熟練のハンターでも迂闊に手出しできないほど危険な盗賊団である幻影旅団。
幻影旅団のメンバーには剣を使って戦う者が2名います。
ノブナガとフェイタンです。
作中で明らかになっていないだけで、実は剣を使うメンバーは他にもいるかもしれませんが、剣(刀)を常備しているのはノブナガとフェイタンだけでした。
今回は、もしノブナガとフェイタンが、剣だけで勝負したらどちらが強いのか?
気になったので考察してみたいと思います。
・・・その前にまずは前提条件!
今回の考察は、あくまで剣の腕前での強さを競うものとします。
ですので念能力の強さを比較するわけではありません。
ノブナガの剣術
ノブナガの剣術は、剣を鞘に収めた状態から一瞬で抜き、相手を斬りつける、いわゆる抜刀術(ばっとうじゅつ)などと呼ばれる剣術です。
居合抜きと言った方がポピュラーですかね?
(引用:HUNTER×HUNTER 12巻125P/冨樫義博)
達人のスピードとなれば目にも留まらぬ速さで、常人では避けられないでしょう。
真っ二つにされそうです。
自分から相手に向かって斬りつけに行くのではなく、自分は待ちの姿勢で、接近してきた相手を斬るカウンター型の剣術という感じでしょうかね。
フェイタンの剣術
一方でフェイタンがザザン戦で見せた剣術は、ノブナガとは打って変わり、自ら斬りつけに行く攻撃的な剣術でした。
(引用:HUNTER×HUNTER 22巻69P/冨樫義博)
ただ、フェイタンの剣術はしっかりと型があるものというよりは、不意をついて斬ったり刺したりするような暗殺術に近い気がします。
なんとなく、剣は攻撃のために振り回している感じも否めなかったと思います。
剣自体、傘の柄の部分に仕込んである「仕込み刀」でしたから、剣術ではなく暗殺術に近いですよね。
両者とも斬り結ぶことは考えていない?
「斬り結ぶ」とは剣と剣が「カキン!カキン!」と音を立ててぶつかり合うことです。
ノブナガもフェイタンも敵の剣と斬り結ぶことは考えていないように思われます。
ノブナガの居合抜きは、抜刀した瞬間に相手を斬る剣術ですから、刀をむやみに振り回すスタイルではありません。
剣と剣がぶつかり合うことは、ノブナガとしては敵を一発で仕留め損ねたことになると思いますので、居合の使い手としては斬り合いたくはないのではないでしょうか。
フェイタンも傘に剣を仕込んでいることから、敵の不意をついて一発で仕留めることを狙っていると思います。
そのため剣も細身ですし、「硬」を使ってザザンに攻撃しようとした時は、剣が折れてしまいました(ザザンが固すぎたのもありますが)。
フェイタンの戦い方や剣の細さからして、敵と斬り結ぶことは避けたいのではないかと思います。まぁザザンの尻尾攻撃を剣で防ぎまくっていましたが。
お互い真正面から剣で斬り合う想定はしていないと思います。
ですので、互いにスキを見せた瞬間一撃で仕留めるような戦いになると想定できます。
ノブナガとフェイタン、どちらが強い?
ノブナガはしっかりと抜刀術として剣術を収めています。
一方でフェイタンの剣術はどこか剣を振り回している感じがしないでもない、剣術と呼べるかも怪しいものでした。
ということで、剣術の腕だけで考えた時、強いのは・・・やっぱりフェイタンだと思いますw
最初は、私もノブナガかなと思ってたんです。
フェイタンは剣を使いますが、かなり細身な剣ですし、「発」は剣と関係ないものですし、それほど剣術に精通しているわけでもなさそうなのでノブナガの方が強いかなと。
しかもフェイタンがザザン戦でみでた超高速移動は、旅団員ならカルト以外見切れる速度でしたから、ノブナガでも見切れるのではないかと。
でも、ザザン戦のフェイタンの動きって、観戦していた旅団メンバーたち曰く「本調子じゃない」んですよね。
何体もの残像を生み出しながら動いてましたけど、あれ以上の速度でフェイタンは動けるということです。
(引用:HUNTER×HUNTER 22巻79P/冨樫義博)
カウンター型の剣術を得意とするノブナガならば、フェイタンが超高速で近づいてきても斬り殺せそうですが・・・ノブナガはヨークシンシティで不意打ちではあったものの、シズクの背後からの攻撃を避けられずに食らって気絶してるんですよね。
しかも旧アニメ版だとこの時のノブナガは、自分の周囲のものを感知する「円」を使った状態でやられています。
(引用:HUNTER×HUNTER 22巻181P/冨樫義博)
このことからすると、フェイタンが本調子のスピードでノブナガの背後から攻撃してきたらノブナガは対応しきれない可能性が高いです。
特に、お互い念でなく剣だけで強さを比べるとしたら「円」を使えないノブナガはフェイタンの速度に対応できないでしょう。
フェイタンがノブナガに対して異常にナメた態度を取っていたのも、自分よりノブナガが弱いことをわかっていたからだと思います。
フェイタンにとって、ノブナガの動きはスキだらけで、一撃で仕留めることも不可能ではないと。
「剣術」としての腕前や技量はノブナガが上かもしれません。
しかし「剣を用いて戦う」となったら、身体的なスペック差でフェイタンがノブナガを上回ると思います。
作中でのフェタンにとっての剣は遊びと言いますか、念をろくに使わず戦う舐めプ用の武器という印象を受けました。
ザザンに対しても、初めは準備運動感覚で戦ってましたからね。
ノブナガについても、強さは未知数といえば未知数なのですが、まだ念の基礎しか知らないゴンとキルアに出し抜かれたり、先述の通り、非戦闘員であるシズクに気絶させられたりと、あまり強い印象がないんですよね。
ですので、今回の結果としました。
これはですね、「発」を出し惜しみしたノブナガさんが悪いですよ。
「発」が剣を使っためちゃくちゃ戦闘向けのものだったら、ノブナガさんの剣術に対する印象もガラッと変わり、今回の考察結果もノブナガさんに傾いたかもしれません!
ノブナガさんは早く「発」を披露しましょう!
でないと、もっと評価が下がっちまいます。
・・・まさか・・・ノブナガさん・・・「円」が「発」ってことないよね?
「円」は念能力者なら割とできる人多いけど・・・
ちゃんと「発」は別にあるよんだよね?
期待していいよね!?ノブナガさん!?