私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、ウォーキング(散歩)の記録などを書いている趣味ブログです!

【オカルト考察】井の頭公園に1つだけある「眉毛のついたオスのスワンボート」の真相

私の名前はジロギン。

 

この記事をお読みのあなたは、眉毛を生やす派でしょうか?剃り落とす派でしょうか?

眉毛のあるなしで人の印象はガラリと変わるものです。

 

これは人間だけに当てはまることではありません。

スワンボートも眉毛のあるなしで大きな差が生まれます。

今回は、東京・井の頭公園(井の頭恩賜公園)にあるといわれる眉毛つきスワンボートの都市伝説を調査・考察しました!

井の頭公園にあるスワンボートにまつわる都市伝説

井の頭公園のスワンボートにカップルで乗ると必ず別れる

 

オカルト好きな方なら、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

インターネットを中心にささやかれる有名な都市伝説です。

 

一説には、井の頭公園にまつられている「弁財天」という女性の神様が、カップルに嫉妬して別れさせてしまうのだとか……

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この都市伝説の真偽を確かめようにも、カップルを見つけて

2人でスワンボートに乗ってみて、別れたら連絡してくれるかなぁ!?

なんて提案はさすがにできません。

 

それに世の中、別れるカップルはいっぱいいるわけで、デートスポットとして井の頭公園のスワンボートは昔から有名ですから破局したカップルが過去に乗っている確率はかなり高いと思います。

そんなこんなで、この都市伝説は調査するまでもないと思っていました。

 

そんな私が今回、井の頭公園のスワンボートについて調べてみようと思ったのには理由があります。

きっかけとなったのが、こちらの本。

f:id:g913:20220810192037j:image『東京の怖い街』

honto.jp

東京都内でウワサされている都市伝説や恐怖体験をした人の話などをまとめた一冊です。

この本の中で、井の頭公園のスワンボートに関するもう1つの都市伝説が紹介されていました。

眉毛のついたオスのスワンボートが1つだけあり、それに乗れば弁財天の嫉妬を免れてカップルでも別れない

 

残念なことに、私には別れる相手がいません。

それでも興味がわいたのは「眉毛のついたオスのスワンボートが1つだけある」という部分に惹かれたから。

「〜の中に1つだけある」みたいな都市伝説はレア感があって、調査・考察するのがとても楽しいのです。

実際に「東京の四ツ谷にあるという金色の公衆電話」を調べたとき、調べるにつれて真相に迫っている感じがして、ワクワクしました。

www.g913-jiro.com

眉毛のついたスワンボートの話にも金色の公衆電話に通じるものを感じ、調べてみたくなりました。

オカルト調査に愛だの恋だのは不要ッ!今回は眉毛スワンボートの有無だけ分かれば良いのだぁッ!

井の頭公園に「眉毛のついたオスのスワンボート」はあるのか?

実際に井の頭公園に足を運んでみました。

最寄り駅は中央・総武線の吉祥寺駅で、駅から歩いて5分程度で到着できます。

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公園の敷地内には大きな池があり、ここでスワンボートに乗ることができます。

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ボート乗り場を見つけました。

写真を撮影した当時は朝の8時ごろだったため、まだオープン前でスワンボートには乗れません。

乗り場自体も開いておらず、遠くから眉毛のついたスワンボートを探す必要がありました。

 

しかしこれは私の計画通り。

もしスワンボートに乗れる時間になってしまったら、お客さんがスワンボートに乗って散り散りになってしまうでしょう。

そうなると、スワンボートを1つずつ確認するのが難しくなります。

 

スワンボート全てを確認するためには、オープン前の時間を狙うのがベスト!

まさに写真のような形で、スワンボートを一望できる状態が理想だったのです!

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一番近づける距離でこれくらい。

池にかかる橋の上から撮影した写真です。

 

ざっと見たところ、スワンボートの数は30弱……

ウワサが本当ならば、この中に眉毛つきのスワンボートがあるはず。

では早速、探していきましょう。

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ん……?

 

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あった。

 

いちばん手前に浮いてましたね、眉毛スワンくん。

キリリとした眉毛がしっかり生えております。

探すも何も、真っ先に目に飛び込んできたスワンボートが例の眉毛つきでした。

 

もしかしたら他のボートも眉毛がついてるかも?と思い探してみましたが……

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他はみんな、まつ毛ぱっちり美人スワンさん。

どうやら眉毛つきは1つだけのようです。

ここ以外にボート乗り場はないので「眉毛のついたオスのスワンボートがある」というウワサは本当でした。

公園に入ってからおよそ3分!調査完了!

なぜ1つだけ眉毛がついているのか?考察

気になるのは、なぜ1つだけスワンボートに眉毛があるのかということ。

係の方がいたら聞けたのですが、オープンまでの待ち時間が長いことや取材当時の酷暑、そして1人でスワンボートに乗る勇気の無さなどが影響し、眉毛スワンくんの存在を確認できたところでギブアップ。

 

家に帰ってからネットで調べたところ、こちらのサイトで眉毛の理由について紹介していました。

tsukagucci.blogspot.com

簡単にまとめると、

昔スワンボートの顔に貼られている目のステッカーを貼り替えることになったそうですが1つだけ素材が足りず、本来の「まつ毛つきの目」のステッカーが作れなかったため、苦肉の策としてスワンに眉毛をつけたらしい……

 

このサイトの紹介が事実だとしたら、井の頭公園が眉毛のついたスワンボートを1つだけ用意したのは偶然だったようですね。

偶然やったことが都市伝説になるなんて、なんだか面白い話です。

世にある都市伝説の真相のほとんどが、こんなものなのかもしれませんね

私はオカルトが大好きですが、根も葉もないウワサや都市伝説で特定の場所の評判が下がるのはあまり好きではありません。

「スワンボートに乗ったカップルは別れる」というウワサは、ボート乗り場の評判を間違いなく下げていたと思います。

そんな中、まるでこの都市伝説を打ち消すかのように眉毛つきのスワンボートのウワサが存在するのは、救いのような感じがして「いい都市伝説だな」と思います。

 

もしかしたら、イメージダウンの都市伝説が広まったことを受けて井の頭公園やボートの利用者たちが「1つだけある眉毛つきのスワンボートに乗れば別れない」というプラスに働くのウワサを流したのかもしれません。

「1つだけ」っていうのがポイントですよね。つい眉毛のついたスワンボートを探して乗りたくなります

マイナスの都市伝説の影響力を逆手に取ったのだとしたらすごいなぁ!なんて思っていますが、深読みしすぎでしょうか……?

スワンボート以外にも見どころ満載の井の頭公園

井の頭公園はスワンボートだけでなくテニスコートや運動場などもあるため、伸び伸びスポーツをする場所としても利用できます!

 

また、宮崎 駿 作品の世界に入り込める「三鷹の森ジブリ美術館」や、数多くの動物を観察できる「自然文化園」などもあり、休日を過ごすのにピッタリなスポットです!

www.ghibli-museum.jp

www.tokyo-zoo.net

公園内は東京都内でありながら自然が豊かで、わずかな滞在時間でもさまざまな野生動物を見ることができました。

f:id:g913:20220810154159j:imageカワウ(川鵜)


f:id:g913:20220810154207j:imageニホンスッポン


f:id:g913:20220810154204j:imageカラス


f:id:g913:20220810154145j:imageウシとウサギ

 

ボート、スポーツ、芸術、動物……

いろいろな楽しみ方ができる井の頭公園!

ぜひ行ってみてね!

www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp

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