私の名前はジロギン。

HUNTER×HUNTERなどの漫画考察や、怪談・オカルト・都市伝説の考察、短編小説、裁判傍聴のレポートなどを書いている趣味ブログです!

転職は建物から出るまでが面接!就活生も読んでね!

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先日、以前応募していた企業の転職の面接に行ってきました。
今の会社の社長とケンカし、独立を胸に誓った私ではありますが、それより前は転職しようと考えていました。
しかし私の性分を考えると、転職したところで辞めてしまうだろうというのが今日出した答えではあります。
ですが、だからと言って面接を断るというのは、相手には全く非がないわけですし、私の八つ当たりにしかならないので、「人と話す練習」と思って受けました。まぁそのときは独立してやろうって気持は今ほど強くなかったですし。

 


仕事が終わってから面接会場へ。
会場といっても相手の会社さんの会議室なんですけどね。
とりあえず面接をし、1時間弱ほど話して終わりました。まぁ人と話す練習とは銘打ちましたが、私はブログで書くのと同じくらいしゃべるのが好きなので、あまり面接は苦ではありません。むしろ好きです。落とされるのは嫌ですが。楽しい時間でした。新卒の就活のときを思い出しましたね。

 

面接が終わり、エレベーターで担当の方に見送られ、1階に着いたとき、事件が起こりました…

行きに入ってきた入り口が…

シャッターで閉じられてるぅぅぅ!!!

という事になっていたのです。
どうやら面接が終了した時刻にはビルのシャッターが閉じてしまうようでした。

そのビルを毎日使っている人ならば出入り口はわかるのでしょうが、私はこのビルの初心者、

すなわちビル童貞!

出入りの仕方がわかりません!!
このときかなりパニックになってました。
例えるとテストが終わったと思って余裕ぶっこいてたら、裏面まで問題があった事に気がついたのが終了5分前だったときくらいパニックになりました。

ビルの守衛さん的な人もいないし、どうすれば良いんだ…と思っていたとき、
シャッターでしまった出入り口の横に、重そうな扉があったのです。

ここから出れば良いんだ!助かったぜ!
シャッターの神・マイケルよ、ありがとう!
と思って扉を開けたのですが…
開けたのですが…開け…開け…

開かないぃぃぃぃ!??

なんとその扉は開きませんでした。
私の力が無くてドアを開けられなかったのではなく、単純に鍵がかかっていたのです。

えっ、リアルにどうやって出るのだろう…
と余計に焦る私。

面接を受けた会社まで戻って、

「すみません!シャッターが閉まってて出られなくなっちゃったんですけど、どうやって出れば良いんですか?」

と聞きに行くか…
いや、私は面接で、

「周りの人たちからはしっかり者だと言われます」

と言ってしまっている!しっかり者がドアの出入りが出来なくなるだろうか、いや出来るに違いない!
だとしたらここで助けを求めに戻るというのは私のイメージを下げてしまう…
どうすれば…

 

そのとき私はある事に気がつきました。

「はっ!…そうか、そういうことだったんだな!この状況は、まだ面接中なんだ!これもひとつの入社試験!ビルに閉じ込められるというハプニング、こういった突如として訪れる危機的な状況においてどのように行動するかを、おそらく監視カメラか何かを設置してモニタリングしているんだ!
この試験により、面接中の取り繕ったその人の姿ではなく、本当のその人の一面を見ている!それと同時にハプニングに対する対応力もね!
この試験を突破するには、どこかにある脱出口を規定時間内に見つけることだ!時間は厳しめに3分と見積もっておこう!3分…3分で脱出してやるぜ!!!」

これに気がついた私の勝利です。
一挙手一投足が見られている。だからこそ冷静に、無駄な動きをせず、あたりを観察。
そして天井にある監視カメラに
「そこで見ているんだろう?」
と言わんばかりの視線を向け、さらに観察を続けました。

エレベーターの左横、そこには非常階段がありました。ここが怪しい…調べてみるか!と私は非常階段に向かいました。
案の定、非常階段の1階踊り場に小さな扉がありました。鍵はかかっておらず、開くと、このビルと隣のビルの隙間に当たる路地裏と呼ぶには狭すぎる空間がありました。多分タバコとか吸うための空間でしょう。
その路地の先にはまた扉。と言ってもなんていうんでしょう、勝手口みたいな、頑張れば飛び越えられそうな扉でした。

もしこの扉の鍵が閉まっていたとしたら、間違いなく…罠(トラップ)!!!
あえてビルの外に出し、時間を使わせてタイムアップに追い込むための罠です。
もし鍵が閉まっていたら私は罠にはまり、今回の面接は落とされてしまう…

一か八かの勝負。私はドアノブに手をかけて扉を開けました…

開いた…開いたぞ!!!

そして勝った!私は脱出口を見つけた!
エレベーターを降りてから脱出までの時間はおそらく2分半ほど!想定していた規定時間は下回っている!
これで、とりあえず面接は突破できたはずだ!

私は満足げな表情を浮かべ、その場を去りました。

 

後日合格の通知が届きました!
私の脱出をカメラで見ていた採用担当者は、

「うん、2分半か。早いとは言えないけど、及第点だ。とりあえず次の試験に通しておくか。
ま、次はこう簡単にはいかないけどね、君は…地獄を見るだろう…」

という具合で合格にしてくれたのでしょう。
とすると次の試験は地獄のように厳しいということになります。大丈夫かなぁ…?


独立を考えている私ですが、次の試験もきちんと受けるつもりですし、もし採用になったら転職することもまだ完全に諦めているわけではありません。
せっかくいただいたのなら、いただいておこうと思います。今勤めている会社はまだ私の生涯初の会社ですから、いろいろ判断するのも早い気がしてはいるんですよね。
しばらく冷静に考えてみたいと思います。

 

そういえば、6月からは就職活動が本格化してますよね!就活生の方!面接だけ取り繕うのではなく、建物から出るまでが試験ですよ!注意してくださいね!!

 


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