私の名前はジロギン。
いつの話だっただろうか…よく覚えていないということは、恐らく飲み会の最中の出来事だったと思う。
私がお箸でトンカツとキャベツを挟んで食べようとしたところ、同僚の女性から
「いや、トンカツとキャベツ同時に食べるの?普通別々に食べない?」
と言われた。少しうろ覚えな記憶ではあるのだが、それ以来気がついたら私はトンカツとキャベツを別々に食べるようになっていたので、潜在意識にまで響くカルチャーショックを受けたのだと思う。
皆さんはどうだろうか?トンカツとキャベツを同時に食べることはないだろうか?
まず何故トンカツがキャベツについているかという意味を理解することにした。
キャベツを先に食べることで胃もたれを抑えたり、急激な血糖値の上昇を抑えることができるので、キャベツがついているのだとか。
キャベツでなくて別の野菜でも良いのだが、キャベツのシャキシャキとした感じが脂っぽいトンカツを中和してくれるような感じもするので一石二鳥、いや三鳥というわけだ。
どうやらトンカツとキャベツの正しい食べ方は、トンカツとキャベツを別々に食べるということ、そしてキャベツ→トンカツの順で食べるのが望ましいということだ。
私の「トンカツキャベツ同時食い」は王道から外れたアウトローな食べ方だったというわけだ。
物事には意味がある。
トンカツのキャベツにもきちんとした意味や役割があってついている。キャベツはトンカツという非常にヘビーな食事で私たちの体がだるくならないように、助けてくれる存在なのだ。
トンカツとキャベツを同時に食べてしまったら、もはやキャベツの恩恵は受けられない。キャベツは役割を果たせず脂ギットギトのトンカツに押されてしまう。まるで夏の満員電車で両脇から太ったサラリーマンのおっさんに挟まれている20代女性会社員のように無力になってしまう。私はそんな状態にしながらトンカツとキャベツを食べていたのだ。
キャベツに申し訳ない。
そもそも、前提として何故私はトンカツとキャベツを同時に食べていたかというと、「キャベツのおかずがなくなってしまう」と考えていたからだ。キャベツだけで食べるのは寂しいからトンカツと一緒に食べていた。
しかしこの考え方は、よくよく見ると愚かだ。「味良くキャベツを食べるためにトンカツを利用してしまっている」食べ方で、私たちがトンカツを食べる理由は「トンカツを100%美味しく食べたいから」だ。キャベツ本義の食べ方を私はしていたというわけだ。本末転倒だ。
「トンカツを食べる」ということの意義を忘れた、キャベツを食べるだけのうさぎ野郎だったというわけだ、私は。直していこうと思う。
まぁどういう食べ方が正しいとしても、女性から見ておかしいということは、直した方が良いということだろう。もうこれ以上ショックは受けたくない。
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