私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

【テニスの王子様】持久戦大得意!中学生スタミナお化けランキング

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テニスにおいて重要な要素の1つがスタミナ(持久力)。

1試合当たり数時間に及美、その間1〜2人でプレーを続けなければいけないテニスは、高いスタミナが必要とされるスポーツです。

 

『テニスの王子様』でもスタミナが試合の勝敗を分けることも多く、スタミナの多い選手は試合終盤になるほと有利に展開できる描写が見られました。

そこで今回は、『テニスの王子様』に登場する中学生の中で、特に持久力に優れるスタミナお化けをランキング形式で8人紹介します。

あくまで筆者個人が主観で決めたランキングですので、その点をご理解の上、お読みいただければと思います。

第8位:菊丸英二(青学)

まず第8位は、青学ゴールデンペア攻撃の要・菊丸英二(きくまるえいじ)くん!

英二くんがアクロバティックなネットプレーで相手を翻弄し、後衛の大石くんがサポートに回る。2人のプレースタイルが見事にマッチし、作中時間で1年前には全国大会出場、翌年は立海大のプラチナペア(ジャッカル・丸井ペア)を倒し、全国No. 1ダブルスの座を掴みました。

 

そんな英二くんですが、作中当初はスタミナ不足が大きな課題だったのです。

アクロバティックプレーは、通常よりもあえて大きな動きをする分、スタミナの消費が激しく、英二くんにとって大きな弱点となっていました。

しかし全国大会前に、英二くんは酸素を薄めたトレーニングによりスタミナ不足を克服。以前の倍近いスタミナを備え、試合終盤になってもアクロバティックプレーを続けられる持久力を身につけました。

 

英二くんの持久力は全国大会で遺憾なく発揮され、初戦の比嘉中・甲斐くん戦では公式戦で初のシングルスで出場。タイブレークになってもアクロバティックプレーを維持するだけでなく、ネット前とベースラインの2点を高速で動くことで「一人でダブルスをする」という超人技まで披露しました。

 

続く氷帝の宍戸・鳳ペアとのダブルスも、タイブレークにもつれ込む接戦に。前日の雨の影響でコート上が蒸し風呂のように暑くなり、プレーヤー全員が体力を消耗する中、英二くんだけは終盤でも元気にプレーを続行していました。

 

トレーニングにより、課題だったスタミナ不足を見事克服した英二くん。その努力を讃え、8位とさせていただきました。

第7位:不知火知弥(比嘉)

第7位は、比嘉中の不知火知弥(しらぬいともや)くん。

坊主頭の3年生で、全国大会の青学戦ではダブルス1に出場しました。

 

比嘉中の部長・木手くん曰く、不知火くんは比嘉中の部員内で最も肺活量が多く、ずば抜けた忍耐力を持っているとのこと。

比嘉中の練習メニューは地獄のような内容で、その1つに「海で潜水し、最も長く潜れた部員がレギュラーになれる」というものがあります。この潜水で部内最長の潜水時間を見せつけたのが不知火くんらしいです。

おそらく、スタミナ・持久力においては比嘉中トップだと思われます。

 

しかし、作中では試合描写がほとんどないまま、乾・海堂ペアに惨敗。

後述する乾くん、海堂くんとのスタミナ勝負に負けてしまったことから、第7位としました。

第6位:桃城武(青学)

第6位は、青学の一の曲者・桃ちゃんこと桃城武(ももしろたけし)くん!

関東大会以降はゲーム展開や相手の心理を読み、裏をかく試合巧者な面が目立っていた桃ちゃんですが、元々は体力に自信ありニキ。

都大会の聖ルドルフ戦ダブルス2では、自分たちのデータを収集し、粘り強いプレーをしてくる柳沢・木更津ペアに対し「体力で勝つ」と豪語。当時、すでに乾くん考案のスタミナ向上特別メニューをこなしていた海堂くんを差し置いて「体力で勝つ」と言い放つあたり、相当自信があったのでしょう。

 

以降、特別に桃ちゃんのスタミナが強化されるイベントはありませんでしたが、全国大会準決勝のダブルス2、金色・一氏ペアとの試合では、海堂くんとともにプロレス用のマスクを被ってプレーをしてみせます。呼吸がしにくく、普段の倍以上体力を消耗するマスクをつけながら、海堂くんと同等にプレーするあたり、桃ちゃんは元からかなりのスタミナ量を誇っていたのでしょう。

 

ただ、試合の中で桃ちゃんがスタミナ勝負・持久戦をする描写が少なかったので、この順位にしました。

第5位:乾貞治(青学)

第5位は、元青学No.3のデータマン、乾貞治(いぬいさだはる)くん!

乾くんは、相手選手のデータを徹底的に収集・分析し、まるで予知するかのように相手の打つコースを見抜く「データテニス」を得意としています。

 

乾くんは青学部員全員のデータをほぼ全て収集しており(不二くん・手塚くんは除く)、校内ランキング戦では無類の強さを発揮。桃ちゃん曰く、乾くんが3年生になる半年ほど前から、一度もレギュラー落ちしたことがなかったそう。

しかしリョーマが入学したことで、乾くんの「青学No.3」という肩書きが揺らぐことになります。

レギュラーを決める校内ランキング戦でリョーマに敗北。その後、格下だったはずの海堂くんが、データ以上のテニスを見せつけ、乾くんは負けが重なりレギュラー落ちすることに。

 

以降、しばらくは青学レギュラーの練習メニューを考案するマネージャーのような立場になりますが、その間も乾くんは牙を磨き続けていました。

レギュラーたちそれぞれの練習メニューを考えてきた乾くん。裏を返せば、それだけ各選手のデータを集め、弱点を理解していたということです。作中で2回目の校内ランキング戦では、磨きを上げたデータテニスで、あの手塚くんを一時的に追い込むまで成長していました。

 

乾くんが磨いていたのはデータだけではありません。後に紹介しますが、海堂くんが行っていた特別練習メニューの2.25倍の自己練習をこなし、身体能力が大幅に向上。純粋なテニスのスキルも高まっていました。

 

スタミナ勝負を得意とする海堂くんより2.25倍もの練習をこなした乾くんの方が、単純に考えるとスタミナでも上のように思われます。しかし、作中での描写を見ると、乾くん自身がスタミナ勝負をしているシーンは少なく、特に海堂くんと組むダブルスでは、海堂くんのスタミナを起点に試合を進めることが多かったので、海堂くんの1つ下のランクとしました。

 

それでも、乾くんもスタミナお化けの一角であることは間違いありません。全国大会の氷帝戦で、跡部くんが「お前ら相手に持久戦やるバカがいるか」と、海堂くんだけでなく乾くんも「持久戦が得意」と評価していましたので。

第4位:海堂薫(青学)

第4位は、「マムシ」こと青学の海堂薫(かいどうかおる)くん!関東・全国クラスのプレーヤーが揃う青学で、2年生にしてレギュラーを務める若き強者の一人。

 

得意技の超アングルショット「スネイク(バギーホイップショット)」で相手を左右に走らせ、体力を奪いながらじわじわいたぶるのが、海堂くんのプレースタイルです。

しかし、青学の校内ランキング戦でリョーマと対戦した際は、海堂くんの方が先にスタミナ切れを起こし敗北。

当時の海堂くんにスタミナ面で課題があったわけではなく、この試合はリョーマが「ベースライン際に深いショットを打ち続け、海堂くんに膝を曲げ、腰を落とした状態で返球させることで体力を奪う」という作戦に出たため、海堂くんはスタミナ切れに追い込まれてしまったのです。

 

その後、乾くんに頼みスタミナ強化に重点を置いた特別メニューに取り組むことにした海堂くん。その内容は、青学部内で行われている練習メニューの約3倍の量でした。

ストイックな海堂くんは毎日特別メニューに取り組み、怪物じみたスタミナを身につけることになります。

 

作中での海堂くんの試合を見てみると、その尋常ではないスタミナが試合に大きく影響しています。

例えば、地区予選決勝の不動峰・神尾くんとの試合では、試合終盤になり息を切らし始めた神尾くんに対し、海堂くんは一切疲労を見せず、粘り勝ち。

 

関東大会1回戦の氷帝戦では、ダブルスで宍戸・鳳ペアと戦い、負けはしたものの試合中盤で海堂くんがほぼ1人でプレーすることで、ペアの乾くんに相手のデータを取らせるというかなり強引な試合展開をやってのけました。

 

そして関東大会決勝の立海大・プラチナペアとの試合では、同じく体力自慢のジャッカル桑原くんにスタミナ勝負を仕掛けます。

 

全国大会では、先述の比嘉中・不知火くんをスタミナ切れに追い込み圧勝。準々決勝の氷帝戦では、短期決戦を仕掛けてきた向日・日吉ペアに気づかれないよう少しずつ体力を削り、持久戦に持ち込み逆転勝利。

 

このように海堂くんは、青学の中でも数多くの持久戦に臨み、勝利も勝ち取っています。乾くんとどちらを上にするか迷いましたが、描写の多さや、元々海堂くんのプレースタイルが持久戦型であることなどから、海堂くんを4位としました。

第3位:遠山金太郎(四天宝寺)

第3位は四天宝寺のスーパールーキー、金ちゃんこと遠山金太郎(とおやまきんたろう)くんです!

師匠から受け継いだウッドラケットを片手に戦う超新星!運動神経抜群で、どんなスポーツでもすぐにハイレベルで体得できます。

『新テニスの王子様』で、金ちゃんは四天宝寺中に入学してからテニスを始めたことが明らかになりました。たった3〜4カ月で全国大会ベスト4に入る実力に達していたということですね。末恐ろしい。

 

金ちゃんは、超人的なパワーやスピードが注目されがちですが、これらを支えているのが無尽蔵のスタミナ。

何人にも分身したように見える動きや、体を回転させながらの返球、打球に全力のパワーを込めるなどしても、長時間試合を続けることができます。

アクロバティックプレーにより体力を激しく消耗し、試合終盤で息切れを起こしてしまっていた英二くんや氷帝の向日くんとは、比較にならないスタミナ量です。

 

そもそも初登場時から、金ちゃんは静岡から東京まで走って向かうなど、体力お化けっぷりをみせていました。テニスの試合だけでなく、私生活でもスタミナが存分に発揮されていますね。

 

ちなみに『新テニスの王子様』では、金ちゃんの動きにさらに拍車がかかっています。

U-17W杯の決勝スペイン戦には、日本高校生代表の中でスタミナNo.1の大曲先輩とダブルスを組んで出場予定です。このスタミナお化けペアがどんな戦いをするのか……楽しみばいね。

第2位:ジャッカル桑原(立海大)

第2位は、立海大プラチナペアの守備担当、ジャッカル桑原(くわはら)くん!

ボレーのスペシャリスト・丸井ブン太くんとのダブルスは「中学生最強」とされ、ブン太くんがネットプレーに集中できるよう、ジャッカルくんは守備で支えます。

 

ジャッカルくん最大の武器がスタミナ!「4つの肺を持つ男」という異名がつけられるほど、ジャッカルくんはスタミナ・肺活量に長けているのです。

本来、人間に備わっている肺の数は2つ。その肺が4つあるのではないかと噂されてしまうほどのジャッカルくんのスタミナは、ここまでに紹介してきた選手たちの比ではないでしょう。

 

先ほど、海堂くんの紹介の中で「海堂くんが一人でプレーし、その間にペアの乾くんがデータを収集する」というプレーについて言及しましたが、ジャッカルくん・丸井くんペアは、常にこのスタイルを試合で行っていると思われます。

2人のダブルスが初めて描かれた関東大会決勝では、ブン太くんは最後の一球以外全く守備に回らず、ジャッカルくんが守備に専念する徹底っぷりを見せました。2人にはこのようなプレーが染み付いているのだと考えられます。

こんな強引なプレーでも中学最強になれるくらい、ジャッカルくんのスタミナは超人的ということでしょう。

第1位:跡部景吾(氷帝)

第1位は、氷帝学園が誇るテニスの王様(キング)こと、跡部景吾(あとべけいご)様です!

持ち前の眼力(インサイト)で相手の弱点を見抜き、鉄壁の守備でその弱点を突き、肉体的にも、精神的にも敗北の二文字を与えます。

 

「跡部様といえば持久戦!持久戦といえば跡部様!」といえるくらい、作中では数多くの持久戦をこなしている跡部様。

跡部様の試合が描写された関東大会の手塚くん戦、全国大会のvsリョーマ戦とも、通常では考えられないほど長いタイブレークにもつれ込みました。

その後、『新テニスの王子様』や『Game of Future』でも数々の超長期タイブレークに臨んだ跡部様。そのほとんどがシングルスだったということを考えると、1試合あたりの体力消費量は、2位のジャッカルくん以下の選手を大きく引き離します。

 

跡部様がなぜ長丁場の持久戦ができるのか、その理由は彼の呼吸法にあります。

跡部様は無意識に、疲労リカバリーメソッドに用いられるIAP呼吸法を駆使し、効率的に体力を回復しながら試合をしていたため、持久戦に耐えられたのです。

tarzanweb.jp

……ただ、跡部様が長時間にわたってタイブレークを続けるということは、相手選手も同じ時間プレーをし続けるわけで、IAP呼吸法がどの程度跡部様にプラスの効果を及ぼしているかというと、誤差程度でしかないように思われます……

 

とにかく、試合をすればほぼ全てが持久戦に突入しがちな跡部様ですが、本来の跡部様のテニスは超攻撃型。

氷帝の監督・榊先生曰く、跡部様はあえて守備的なプレーで相手の弱点を突きまくり、疲弊させ、平伏させるためにゲーム感覚で持久戦をやっているに過ぎないとのこと。

関東大会での手塚くんとの戦いでも、跡部様は心の中で「30分もあれば、オレ様は誰にだって勝てる」と言っていますから、本当なら速攻で試合を終わらせることもできるのでしょう。

 

ただ『新テニスの王子様』になってからは、相手選手が格上の高校生だったり、世界各国の代表だったりするので、跡部様が望む望まないに関わらずガチで持久戦になってしまっているように思います。

結果的に、これまで跡部様がゲーム感覚で持久戦をやっていたことが、『新テニスの王子様』での勝利につながっているのは不思議なものです。

テニスに持久力は必須

私も中学・高校とテニスをしてきたので経験がありますが、試合中にスタミナが切れると、全てのプレーがうまくいかなくなります。

足が動かなくなり、ボールに追いつくのが遅れ、ポイントを取られてしまう。仮に追いついたとしても、ギリギリで返球しただけにすぎず、相手のチャンスボールになってしまう。

試合中に数十分〜数時間もの休憩は取れませんので、スタミナが底をついてしまうと、状況は不利になる一方です。

 

テニスの王子様でもその辺りはリアルに描かれ、特に全国大会の青学VS氷帝ダブルス2では、スタミナの量が勝敗に直結しました。

今回紹介した選手たちは作中でも突出したスタミナの持ち主たちですが、他の選手も華麗なプレーを試合中ずっと続けられることを考えると、そんじょそこらのテニスプレーヤーとは比較にならないほどのスタミナを持っているのは間違いありませんね。

 

……ん?シングルスより1人当たりの守備範囲が狭くなるはずのダブルスで、体力が1試合保たない向日くんと日吉くんが何だって??