夢物語
私の名前はジロギン。 昨夜は不思議な夢を見た。それにあたり考えさせられたこともあるので、記事にしたいと思う。 私は高校受験を控えた中学3年生。1対1の指導を基本としている家から歩いて5分ほどの位置にある個別指導の学習塾に通っていた。 しかし、突如…
水曜日というのは何ともやる気が起きない日だ。月曜から働き始めて3日目、週末まで2日もある。お酒を飲むにして体調に支障がでる。一体何をモチベーションにして会社に行けばいいのか。強いて言うなら生活費のためか。 私の名前は「堂島健二」。28歳、独身。…
玄関の扉を開けると、スーツ姿の男性が立っていた。今日は日曜日だが、男性はきっちり髪を七三分けにして、訪問営業にでも来たかのようだった。 男性は近くに引っ越してきたで挨拶に来たと私に告げ、タオル2枚をくれた。そして男性は 「私の家に来てください…
何故私はここにいるのだろう。 薄暗い室内で私はベッドの上に横たわっている。私がいる室内というのはだいぶ広い。明らかに家などの広さではない。暗順応で目が暗闇になれてきた。ベッドの周りには机や椅子、少し離れた場所ではタンスのようなものなどが大量…
何てこった…月曜日の朝から大雨だ。いつも使っている地下鉄はホームどころか出入り口となる階段まで水に浸かってしまっている。入ることすらできない。改札などの電子機器も壊れているんじゃないだろうか。そして会社に行けるのは何時になるだろう。 最寄駅…
髪が伸びてきたので、僕は床屋に来ている。高校生の頃から5年くらい通っている床屋。ヨボヨボの白髪のおじいさんが1人で経営している床屋で、あと何年店がやっているかもわからない。 おじいさんもボケているわけではないが、5年も通っている僕の事はいつま…
最近運動不足を感じていた。腹も出てきた。駅の階段を上っただけで息が切れる。 このままではマズイと感じて、仕事終わりにジョギングをすることにした。帰宅後の20時頃から家の近所を30〜40分走る。運動習慣のある人にとっては大したことないだろうが、私と…
私はある男に捕まった。私が何をしたというのか。さっぱり見に覚えがない。 男は東京都内を走る地下鉄・都営大江戸線車内の、開くことがない側の扉に私を押し付け、左手で肩を強く掴んでいる。 車内に人はほとんどいない。こういう時ほど満員電車が恋しくな…
男はビルの屋上にいた。周りは夜の静けさがあり、下を見下ろせば車のヘッドライトが行き交うのが見えるが、車の走行音は、ここまで聞こえてこない。そうだ、ここは階でいったら28階に相当する屋上だ。 男が屋上に来た理由は、自殺をするためだった。不倫がバ…
私は三河にあるとある城から、本日をもって尾張にあるとある城へと異動することになった。前にいた城で偶然に別の殿様からスカウトされ、移動することになったのだった。 とはいえ、新しい城での役職は雑務係。誰にでもできる仕事だというのに、何故私をわざ…
とある金曜日の夜のこと。時刻は19時。少し強い雨が降り注ぐ日だった。 その日の仕事終わり、私は会社の先輩1人、同期2名の4人で飲むことになった。特別なことは何一つない、いつも飲み会に参加するメンバーだが、社内の人たちといえど、気の知れた仲の人た…
白髪にサングラス、アロハシャツと短パン姿のおじいさんは、なんとも惜しい。白髪でなければ亀仙人と同じじゃないか。 いかんいかん!余計なことを考えてしまった。私は介護士。今は仕事中。おじいさんは、言い方は悪いけれども、あくまで商品として扱わなけ…