私の名前はジロギン。

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【ハンターハンター】プフが中間管理職として苦労しすぎな件

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キメラアントの社会は完全なる縦社会でした。自分より上位に当たる者には基本的には絶対服従。人間が混ざることでその社会構造に歯向かう者も出ましたが、キメラアントは王に近い立場の個体ほど強さが上がっていくので、反抗したところで殺されてしまうのであまり意味がないことではありましたが。

下位の者は上位の者に従うという構造は人間もキメラアントも同じです。そして、微妙に立場が上にもかかわらず、下の者たちにも苦しめられてしまう「中間管理職」として苦労している者がいるのも同じでした。そう、ストーリーを読み返すと

プフが中間管理職として苦労しすぎ

なのです。

 

 

 

プフとは?

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(引用:HUNTER×HUNTER 24巻139P/冨樫義博)

キメラアント護衛軍の一匹です。本名はシャウアプフ。蝶々の羽を背中にもつイケメン男性風のキメラアントです。かなり人間に近いルックスをしていますがキメラアントです。蝶の羽から鱗粉を出して他人を操作したり、心の中を読んだり、自らの体を細胞レベルにまでバラバラにすることもできます(本体は蜂くらいの大きさを保たなければなりませんが)。これらの能力を用いて戦場を暗躍し、キメラアントの繁栄とメルエムが王に君臨する世界の創設のために行動していました。しかしそんなプフの行動は人間の社会でいうと会社の中間管理職のようでした。

 

 

身勝手なトップ

キメラアントの種族全体の目的としては「繁栄」にあり、その頂点に立つ王を全力でサポートするのが個々のキメラアントの役割で、それ以上でも以下でもありません。本来ならば王であるメルエムは種の繁栄のために強者を食いまくり自らの成長を図るとともに、人間たちを支配するべく力を振るわなければなりませんでした。しかし人間の要素を大量に取り込んで生まれてきたメルエムは軍儀に夢中になり、結局はコムギとともに過ごすことを選びました。本来キメラアントの行動としては考えられないことです。

メルエムの意思は時間が経つほどコムギへと傾倒していきましたが、プフは一貫してキメラントの繁栄とメルエムが王であるために人間を支配する環境整備に尽力してきました。そんなプフに対してメルエムはかなり迷惑がっていましたし、挙げ句の果てにぶん殴ってしまう始末。

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(引用:HUNTER×HUNTER 24巻31P/冨樫義博)

最終的にメルエムはプフを含め護衛軍たちのことを大切に思っていた旨を言及しましたが、プフが振り回されっぱなしだったことは否めません。

プフは人間世界で言うとワンマン社長に振り回される中間管理職そのものでした。トップが身勝手だと尻拭いをしなければならないのはそのすぐ下の社員ですよね大体。

 

 

楽観的な同期

護衛軍の3匹は、微妙に考え方は違えど、行動原理は全て「王のため」であったことは間違いないです。ただプフがメルエムの行動や考え方の変化を不安視していたのに対し、ピトーとユピーは本能的に、言われるがままにメルエムの指示に従っていました。例えばプフとしては、コムギはメルエムのキメラアントとしての行動を妨げる障害でしかなく始末したがっていたのに対し、ピトーはメルエムの命でコムギを守ろうとする事態が発生するなど、王のためとはいえど護衛軍の行動には微妙なズレが生じていました。

ピトーとユピーは王の指示に個人的な考えを挟むことなく従うものだから、メルエムの変化を不安視するプフにとっては、仲間であるはずの護衛軍が時折厄介に働くことがありました。それ以前からも事態を比較的楽観視していて、本能のままに行動してしまうピトーとユピーの分をプフがサポートするようなシーンが多くありました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 24巻188P/冨樫義博)

護衛軍の3匹は同期入社の社員のような感じです。そのリーダーがプフといったところでしょう。同期といえどリーダーに当たる人物は、同期がやったことに対して責任が発生してしまいます。リーダーの心配をよそに思いのままに行動するピトーとユピーに手を焼くこともあったプフなのでした。

 

 

 

野心家の部下たち

メルエムと護衛軍たちは、親である女王から完全に独立して行動していました。キメラアントは王が独立するとその王が新たなる女王を見つけて交配をしていき、新しい一族を築いていくのですが、女王蟻の部下として属していたキメラアントたちの中にはメルエムについていく者もいました。ヂートゥやレオル、ウェルフィンなどが当てはありますね。いや、正確には彼らは「絶対服従しているふりをしていた」だけであり、自分が王になるという野心を燃やしていました。メルエムを支持する気は薄かったと思います。兵隊長クラスだとそもそもそんなことを考える頭がないか、反抗したとしても護衛軍たちなら瞬殺できるレベルの戦闘力しかないのであまり脅威にはなりません。しかし、師団長たちは戦闘力こそ低いものの搦め手のような念能力を持っていたり、メレオロンのように人間と結託して王を狙うものまで出ました。

師団長たちは護衛軍の強さを知っており、護衛軍としては手足のように使える部下です。プフも護衛軍たちについてはそれほど重要視していなかったようですが、ネテロとの戦闘でコムギの記憶を失っていたメルエムに、コムギを思い出すきっかけを与えてしまったのは意外にも師団長のウェルフィンでした。結果、プフが恐れていた事態、メルエムが人間を支配することを放棄し完全にコムギ一辺倒になってしまう事態に陥ってしまいました。

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(引用:HUNTER×HUNTER 30巻67P/冨樫義博)

野心のためにあえて従っていた、従っているふりをしていた部下たちに足元をすくわれる形となってしまいました。プフは上のことばかりを気にかけすぎて、部下たちの軽視してしまったのです。中間管理職としては大きすぎる失態でした。でも仕方がないのです。ピトーとユピーは部下の管理なんて全然する気が無く、プフがやらざるをえなかったので。完全に作業量がプフのキャパを超えてしまいました。

 

 

分身能力は中間管理職向け?

プフは細胞を分裂させて自らの分身を作るとができました。これにより戦場のいたるところに自らの意思を伝えたり、同時進行で物事を進めたりしていました。上司にも、同期にも、部下にも気を使わなければならないプフは、文字通り自分一人ではカバー仕切れないと思います。そんなプフにとって分身能力は最適な能力だったと言えるでしょう。いや、もしかしたら女王蟻はそもそもプフに中間管理職的な役割をやらせるつもりでいて、分身能力を持って生まれるように頑張ったのかもしれませんね。生まれながらの中間管理職・・・地獄だな。

 

 

 

プフは頑張ったのですが、結局自分ではカバーしきれないほどの事態に発展してしまったため、目的を果たせませんでした。メルエム、護衛軍たち、部下達、彼ら全ての手綱を握ることは到底不可能ですし、そんな状況下で最強の念能力者と言われたネテロ率いるプロハンター集団を相手にしなければならなかたわけですから、無茶にもほどがあります。プフにとってとんだブラック企業、いやブラック種族でしたね、キメラアントは。

さらにプフの敗因には「キメラアントという種族の性質」を信じすぎたこともある思います。王は種族の繁栄のために尽くし、その個々の蟻たちは王の意思を絶対的なものとして行動する。こういったキメラアント本来の性質は人間と混ざることで完全に乱れてしまいました。それをプフが考慮仕切れなかった結果がキメラアント編だと思います。プフの考え方は完全に「愛社精神」そのものだと思います。しかしその精神に沿わない社員たちが多く、挙げ句の果てにトップまで本来の会社の目的と違うことをし始めてしまっていたので、プフが頑張っても立て直すことは無理だったということです。それがプフから見たキメラアント編ですね。

中間管理職が業務を負いすぎて倒産・・・現実の会社にもありそうです。

 

 

 

ハンターハンタークイズ!

最後はハンターハンタークイズ!前回の答えは

A.サレサレ

でした!

www.g913-jiro.com

それでは今回のクイズは「プフ」に関するクイズです!

 

Q.メルエムがプフの体を食べた時に例えたプフの味は「妖精の何」だったでしょうか?

難易度:星3(トリプル)

 

ヒントは28巻!これは難しいと思います。

 

それでは答えは次回!