私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

ドラえもんの歌といったら「ホンワカパッパ」か「アンアンアン」か「シャララララ」か

私の名前はジロギン。

「個人の認識や世代によって同じ言葉でもイメージするものが全く違うから、自分の常識を疑って生きていく必要がある。」

今回書くのは、そんな教訓を得た話です。

ドラえもんの歌といえば?

1ヶ月ほど前、会社の人からこんなアドバイスをもらいました。

気分が落ち込んだ時はドラえもんの歌を歌うといいよ!
心理学的にも効果があるんだって!

そうなんですか!?今日帰ったら早速歌います!

コロナ禍に入って約1年半。世界は闇に包まれ、人々の心は荒みきっています。

私も例外ではありません。ほんの些細なことで気持ちがダークサイドへ傾き、自暴自棄になってしまうことも…

 

それが、ドラえもんの歌を歌うだけで解決できるなんて。素晴らしすぎます。

やっぱりドラえもんは人々を救ってくれる最高のロボットなんだ!

そう思い歌ってみたところ、確かに気持ちが前向きと言いますか、強くなった気分になれるんです。

ポイントは歌詞ですね。歌詞の解釈を少し変えるだけで、強気になれます。

「あたまテカテカ♪ 冴えてピカピカ♪ それがどうした♪ ボクドラえもん♪」

→「ストレスで頭がハゲてるように見えるか?えぇ?違うな、違うよ愚か者。俺の頭がキレすぎてお前には輝いて見えるんだ。仮にハゲ散らかしていたとしても、それがどうした?俺はドラえもんだこのマヌケェ!」

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「未来の世界の♪ 猫型ロボット♪ どんなもんだいボクドラえもん♪」

→「お前のその、ハトのように空っぽの頭じゃ一生理解できないだろうが、俺は22世紀から来た猫型ロボット・ドラえもんだ。えぇ?思い知ったか?お前と俺の性能の差を?21世紀前半を生きる時代遅れのビチグソがぁ!」

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「ホンワカパッパ♪ ホンワカパッパ♪ ドラえもん」

→「罵声を吐き尽くしたところで、ストレスは泉のように湧いてくるんだよなぁ。さて、周りに人もいないし、ここらでボクの心の狂気を出し尽くしておこうか。ホンワカパッパァ!ホンワカパッパァ!ホンワカパッパァァァァァァァッ!」

 

仕事から家に帰ってはドラえもんの歌を歌う。

こんな生活を続けていたところ、本当にストレスが減り、落ち込むことも少なくなっていきました。

そして、つい先日のこと。アドバイスをくれた会社の人と再び話す機会がありました。

どう?ドラえもん歌ってる?

はい!なんか調子いんですよ最近!歌の効果ですかね?

絶対そうだよ〜!「アンアンアン」のところのリズムが効果的なんだって!

そっちでしたか。

「アンアンアン♪ とっても大好き♪ ドラえもん♪」の方でしたか。

「ホンワカパッパ」の方じゃなく、オープニングでしたか。

私は完全に勘違いをし、ドラえもんのエンディングの方を歌っていました。

なんだったんでしょうね、この1ヶ月は。

まぁ効果はあったので、損はしてませんが。

 

調べたところ「アンアンアン」のタイトルは「ドラえもんのうた」

「ホンワカパッパ」は「ぼく ドラえもん」というタイトルなのだそう。

だからドラえもんの歌といったら、タイトル的に「アンアンアン」の方と考えるべきなんでしょうね。

 

そうかぁ、あの歌「ドラえもんのうた」っていうのか。勉強になりました。

てっきり「アンアンドラえもんアンアンもっと激しく来て」みたいなタイトルかと思っていましたが、違ったんですね。

 

シャララララ

さらに調べていくと、ドラえもんの歌にはこのパターンもあることが判明しました。

「シャララララ♪ 僕の心に♪ いつまでも輝く夢♪ ドラえもん♪ そのポケットでかなえさせてね♪」

声優が変わってから初のドラえもんオープニングテーマ「夢をかなえてドラえもん」です。

水田わさびさんバージョンのドラえもん、いわゆる「わさドラ」の代表曲ですね。

 

私のドラえもん視聴全盛期は、およそ20年前。レジェンドドラえもん・大山のぶ代時代です。

だからドラえもんの歌というと当時のOP「アンアンアン」かED「ホンワカパッパ」の2つが真っ先に思い浮かびます。

 

しかし「ぶよドラ」から「わさドラ」に変わったのは2005年のこと。わさドラはもう15~16年も続いているのです。

ということは、今の10~20代前半くらいの子たちは「ドラえもんの歌を歌って」と言ったら「アンアンアン」でも「ホンワカパッパ」でもなく「シャララララ」と歌い出すってことですね。

何年にもわたって愛される作品には、こういう弊害というか、認識の違いが生まれてしまうのだと思いました。

 

私は「シャラララ」って3つ目のラの時点で、ザ・ハイロウズの「日曜日よりの使者」が先に来ちゃいます。

ゼブラーマン、面白かった…(でも2作目は見ていない)

 

自分の常識を疑え

ドラえもんの歌に限らず、他の作品でも同じような事態が起きるかもしれません。

例えば十数年後、私がパワハラオヤジになり、会社のカラオケ大会で若手社員に

おい!ハンターハンター歌え!(頼む…おはよう。って言って…)

ってリクエストしたら

 

ういっす!任せてください……大地をふ〜みしぃ〜めぇ〜てぇ〜♪

あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )

ってなる可能性もあるということです。

 

大地を踏みしめてくれてもいいんですが、おじさんはおはよう。って言ってもらうか、太陽は夜も輝くか、Pale Aleを飲ませて欲しいのです。

それが当たり前だと思っちゃっていると、認識のギャップが生まれてしまいますね。

 

これからは様々な価値観、世代の人々と生きていくことを理解し、自分の常識を改めて疑ってみようと思いました。

「アンアンアン」は「ドラえもんのうた」
「ホンワカパッパ」は「ぼく ドラえもん」
「シャララララ」は「夢をかなえてドラえもん」