っていくというもの。プレーヤー1人当たりの守備範囲が狭くなりやすいダブルスでは、得意のプレーも効果半減でしょう。

 

また、2人のプレースタイルは噛み合っているとはいえず、どちらかというと「一緒に特訓する中で親交が深まったから組んでいる」という側面が大きいように感じます。

実際に、格上のダブルスに対しては海堂くんが怪物じみたスタミナで粘り、その間に乾くんがデータ収集。後半から攻めるというゴリ押しっぽい戦い方が基本です。2人のプレースタイルが互いの弱点を補うような戦い方ではありません。

海堂くんが体力切れを起こしたり、乾くんがデータを正確に取れなかったり、完成したダブルス戦術で序盤から攻めてこられたりすると敗北する可能性が高い、かなり綱渡りな戦い方。乾・海堂ペアが、ダブルスが本職のプレーヤー同士で組まれたペア相手に勝ち続けるのは厳しいでしょう。

9位:石田・忍足ペア(四天宝寺)

第9位は、全国大会準々決勝の不動峰戦ダブルス2に登場した、四天宝寺の石田・忍足ペア!

作中では、銀さんの桁外れなパワーと謙也さんの超人的なスピードで、不動峰の神尾・石田ペアを圧倒していました。

 

石田・忍足ペアの試合は描写が少ないので判断できない部分もありますが、個人的にはプレースタイルが噛み合っている、相性の良い組み合わせだと思います。

銀さんの得意技・波動球は安定した姿勢からハードヒットして放つショット。そのため、相手に走らされると姿勢が崩れ、打てなくなるという弱点があります(銀さんは普通のサーブやショットでも波動球レベルなので、走らされても超絶パワーショットを打ちまくれるかもしれませんが)。

最大限のパワーを発揮しようとすると守備範囲が狭くなると思われる銀さんに対し、「浪速のスピードスター」と呼ばれ、水上を走れるほどの機動力を持つ謙也さんはベストマッチ。そのスピードであらゆる打球に追いつくことで、銀さんの守備範囲の狭さを補えるでしょう。

謙也さんが持ち前のスピードでボールを拾いまくり、チャンスボールが来たらを銀さんが全力の波動球を叩き込む。このように、攻守のバランスが非常に良いペアになっていると思います。

しかも銀さんの波動球は、相手選手を観客席まで吹き飛ばす威力。一発でも打ち込めればそのまま試合を終わらせることもできるので、攻撃力に関しては他のダブルスと比較になりませんね。

8位:跡部・樺地ペア(氷帝)

第8位は、幼稚園時代からの付き合い、氷帝の跡部・樺地ペア!

ストリートテニス場で跡部様が橘杏ちゃんをナンパしていたときに組まれたペアで、公式戦では組まれていません。しかもストリートテニスでは、跡部様が氷帝の伝統芸能「舐めプ」を披露し、自分はコート内で座って樺地くんだけにプレーさせ、まともにダブルスをしていませんでした。

しかし、もし跡部様が真剣に試合に臨めばかなり強いペアになるのではないかと思い、8位としました。

 

シングルスプレーヤーとして高い技術を持っている跡部様と樺地くん(個人的に氷帝のNo.1とNo.2は彼らだと思っています)が組むだけで、そこそこ強いダブルスの完成です。

跡部様は言わずと知れた全国区プレーヤーで、個人の実力なら中学テニス界トップレベル。ダブルスでも高い実力を発揮してくるでしょう。

そしてこのダブルスで最も厄介なのが樺地くん。他人の技やプレースタイルを見ただけで真似してしまいます。

もし樺地くんがダブルスペアの技やプレースタイルも真似できるとしたら、実質的に跡部様が2人になります。これだけでめちゃくちゃ脅威です。全国区プレーヤー同士のダブルスを1つのチーム内で実現きるのは、この後に登場する立海大と、橘さん・千歳くんがいた頃の獅子学中だけですからね。

さらに樺地くんには常人離れした体格とパワーがあります。跡部様のプレーを真似しつつ、跡部様以上のパワーを打球に込めることも可能でしょう。これで跡部様&パワー跡部様ペアの完成です。テクニックもパワーも超中学生級のダブルス!

 

ただし、跡部様・樺地くんのダブルスは、氷帝の団体戦では組めないペア。跡部様と樺地くんは氷帝シングルスの要であり、2人がダブルスに回ってしまうとシングルス陣が手薄になってしまうのです。

後述のシルバーペアを除いて、跡部様と樺地くん以外にシングルスで勝ち星を上げられそうなのは忍足くん、ジローくん、日吉くんの3人でしょう。しかし、忍足くんは全国で桃ちゃんにギリ勝利、ジローくんは不二くんに遊び倒され、日吉くんはリョーマにドライブBだけのゴリ押しで敗北と、あまり良いところなし……都大会から関東大会の2回戦くらいまでの相手なら、この3人でも問題なく勝てるでしょうが、それ以降の試合では力不足でしょうね。

やはり跡部様・樺地くんにはシングルスをやってもらわないと。

7位:柳生・仁王ペア(立海大)

第7位は、関東大会決勝ダブルス1に出場した立海大の柳生・仁王ペア!

柳生くんの超高速ショット・レーザービームと、速度はレーザービームにやや劣るものの、やはり常人では反応できない仁王くんのショットで、青学ゴールデンペアを叩きのめしました。

試合の中盤まで柳生くんと仁王くんが入れ替わっており、仁王くんのショットをレーザービームだと思い込ませ、柳生くんの真のレーザービームを衝撃的に演出する奇策も、ゴールデンペアを追い込んだ要因でしたね。

 

柳生くんのレーザービームがすごいのはもちろんなのですが、そのレーザービームの威力を通常以上に演出する策を練り、実行した仁王くんが異常です。前半、仁王くんが柳生くんに変装していたときは、右手でレーザービーム(偽)を打っていました。仁王くんの利き腕は左なので、利き腕と逆の手で、レーザービーム並みのショットを打っていたということです。

策を練り、その策を実現する仁王くんのスキルの高さがあってこそ、この2人のダブルスは光ると思います。いや、正しくは仁王くんがめちゃくちゃダブルス向きで、誰と組んでも強いと言うべきかもしれません。

このダブルス、柳生くんは前半、仁王くんっぽく振る舞っていただけで、あとはレーザービームのゴリ押し。主導していたのは仁王くんでした。

『新テニスの王子様』でもそうですが、仁王くんはダブルスペアの能力や技を踏まえた作戦・戦法を選びます。そのため誰と組んでもかなり強いダブルスになるんですよね。

さらに仁王くんはイリュージョンでどんな選手にもなれますから、策を練らなかったとしても、ペアと相性が良い選手に変身してプレーするだけでめちゃくちゃ強くなれます。立海大は仁王くんと、後述するもう1人がいるので、ダブルスも破壊的に強いです。

 

ちなみにアニメ版の関東大会決勝だと、柳生くんも仁王くんも戦い方・性格が全然違います。仁王くんは相手の癖を見抜くのが得意で、菊丸くんの癖からプレーを予想。柳生くんは数ヶ月前までゴルフ部でしたが、仁王くんが勧誘。ゴルフ部時代の技術を使った「ゴルフ打ち」が必殺ショットでした。

しかも、テニスを始めて数ヶ月の柳生くんのほうが、ずっとテニス部だった仁王くんよりも強いという設定付き。当時はアニメが原作を追い越してしまったので、アニオリ展開にならざるを得なかったんですよね。

しかしアニオリでも試合結果は変わらず、柳生・仁王ペアがゴールデンペアに勝利しています。なんやかんや強いですね。

6位:宍戸・鳳ペア(氷帝)

第6位、やはりこのダブルスは外せない!氷帝最強の宍戸・鳳ペアです!

都大会で不動峰の橘さんにシングルスで負けた宍戸さんは、関東大会では鳳くんとダブルスを組んで出場。2人が組んだきっかけは、宍戸さんが得意としていたカウンターライジングをより完璧な体勢で打つための特訓に、鳳くんが付き合ったことでした。

宍戸さんは素早く打球に追いついて、ボールの跳ね際を叩くライジングの精度を高めるべく、鳳くんの超高速サーブ・スカッドサーブを至近距離でキャッチする特訓を決行。鳳くんは血みどろになりながら練習する宍戸さんの姿に心を打たれ、また宍戸さんは自分の無茶な特訓に付き合ってくれた鳳くんに信頼を置くことで、強い絆が生まれました。第10位の乾・海堂ペアに近いきっかけで結成された感じですね。

 

そして宍戸・鳳ペアは、単に強い信頼関係があるだけではありません。2人の得意技がお互いの弱点を補い合っているのです。

一撃必殺のショットを持っていない宍戸さん。仮にカウンターライジングを極限まで磨いても、格上相手にシングルスで勝つのは限界があると自覚していました。そんな宍戸さんにとって、スカッドサーブ(ネオスカッドサーブ)を持つ鳳くんは、決め手にかけるという自身の欠点を補う存在といえます。

一方、鳳くんはサーブこそ光るものを持っているものの、シングルスでは準レギュラーだった日吉くんに負けてしまう安定感の無さが弱点でした。そもそもスカッドサーブ自体コントロールがしにくく、ミスが多いという弱点もありましたし、おそらく鳳くんはラリー勝負も得意ではないのでしょう。鳳くんに欠けていたと思われるラリー勝負の強さは、宍戸さんのスピードとカウンターライジングが解決してくれます。さらに全国大会ではスカッドサーブの安定感・速度を向上させたネオスカッドサーブを習得し、サーブの悩みもほぼ克服しました。

宍戸さんに必要だった必殺ショット。鳳くんに必要だった安定感。それぞれの弱点がダブルスによりしっかり解消できているのです。

 

そんな宍戸・鳳ペアは公式戦で負けなし。氷帝の部内で行われたと思われる忍足・向日ペアにも勝利しているそうなので、複数回試合しながら負け描写が全くない稀有なダブルスです。

青学の竜崎先生も「氷帝最強ダブルス」と発言しており、青学最強のゴールデンペアと対になる存在として、ファンの間ではシルバーペアと呼ばれています。

www.g913-jiro.com

5位:柳・切原ペア(立海大)

第5位は、全国決勝ダブルス2に出場した猛獣と猛獣使いのコンビ、立海大の柳・切原ペア!

乾くん曰く「オレたち(乾・海堂ペア)が対戦したどのダブルスよりも強い」とのことなので、シルバーペアよりも上にランク付けしました。

もしシルバーペアと柳・切原ペアが戦っていた場合、全国決勝ダブルス2で乾くんのウォーターフォールが柳くんに読まれていたように、鳳くんのネオスカッドサーブのコースも読まれ、構え直す前にリターンされていたでしょう。

鳳くんがリターンに間に合わなくても宍戸さんがボールに追いつけると思いますが、柳くんも赤也くんも全国区プレーヤー。宍戸さんの打球に対応するのは造作もないはず。

また赤也くんは、宍戸さんが15分で負けた橘さんに勝っているというのも、個人の実力差を物語っています。乾くんの言う通り、柳・切原ペアは、シルバーペア相手でもあらゆる面で上回ることでしょう。

 

柳生・仁王ペアの紹介のときに触れた「仁王くんとともに、立海大ダブルスを破壊的に強くしてるもう1人」が、柳くんです。

副部長の真田くん曰く、柳くんはダブルスにて真の実力を発揮するそう。実際に赤也くんと組んだ際は、赤目になって凶暴性が増した赤也くんをしっかりコントロールし、試合をリードしていました。

さらに、柳くんは得意のデータテニスで相手の弱点を見極めながら、ペアのデータも取って最適なコースを指示できるのも大きな強み。仁王くんと同じく、誰とダブルスを組んでも強くなれるプレーヤーでしょう。

柳くんは小学生の頃、乾くんとダブルスを組んでおり、2人はジュニアテニス界を牽引する存在だったとのこと。しかし乾くんはシングルスプレーヤーであることを考えると、この2人のダブルスが強かったのは、柳くんのダブルス適正が抜群に高かったことが影響してそうです。

4位:真田・柳ペア(立海大)

第4位は、立海BIG3のうち2人がペアを組んだ、夢のようなダブルス、真田・柳ペア!

関東大会準決勝の不動峰戦で1度だけ組まれ、神尾・伊武ペアを圧倒していました。

この試合の録画映像を見た不二くんは、真田くん、柳くんともシングルスの戦い方をしていると分析。この2人は1年生のときから立海のレギュラーで全国連覇の立役者ですから、ダブルスの戦い方をしなくても、不動峰の才能あふれる若者ペアを屠るのくらい朝飯前なのでしょう。

 

先述の通り柳くんの本職はダブルス。そして真田くんは、全国大会時点ではシングルスで赤也くんを上回る実力者。もし柳くんが真田くんのデータに沿ったダブルス戦術を展開したら、5位の柳・切原ペアの上位互換のような実力になるのではないでしょうか。

 

『氷帝VS立海』では、真田・柳ペアが鳳・樺地ペアと対戦し、ややカット気味にあっさり勝利。鳳くんのネオスカッドサーブと、樺地くんの吸収により中盤少し押されたものの、真田くん・柳くんとも本領を発揮する前に片付けてしまった感じでした。

立海大はレギュラー各個人が全国区プレーヤーで、彼らの強みを最大限に活かせるダブルスプレーヤーまで揃ってるという、本当に隙がないチームです。

3位:ジャッカル・丸井ペア(立海大)

第3位は、立海大のダブルスといえばこのペアを思い浮かべる人が多いでしょう、ジャッカル・丸井プラチナペア!

「ボレーの天才」丸井くんが前衛で攻撃的なネットプレーを、「4つの肺を持つ男」ジャッカルくんがベースライン付近で守備を担当する、非常にバランスの良いダブルスです。

丸井くんは「綱渡り」「鉄柱当て」「時間差地獄」などトリッキーなボレーで確実にポイントを重ねる攻撃役。よほど戦局が不利にならない限り守備に回ることはなく、ネットプレーを徹底します。

丸井くんがネットプレーに集中できるのは、圧倒的なスタミナと守備力を持つジャッカルくんが後衛にいるから。本来、前衛の守備範囲である打球にも軽々追いつけるジャッカルくんの守備力を、丸井くんは信頼しているのです。

 

この2人が超人的なのは、ボレーと守備だけではありません。2人ともパワーリスト、パワーアンクルを装着しており、その総重量は20kg。他の立海大選手の倍の重量をかけながらプレー可能なのです。もちろん全力を出す際はパワーリスト・アンクルを外しますが、装着したままでも桃ちゃん・海堂ペアを6-1で下せるほどの力があります。

 

ジャッカル・丸井ペアは、立海大の純粋なダブルスプレーヤー同士で組まれたペアとして、全国大会前半までは「王者立海大の最強ダブルス」という格を保っていた印象です。しかし、準決勝の名古屋星徳戦、決勝の青学戦と連敗が続き、後半はあまり見せ場なし(名古屋星徳戦はわざと負ける事情があったので仕方ないですが)。やや不遇なジャッカル・丸井ペアですが、攻守ともこれほど安定しているペアは他にいないでしょう。

2位:柳・仁王ペア(立海大)

第2位は、誰とペアになっても強い立海大のダブルス名手2人が組んだ、柳・仁王ペア!

全国準決勝の名古屋星徳戦ダブルス1に出場したペアですね。

柳くん、仁王くんのダブルス適正は、ここまで語ってきた通りです。その2人が組んだ結果、名古屋星徳の外国人留学生ペアに6-1と圧勝。試合描写はなかったものの、桁外れの強さだったことは想像に難くありません。

 

作中では3位のジャッカル・丸井ペアが全国No.1ダブルスと言われているため、柳・仁王ペアよりジャッカル・丸井ペアのほうが強いというのが公式設定なのでしょう。

しかし、個人的には柳・仁王ペアを推したい!

理由は2人のダブルス適正の高さと、名古屋星徳戦で柳・仁王ペアがダブルス1で出場し、ジャッカル・丸井ペアはダブルス2だったこと。

名古屋星徳戦で立海大は、決勝前に赤也くんを覚醒させるため、シングルス3とダブルス2をあえて落とし、シングルス2の赤也くんに絶対負けられない状況を作り出しました。この状況では、仮に赤也くんが勝ったとしても残りのダブルス1・シングルス1で勝ち星を上げられなければ、決勝に進めません。

そんな危機迫る中ダブルス1を任されたのが柳・仁王ペア。もしジャッカル・丸井ペアのほうが強いなら、ダブルス1はジャッカル・丸井ペアにしたほうが勝率は上がるでしょうし、ダブルス2を捨てるなら、立海大のダブルス専用コンビでなくても良かったはず。

このような背景を考えると、少なくとも立海大の中ではジャッカル・丸井ペアより柳・仁王ペアのほうが格上の認識なのではないか、というのが個人的な意見です。

 

柳・仁王ペア最強説について、続きはこちらの記事で!

www.g913-jiro.com

1位:大石・菊丸ペア(青学)

第1位は、青学が誇るゴールデンペアこと、大石・菊丸ペア!

アクロバティックなネットプレーでガンガン攻める菊丸くんを、守備的なプレーを得意とする大石くんがサポート。2人の長所が見事にマッチした青学の最強ダブルスです。

ゴールデンペアの特徴は、大石くん、菊丸くん個人の得意技だけでなく、オーストラリアンフォーメーションや大石の領域(テリトリー)といったフォーメーションまで使いこなしていること。2人でプレーするダブルスの戦い方をしっかり体現しています。

 

またゴールデンペアは、同調(シンクロ)を全国大会で発現し、使いこなした唯一のペアです。シンクロは2人の意識が同調し、掛け声やサイン、アイコンタクトなど無しにプレーできるダブルスの頂点ともいえる領域。ダブルスのトッププロ曰く、シンクロ無しで世界は獲れないとのことですから、ゴールデンペアはプロレベルにまでコンビネーションを極めたと考えていいでしょう。

 

全国大会決勝では、全国No.1ダブルスと言われていたジャッカル・丸井ペア相手に、あえて試合時間を稼ぎながら逆転勝ちする余裕を見せました。シンクロを使いこなし、全国の頂点に立った大石・菊丸ペアを、今回のランキングでは1位にしました。

 

が……ゴールデンペアは、全国決勝に行くまでに敗戦も多く経験しています。

  • 都大会準々決勝での赤澤・金田ペアに6-7で敗北
  • 関東大会決勝での柳生・仁王ペアに4-6で敗北
  • 全国大会準々決勝での宍戸・鳳ペアに6-7で敗北

宍戸・鳳ペアには勝てていた可能性もありますが、勝利と引き換えに大石くんの手首が崩壊し、全国決勝には出場できていなかったかもしれません。

このようにゴールデンペアは、最終的に全国決勝で勝利しているので最強ダブルスとされていますが、割と負け試合も多いのです。

個人的には第2位の柳・仁王ペアや、第4位の真田・柳ペア、第5位の柳・切原ペアとも戦ってみてほしいところ。

シンクロを使いこなしている点で、ゴールデンペアが他のダブルスより抜きんでていることは確かですが、シンクロが使えれば試合に勝てるわけでもないので、立海大のダブルスとの力関係は気になります。

立海大が強すぎる

本記事のランキング10位までのうち、5組が立海大のダブルスです。ランキングを作る人によって順位は変わるとは思いますが、ランキングの半数近くが立海大のダブルスで埋まるという結果は同じではないでしょうか。

やはり立海大は選手層が厚すぎますね……レギュラー全員が全国区プレーヤーな上、ダブルス専門のジャッカル・丸井ペアに、ダブルス適正がめちゃくちゃ高い柳くん、仁王くんがいるという布陣。シングルスだけでなく、ダブルスも抜かり無し。さすがは関東大会・全国大会を連覇しているだけあります。

『新テニスの王子様』のU-17W杯で、最強のドイツ戦に出場した中学生メンバーが全員立海大の選手というのも、その強さを物語っているように感じます。

青学と立海大がもう1回団体戦をやったら、どっちが勝つか分かりませんねこれは……